表 11-7 Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systems にない
Digital Fortran for OpenVMS Alpha 修飾子

修飾子 説明
/BY_REF_CALL 文字定数の実引数に数値仮引数を関連付けることができる(Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systemsで認められている)。
/CHECK=FP_EXCEPTIONS IEEE浮動小数点例外値に関するメッセージが実行時に報告されるかどうかを制御する。
/DOUBLE_SIZE DOUBLE PRECISION宣言をREAL*8ではなく,REAL*16にする。
/FAST 実行時の性能を向上する複数の修飾子を設定する。
/FLOAT メモリ内で浮動小数点データに対して使用する形式(REALまたはCOMPLEX) を制御する。たとえば,KIND=4データに対してVAXのF浮動小数点とIEEE S浮動小数点のどちらを使用するのかや,KIND=8データに対してVAX G浮動小数点, VAX D浮動小数点,IEEE T浮動小数点のどれを使用するのかを選択する。 Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systemsでは /[NO]G_FLOATING修飾子を使用できる。
/GRANULARITY 共用データのデータ・アクセスの粒度を制御する。
/IEEE_MODE IEEEデータに対して浮動小数点例外の処理方法を制御する。
/INTEGER_SIZE INTEGER宣言と LOGICAL宣言のサイズを制御する。
/NAMES 外部名を大文字に変換するのか, 小文字に変換するのか,または元のまま保存するのかを制御する。
/OPTIMIZE /OPTIMIZE修飾子はINLINEキーワード, LOOPSキーワード,TUNEキーワード,UNROLLキーワード, およびソフトウェア・パイプラインをサポートする。
/REAL_SIZE REAL宣言とCOMPLEX宣言のサイズを制御する。
/ROUNDING_MODE IEEEデータに対して浮動小数点演算を丸める方法を制御する。
/SEPARATE_COMPILATION DEC Fortranコンパイラが次の処理を行うかどうかを制御する。

  • Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systemsと同様に, 個々のコンパイル・ユニットを独立したモジュールとしてオブジェクト・ファイルに配置する( /SEPARATE_COMPILATION)。

  • コンパイル・ユニットを 1つのモジュールとしてオブジェクト・ファイルにまとめる( /NOSEPARATE_COMPILATIONは省略時の設定である)。この結果, プロシージャ間の最適化が促進される。
/SYNTAX_ONLY 構文チェックだけを行い, オブジェクト・ファイルを作成しないことを要求する。
/WARNINGS 特定のキーワードは, Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systemsで使用できない。
/VMS Digital Fortran for OpenVMS Alphaが特定の Digital Fortran 77 for OpenVMS VAX Systems表記法を使用することを要求する。


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