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Accounting ユーティリティを起動します。 Accounting ユーティリティは資源の使用に関するレポートを作成します。 Accounting ユーティリティについての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ACCOUNTING [ファイル指定[,...]]
装置の割り当てを解除するまで,またはそのプロセスを終了するまで,装置へ排他的にアクセスすることができます。オプションで,装置に論理名をつけることができます。読み込み(R),書き込み(W),または制御アクセス権が必要です。
ALLOCATE 装置名[:][,...] [論理名[:]]
装置名[:][,...]
物理装置名,または物理装置名に変換される論理名を指定します。装置名は汎用名でも構いません。コントローラまたはユニット番号が指定されていない場合,指定した部分を満たすすべての装置が割り当てられます。複数の装置を指定した場合は,最初の使用可能な装置が割り当てられます。論理名[:]
1 から 255 文字までの文字列を指定します。文字列に空白を含めたい場合は,文字列全体を一重引用符(' ') で囲みます。最後のコロン(:) は使用されません。ここで指定した論理名は,プロセス論理名になります。論理名を明示的に削除するまで,またはこのプロセスを終了するまで,論理名は有効です。
/GENERIC
/NOGENERIC (省略時の設定)
最初のパラメータが,装置名ではなく装置型であることを示します。装置型の例としては RX50, RD52, TK50, RC25,RCF25,RL02 が挙げられます。指定した名前と型を持つ,最初のまだ割り当てられていない装置を占有します。/[NO]GENERIC 修飾子は, ALLOCATE コマンドの装置名パラメータの前に指定します。たとえば DCL プロンプト($) に対して次のコマンドを実行すると, RK07 装置を占有できます。
$ ALLOCATE/GENERIC RK07 DISK
/GENERIC 修飾子で指定できる装置型の一部を,次の表に示します。どの装置が使用できるかは,現在使用している OpenVMS のバージョンに対応した SPD をご覧ください。
装置の種類 ディスク装置 EF51 EF52 EF53 EF54 EF58 ESE20 ESE25 ESE52 ESE56 ESE58 EZ31 EZ31L EZ32 EZ32L EZ33 EZ33L EZ34 EZ35 EZ51 EZ52 EZ53 EZ54 EZ56R EZ58 HSZ10 HSZ15 HSZ20 HSZ40 ML11 RA60 RA70 RA71 RA72 RA73 RA80 RA81 RA82 RA90 RA92 RAH72 RB02 RB80 RC25 RCF25 RD26 RD31 RD32 RD33 RD51 RD52 RD53 RD54 RF30 RF31 RF31F RF32 RF35 RF36 RF37 RF70 RF71 RF72 RF73 RF74 RF75 RFF31 RFH31 RFH32 RFH35 RFH72 RFH73 RK06 RK07 RL01 RL02 RM03 RM05 RM80 RP04 RP05 RP06 RP07 RP07HT RX01 RX02 RX04 RX18 RX23 RX23S RX26 RX33 RX33S RX35 RX50 RZ01 RZ13 RZ14 RZ15 RZ16 RZ17 RZ18 RZ22 RZ23 RZ23L RZ24 RZ24L RZ25 RZ25L RZ26 RZ26B RZ26L RZ26M RZ27 RZ27B RZ27L RZ28 RZ28B RZ28L RZ29 RZ29B RZ31 RZ34L RZ35 RZ35L RZ36 RZ36L RZ37 RZ38 RZ55 RZ55L RZ56 RZ56L RZ57 RZ57I RZ57L RZ58 RZ59 RZ72 RZ73 RZ73B RZ74 RZ74B RZ75 RZ75B RZF01 コンパクト・ディスク装置 RRD40 RRD40S RRD42 RRD43 RRD44 RRD50 RV20 RV60 RV80 RW504 RW510 RW514 RW516 RWZ01 RWZ21 RWZ31 RWZ51 RWZ52 RWZ53 RWZ54 テープ装置 TA78 TA79 TA81 TA85 TA86 TA87 TA90 TA90E TA91 TAD85 TAPE9 TD34 TD44 TE16 TF30 TF70 TF85 TF86 TK50 TK50S TK60 TK70 TK70L TKZ09 TKZ60 TL810 TL820 TLZ04 TLZ06 TLZ07 TLZ6 TLZ7 TM32 TS11 TSZ05 TSZ07 TSZ08 TU45 TU56 TU58 TU77 TU78 TU80 TU81 TZ30 TZ30S TZ85 TZ857 TZ86 TZ865 TZ867 TZ87 TZ875 TZ877 TZ88 TZ885 TZ887 TZ89 TZ895 TZ897 TZK10 TZK11 TZX0
/LOG (省略時の設定)
/NOLOG
装置の名前が割り当てられたことを示すメッセージを表示します。他の装置に割り当てられている論理名を別の装置に割り当てようとすると,論理名が指す装置が変更されることを示すメッセージが表示されます。
#1 |
---|
$ ALLOCATE DMB2: %DCL-I-ALLOC, _DMB2: allocated |
この例で ALLOCATE コマンドは,コントローラ B ユニット 2 である, RK06/RK07 ディスク・ドライブの占有を要求しています。システムの応答は,装置の占有が成功したことを示しています。
#2 |
---|
$ ALLOCATE MT,MF: TAPE: %DCL-I-ALLOC, _MTB2: allocated . . . $ SHOW LOGICAL TAPE: TAPE: = _MTB2: (process) $ DEALLOCATE TAPE: $ DEASSIGN TAPE: |
この例の ALLOCATE コマンドは, MT または MF で始まる名前のテープ装置の占有と,それに論理名 TAPE を割り当てるよう要求しています。 ALLOCATE コマンドは MT で名前が始まる使用可能なテープ装置を探し,占有した装置名とともに応答します。 MT で名前が始まるテープ装置がない場合, ALLOCATE コマンドは MF で名前が始まるテープ装置を探します。これ以降,ユーザのプログラムまたはコマンド文字列中の装置 TAPE への参照は,装置名 MTB2 に変換されます。
このテープ装置が必要なくなったら, DEALLOCATE コマンドを使用して割り当てを解除し, DEASSIGN コマンドを使用して論理名を削除します。 ALLOCATE コマンドではコロンをつけて論理名 TAPE を指定しましたが,論理名テーブルのエントリにはコロンは含まれていません。
#3 |
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$ ALLOCATE/GENERIC RL02 WORK %DCL-I-ALLOC, _DLA1: allocated %DCL-I-SUPERSEDE, previous value of WORK has been superseded |
この例の ALLOCATE コマンドは,すべての RL02 ディスク装置の占有と,それに論理名 WORK を割り当てるよう要求しています。終了メッセージは,占有した装置を表示し,論理名 WORK の割り当てが変更されたことを示します。
#4 |
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$ ALLOCATE $TAPE1 %DCL-I-ALLOC, _MUA0: allocated |
この例の ALLOCATE コマンドは,論理名 $TAPE1 に関連付けられているテープ装置 MUA0 を占有します。
#5 |
---|
$ ALLOCATE /GENERIC RX50 ACCOUNTS |
この例の ALLOCATE コマンドは,最初の使用可能なディスケット・ドライブを占有し,それにプロセス論理名 ACCOUNTS を割り当てます。
Audit Analysis ユーティリティを起動します。このユーティリティは,機密保護監査ログ・ファイル,または機密保護アーカイブ・ファイルから,情報を選択的に抽出し表示します。Audit Analysis ユーティリティについての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/AUDIT [ファイル指定]
システム・ダンプ・アナライザ (SDA)・ユーティリティを起動します。このユーティリティは,システム・ダンプ・ファイルを分析します。 /CRASH_DUMP 修飾子は必須です。Alpha システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS Alpha System Analysis Tools Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。VAX システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS VAX System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/CRASH_DUMP ファイル指定
システム・ダンプ・アナライザ (SDA)・ユーティリティを起動します。このユーティリティは,システム・ダンプ・ファイルを分析します。 /CRASH_DUMP 修飾子は必須です。ANALYZE/CRASH_DUMP コマンドはプロセス・ダンプにも使用できます。ただし,プロセス・ダンプには,ダンプ内のすべての情報にアクセスできる ANALYZE/PROCESS コマンドの方が適しています。
Analyze/Disk_Structure ユーティリティを起動します。このユーティリティは,次の操作を行います。
- Files-11 オンディスク構造レベル 1,レベル 2,およびレベル 5 ディスク・ボリュームの,可読性と有効性をチェックします。
- エラーと整合性を報告します。
/DISK_STRUCTURE 修飾子は必須です。
Analyze/Disk_Structure ユーティリティについての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/DISK_STRUCTURE 装置名[:]
Alpha,VAX,および変換された VAX イメージの実行可能イメージ・ファイル,または共用可能イメージ・ファイルの内容を分析します。また,イメージ・ファイル中のエラーをチェックします。 /IMAGE 修飾子は必須です。イメージ・ファイルに関する一般的な情報については,『OpenVMS Linker Utility Manual』のリンカの説明を参照してください。オブジェクト・ファイルの内容を分析する場合は, ANALYZE/OBJECT コマンドを使用します。
注意
OpenVMS VAX V6.1 および 6.2 では, ANALYZE/IMAGE コマンドを使用して OpenVMS Alpha のイメージを分析することはできません。
ANALYZE/IMAGE ファイル指定[,...]
ファイル指定[,...]
分析したいイメージ・ファイル名を 1 つまたは複数指定します。少なくとも 1 つはファイル名を指定しなければなりません。複数のファイル名を指定する場合は,ファイル名をコンマ (,) またはプラス記号 (+) で区切ります。省略時のファイル・タイプは .EXE です。アスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を,ファイル指定で使用することはできません。
ANALYZE/IMAGE コマンドは,実行可能イメージ・ファイルまたは共用可能イメージ・ファイルの構成要素の説明を提供します。また,イメージ・ファイルの主な部分の構造が正しいかどうか確認します。ただし,ANALYZE/IMAGE コマンドでエラーが検出されなくても,プログラムの実行時にエラーが発生する可能性はあります。複数のエラーが検出された場合は,最も重大なレベルの最初のエラーが返されます。たとえば警告 (A) と 2 つのエラー (B および C) が検出された場合は,イメージ終了状態として最初のエラー (B) が返されます。イメージ終了状態は,イメージ終了時に DCL シンボル $STATUS に置かれます。
拡張イメージ・ヘッダ (EIHD) を調べることにより ANALYZE/IMAGE コマンドは, Alpha システムのイメージ・ファイルと VAX システムのイメージ・ファイルを区別することができます。
ANALYZE/IMAGE コマンドを実行すると,次に示す情報が分かります。
- イメージ・タイプ --- イメージが実行可能であるか,共用可能であるか
- イメージ変換アドレス --- イメージ実行時に制御を渡すアドレス
- イメージ・バージョン --- イメージの更新レベル (メジャーID およびマイナーID)
- イメージ・シンボル・ベクタの位置およびサイズ (Alpha のみ)
- デバッガ・シンボル・テーブル(DST)の位置 --- イメージ・ファイル中の DST の位置。 /DEBUG または /TRACEBACK コマンド修飾子でリンクされている実行可能イメージ中でのみ,DST 情報が得られます。
- グローバル・シンボル・テーブル(GST)の位置 --- イメージ・ファイル中の GST の位置。共用可能イメージ・ファイル中でのみ,GST 情報が得られます。
- パッチ情報 --- イメージがパッチされている (再コンパイル,または再アセンブルおよび再リンクなしに変更されている) かどうか。パッチされている場合は,実際のパッチ・コードが表示されます。
- イメージ・セクション記述子(ISD) --- 属性に基づいて OpenVMS Cluster システムにグループ化されたイメージ・バイナリ部分。 ISD は,イメージのアドレス領域を初期化する時に,イメージ・アクティベータが必要とする情報を含んでいます。たとえば,ISD は ISD が共用可能であるかどうか, ISD が読み込み可能または書き込み可能であるかどうか, ISD が基底または位置独立であるかどうか,および割り当てられるメモリ量などの情報が含まれています。
- フィックスアップ・ベクタ --- 共用可能イメージ参照が位置独立であることを保証するために,イメージ・アクティベータが必要とする情報。
- システム・バージョン・カテゴリ --- エグゼクティブ (Alpha のシステム共用可能イメージ,または VAX のシステム・シンボル・テーブル) に対してリンクされたイメージについて,イメージが最初にリンクされた時のシステム・バージョン・カテゴリの値,および現在実行中のシステムの値を表示します。イメージは最後にリンクされたので,これらの値を使用するとシステムの変更が分かります。
ANALYZE/IMAGE コマンドには,コマンド修飾子と位置修飾子があります。省略時の設定では,位置修飾子 (たとえば /GST や /HEADER) を指定しないと,イメージ全体が分析されます。位置修飾子を指定すると,(いつも有効な) /HEADER 修飾子を除いた他のすべての位置修飾子,およびユーザが明示的に要求したすべての修飾子を,分析から除外します。
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