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/LOG
/NOLOG
OPER(オペレータ)特権が必要です。OPCOM を実行している場合,現在のオペレータ・ログ・ファイルをクローズし,新しいログ・ファイルをオープンします。 /NOLOG 修飾子を指定すると,現在のログ・ファイルをクローズしますが,新しいログ・ファイルをオープンしません。REPLY コマンドを発行した端末は,オペレータ端末としての使用を許可されていなければなりません。その後,オペレータは前のログ・ファイルの内容を確認できます。
/NODE[=(ノード名[,...])]
この REPLY コマンドを発行しているクラスタ・ノードだけにメッセージを送信します。オプションでパラメータを指定すると,メッセージを受信するノードを指定できます。省略時の設定では,すべてのクラスタ・ノードにメッセージが送信されます。/NOTIFY(省略時の設定)
/NONOTIFY
送信元の端末に,正常終了したことを示すメッセージを送信します。/PENDING=ID 番号
OPER 特権が必要です。ID 番号により示される要求を発行したユーザにメッセージを送信し,オペレータが要求を満たすか要求を強制終了するまで,ユーザがその他のコマンドを実行できないようにします。 REPLY コマンドを発行した端末は,オペレータ端末としての使用を許可されていなければなりません。
/SHUTDOWN
"SHUTDOWN..." で始まるメッセージを送信します。 /BELL 修飾子とともに指定すると,端末がメッセージを受信した時にベル音が 3 回鳴ります。/STATUS
OPER(オペレータ)特権が必要です。現在のオペレータ状態と,このコマンドを入力した端末での未処理のすべてのユーザ要求を報告します。 REPLY コマンドを発行した端末は,オペレータ端末としての使用を許可されていなければなりません。
/TEMPORARY
現在の会話型セッションの間だけ,このコマンドを入力した端末をオペレータ端末として使用できます。この修飾子は,/ENABLE 修飾子と同時に指定した場合のみ有効です。/TERMINAL=(端末名[,...])
OPER(オペレータ)特権が必要です。指定した端末にメッセージを送信します。 端末名パラメータには,端末の装置名を指定します。 /ALL 修飾子と /USERNAME 修飾子と同時に指定することはできません。
/TO=ID 番号
OPER(オペレータ)特権が必要です。ID で示される要求を発行したユーザまたはファイル・システムにメッセージを送信し,その要求を終了します。REPLY コマンドを発行した端末は,オペレータ端末としての使用を許可されていなければなりません。
REPLY/TO コマンドの使い方によっては,マウント操作を別の装置にリダイレクトする MOUNT/ASSIST コマンドに応答できます。装置を交換しなければならない場合はいつでも,別のそうちにユーザのボリュームをロードして,接続する装置を準備をしてから REPLY コマンドを実行します。次の形式で指定します。
REPLY/TO=ID 番号 "SUBSTITUTE 装置名"
SUBSTITUTE は S に短縮できます。また,大文字でも小文字でも構いません。空白を 1 つおいて,メッセージ文の残りで交換用の装置名を指定します。
/URGENT
"URGENT..." で始まるメッセージを送信します。 /BELL 修飾子と同時に指定すると,端末がメッセージを受信した時にベル音が 2 回なります。/USERNAME[=(ユーザ名[,...])]
OPER(オペレータ)特権が必要です。システム(または OpenVMS Cluster)にログ・インしているすべてのユーザの端末に,または特定のユーザの端末だけに,メッセージを送信します。 /ALL 修飾子および /TERMINAL 修飾子と同時に指定することはできません。
/WAIT
メッセージを送信して,全部に送り終わるまで同期をとり待ちます。省略時の設定では,実際の入出力を行う OPCOM にメッセージを送信します。クラスタの場合,メッセージはローカル・ノードに送信されます。
#1 |
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$ REPLY/ALL/BELL "SYSTEM GOING DOWN FOR BACK-UP. PLEASE LOG OFF." |
この例で REPLY コマンドは,システム上のすべての端末にメッセージを送信します。ユーザの端末にメッセージが表示される場合は,そのメッセージの先頭に,送信元の端末名とユーザ名が表示されます。 DECnet for OpenVMS がインストールされている場合は,ノード名も表示されます。端末にメッセージが表示された時にベル音が鳴ります。
#2 |
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$ REPLY/ENABLE=DISKS %OPCOM, 24-DEC-2001, 10:17:09.02, operator enabled, operator OPA0 $ %OPCOM, 24-DEC-2001 10:17:10.30, operator status for operator OPA0 DISKS |
この例で REPLY/ENABLE コマンドは,OPA0 端末を,ディスクのマウントとディスマウントに関するメッセージを受信できるオペレータ端末として設定します。 OPCOM メッセージは,OPA0 端末がオペレータ端末として設定されたことを知らせます。
#3 |
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%OPCOM, 24-DEC-2001 10:19:33.21, request 5, from user SYSTEM OPA0, Please mount OPGUIDE on DKA3: $ REPLY/PENDING=5 "YOU'LL HAVE TO WAIT... - _$ THERE ARE SEVERAL REQUESTS BEFORE YOURS" . . . $ REPLY/TO=5 24-DEC-2001 10:20:25.50, request 5 completed by operator OPA0 |
この例で OPCOM メッセージは,OPGUIDE のラベルがついたディスク・ボリュームをディスク・ドライブ DKA3 に取り付け,装置を接続できるように,ユーザがオペレータに要求していることを示します。 REPLY/PENDING コマンドは,しばらくした後に,オペレータがこのタスクを実行できることを示します。 /PENDING 修飾子は,オペレータが要求を満たすか要求を強制終了するまで,ユーザがその他のコマンドを実行できないようにします。ドライブにディスクをマウントした後にオペレータは,要求が満たされたことを示すメッセージを送信します。メッセージを指定しない場合は,OPCOM は,タスクが実行されたことを示す標準メッセージを送信します。
#4 |
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%%%%%%%%%% OPCOM, 24-DEC-2001 10:20:50.39 %%%%%%%%%%% request 5 from user ROBINSON Please mount volume GRAPHIC_FILES in device _DUA11: Shelf 4 - slot B $ REPLY/TO=5 "SUBSTITUTE DUA4" |
この例では SUBSTITUTE を指定して REPLY/TO コマンドを使用し,ユーザ ROBINSON によって実行された MOUNT/ASSIST コマンドに応答しています。 MOUNT 装置は,DUA4 に変更します。また,MOUNT コマンドを使用してユーザが定義した論理名は,最初に指定したドライブではなく, DUA4 の等価名で定義されます。
#5 |
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$ REPLY/STATUS %OPCOM, 24-DEC-2001 10:20:50.39, operator status for operator OPA0 DISKS |
この例で REPLY/STATUS コマンドは, OPA0 端末のオペレータ端末状態を表示するよう要求しています。 OPCOM からの応答は,OPA0 端末がディスク装置からのメッセージを受信することができることを示します。
#6 |
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$ REPLY/BELL/TERMINAL=TTC1: "YOUR FILE HAS COMPLETED PRINTING. BOB." |
この例で REPLY コマンドは,端末 TTC1 にログ・インしているユーザにメッセージを送信します。端末にメッセージが表示されると,ベル音が鳴ります。
#7 |
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$ REPLY/ENABLE %OPCOM, 24-DEC-2001 10:22:19.75, operator status for operator OPA0 CENTRAL, PRINTER, TAPES, DISKS, DEVICES, CARDS, NETWORK, CLUSTER, LICENSE, OPER11, OPER12 . . . $ REPLY/DISABLE=(PRINTER, TAPES) %OPCOM, 24-DEC-2001 10:22:26.07, operator disabled, operator OPA0 |
この例で REPLY/ENABLE コマンドは, OPA0 端末がすべての種類のオペレータ・メッセージを受信するよう指定しています。その後の REPLY/DISABLE コマンドでは,選択を行って, OPA0 がプリント装置とテープに関するメッセージを受信しないようにしています。
システム・オペレータ端末にメッセージを表示し,オプションとして応答を要求します。すべてのメッセージは,オペレータ・コンソールに表示され,オペレータのログ・ファイルが初期化されている場合はログ・ファイルに記録されます。このコマンドを使用するには,利用者サイト固有のスタートアップ・コマンド・ファイルSYS$MANAGER:SYSTARTUP.COM 内で, @SYS$SYSTEM:STARTUP OPCOM DCL コマンドを指定することによって,ブート時にオペレータ通信プロセス (OPCOM) を起動しておく必要があります。
REQUEST メッセージ・テキスト
メッセージ・テキスト
表示させるメッセージのテキストを指定します。文字列は最大 128 文字まで指定できます。文字列に空白,特殊文字,あるいは小文字を含む場合は,引用符 (" ") で囲まなければなりません。
REQUEST コマンドを使用してオペレータにメッセージを送信する場合は, /TO 修飾子で指定されるオペレータ端末にメッセージが表示されます。/REPLY 修飾子を指定した場合,メッセージには識別番号が割り当てられ,オペレータがそのメッセージに応答することができます。システムは次のようなメッセージを表示します。
%OPCOM-S-OPRNOTIF, operator notified, waiting...hh:mm:ss
オペレータがユーザの要求に応答した場合,システムは次のようなメッセージを表示します。
%OPCOM-S-OPREPLY, message text entered by operator
応答を要求した場合,ユーザはオペレータが応答するまでコマンドを入力することができません。 Ctrl/C を押した場合,システムは次のようなメッセージを表示します。
REQUEST - Enter message or cancel with ^Z REQUEST - Message?
この時点で,別のメッセージを入力することもできますし, Ctrl/Z を押して要求をキャンセルすることもできます。別のメッセージを入力した場合,そのメッセージはオペレータに送信され,ユーザは継続してオペレータからの応答を待たなければなりません。
すべてのメッセージは中央オペレータ・コンソールに表示され,オペレータのログ・ファイルが初期化されている場合はログ・ファイルに記録されます。
/REPLY
メッセージに対する応答を要求し,オペレータが応答するための一意的な識別番号を割り当てます。システムはオペレータに通知されたメッセージを表示します。ユーザは,オペレータが応答するまでコマンドを入力することはできません。オペレータが応答する前に Ctrl/C を押すことにより,オペレータに対する別のメッセージを入力することもできますし, Ctrl/Z を押して要求をキャンセルすることもできます。/TO=(オペレータ[,...])
メッセージを送信したい 1 人あるいは複数のオペレータを指定します。可能なキーワードは次のとおりです。
CARDS カード・リーダ要求に応答する役割のオペレータにメッセージを送信します。 CENTRAL 中央システム・オペレータにメッセージを送信します。 CLUSTER クラスタ関連要求に応答する役割のオペレータにメッセージを送信します。 DEVICES ディスクのマウントおよびディスマウントを行うオペレータにメッセージを送信します。 DISKS ディスク・ボリュームのマウントおよびディスマウントを行うオペレータにメッセージを送信します。 NETWORK ネットワーク・オペレータにメッセージを送信します。 OPER1 〜 OPER12 OPER1 〜 OPER12 で識別されるオペレータにメッセージを送信します。 PRINTER プリント要求を扱う役割のオペレータにメッセージを送信します。 SECURITY セキュリティ関連の要求に応答する役割のオペレータにメッセージを送信します。 TAPES テープ・ボリュームのマウントおよびディスマウントを行う役割のオペレータにメッセージを送信します。
#1 |
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$ PRINT/COPIES=2/QUEUE=LQ_PRINT REPORT.OUT/FORM=LETTER Job REPRT (queue LQA1, entry 401) pending $ REQUEST/REPLY/TO=PRINTER - _$"Have queued job 401 as FORM=LETTER; can you print it?" %OPCOM-S-OPRNOTIF, operator notified, waiting...10:42:16.10 %OPCOM-S-OPREPLY, AFTER 11:00 14-DEC-2001 10:25:32.40, request 3 completed by operator OPA0 |
この例では,特殊な用紙 (/FORM=LETTER) を使用してファイルの複数のコピーを出力するように PRINT コマンドを実行します。ジョブがプリンタにキューイングされた後, REQUEST コマンドによりシステム・オペレータにメッセージを送信します。
オペレータはユーザからの要求を完了した後,ユーザに応答します。
#2 |
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$ REQUEST/REPLY "Are you there?" %OPCOM-S-OPRNOTIF, operator notified, waiting...14:54:30.33 [Ctrl/C] REQUEST-Enter message or cancel request with ^Z REQUEST-Message?[Ctrl/Z] %OPCOM-S-OPRNOTIF, operator notified, waiting... 14:59:01.38 %OPCOM-F-RQSTCAN, request was canceled |
この例では, REQUEST コマンドによりメッセージを送信し,応答を要求します。問い合わせに対するオペレータからの応答がないため, Ctrl/C を使用して要求を中断し,Ctrl/Z を使用してキャンセルします。
GOSUB サブルーチン・プロシージャを終了し, GOSUB コマンドの次のコマンドに制御を返します。
RETURN [状態コード]
状態コード
予約グローバル・シンボル $STATUS に数値を定義します。状態コードは,サブルーチンの終了状態を与える(ロングワードの)整数値,または整数値に等しい式を指定することができます。値は,次の外側のコマンド・レベルでチェックすることができます。ロングワード整数値の下位 3 ビットは,予約グローバル・シンボル $SEVERITY の値を変更します。状態コードを指定すると, DCL は条件コードとしてそのコードを解釈します。偶数の数値は警告,エラーまたは重大エラーのメッセージを生成し,基数の数値はメッセージを表示しないか,成功または情報のメッセージを表示します。状態コードを指定しない場合には,$STATUS の現在の値が保存されます。制御が外側のコマンド・レベルに返る時,$STATUS は最も最近実行されたコマンドまたはプログラムの状態を含みます。
RETURN コマンドは GOSUB サブルーチンを終了し, GOSUB コマンドの次のコマンドに制御を返します。DCL コマンド,ユーザ・プログラム,またはコマンド・プロシージャの実行が終了すると,コマンド・インタプリタはグローバル・シンボル $STATUS に状態コード値を保存します。システムは,この値を 16 進形式で保守します。 RETURN コマンドで明示的に $STATUS の値を設定しないと,コマンド・インタプリタは $STATUS の現在の値を使用してエラー状態を決めます。
$STATUS に含まれる状態値の下位 3 ビットは,状態の重大度を示します。予約グローバル・シンボル $SEVERITY には,状態コードのこの部分が含まれています。重大度は 0 から 4 までの値で示します。次の表を参照してください。
値 重大度 0 警告 1 成功 2 エラー 3 情報 4 重大(回復不可能)エラー
成功コードおよび情報コードは奇数値,警告コードおよびエラー・コードは偶数値である点に注意してください。
#1 |
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$ SHOW TIME 14-DEC-2001 14:25:42 $ GOSUB SYMBOL $ EXIT $ SYMBOL: $ SHOW SYMBOL RED RED = "SET DEFAULT [LOWE.DCL]" $ RETURN 1 |
GOSUB コマンドは,SYMBOL というラベルのサブルーチンに制御を移します。サブルーチンの実行後,RETURN コマンドは,$STATUS と $SEVERITY に 1 という値を与えて,GOSUB 文の次のコマンドに制御を返します。その後,プロシージャは終了します。
イメージをプロセス・コンテキストの中で実行します。 RUN コマンドは,Rという1文字に短縮することができます。
注意
1 つまたは複数のパラメータを必要とするイメージを起動する場合には, Automatic Foreign Command 形式か Foreign Command 形式を使用する必要があります。詳細は,『Compaq OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
RUN ファイル指定
ファイル指定
実行する,実行可能イメージを指定します。ファイル・タイプを指定しない場合には,RUN コマンドは,省略時のファイル・タイプとして,EXE を使用します。ファイル指定には,ワイルドカード文字(アスタリスク(*)とパーセンテージ記号(%))は使用できません。
このコマンドは,プロセスのコンテキストの中でイメージを実行します。 RUN コマンドは R の 1 文字に短縮することができます。インストール済みイメージを使用している場合,コマンド行で明示的なバージョン番号 (またはセミコロン) を付けてイメージ名を指定すると,イメージは現在のプロセス特権で実行されます。明示的なバージョン番号 (またはセミコロン) を指定しないと,イメージはインストール時に指定された特権で実行されます。インストール・ユーティリティについての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル (上巻 ) 』を参照してください。
イメージをローカルに起動する場合は,そのイメージに対する読み込み (R) または実行 (E) アクセス権が必要です。DECnet ソフトウェアをインストールしており,ネットワーク経由でイメージを実行したい場合は,そのイメージに対する読み込み (R) アクセス権が必要です。
1 つまたは複数のパラメータを必要とするイメージを起動する場合は, Automatic Foreign Command 形式または Foreign Command 形式を使用する必要があります。詳細は,『Compaq OpenVMS DCL ディクショナリ: A--M』の文字列代入文 (:=) の項と,『Compaq OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
/DEBUG
/NODEBUG
デバッガの制御下でイメージを実行します。省略時の設定では,イメージが /DEBUG 修飾子を指定してリンクされている場合には, /DEBUG 修飾子が指定されているとみなし, /DEBUG 修飾子がリンク時に指定されなかった場合には, /NODEBUG 修飾子が指定されているとみなされます。 /NOTRACEBACK 修飾子を指定してイメージがリンクされている場合には, /DEBUG 修飾子は無効です。 /NODEBUG 修飾子は,LINK/DEBUG コマンドに優先します。 /TRACEBACK 修飾子を指定してイメージがリンクされている場合には,エラーが発生したときにトレースバック報告がなされます。イメージがデバッガとリンクされていない場合には,/DEBUG 修飾子の指定により,実行時にデバッガを使用できます。しかし,イメージのリンク時に /NOTRACEBACK 修飾子が指定されていた場合には, /DEBUG 修飾子は使用できません。
OpenVMS デバッガについての詳細は,『Compaq OpenVMS デバッガ説明書』を参照してください。
DCL レベルからデバッガ・コマンドのヘルプを参照するためには,次のコマンドを入力してください。
$ HELP/LIBRARY=SYS$HELP:DBG$HELP
#1 |
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$ RUN LIBRA |
プロセス内で,LIBRA.EXE というイメージの実行を開始します。このコマンドでは,バージョン番号もセミコロンも明示的には指定されていないため, LIBRA イメージが特権付きでシステムにインストールされている場合には,実行する時にそれらの特権が適用されます。また,RUN コマンドを次のように入力する場合も,LIBRA.EXE というイメージはやはり,システムへのインストール時に指定された特権を使用して実行されます。
$ RUN LIBRA.EXE
#2 |
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$ MACRO/ENABLE=DEBUG ORION $ LINK/DEBUG ORION $ RUN ORION VAX DEBUG Version 5.4 %DEBUG-I-INITIAL, language is MACRO, module set to 'ORION' DBG> . . . $ RUN/NODEBUG ORION |
この例では,プログラムがコンパイルされ,リンクされ,デバッガを使用して実行されます。その後,RUN/NODEBUG コマンドで,イメージに結合されているデバッガが,プロンプトを表示しないように設定しています。したがって,イメージの実行中にエラーが発生すると,デバッガはトレースバックとエラーに関する報告を行うことができます。
#3 |
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$ RUN AQUARIUS.EXE;1 |
プロセス内で,AQUARIUS.EXE というイメージの実行を開始します。 AQUARIUS.EXE というイメージが,特権付きでインストールされている場合でも,このコマンドにバージョン番号が指定されているため,実行時にはそれらの特権は使用されません。その代わり,イメージは現在のプロセス特権だけを使用して実行されます。バージョン番号(またはセミコロンだけ)を指定した場合,イメージ・アクティベータは,特権をつけてインストールされた特殊なイメージのリストを検索しません。 RUN コマンドを次のように入力した場合も, AQUARIUS プロセスは通常のプロセス特権だけで実行されます。
$ RUN AQUARIUS.EXE;
ただしこの場合には,AQUARIUS イメージの最新バージョンが実行されます。
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