前へ | 次へ | 目次 | 索引 |
/PRODUCER=製作者名
指定した製作者に供給されたソフトウェア製品のライセンスを表示します。製作者名パラメータに,ワイルドカード文字(* および %)も使用できます。 /UNIT_REQUIREMENT 修飾子と同時に指定することはできません。/RELEASE_DATE=[日時]
リリース日を選択基準にしてライセンスを表示します。/SEARCH="検索文字列"
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。文字列にスペース文字等を入れたい場合は,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。情報が表示されている時に Find(E1) キーを押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合は,引用符は必要ありません。
/SINCE(省略時の設定)
/TERMINATION_DATE および /RELEASE_DATE 修飾子とともに使用します。この 2 つの修飾子に指定された時刻,またはそれ以降の時刻のライセンスのみを表示します。/SINCE 修飾子は,/BEFORE 修飾子と同時に指定できません。
/TERMINATION_DATE=日付時刻
満了日を選択基準にしてライセンスを表示します。/UNIT_REQUIREMENTS
ライセンス・ユニット要求テーブル(LURT) 内の情報を表示します。 /UNIT_REQUIREMENTS 修飾子は,製品名パラメータ, /BRIEF 修飾子,および /PRODUCER 修飾子と同時に指定できません。/USAGE
各ライセンスの,現在のロード数,割り当て数,空き数,およびライセンス・タイプを表示します。 /FULL修飾子を指定すると,ライセンスを使用している PID, プロセス名, ノード名,およびユーザ名等を含んだ情報を表示します。グループ内のユーザやグループ外のユーザの情報を表示するには,ぞれぞれ GROUP, WORLD 特権が必要です。OpenVMS Cluster 環境で 1 製品に対して複数のライセンスを登録している場合は, SHOW LICENSE/USAGE コマンドを実行したノードにロードされたライセンスのみ表示できます。他のライセンスを表示するには,それがロードされたノードからコマンドを実行するか,または SYSMAN ユーティリティを使用します。
OpenVMS Cluster 環境で表示される情報は,ローカル・ライセンスに限られます。たとえば,VAX と Alpha のアベイラビリティ・ライセンスは, LMF によって別ライセンスとして扱われます。 VAX と Alpha が混在する OpenVMS Cluster を構成している場合は,ローカル・システムのアベイラビリティ・ライセンスのみ表示されます。 DEC C をクラスタの全ノードにインストールしているとすると, VAXノードからは VAX ノードで使用されているライセンスは表示されますが, Alpha ノードで使用されているライセンスは表示されません。
使用状況に関する情報は,無制限ライセンス(ユニット値 0)には適用されません。クラスタ全体の情報も,個人使用のものや NO_SHARE のものには適用されません。詳細は『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。
/WARNING_INTERVAL=日数
NOWARNING_INTERVAL
指定日数以内に満了するライセンス数を警告するメッセージを表示します。省略時には,30 日間です。/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,画面の幅を越える行をラップするかどうかを指定します。 /WRAP 修飾子を指定した場合,はみ出す部分は次行に表示されます。/NOWRAP 修飾子を指定した場合,はみ出した部分は左右にスクロールしながら見ることができます。
#1 |
---|
$ SHOW LICENSE/FULL Active licenses on node WTPOOH: DVNETEND Producer: DEC Units: 0 Version: 0.0 Date: (none) Termination Date: (none) Availability: E (System Integrated Products) Activity: 0 MOD_UNITS VAX-VMS Producer: DEC Units: 0 Version: 0.0 Date: (none) Termination Date: (none) Availability: A (VMS Capacity) Activity: 0 MOD_UNITS NO_SHARE |
この例の SHOW LICENSE コマンドは,WTPOOH という現在のノード上で有効なすべてのライセンスを表示しています。
#2 |
---|
$ SHOW LICENSE/BRIEF Active licenses on node WTPOOH: --- Product ID ---- ---- Rating ----- -- Version -- Product Producer Units Avail Activ Version Release Termination DVNETEND DEC 0 E 0 0.0 (none) (none) VAX-VMS DEC 0 A 0 0.0 (none) (none) |
この SHOW LICENSE コマンドは,WTPOOH という現在のノード上で有効なすべてのライセンスを簡略形式で表示しています。
#3 |
---|
$ SHOW LICENSE/OUTPUT=SYS$LOGIN:ACTIVE_LICENSES_OCT30.DAT |
この SHOW LICENSE コマンドは,すべての有効なライセンスを,ファイル SYS$LOGIN:ACTIVE_LICENSE_OCT30.DAT に出力します。
#4 |
---|
$ SHOW LICENSE/FULL PERSONAL Active licenses on node PICCHU: PERSONAL Producer: DEC Units: 100 Version: 0.0 Release Date: (none) Termination Date: (none) Availability: 0 Activity: 100 RESERVE_UNITS Reserve: RANCE |
この例では,PERSONAL という製品についての情報を表示しています。 RANCE という,ライセンスに付帯する予約リストが表示されています。
#5 |
---|
$ SHOW LICENSE/TERM=10-JAN-2014 test0% Active licenses on node PICCHU: --- Product ID ---- ---- Rating ----- -- Version -- Product Producer Units Avail Activ Version Release Termination TEST01 DEC 0 A 0 0.0 (none) (none) TEST02 DEC 0 B 0 0.0 10-JAN-2014 12-NOV-2014 TEST03 DEC 0 C 0 0.0 30-DEC-2014 (none) TEST04 DEC 0 D 0 0.0 (none) 25-AUG-2015 TEST05 DEC 0 E 0 0.0 14-NOV-2016 14-AUG-2016 $ SHOW LICENSE/RELEASE=10-JAN-2014/SINCE test0% Active licenses on node PICCHU: --- Product ID ---- ---- Rating ----- -- Version -- Product Producer Units Avail Activ Version Release Termination TEST02 DEC 0 B 0 0.0 10-JAN-2014 12-NOV-2014 TEST03 DEC 0 C 0 0.0 30-DEC-2014 (none) TEST05 DEC 0 E 0 0.0 14-NOV-2016 14-AUG-2016 $ SHOW LICENSE/RELEASE=10-JAN-2014/BEFORE test0% Active licenses on node PICCHU: --- Product ID ---- ---- Rating ----- -- Version -- Product Producer Units Avail Activ Version Release Termination TEST01 DEC 0 A 0 0.0 (none) (none) TEST04 DEC 0 D 0 0.0 (none) 25-AUG-2015 |
これら上記の例は,それぞれ /TERMINATION_DATA, /RELEASE_DATE, /SINCE,および /BEFORE 修飾子を指定した例です。
#6 |
---|
$ SHOW LICENSE/UNIT_REQUIREMENTS VMS/LMF Charge Information for node PICCHU This is a VAX 6000-420, hardware model type 160 Type: A, Units Required: 93 (VMS Capacity) Type: B, * Not Permitted * (VMS Server) Type: C, * Not Permitted * (VMS Concurrent User) Type: D, * Not Permitted * (VMS Workstation) Type: E, Units Required: 400 (System Integrated Products) Type: F, Units Required: 1200 (Layered Products) Type: G, * Not Permitted * (VMS Reserved) Type: H, * Not Permitted * (Alpha Layered Products) Type: I, Units Required: 1200 (Layered Products) |
この例は,/UNIT_REQUIREMENTS 修飾子を指定して,ライセンス・ユニット要求テーブル(License Unit Requirement Table [LURT]) の情報の出力を示しています。
#7 |
---|
$ SHOW LICENSE/WARNING_INTERVAL=8000 test0% Active licenses on node PICCHU: --- Product ID ---- ---- Rating ----- -- Version -- Product Producer Units Avail Activ Version Release Termination TEST01 DEC 0 A 0 0.0 (none) (none) TEST02 DEC 0 B 0 0.0 10-JAN-2014 12-NOV-2014 TEST03 DEC 0 C 0 0.0 30-DEC-2014 (none) TEST04 DEC 0 D 0 0.0 (none) 25-AUG-2015 TEST05 DEC 0 E 0 0.0 14-NOV-2016 14-AUG-2016 %SHOW-I-TERMIMM, 3 licenses will terminate in 8000 days |
この例は,/WARNING_INTERVAL 修飾子を指定して, 8000 日以内に期限切れになる,3つのライセンスを表示しています。
#8 |
---|
$ SHOW LICENSE/USAGE/FULL DECWRITE-USER View of loaded licenses from node SLTG24 29-DEC-2001 13:36:22.23 ACTIVITY license DECWRITE-USER usage information: Pid Process Name Units Username Node 416000E6 MACAHAY 100 MACAHAY SLTG24 416000E7 MACAHIGH 100 MACAHIGH SLTG24 416000E8 ALICE 100 ALICE SLTG24 416000E9 MORGEN 100 MORGEN SLTG24 416000F1 ANGEL 100 ANGEL SLTG24 416000F2 ANGEL_1 100 ANGEL SLTG24 Units loaded: 2000 Units allocated: 600 Units available: 1400 |
DECwrite のアクティビティ・ライセンスの使用情報を表示しています。各々のライセンス割り当てに対して,PID, プロセス名, ノード名, ユーザ名が表示されています。Units カラムには割り当てユニット数を,最終行にはロード・ユニット数,割り当てユニット数, 空きユニット数を表示しています。
#9 |
---|
$ SHOW LICENSE/USAGE/FULL TEST_PER View of loaded licenses from node: SLTG24 30-DEC-2001 15:45:59 PERSONAL USE license DEC TEST_PER usage information: Units Reserved for: 100 UNCLE 100 AUNT 100 NEPHEW 100 NIECE Units loaded: 600 Units reserved: 400 Units available: 200 |
この例は個人使用のライセンスを示しています。 DEC TEST_PER は 100 ユニットずつの 6 つの予約に対して十分なユニットがあります。ライセンス・データベース (LDB) には 4 つの予約のみ登録されています。ライセンス管理者があと 2 つ分の予約を追加する場合は,次のコマンドを実行します。
$ LICENSE MODIFY TEST_PER/RESERVE=(NAME, ANOTHER_NAME)/ADD $ LICENSE UNLOAD TEST_PER $ LICENSE LOAD TEST_PER
DEC TEST_PER をクラスタ環境で使用している場合は, SYSMAN を使用してアンロードとロードを行います。
#10 |
---|
$ SHOW LICENSE/USAGE/FULL TEST_CAP View of loaded licenses from node: SLTG24 30-DEC-2001 15:45:59 Availability license DEC TEST_CAP usage information: Units Node 10 SLTG24 10 SLTG43 600 TORN8O 600 LTNUP Units loaded: 620 Units allocated: 1220 Units available: *** |
この例では,割り当てユニット数がロード数を越え,空き数が「***」で表示されています。
空き数が「***」で表示されていても,通常は警報は発せられません。ディスク上のライセンス・データベース (LDB) が更新された後,クラスタ内の全ノードのメモリ内のデータが更新されるまでの間に,このような状況が発生します。ノード SLTG24 は,最新の LDB 情報を受け取っていないだけです。
DEC TEST_PER に関して,メモリ内のライセンス・データを更新するには,次のコマンドを実行します。
$ LICENSE UNLOAD TEST_CAP $ LICENSE LOAD TEST_CAP
これ以降は SHOW LICENSE/USAGE コマンドを実行しても,「***」は表示されません。ただしクラスタ内で複数のデータベースを使用している場合は,『OpenVMS License Management Utility Manual』のライセンス・データベースの説明を参照してください。
#11 |
---|
$ SHOW LICENSE/UNIT_REQUIREMENT/CLUSTER VMS/LMF Cluster License Unit Requirements Information 24-DEC-2001 14:05:51.65 Node A B C D E F G H I KARBO - - - 100 50 10 - - 10 JENJON - - - 100 50 10 - - 10 HELENA 143 - - - 600 2400 - - 2400 SHAKTI - - - 100 50 10 - - 10 Total Cluster Unit Requirements Type: A, Units Required: 143 (VMS Capacity) Type: B, * Not Permitted * (VMS Server) Type: C, * Not Permitted * (VMS Concurrent User) Type: D, Units Required: 300 (VMS Workstation) Type: E, Units Required: 750 (System Integrated Products) Type: F, Units Required: 2430 (Layered Products) Type: G, * Not Permitted * (VMS Reserved) Type: H, * Not Permitted * (Alpha Layered Products) Type: I, Units Required: 2430 (Layered Products) |
この例は,クラスタ内の各ノードで,各ライセンス・タイプ (A, B 等) に対して必要なユニット数を示しています。「***」が表示されているノードがあれば,そのノードはブート中です。
指定された論理名について,等価文字列,変換レベル,および論理名テーブルを表示します。 SHOW LOGICAL コマンドは,反復変換を実行します。論理名が登録されている論理名テーブルに対して,読み込み(R)アクセス権が必要です。
SHOW LOGICAL [論理名[:][,...]]
論理名[:][,...]
等価文字列を表示する1つまたは複数の論理名を指定します。ワイルドカード文字(* と %)が使用できますが,この場合には反復変換は行われません。論理名は,システムが指定している回数(9回から 11 回)まで反復変換されます。つまり,変換によって求められた等価文字列が,それもまた論理名であるかどうかがチェックされます。
SHOW LOGICAL コマンドは,論理名を表示します。論理名 LNM$DCL_LOGICAL には,論理名テーブルのリストと,その検索順序が入っています。LNM$DCL_LOGICAL を再定義しない限り,プロセス・テーブル,ジョブ・テーブル,グループ・テーブル,およびシステム・テーブルが,この順序で検索されます。 SHOW LOGICAL/TABLE=LNM$DIRECTORIES LNM$DCL_LOGICAL コマンドを実行すると,プロセスでの DCL_LOGICAL の定義を確認できます。
論理名を指定すると,その変換が表示されます。論理名を指定しない場合は,論理名 LNM$DCL_LOGICAL で定義されたテーブル内のすべての論理名が表示されます。
検索したいテーブルを指定できます。テーブルを指定しない場合は,論理名 LNM$DCL_LOGICAL によって指定されたテーブルが検索されます。
SHOW LOGICAL コマンドは,反復変換を実行します。論理名に2つ以上の変換がある場合は,次のレベルに進む前に,そのレベルのすべての変換が表示されます。指定した論理名の最初の変換のみを表示するには,SHOW TRANSLATIONコマンドを使用します。
SHOW LOGICAL コマンドはイメージを実行し,現在のイメージ (存在する場合) を終了させます。現在のイメージを終了したくない場合は, (コマンド・インタプリタに組み込まれた) SHOW TRANSLATION コマンドを使用してください。
SHOW LOGICAL コマンドは,制御文字をピリオド (.) に置き換えて表示します。
/ACCESS_MODE=モード
指定されたアクセス・モード,およびそれより内部のアクセス・モードで定義されている論理名を表示します。アクセス・モードの指定には,USER_MODE,SUPERVISOR_MODE,EXECUTIVE_MODE,または KERNEL_MODE のキーワードのうち,いずれか1つを指定します。この修飾子の省略時の値は,USER_MODE です。したがって,省略時には4つのすべてのアクセス・モード内の定義が表示されます。
/ALL (省略時の設定)
指定された論理名テーブルに登録されている,すべての論理名を表示することを指定します。 /PROCESS 修飾子,/JOB 修飾子,/GROUP 修飾子,/SYSTEM 修飾子,または /TABLE 修飾子を入力しない場合には, LNM$DCL_LOGICAL という論理名によって指定される論理名テーブル内のすべての論理名が表示されます。/DESCENDANTS
/NODESCENDANTS (省略時の設定)
指定された論理名テーブルと,それに従属する論理名テーブルに登録されている論理名を表示します。従属するテーブルは,CREATE/NAME_TABLE コマンドで, /PARENT_TABLE 修飾子にその親テーブルを指定することにより作成されます。 /DESCENDANTS 修飾子を指定する場合には, /TABLE 修飾子も同時に指定しなければなりません。/EXACT
/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,大文字と小文字を区別した文字列検索を指定します。この場合,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。/SEARCH 修飾子を指定せずに /EXACT 修飾子を指定した場合, "Find キー" (E1)を押すと文字列検索が有効になります。
/FULL
各論理名のアクセス・モード,属性,等価名,および論理名テーブルについての詳しい情報を表示します。/GROUP
グループ論理名テーブルだけを検索することを示します。 /GROUP 修飾子は,/TABLE=LNM$GROUP 修飾子と同じです。 /GROUP 修飾子を指定して論理名を指定しない場合には,グループ論理名テーブルのすべての論理名が表示されます。/HIGHLIGHT[=キーワード]
/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,一致した検索文字列の強調表示方法を指定します。一致した検索文字列があった場合は,行全体が強調されます。キーワードには,BOLD, BLINK, REVERSE, および UNDERLINE を指定できます。省略時の設定は BOLD です。/JOB
ジョブ論理名テーブルだけを検索することを示します。 /JOB 修飾子は,/TABLE=LNM$JOB 修飾子と同じです。 /JOB 修飾子を指定して論理名を指定しない場合には,ジョブ論理名テーブルのすべての論理名が表示されます。/OUTPUT[=ファイル指定]
/NOOUTPUT
SHOW LOGICAL コマンドの出力先を指定します。この修飾子を指定しなかった場合には, SYS$OUTPUT の装置(通常は使用しているターミナル)へ出力されます。ファイルへ出力するには,/OUTPUT 修飾子を使用してファイルを指定してください。ファイル指定にワイルドカード文字を使用することはできません。部分的なファイル指定(たとえば,ディレクトリだけ)を指定した場合には, SHOW という省略時のファイル名と,LIS という省略時のファイル・タイプが使用されます。
/NOOUTPUT 修飾子を指定した場合は,何も出力されません。
/PAGE[=キーワード]
/NOPAGE (省略時の設定)
コマンド出力の画面表示をページャを介して行います。次のキーワードを指定できます。
CLEAR_SCREEN ページモードで表示(毎回画面を消去する) SCROLL スクロールモードで表示(毎回画面を消去しない) SAVE[= n] n ページ分の履歴を保持する(前ページに戻ること等が可能)
/PAGE=SAVE 修飾子を指定すると最大 5 画面(最大 255 カラムまで)分の履歴を保存できます。ページャ内では以下のキーを使って画面の移動などができます。
キー・シーケンス 説明 Up arrow key, Ctrl/B 1行スクロールアップ Down arrow key 1行スクロールダウン Left arrow key 1カラム左シフト Right arrow key 1カラム右シフト Find (E1) 文字列検索を起動 Insert Here (E2) 半画面右シフト Remove (E3) 半画面左シフト Select (E4) 80/132 カラム切替え Prev Screen (E5) 前ページに移動 Next Screen (E6), Return, Enter, Space 次ページに移動 F10, Ctrl/Z 終了(ユーティリティによっては異なる) Help (F15) ヘルプ・テキストを表示 Do (F16) 最新(現在)画面と(履歴内で)最古画面の切り替え Ctrl/W 再表示
/PAGE 修飾子は /OUTPUT 修飾子とは同時に使用できません。
/PROCESS
プロセス論理名テーブルだけを検索することを示します。 /PROCESS 修飾子は,/TABLE=LNM$PROCESS 修飾子と同じです。 /PROCESS 修飾子を指定して論理名を指定しない場合には,プロセス論理名テーブルのすべての論理名が表示されます。/SEARCH="検索文字列"
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。文字列にスペース文字等を入れたい場合は,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。情報が表示されている時に Find(E1) キーを押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合は,引用符は必要ありません。
/STRUCTURE
/NOSTRUCTURE (省略時の設定)
現プロセスからアクセスできる,すべての論理名テーブルの"階層構造"を表示するかどうかを指定します。表示される情報には,2つの論理名ディレクトリ・テーブル(プロセスとシステム)と,これらのディレクトリ・テーブルに登録されているすべての論理名テーブルが含まれます。従属論理名テーブルは,それぞれの親テーブルの下に示されます。/STRUCTURE 修飾子を指定する場合は,他の修飾子は指定できません (ただし /ACCESS_MODE 修飾子,/FULL 修飾子,および /OUTPUT 修飾子を除きます)。
/SYSTEM
システム論理名テーブルだけを検索することを示します。 /SYSTEM 修飾子は,/TABLE=LNM$SYSTEM 修飾子と同じです。 /SYSTEM 修飾子を指定して論理名を指定しない場合には,システム論理名テーブルのすべての論理名が表示されます。/TABLE=(名前[,...])
検索する論理名テーブルを指定します。テーブルを1つだけ指定する場合には,括弧を省略できます。ワイルドカード文字(* と %)が使用できます。ワイルドカード文字の入った名前は,論理名テーブル名の検索に使用されます。ワイルドカード文字のない名前は,論理名テーブル名と論理名テーブル検索リストのどちらか適切なものとして扱われます。/TABLE 修飾子は以下を指定するのに使用できます。
- ユーザが定義した論理名テーブル (CREATE/NAME_TABLE コマンドによって作成されたテーブル)。
- プロセス論理名テーブル,グループ論理名テーブル,またはシステム論理名テーブル。
- プロセス・ディレクトリ・テーブル,またはシステム・ディレクトリ・テーブル。
複数のテーブルに変換される論理名でテーブルを指定した場合には,各テーブルが,指定された順に検索されます。たとえば,SHOW LOGICAL/TABLE=LNM$FILE_DEV を指定し, LNM$FILE_DEV が LNM$PROCESS,LNM$JOB,LNM$GROUP,および LNM$SYSTEM と等しいと定義されている場合には,プロセス論理名テーブル,ジョブ論理名テーブル,グループ論理名テーブル,およびシステム論理名テーブルが,この順序で検索されます。
/TABLE 修飾子を指定しない場合には,省略時の設定により /TABLE=LNM$DCL_LOGICAL が使用されます。
/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,画面の幅を越える行をラップするかどうかを指定します。 /WRAP 修飾子を指定した場合,はみ出す部分は次行に表示されます。/NOWRAP 修飾子を指定した場合,はみ出した部分は左右にスクロールしながら見ることができます。
#1 |
---|
$ SHOW LOGICAL/PROCESS (LNM$PROCESS_TABLE) "SYS$COMMAND" = "_TTB4:" "SYS$DISK" = "WORK6:" "SYS$DISK" = "WORK6:" "SYS$ERROR" = "_TTB4:" "SYS$INPUT" = "_TTB4:" "SYS$LOGIN" = "WORK6:[ODONNELL]" "SYS$LOGIN_DEVICE" = "WORK6:" "SYS$OUTPUT" = "_TTB4:" "SYS$OUTPUT" = "DKA2:" "SYS$SCRATCH" = "WORK6:[ODONNELL]" |
この SHOW LOGICAL コマンドは,すべてのプロセス論理名とその等価名を表示します (/TABLE=LNM$PROCESS は,/PROCESS 修飾子を指定した場合と同じ情報を表示します)。
#2 |
---|
$ SHOW LOGICAL INFILE "INFILE" = "WORK6:[LOGAN]PAYROLL.EXE" (LNM$PROCESS_TABLE) |
この SHOW LOGICAL コマンドは,INFILE という論理名の等価名を表示します。応答により,この論理名がプロセス論理名テーブルに登録されていることがわかります。
#3 |
---|
$ SHOW LOGICAL/GROUP . . . |
この SHOW LOGICAL コマンドは,すべてのグループ論理名テーブルとその等価名を表示します (/TABLE=LNM$GROUP は,/GROUPと同じ情報を表示します)。
#4 |
---|
$ SHOW LOGICAL/TABLE=SYSTEM SYS$LIBRARY "SYS$LIBRARY" = "SYS$SYSROOT:[SYSLIB]" (LNM$SYSTEM_TABLE) = "DOCD$:[SYSC.SYSLIB]" |
この例の SHOW LOGICAL コマンドは,システム論理名テーブルに登録されている論理名 SYS$LIBRARY の等価名を表示します。この例では SYS$LIBRARY はシステム・テーブルに定義されており, 2つの等価名を持っています。
#5 |
---|
$ SHOW LOGICAL/TABLE=LNM$GROUP/TABLE=LNM$SYSTEM SYS$DISK "SYS$DISK" = "ZZZ3:" (LNM$SYSTEM_TABLE) |
この例では矛盾する修飾子(/TABLE=LNM$GROUP と /TABLE=LNM$SYSTEM) が指定されています。このような場合は,最後に指定した修飾子が有効となり,システム論理名テーブルで見つかった SYS$DISK が表示されています。
#6 |
---|
$ SHOW LOGICAL/TABLE=LNM$PROCESS_DIRECTORY |
プロセス・ディレクトリ・テーブルに登録されている論理名を表示します。この論理名は,論理名テーブル,またはそれに反復変換される論理名です。
前へ | 次へ | 目次 | 索引 |