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/SEARCH="文字列"
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。スペース文字等を含む場合,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。情報が表示されている時に Find キー(E1) を押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合,二重引用符は必要ありません。
/SINCE[=時刻]
指定された時刻,またはそれ以降の時刻の日付のファイルだけを選択します。時刻は絶対時刻,または絶対時刻とデルタ時間を組み合わせて指定できます。またBOOT,LOGIN,TODAY(省略時の設定),TOMORROW,YESTERDAY というキーワードのいずれか1 つを指定することもできます。選択基準として使用する時刻の属性を指定するために,/BEFORE 修飾子とともに, /CREATED(省略時の設定),/EXPIRED, または /MODIFIED 修飾子を指定します。時刻の指定方法についての詳細は,『Compaq OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプの DCL_Tips トピック (Date_Time サブトピック) を参照してください。
/STYLE=キーワード
ファイルの内容を表示する場合のファイル名の書式を指定します。この修飾子のキーワードは CONDENSED および EXPANDED です。意味は次の表のとおりです。
キーワード 説明 CONDENSED
(省略時の設定)ファイル名を 255 文字長の文字列に適合するように表示します。このファイル名の場合,ファイル指定に DID あるいは FID 短縮形を含むことが可能です。 EXPANDED ファイル名をディスクに格納されているとおりに表示します。このファイル名の場合,ファイル指定に DID あるいは FID 短縮形は含みません。
キーワード CONDENSED と EXPANDED を同時に指定することはできません。この修飾子は,確認が要求された場合に,出力メッセージに表示されるファイル名の書式を指定します。
EXPANDED キーワードが指定されていない場合,ファイル・エラーは CONDENSED ファイル指定で表示されます。
詳細は『 Compaq OpenVMS Extended File Specifications の手引き』を参照してください。
/TAIL[=n]
ファイルの最後から指定行を表示します。省略時の設定では,端末のページ行数--2行になります。次の条件をすべて満たす時のみ, TYPE/TAIL コマンドを使用できます。
- 順編成ファイル
- 最大レコード長が 512 バイト以下
- レコード形式が,VAR, VFC, STM, STRCM, STMLF のいずれか (詳細は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』のFAB$B_RFMの説明を参照してください。)
- 入力されたファイルがランダムアクセスを使用する装置。 TYPE/TAILコマンドは,磁気テープ・ドライブでは機能しません。
これらの条件を満たしていても,なんらかのファイルの状態によっては,ファイルの終わりの数行が表示できない可能性があります。その場合は,次のようなエラー・メッセージが表示されます。
%TYPE-W-READERR, error reading DEVICE:[DIRECTORY]FILE.EXT;1 -SYSTEM-E-UNSUPPORTED, unsupported operation or function
/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,画面の幅を越える行をラップするかどうかを指定します。ラップを指定した場合は,はみ出す部分は次行に表示されます。/NOWRAP 修飾子を指定した場合は,はみ出した部分は左右にフクロールしながら見ることができます。
#1 |
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$ TYPE COMMON.DAT |
この例では,ターミナルに COMMON.DAT というファイルを表示することを指定しています。
#2 |
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$ TYPE *.DAT This is the first line in the file AA.DAT. . . . [Ctrl/O] This is the first line in the file BB.DAT. . . . [Ctrl/Y] Interrupt $ STOP |
この例では,ファイル名にアスタリスク・ワイルドカード文字(*) が含まれています。したがって,.DAT というファイル・タイプを持つすべてのファイルが,表示のためにスケジューリングされます。 Ctrl/O が押されると,現在表示されているファイルの出力は停止し, TYPE コマンドは次のファイルの表示を開始します。 Ctrl/Y は,このコマンドに割り込みをかけます。そして,STOPコマンドによりTYPE コマンドを終了します。
#3 |
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$ TYPE LETTER*.MEM December 14, 2001 . . . [Ctrl/Y] Interrupt $ SHOW TIME 14-DEC-2001 15:48:07 $ CONTINUE Sincerely yours, . . . |
この例では,LETTER という文字列で始まるファイル名を持ち,ファイル・タイプが .MEM である,すべてのファイルを表示することを指定しています。ファイルの表示中に,Ctrl/Y を押して処理を中断し時刻を表示しています。 SHOW TIME コマンドを実行したあと,CONTINUE コマンドを入力すると, TYPE コマンドの操作が再開されます。
#4 |
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$ TYPE/OUTPUT=SAVETEXT.TXT *.TXT |
この例では,現在の省略時のディレクトリ内で,ファイル・タイプが .TXT であるすべてのファイルを,SAVETEXT.TXT に書き込みます。
#5 |
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$ TYPE MEXICO::NOTICE.TEXT/OUTPUT=TEMP.TEXT |
この例では,MEXICO という遠隔ノードの NOTICE.TEXT というファイルを, SYS$OUTPUT ではなく,ユーザ自身のノードの TEMP.TEXT という出力ファイルに書き込むことを指定しています。
#6 |
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$ TYPE SECSYS"FILES OFFICEFIL"::"TASK=SHOWUSERS" VAX/VMS Interactive Users 14-DEC-2001 17:20:13.30 Total number of interactive users = 5 Username Process Name PID Terminal MIRANDA Sec1 00536278 TXA1: JESSICA Sec2 00892674 VTA2: EMILY Sec3 00847326 TXA3: ANDREW Sec4 02643859 RTA1: BRIAN System Mangr 00007362 VTA1: |
遠隔ノード SECSYS のユーザ FILES の SYS$LOGIN ディレクトリにある,コマンド・プロシージャ SHOWUSERS.COM を実行しています。 TYPE コマンドの出力は,ローカル・ノードで表示されます。
CDA Viewer を起動します。CDA Viewer は,テキスト・ファイルを表示するためのキャラクタ・セル・インタフェース,ならびにグラフィックス,イメージ,表データを含む複合ドキュメントおよびファイルを表示するための DECwindows Motif for OpenVMS インタフェースを持っています。VIEW コマンドの詳細については,オンライン・ヘルプを参照してください。
注意
CDA Viewer の新しいバージョンおよび DEC CDA ベース・サービス・コンバータを使用する場合は,DECwindows Motif for OpenVMS 用の DEC CDA ベース・サービスをインストールしなければなりません。
VIEW [入力ファイル]
指定した時間が過ぎるまで,現在のプロセスを待ち状態にします。 WAIT コマンドは,コマンド・プロシージャの中でプロシージャ自体の処理を遅らせるため,またはプロシージャに含まれるいくつかのコマンドの処理を遅らせるために使用します。
WAIT デルタ時間
デルタ時間
待機する時間を指定します。デルタ時間は,現在の時刻から未来へのオフセット値です。次の形式で指定します。
時:分:秒.ミリ秒
各フィールドと,指定できる範囲を示します。
時 0 から 23 までの整数 分 0 から 59 までの整数 秒 0 から 59 までの整数 ミリ秒 0 から 99 までの整数
コロン(:) およびピリオド(.) は,区切り文字として必要です。また時間のフィールドが 0 の場合でも,デルタ時間はコロンからではなく,時から指定しなければなりません。デルタ時間には,通常は日フィールドが含まれますが,このコマンドでは指定してはいけません。
デルタ時間の指定についての詳細は,『Compaq OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプの DCL_Tips トピック (Date_Time サブトピック) を参照してください。
WAIT コマンドを会話型モードで実行した場合でも,時間の入力を要求するプロンプトは表示されません。しかし,時間を指定しなかった場合はこのコマンドは無効です。
会話型モードで WAIT コマンドを実行すると,現在のプロセスは待ち状態になり,指定した時間が過ぎるまで他のコマンドを実行することはできません。ただし,他のプロセスからの (処理を要求しない) メッセージのみは受け取ります。 Ctrl/C または Ctrl/Y を押すと,通常の状態に戻ります。
#1 |
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$ LOOP: $ RUN KUDOS $ WAIT 00:10 $ GOTO LOOP |
このコマンド・プロシージャは,KUDOS というプログラム・イメージを実行します。 RUN コマンドを使用してプログラムを実行した後,WAIT コマンドは, GOTO コマンドの実行を 10 分だけ遅らせます。時間フィールドに対して,00 が指定されている点に注意してください。これは,時間指定をコロンで開始することはできないためです。 10 分後に GOTO コマンドは実行され,プロシージャは LOOP というラベルに制御を渡し, KUDOS プログラムがもう一度実行されます。このプロシージャは割り込みがかけられるまで,または終了されるまで繰り返します。
このプロシージャを会話型モードで実行している場合には, Ctrl/C または Ctrl/Y を押し, STOP コマンドまたは新しいイメージをプロセスの中で実行する他の DCL コマンドを実行すると,このプロシージャは終了します。このプロシージャがバッチ・ジョブで実行されている場合には, DELETE/ENTRY コマンドを使用して終了します。
論理名によって指定されたオープンされたファイルに,指定したデータを書き込みます。データは,オープンされたファイルに 1 レコードとして書き込まれます。修飾子はすべて,式に先行して指定しなければなりません。
WRITE 論理名式[,...]
論理名
出力ファイルに割り当てられている論理名を指定します。ここには,OPEN コマンドにより割り当てられた論理名を指定します。会話型モードでは,論理名 SYS$INPUT,SYS$OUTOUT,SYS$ERROR,および SYS$COMMAND により識別される,プロセス・パーマネント・ファイルを指定します。 OPEN コマンドはファイルに論理名を割り当て,論理名を論理名テーブルに登録します。式[,...]
出力ファイルに 1 レコードとして書き込むデータを指定します。データ項目はシンボル名,二重引用符で囲まれた文字列,リテラル値,レキシカル関数などの文字列式を使用して指定します。文字列式についての詳細は,『Compaq OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。コンマ(,)で区切ることにより複数の式を指定できます。コマンド・インタプリタは,各項目を 1 つのレコードに連結し,そのレコードを出力ファイルに書き込みます。
書き込むことができるレコードの最大サイズは,1024 バイトです。またレコードの一部として指定される,あらゆるシンボルの値は 255 を越えてはなりません。ただし /SYMBOL 修飾子を指定している場合は例外となり,この場合の最大サイズは 2048 バイトであり,シンボルの値は 255 文字を越えることができます。
WRITE コマンドは,書き込みに対してオープンされている順編成ファイル,相対編成ファイル,または索引ファイルに,レコードを書き込むことができます。 WRITE コマンドを使用してレコードを書き込む場合,レコードを書き込んだ直後にレコード・ポインタを常に設定します。レコードをファイルに書き込む場合,そのファイルは, OPEN コマンドに /WRITE または /APPEND 修飾子を使用してオープンにしておかなければなりません。ただし論理名 SYS$INPUT,SYS$OUTPUT,SYS$ERROR,および SYS$COMMAND により識別されるプロセス・パーマネント・ファイルは,明示的にオープンにしておく必要はありません。
/SYMBOL 修飾子を指定しない場合は, DCL によりコマンドと完全な文字列式は 1024 バイトのバッファに記憶されます。 /SYMBOL 修飾子を指定すると,DCL により 1 つまたは複数のシンボルが解釈され,展開された文字列は別々の 2048 バイトのバッファに記憶されます。その後,書き込み操作が行われます。このため,レコードが 1000 バイト以上ある場合は, /SYMBOL 修飾子を指定してください。
/ERROR=ラベル
入出力エラーが発生した場合は, (コマンド・プロシージャ内の) ラベルで指定される位置に,制御を移します。エラー・ルーチンが指定されていないときに,ファイルの書き込み中にエラーが発生すると,現在の ON 条件処理が実行されます。この修飾子に対して指定されているエラー処理ルーチンは, ON コマンドに指定されている処理よりも優先されます。エラーが発生し,行き先として指定したラベルに制御が正しく移ると, $STATUS という予約済みグローバル・シンボルに,そのエラーを示すコードが設定されます。/SYMBOL
書き込み操作が実行される前に式が解釈され,展開された値が 2048 バイトのバッファに記憶されることを指定します。複数の式を指定した場合には,各式の値が連結され,2048 バイトのバッファに記憶されます。非常に大きなレコードを書き込む場合は,/SYMBOL 修飾子を使用します。指定する各式はシンボルでなければなりません。 /SYMBOL 修飾子を使用する場合には,文字列式(つまり引用符で囲まれた文字列)は指定できません。
/SYMBOL 修飾子を使用しない場合には,式を含めたコマンド全体が 1024 バイトのバッファに記憶されます。
/UPDATE
既存のレコードを,指定したレコードを使用して更新することを指定します。 /UPDATE 修飾子を使用するためには,ファイルの読み込みと書き込みができなければなりません。 WRITE/UPDATE コマンドを使用できるのは,READ コマンドを実行したあとのみです。 WRITE/UPDATE コマンドは,最後に読み込まれたレコードを変更します。順編成ファイルに対して WRITE/UPDATE コマンドを使用する場合には,同じサイズのレコードと置き換えなければなりません。
#1 |
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$ WRITE SYS$OUTPUT "Beginning second phase of tests" |
この例で WRITE コマンドは,1 行のテキストを現在の出力装置に書き込みます。
#2 |
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$ OPEN/APPEND OUTPUT_FILE TRNTO::DKA1:[PGM]PLAN.DAT $ WRITE OUTPUT_FILE "BEGINNING PHASE 3" |
この例で OPEN/APPEND コマンドは,遠隔ノード TRNTO でファイル PLAN.DAT をオープンし,ファイルの最後にポインタを設定します。 WRITE コマンドはファイル PLAN.DAT の最後にレコードを書き込みます。
#3 |
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$ OPEN/WRITE OUTPUT_FILE TESTFILE.DAT $ INQUIRE ID "Assign Test-id Number" $ WRITE/ERROR=WRITE_ERROR OUTPUT_FILE "Test-id is ",ID $ WRITE/ERROR=WRITE_ERROR OUTPUT_FILE "" $ ! $ WRITE_LOOP: . . . $ GOTO WRITE_LOOP $ END_LOOP: $ ! $ CLOSE OUTPUT_FILE $ PRINT TESTFILE.DAT $ EXIT $ ! $ WRITE_ERROR: $ WRITE SYS$OUTPUT "There was a WRITE error." $ CLOSE OUTPUT_FILE $ EXIT |
OPEN コマンドでファイル TESTFILE.DAT をオープンし, INQUIRE コマンドでシンボル ID に識別番号を割り当て, WRITE コマンドでシンボル ID と空行を書いています。
ラベル WRITE_LOOP と END_LOOP の間では,適当な処理を行って他の情報をファイルに書いています。処理が終了すると,制御はラベル END_LOOP に移り CLOSE コマンドでファイルをクローズし,PRINT コマンドでプリンタへ出力しています。
ラベル WRITE_ERROR は /ERROR 修飾子の対象として使用され, WRITE コマンド実行時にエラーが発生した場合は,ここへ制御が移ります。
#4 |
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$ OPEN/APPEND MYFILE [LAMPERT]TESTING.DAT $ WRITE/SYMBOL MYFILE A,B,C |
この例ではシンボル A,B,C がすでに定義済みであると仮定されています。 OPEN/APPEND コマンドは [LAMPERT]TESTING.DAT というファイルをオープンし,ファイルの最後にポインタを設定します。 WRITE/SYMBOL コマンドはシンボル A,B,C の値を連結し,このデータをファイルの最後に新しいレコードとして書き込みます。
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