OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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電源オフ要求に対するファームウェアまたはハードウェアのサポートが実装されていない場合,シャットダウン・プロシージャはシステムを停止しますが,電源は入ったままです。

PQL_DBIOLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,保留 AST 数の省略時の制限値を設定します。

PQL_DBIOLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに許可する未実行のバッファード入出力動作数の省略時のバッファード制限数を設定します。

PQL_DBYTLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスが使用できるバッファード空間量の省略時のバッファード入出力制限バイト数を設定します。

PQL_DCPULM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の CPU 時間制限を設定します。単位は 10 ミリ秒です。

省略時の値 0 は CPU 時間に制限がないことを意味し,ほとんどの状況に適しています。

PQL_DDIOLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の直接入出力制限を設定します。

PQL_DENQLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のキューに登録できるパラメータ数の制限を設定します。

PQL_DFILLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のオープン・ファイル制限を設定します。

PQL_DJTQUOTA (D)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のジョブ・テーブル・バイト数クォータを設定します。ジョブ・テーブルに割り当てるページング・プールのバイト数を指定します。大量のジョブ論理名や一時的メールボックスを使用する場合を除き,省略時の値が適しています。

PQL_DPGFLQUOTA (D,G, VAXシステムで A)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のページ・ファイル・クォータを設定します。このパラメータは,PQL_DWSEXTENT以上に設定してください。

PQL_DPRCLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のサブプロセス制限を設定します。

PQL_DTQELM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のタイマ・キュー・エントリ数を設定します。

PQL_DWSDEFAULT (A,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット・サイズを設定します。

PQL_DWSEXTENT (A,D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット超過値を設定します。

PQL_DWSQUOTA (A,D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット・クォータを設定します。

PQL_MASTLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小保留 AST 数の省略時の制限値を設定します。

PQL_MBIOLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,バッファード入出力最小値を設定します。

PQL_MBYTLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,バッファード入出力最小バイト数を設定します。

PQL_MCPULM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し, 10 ミリ秒単位による CPU 時間最小値を設定します。

PQL_MDIOLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,直接入出力最小値を設定します。

PQL_MENQLM (D,G)

Create Process ($CREPRC) システム・サービスまたは DCL の RUN (プロセス)コマンドで生成されたプロセスが同じにキューに登録できるロックの最小数の省略時の値を設定します。

PQL_MFILLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,オープン・ファイル最小値を設定します。

PQL_MJTQUOTA (D)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,ジョブ・テーブル・バイト数最小クォータを設定します。

PQL_MPGFLQUOTA (D,G, VAX システムで A)

VAX システムにおいて,システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ページ・ファイル・クォータを設定します。このパラメータは,PQL_MWSEXTENT 以上に設定してください。

Alpha システムにおいて,システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ページレット・ファイル・クォータを設定します。

PQL_MPRCLM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,サブプロセス最小値を設定します。

PQL_MTQELM (D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小タイマ・キュー・エントリ数を設定します。

PQL_MWSDEFAULT (A,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の最小ワーキング・セット・サイズを設定します。

この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さい値) より優先します。

PQL_MWSEXTENT (A,D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,ワーキング・セットの最小超過値を設定します。

この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さい値) より優先します。

PQL_MWSQUOTA (A,D,G)

システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ワーキング・セット・クォータを設定します。

この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さいて値) より優先します。

PRCPOLINTERVAL (D, Alpha システムで A)

他のノード上において,接続マネージャ・ディスクや大容量記憶制御プロトコルディスクなどのシステム通信サービス (SCS) アプリケーションを検索する場合のポーリング間隔を秒数で指定します。すべての検索対象ノードが,各時間間隔でポーリングされます。

新しいシステムやサーバを認識する速度が上がると,ポーリング・オーバヘッドが高くなります。

PRIORITY_OFFSET

PRIORITY_OFFSET は,1 つのプロセスが現在のプロセスを先取りするために,スケジューラによって必要とされる優先順位の差を指定します。たとえば,値が 2 の場合には,現在のプロセスが優先順位 1 で実行されているときに,優先順位 2 または優先順位 3 のプロセスは現在のプロセスを先取りできません。しかし,優先順位が 4 以上のプロセスは,現在のプロセスを先取りできます。このメカニズムは,通常の優先順位 (0〜15) のプロセスに対してだけ影響します。省略時の値は 0 です。

この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。

PROCSECTCNT (A,G)

プロセスが格納できるセクション記述子数を設定します。各セクション記述子により,プロセス・ヘッダの固定部が 32 バイト増えます。

実行するあらゆるセクションの中で最大のイメージ・セクション数を超える値を設定します。この最大数は,イメージのリンケージ・メモリ割り当てマップで示されます。

PSEUDOLOA

(VAX のみ) PDA0 システム・イメージのサイズをページ数で指定します。磁気テープからスタンドアロン BACKUP をブートするときに使用します。

この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。

PU_OPTIONS

PU_OPTIONS は弊社が使用するために予約されています。

QBUS_MULT_INTR

(VAX のみ) Q22 バスを使用しているシステムに対し,マルチレベルの割り込み実行を許可(1)します。このパラメータの詳細については,『OpenVMS VAX Device Support Manual』を参照してください (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが OpenVMS Documentation CD-ROM に入っています)。

この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。

QDSKINTERVAL

ディスク・クォーラム・ポーリング間隔を秒数で指定します。省略時の値は 3 です。

QDSKVOTES

クラスタ内のクォーラム・ディスクが提供するボート数を指定します。

QUANTUM (D,M, Alpha システムで A)

次を定義します。

RAD_SUPPORT (G)

(Alpha のみ) RAD_SUPPORT では,AlphaServer GS160 システムなど, RAD (リソース・アフィニティ・ドメイン) をサポートするシステム上で RAD 対応コードの実行を許可します。 RAD は共通アクセス属性を備えたハードウェア・コンポーネント群 (CPU,メモリ,および入出力) です。 OpenVMS RAD の機能の詳細については,『OpenVMS Alpha パーティショニングおよび Galaxy ガイド』を参照してください。

RAD_SUPPORT パラメータでは次のようにビットが定義されています。


 
RAD_SUPPORT (default is 79; bits 0-3 and 6 are set) 
___________________________________________________ 
 
 3   2 2   2 2         1 1 
 1   8 7   4 3         6 5         8 7         0 
+-----+-----+-----------+-----------+-----------+ 
|00|00| skip|ss|gg|ww|pp|00|00|00|00|0p|df|cr|ae| 
+-----+-----+-----------+-----------+-----------+ 
 
Bit 0 (e): Enable    - Enables RAD support 
 
Bit 1 (a): Affinity  - Enables Soft RAD Affinity (SRA) scheduling 
                       Also enables the interpretation of the skip 
                       bits, 24-27. 
 
Bit 2 (r): Replicate - Enables system-space code replication 
 
Bit 3 (c): Copy      - Enables copy on soft fault 
 
Bit 4 (f): Fault     - Enables special page fault allocation 
                       Also enables the interpretation of the 
                       allocation bits, 16-23. 
 
Bit 5 (d): Debug     - Reserved to Compaq 
 
Bit 6 (p): Pool      - Enables per-RAD non-paged pool 
 
Bits 7-15:           - Reserved to Compaq 
 
Bits 16-23:          - If bit 4 is set, bits 16-23 are interpreted 
                       as follows: 
 
    Bits 16,17 (pp): Process = Pagefault on process (non global) pages 
    Bits 18,19 (ww): Swapper = Swapper's allocation of pages for processes 
    Bits 20,21 (gg): Global  = Pagefault on global pages 
    Bits 22,23 (ss): System  = Pagefault on system space pages 
 
    Encodings for pp, ww, gg, ss: 
    Current  (0) - allocate PFNs from the current CPU's RAD 
    Random   (1) - allocate PFNs using the "random" algorithm 
    Base     (2) - allocate PFNs from the operating system's "base" RAD 
    Home     (3) - allocate PFNs from the current process's home RAD 
 
    If bits 16-23 are 0, the defaults for pp, ww, gg, ss are interpreted 
    as follows: 
 
    Process = home RAD 
    Swapper = current RAD (also sets home RAD for process) 
    Global  = random RAD 
    System  = base RAD 
 
Bits 24-27:          - If bit 1 is set, bits 24-27 are interpreted 
                       as a skip count value (power of 2). Example: If 
                       bits 24-27 contain a 3, the skip count is 8. 
                       If bits 24-27 contain a 5, the skip count is 32. 
                       If bits 24-27 are 0, the default of 16 is used 
                       as the skip count. 
 
Bits 28-31:          - Reserved to Compaq 
 

OpenVMS RAD 機能の使用についての詳細は,『OpenVMS Alpha Galaxy and Partitioning Guide』を参照してください。

REALTIME_SPTS (D,G,M)

(VAX のみ) 割り込みのための接続プロセスをシステム空間にマッピングする際に使用する,システム・ページ・テーブル・エントリ数を予約します。実時間以外の環境では,省略時の値 (0) を使用してください。割り込みのための接続プロセスがシステムを使用している場合,この値は,同時に存在する割り込みのためのすべての接続プロセスをシステム空間にマップするのに要する最大ページ数です。詳細については,『OpenVMS VAX Device Support Manual』を参照してください (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが, OpenVMS Documentation CD-ROM に入っています)。

RECNXINTERVAL (D, Alpha システムで A)

遠隔システムへの再接続を試みるポーリング間隔を秒数で指定します。

RESALLOC

資源の割り当てチェックを行うかどうかを制御します。省略時の値 0 は,資源の割り当てチェックを禁止します。

この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。

RESHASHTBL (A,F,M)

ロック管理資源名ハッシュ・テーブルのエントリ数を定義します。各エントリは,4 バイトを使用します。チューニングの典型的な目標は, RESHASHTBL パラメータを,システム上で使用されている資源の合計数の約 4 倍の値にすることです。メモリに制約があるシステムや,ロッキングの速度がそれほど重要でないシステムのマネージャは,このテーブルのサイズをこれよりも小さい値に設定することができます。

RJOBLIM (D)

同時にシステムで使用できる遠隔ターミナルの最大数を定義します。

RMS_DFMBC (A,D)

RMS_DFMBC は,レコード入出力操作の場合にだけ省略時のマルチブロック・カウントを指定します。ただし,count は各入出力バッファに対して割り当てるブロック数です。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFMBFIDX (A,D)

索引順編成ディスク動作における,省略時の RMSマルチバッファ数を指定します。この値は,VMS RMS が各索引編成ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。順次アクセスの場合,一部のインデックス・バケットがメモリに残る程度に大きい値を設定すれば,性能を向上させることができます。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFMBFREL (A,D)

相対ディスク動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は, VMS RMS が各相対編成ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFMBFSDK (A,D)

順編成ディスク動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は,RMS が順編成ディスク・ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。

通常は省略時の値を使用すれば適切です。しかし,先読み操作や後書き操作を使用する場合には,この値を大きくすると,性能を向上できます。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFMBFSMT (A,D)

磁気テープ動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は,VMS RMS が磁気テープ・ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFMBFSUR (A,D)

ユニット・レコード装置における,省略時のマルチバッファ数を指定します。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_DFNBC (A,D)

遠隔ファイル,順編成ファイル,索引順編成ファイル,相対編成ファイルへのネットワーク・アクセスで使用する,省略時のブロック数を指定します。

ネットワーク・ブロック数は,データの送受信に使用する入出力バッファに RMS が割り当てるブロック数です。ただし,遠隔ファイルへのアクセスに使用するバッファ・サイズは,RMS と遠隔ファイル・アクセス・リスナ (FAL) との間で交渉されます。2 つのサイズの内,小さいバッファ・サイズが選択されます。

したがって,この値は使用されているネットワーク・バッファ・サイズの上限です。遠隔ファイルとの間で転送できるレコード・サイズの上限でもあります。すなわち,転送できる最大レコードは, RMS_DFNBC に 512 バイトを掛けた値以下となります。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_EXTEND_SIZE (D)

書き込み時にファイルが拡張するブロック数を指定します。各ファイルの終端で無駄になるディスク空間と,大量拡張の頻度を抑えることによる性能向上とのバランスをとる値を設定してください。小さいディスク・クォータを使用する場合には,ディスク・クラスタ・サイズなどの小さい数値を指定し,ユーザのディスク・クォータが使用されないようにします。 0 を指定すると,VMS RMS は大量の超過値を割り当て,ファイルがクローズしたときに実際の使用量に戻します。

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_FILEPROT

エラー・ログ,オペレータ・ログ,ジョブ・コントローラなどのシステム・プロセスに使用する,省略時のファイル保護を指定します。ジョブ・コントローラが作成したプロセスに使用する省略時のファイル保護も指定します (会話型プロセスとバッチ・プロセスの両方)。

プロセスは,そのプロセスを作成したプロセスの省略時のファイル保護を必ず継承するので,RMS_FILEPROT が省略時のファイル保護を指定する対象は,ログイン・コマンド・プロシージャや会話型セッションで DCL の SET PROTECTION/DEFAULT を実行しないユーザだけです。

保護はマスクで表します。保護マスクの指定方法については,『OpenVMS System Services Reference Manual』のシステム・サービス $CRMPSC の説明を参照してください。省略時のマスクは,次の保護を表す 64,000 (10 進) または FA00 (16 進) です。


(S:RWED,O:RWED,G:RE,W:) 

このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。

RMS_PROLOGUE (D)

索引編成ファイルの作成時に RMS が使用する省略時のプロローグを指定します。省略時の値 0 では,ファイルの特性にもとづいて RMS がプロローグを決定します。 2 を指定した場合はプロローグ 2 または 1,3 を指定した場合はプロローグ 3 が使用されます。 RMS プロローグについては,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』を参照してください。

RMS_SEQFILE_WBH (D)

(Alpha のみ) RMS_SEQFILE_WBH では,共用されていないシーケンシャル・ディスク・ファイルが書き込みアクセスを指定されたイメージ入出力に対してオープンされる場合,このファイルに対するシステム省略値として RMS 後書き機能を有効にできます。次に示すのは可能な設定です。

設定 説明
0 (省略時の設定) 後書き機能を有効にしない。RAB$L_ROP の RAB$V_WBH を設定することで,ユーザが後書きを要求する場合にのみ,後書きを使用する以前の動作を保持する。
1 少なくとも 2 つのローカル・バッファの割り当てを含み,システムの省略時の設定として後書き機能を有効にする。

RSRVPAGCNT

現在のプロセス・ページ・ファイルのために予約され,預けられるページ数を設定します。


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