つぎの表を作成して,これまで学んだ機能の復習をしてみましょう。 少し手間がかかりますが,がんばりましょう。
2行あけて,3行目にタイトルを入力します。 2行あけるのは,後で箱を書くためです。まず,"留守番電話"と入力し, 2カラム移動して"機能比較表"と入力します。確定したら, [Return]キーを3回押して,製品名の行との間に2行あけます。2行あけるのは, 後で箱を書くためです。
表の1行目には製品名が入ります。 "製品名"と入力してから2カラム移動して,"るすでる",4カラム移動して"ぴこ", 4カラム移動して"てるぴー"と入力します。カラム数を空けて入力するのは, 出来上がりをきれいにするためです。確定したら, [Return]キーを2回押して1行あけます。1行あけるのは,後で罫線を書くためです。
表の2行目には価格が入ります。"価格"と入力してから, 4カラム移動して"29,000円",2カラム移動して"37,900円", 2カラム移動して"68,000円"と入力します(このとき,数字は半角で入力してください)。 カラム数を空けて入力するのは,上段とそろえるためです。確定したら, [Return]キーを2回押して1行あけます。
表の3,4行目には機能が入ります。 "機能1"と入力し,1行あけて"機能2"と入力します。
表中の○・×は,線を引いた後で入力します。
日本語EVEの CENTER LINE コマンドを使用します。このコマンドは, 行を左右マージンの中央に移動します。行頭にはスペースが挿入されます。 詳しい説明については『日本語EVE リファレンス・マニュアル』 をお読みください。
こうして価格の行までをセンタリングさせてください。1度 CENTER LINE コマンドを実行すれば,カーソルを移動して,[Do]キーを2回押すだけでセンタリング されます。
"機能1"と"機能2"は,それぞれ"機"にカーソルを置いてスペース・バーを押し, "製品名","価格"と位置をそろえてください。
日本語EVEの DRAW KEISEN コマンドを実行し,箱モードを使用します。 さきほどセンタリングした"留守番電話 機能比較表"を, 太い枠の箱で囲んでみましょう。
カーソルに矢印があらわれます。
[太]細消→INSERT
★線を引くときには★
線はカーソルの矢印(横線はカーソルの中央,縦線はカーソルの右側)にそって 引かれます。矢印が通る位置に文字があると上書きされてしまうので, 注意してください。
箱を書き終わったら[Select]キーで箱を確定し,罫線モードに戻ります。
次に,表を細い枠の箱で囲んでみましょう。"太枠の箱を書く"と同様に, 箱モードを使用します。すでに DRAW KEISEN コマンドで罫線モードに入っているので,カーソルを移動して書き始めます。
この後は,"太枠の箱を書く"の4.〜6.と同じです。
箱を書き終わったら,続けて横線を入れるので,[Select]キーで箱を確定して 罫線モードに戻ってください。
罫線モードを使用します。
★罫線モードでカーソルを移動するときには★
必ず[移動]を選択してから,カーソルを移動してください。 [移動]を選択しないままカーソルを移動させると,不要な罫線が引かれてしまいます。 そのときには, 第11章を参照して消去してください。
以上の操作を繰り返して,それぞれの項目の間に横線と縦線を3本ずつ引いてください。 線を引き終わったら[Return]キーで確定し,罫線モードを終了します。
ステータス・ラインを見てください。Insertと表示されています。これは, 現在のバッファが挿入モードであることを示しています (挿入モードは省略時のモードです)。けれども,表の中に文字を書き込むときには, 挿入モードでは罫線が動いてしまいます。そこで, 重ね書きモード(Overstrike)にしてから,○・×を書き込みましょう。
[Do]キーを押し,Command:プロンプトに対して
OVERSTRIKEMODE コマンドを実行します。
ステータス・ラインが,"Insert"から"Overstrike"に変わります。
カーソルを移動させて,続けて記号を入力するときには,記号モードのまま 補助キーパッドの数字キー(KP1,KP2,KP3,KP5キー) を使ってカーソルを移動させることもできます。
記号モードのときは,KP1は[←]キー,KP2は[↓]キー,KP3キは[→]キー,KP5は [↑]キーと同じように,カーソルを動かすことができます。
同様にして,×を入力してください。
入力が終わったら[F10]キーを押して元のモードに戻します。 再び挿入モードにするには,INSERT MODE コマンドを入力してください。