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この章では,日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・ システムのインストレーションで発生する可能性のあるエラーと, その対処方法について説明します。
エラー %JSYVMSAXP-E-BADVMS, OpenVMS/Japanese Alpha V7.2-1
requires OpenVMS Alpha V7.2-1
対処方法:
標準版OpenVMS Alphaのバージョンが7.2-1
ではないので,標準版OpenVMS Alpha V7.2-1
のキットをインストールしてから,
日本語OpenVMS Alpha
オペレーティング・システムV7.2-1をインストールします。
エラー %JSYVMSAXP-E-NOLOCALE, Japanese locale data files are not
installed on this system.
%JSYVMSAXP-E-NOLOCALE, You must install VMSI18N072 kit first.
対処方法:
ロケール・データ・ファイル・キットVMSI18N072
がインストールされていない,またはVMSI18N072インストール時に日本語サポートが選択されていません。VMSI18N072
キットから日本語サポートをインストールしてから,
日本語OpenVMS Alpha
V7.2-1本体をインストールします。
エラー %JSYVMSAXP-E-BADCONFIG, this system is not configured to install OpenVMS/Japanese Alpha
(1): 現在のシステム・ディスクのフリー・ブロック数が, 日本語OpenVMS Alpha V7.2-1のインストールに必要な最低限のフリーブロック数に満たない場合には, 次のメッセージを表示します。
You must have 88,000 free blocks to install. This system is not configured correctly. Please see 'OpenVMS/Japanese Alpha installation guide' for preparing your system to install.
対処方法:
システム・ディスクのスペースが足りないので,
不必要なファイルを消去するなどの対処をしてください。
詳細は,第1.8節を参照してください。
(2): 日本語OpenVMS Alpha V7.2-1 をインストールするために必要なグローバル・ ページ,またはグローバル・ セクションが不足している場合には,次のメッセージを表示します。
You must have 12,000 global pages, and 54 global sections to perform to install. This system is not configured correctly. Please see 'OpenVMS/Japanes Alpha installation' guide for preparing your system to install.
対処方法:
本書の第1.9
節を参照してください。
エラー %JSYVMSAXP-E-INVTTY, terminal class driver is not TTDRIVER
-JSYVMSAXP-E-INVTTY, this may cause some unrecoverable system failure
対処方法:
ターミナル・ドライバが標準のTTDRIVER
でないため,インストレーションが中断されます。システム・
パラメータのTTY_CLASSNAME を"TT"に設定し直した後,システムをリブートしてください。
システム・パラメーターの設定の詳細については,
『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してください。
日本語OpenVMS Alphaのインストレーション検証時のエラーには, 以下のようなものがあります。
エラー%DCL-E-OPENIN, error opening SYS$TEST:[directory]JSY$IVP.COM; as input
-RMS-F-DEV, error in device name or inappropriate device type for operation
対処方法:
論理名JSY$TESTが定義されていないので,
日本語OpenVMS Alphaのスタートアップ・
プロシージャSYS$STARTUP:JSY$STARTUP.COM を実行し,
JSY$TEST に,SYS$COMMON:[SYSTEST.JSY]を割り当ててください。
詳細は,第4章を参照してください。
エラー %RMS-E-PRV, insufficient privilege on file protect violation
対処方法:
SYSPRV特権がプロセスについていないので,
以下のようにして,この特権を付けるか,特権を持ったアカウント(SYSTEM
など)から実行してください。
$ SET PROCESS/PRIVILEGES=SYSPRV
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