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日本語システムのユーティリティは,インストレーション後に次表の値のグローバル・ページ, およびグローバル・セクションを必要とします。
ユーティリティとイメージ | グローバル・ページ | グローバル・セクション | |
---|---|---|---|
CMGR | |||
CMGRDISPSHR.EXE | 224 | 2 | |
CMGRSHR.EXE | 256 | 2 | |
FIP | |||
FIP.EXE | 304 | 2 | |
FIP$CONTROL.EXE | 48 | 1 | |
FIPMSG.EXE | 48 | 1 | |
FIPSHR.EXE | 112 | 2 | |
IM$ARKSHR.EXE | 48 | 1 | |
IM$KKCSHR.EXE | 48 | 1 | |
IM$HMJSYVECSHR.EXE | 48 | 1 | |
IM$HMSHR.EXE | 256 | 2 | |
IMLIB | |||
IM$MESSAGE.EXE | 48 | 1 | |
IM$SHR.EXE | 176 | 2 | |
JMAIL | |||
JMAIL.EXE | 352 | 2 | |
JMAILMSG.EXE | 64 | 1 | |
JMAILSHR.EXE | 432 | 3 | |
JMAILSHRP.EXE | 448 | 3 | |
日本語共用イメージ | |||
JSYSHR.EXE | 512 | 6 | |
JSYSHRP.EXE | 144 | 3 | |
JSY$KKSHR.EXE | 384 | 2 | |
日本語画面制御ライブラリ | |||
JSY$SMGSHR.EXE | 1,008 | 3 | |
KANJIGEN | |||
KANJIGEN.EXE | 128 | 2 | |
KINQUIRE | |||
KINQ.EXE | 48 | 1 | |
JSORT | |||
SORJPNDICT.EXE | 48 | 1 | |
SORTDTYPE.EXE | 128 | 2 | |
TYPE | |||
TYPE.EXE | 128 | 2 | |
JSY$UTIL$SHARE | 176 | 2 | |
CLIUTLMSG | 288 | 1 | |
DEC XTPU | |||
JEVE$SECTION_V3.XTPU$SECTION | 2,704 | 1 | |
XTPU.EXE | 48 | 1 | |
XTPUMSG.EXE | 192 | 1 | |
XTPUSHR.EXE | 1,648 | 2 | |
XTPU$CCTSHR.EXE | 48 | 1 | |
XTPU$CSSHR_JA_JP.EXE | 416 | 2 | |
XTPU$MOTIFSHR.EXE | 64 | 1 | |
日本語ファイル名サポート | |||
JSY$BACKUP.EXE | 0 | 0 | |
JSY$SETSHOSECUR.EXE | 112 | 1 | |
合計 | 11,136 | 62 |
表のグローバル・ページの単位はページレット(512バイト)であることに 注意してください。また,インストールするのに必要なグローバル・ページの値は,システムのページ・サイズによって多少変わります。表はシステムのページ・サイズが8キロバイトのときの値を表しています。 |
日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 のインストールには,グローバル・ページの空きが 12,000 ページ,グローバル・セクションの空きが 63 セクション必要です。日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 のインストレーション・プロシージャは,グローバル・ページおよびグローバル・セクションの空きを調べ,その値が上の数字に満たない場合はインストレーションを中断します。
現在のシステムのグローバル・ページおよびグローバル・セクションの空きは,次のようにして調べることができます。
$ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") |
グローバル・ページ, およびグローバル・セクション の値は次のようにして変更することができます。
次の行を SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT に加えてください。
GBLPAGES=<グローバル・ページの値(ページレット)> GBLSECTIONS=<グローバル・セクションの値> |
あるいは,次の行でもかまいません。
ADD_GBLPAGES=<追加するグローバル・ページの値(ページレット)> ADD_GBLSECTIONS=<追加するグローバル・セクションの値> |
次のように AUTOGEN を実行してください。
$ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK |
システムがシャット・ダウンされリブートされます。グローバル・ページとグローバル・セクションの値は,SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT に書かれた値に変更されます。
インストレーション中に問題が発生したときのために,あらかじめシステム・ディスクのバックアップをとっておくことをお勧めします。バックアップ実行の詳細については,『 OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。
1.11 日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 より前のバージョンからのアップグレード
日本語 OpenVMS Alpha V7.1-2,V7.2-1,V7.2-2,V7.3 から日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 にアップグレードする場合は,必ず以下の手順で行うようにしてください。
ワークステーションで日本語 Compaq DECwindows Motif を実行していない場合は,この作業は必要ありませんので 4 の作業へ進んでください。 |
日本語 OpenVMS V7.3-1 でサポートされる日本語 Compaq DECwindows Motif のバージョンは V1.2-4 以上です。V1.2-4 より前のバージョンをお使いの場合は,あらかじめ V1.2-4 以上へのアップグレードを行ってください。
なお,日本語 OpenVMS V7.3-1 の CD-ROM には日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2-6 が含まれていますので,V1.2-6 へのアップグレードをお勧めします。
ワークステーションで日本語 Compaq DECwindows Motif を実行していて,SYSTEM アカウントのセッション・マネージャの言語設定が「日本語」になっている場合は,「US English」に変更してください。
OpenVMS のアップグレードと同時に Compaq DECwindows Motif のアップグレードを行う場合は,アップグレード作業の前に日本語 Compaq DECwindows Motif を削除しておく必要があります。詳しくは,日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2-6 の『インストレーション・ガイド』を参照してください。
SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM をエディタで編集して,日本語 OpenVMS Alpha のスタートアップ・プロシージャの行を以下のようにコメント・アウトしてください。
$! @SYS$STARTUP:JSY$STARTUP.COM |
この作業を行わないと,後の作業で警告メッセージが表示されます。
標準版 OpenVMS Alpha V7.3-1 のキットを用いて,標準版 OpenVMS Alpha のアップグレードを行ってください。アップグレードの方法については『 OpenVMS Alpha Version 7.3-1 Upgrade and Installation Manual 』を参照してください。
Compaq DECwindows Motif のアップグレードを行う場合は,ここで同時に行うことができます。
日本語 TCP/IP をインストールしている場合は,標準版の TCP/IP はインストールしないようにしてください。 |
ロケール・データ・ファイル・キット ALPVMSI18N02_073 をインストレーションを行ってください。インストレーションの手順は 第 1.5.2 項 を参照してください。
日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 のインストレーションを行ってください。以後の作業については,第 2 章 " 日本語インストレーション " およびそれ以降の章を参照してください。
日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 でサポートされる日本語 Compaq DECwindows Motif のバージョンは V1.2-4 以上です。次の表に従って,必要な作業を決定してください。
現在の日本語 Compaq DECwindows Motif のバージョン | 日本語 OpenVMS Alpha V7.3-1 アップグレード前に必要な作業 |
---|---|
V1.2-4 より前 | 日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2-4 以上のバージョンへのアップグレード |
V1.2-4 | 英語版 Compaq DECwindows V1.2-4 の 2000 年対応キット (ALPMOTF03_U4012.A) のインストールが必要です
日本語 Compaq DECwindows V1.2-4 修正キットのインストールをお勧めします |
V1.2-5,V1.2-5A | 英語版 Compaq DECwindows Motif V1.2-5 の修正キットのインストールが必要です |
V1.2-6 | 特別な作業は必要ありません |
日本語 Compaq DECwindows Motif V1.2-5,V1.2-5A,または V1.2-6 を使う場合,修正ファイルをコピーします。修正ファイルは日本語 OpenVMS V7.3-1 CD-ROM の [000000] に提供されます。次の例のようにコマンド・プロシージャを実行するとファイルがコピーされます。
$ @ ddcu:[000000]v731copyfiles.com |
日本語 TCP/IP を使用する場合は,V5.3 をインストールしてください。
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