前へ | 次へ | 目次 | 索引 |
キーのSTATEを初期化します。STATEは"initial"に移ります。
status =IM$INIT_KEY_STATE (unit_id)
unit_id
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス read only 受け渡し方 by reference
OPEN PROFILEによって返された整数値。
status =ImInitKeyState (unit_id)
INIT KEY STATEは条件値を返します。
int unit_id (Input)
データ型 アクセス
OPEN PROFILEによって返された整数値。
INIT KEY STATEは,キーのSTATEを初期化します。状態はシステム定義のSTATEである"initial"に移ります。"initial"はSET KEYBINDが行われたときの最初のSTATEです。
シンボル | 重大度 | メッセージ |
---|---|---|
IM__SUCCESS | Success | Normal successful completion. |
IM__ILLUNIT | Error | Illegal unit ID. |
IM__NOKEYBIND | Error | Keybind data is not set yet. Execute SET KEYBIND first. |
通常の文字,数字キーに対応するコード,またはファンクション・キーやキーパッド・キーが発生するエスケープ・シーケンスからKEYCODEを作ります。
status =IM$ENCODE_KEY (string, keycode)
OpenVMS 用法 cond_value データ型 longword (unsigned) アクセス write_only 受け渡し方 by value
string
OpenVMS 用法 char string データ型 char string アクセス read only 受け渡し方 by descriptor
文字列。単純な表示文字に対応するコードまたはエスケープ・シーケンスが指定できます。keycode
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス write only 受け渡し方 by reference
表示文字またはエスケープ・シーケンスに対応するKEYCODE。
keycode =ImEncodeKey (string, length)
整数のKEYCODEの値を返します。エラーの場合はENCODE KEYは0を返します。
char *string (Input)
データ型 アクセス
文字列。単純な表示文字に対応するコードまたはエスケープ・シーケンスが指定できます。int length (Input)
データ型 アクセス
第1パラメータの文字列の長さ。
ENCODE KEYは,表示文字のコードまたはキーボードのキーが発生するエスケープ・シーケンスを,KEYCODEに変換します。エスケープ・シーケンスが正しくなかったり,サポートされていないときにはエラーとなります。キーは1つずつ渡さなければなりません。2つ以上のキーを同時に渡すとエラーとなります。サポートされている表示文字コードは,ASCIIコードと半角カナコードです。ファンクション・キーなどのようにエスケープ・シーケンスを発生するキーは,エスケープ・シーケンス全体を一度に ENCODE KEY に渡す必要があります。
シンボル | 重大度 | メッセージ |
---|---|---|
IM__SUCCESS | Success | Normal successful completion. |
IM__ILLESCAPE | Error | Illegal escape sequence. |
IM__INVSTRDES | Error | Invalid string descriptor. |
通常の文字,数字キーに対応するコード,またはファンクション・キーやキーパッド・キーが発生するエスケープ・シーケンスからKEYCODEを作ります。
status =IM$MC_ENCODE_KEY (string, keycode, codeset)
OpenVMS 用法 cond_value データ型 longword (unsigned) アクセス write_only 受け渡し方 by value
string
OpenVMS 用法 char string データ型 char string アクセス read only 受け渡し方 by descriptor
文字列。単純な表示文字に対応するコードまたはエスケープ・シーケンスが指定できます。keycode
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス write only 受け渡し方 by reference
表示文字またはエスケープ・シーケンスに対応するKEYCODE。codeset
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス read only 受け渡し方 by reference
アプリケーションが使用しているコードセット。
keycode =ImMCEncodeKey (string, length, codeset)
整数のKEYCODEの値を返します。エラーの場合はENCODE KEYは0を返します。
char *string (Input)
データ型 アクセス
文字列。単純な表示文字に対応するコードまたはエスケープ・シーケンスが指定できます。int length (Input)
データ型 アクセス
第1パラメータの文字列の長さ。int codeset (Input)
データ型 アクセス
アプリケーションが使用しているコードセット。
MC ENCODE KEYは,表示文字のコードまたはキーボードのキーが発生するエスケープ・シーケンスを,KEYCODEに変換します。エスケープ・シーケンスが正しくなかったり,サポートされていないときにはエラーとなります。MC ENCODE KEY は,コードセットによって異なる半角カナのコードに対応しています。コードセットとして指定できるシンボルは次のとおりです。
シンボル コードセット 半角カナコード IM$C_DECKANJI DEC漢字 0xA1 〜 0xDF IM$C_SDECKANJI SuperDEC漢字 SS2(0x8E) + 0xA1 〜 0xDF IM$C_EUCJP 日本語EUC SS2(0x8E) + 0xA1 〜 0xDF IM$C_SJIS シフトJIS 0xA1 〜 0xDF
半角カナコード以外の入力に対する出力は ENCODE_KEY と同じです。
シンボル | 重大度 | メッセージ |
---|---|---|
IM__SUCCESS | Success | Normal successful completion. |
IM__ILLESCAPE | Error | Illegal escape sequence. |
IM__INVSTRDES | Error | Invalid string descriptor. |
IM__INVCODESET | Error | Invalid string descriptor. |
DECwindowsのKEYSYMの値を対応するKEYCODEに変換します。
status =IM$KEYSYM_TO_KEYCODE (keysym, modifier, keycode)
OpenVMS 用法 cond_value データ型 longword (unsigned) アクセス write_only 受け渡し方 by value
keysym
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス read only 受け渡し方 by reference
DECwindowsのKEYSYMの値。modifier
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス read only 受け渡し方 by reference
モディファイア・キーを示すビット列。keycode
OpenVMS 用法 longword_unsigned データ型 longword_integer (unsigned) アクセス write only 受け渡し方 by reference
KEYCODEを示す整数値。
keycode =ImKeysymToKeycode (keysym, modifier)
KEYSYMに対応するKEYCODEを返します。 KEYSYMに対応するKEYCODEがないときは0を返します。
unsigned int keysym (Input)
データ型 アクセス
DECwindowsのKEYSYMの値。unsigned int modifier (Input)
データ型 アクセス
モディファイア・キーを示すビット列。
KEYSYM TO KEYCODEは,DECwindowsの環境で使われるKEYSYMの値を,IMLIBの KEYCODEに変換します。コントロール・キーのようなモディファイア・キーは,パラメータで指定します。すべてのモディファイアがサポートされているわけではありませんが,サポートされていないキーが押されたということを示すために,モディファイアは必ず指定してください。
モディファイアを指定するためには以下に示す定数値を使います。
- IM_M_MOD_SHIFT
- IM_M_MOD_LOCK
- IM_M_MOD_CTRL
- IM_M_MOD_MOD_1 (ALT)
- IM_M_MOD_MOD_2 (カナLOCK)
モディファイアのビット列は,XLookupStringによって返されるビット列と同じなので, DECwindows のアプリケーションはXLookupStringが返す値をそのままKEYSYM TO KEYCODE に渡すことができます。
KEYSYM TO KEYCODEがサポートするKEYSYMの値は, 付録 A を参照してください。
シンボル | 重大度 | メッセージ |
---|---|---|
IM__SUCCESS | Success | Normal successful completion. |
IM__UNSUPKEYSYM | Error | Unsupported keysym. |
前へ | 次へ | 目次 | 索引 |