OpenVMS
DCL ディクショナリ


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以下のコマンドは,DRA3 にマウントされている,WORK というラベルのディスク・ボリュームに対し,所有者 UIC [016,360] を設定し,クォータを実施しないことを指定しています。


$ MOUNT/OWNER_UIC=[016,360]/NOQUOTA DRA3: WORK

/REBUILD (省略時の設定)

/NOREBUILD

ディスク・ボリュームに対し,リビルド動作を行うかどうかを制御します。

システム障害などのためディスク・ボリュームが正しくディスマウントされていない場合,ボリュームをリビルドして,ディスマウント時に許可されていたキャッシング制限を回復する必要があります。省略時の設定では,リビルドが行われます。使用可能なすべての空き空間の再利用も行う正常なリビルドを実行するには,すべてのボリューム・セット・メンバをマウントする必要があります。

ボリューム上のファイル数によっては,リビルドにかなりの時間がかかります。クォータを使用している場合のファイル所有者の数も,リビルドにかかる時間に影響します。

ボリュームをディスマウントする前に許可されていたキャッシュとしては,以下のキャッシュが考えられます。

割り当て済み空き空間やファイル番号のキャッシングが許可されていた場合,最も多くのファイルがボリュームに存在したときのファイル数にリビルド時間が比例します。ディスク・クォータ・キャッシングが許可されていた場合,ディスク・クォータ・ファイルのエントリ数の二乗に比例する時間がかかると思われます。

いずれのキャッシングも許可されていなかった場合,リビルドは不要であるため実行されません。

/NOREBUILD 修飾子を使用すると,ただちに装置をアクティブ状態に戻せます。リビルドを改めて実行する場合は,DCL の SET VOLUME/REBUILD コマンドを使用します。

システム・ディスクのリビルド方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。


この例では,WORKDISK というボリュームが NODE$DKA2 にマウントされています。このボリュームは正しくディスマウントされておらず,また /REBUILD 修飾子が指定されているので,メッセージが出力され,ボリュームがリビルドされます。


$ MOUNT/REBUILD NODE$DKA2: WORKDISK
%MOUNT-I-MOUNTED, WORKDISK         mounted on _NODE$DKA2:
%MOUNT-I-REBUILD, volume was improperly dismounted; rebuild in 
progress

ボリューム WORKDISK が正しくディスマウントされていませんが, /NOREBUILD 修飾子が指定されているので,リビルドは実行されません。ただし,リビルドが必要であることを示すメッセージが表示され, WORKDISK をこのままの状態で使用可能にしようとしています。 DCL の SET VOLUME/REBUILD コマンドを使用すれば,リビルドを行えます。


$ MOUNT/NOREBUILD NODE$DKA2: WORKDISK
%MOUNT-I-MOUNTED, WORKDISK          mounted on _NODE$DKA2:
%MOUNT-I-REBLDREQD, rebuild not performed; some free space 
unavailable; diskquota usage stale

/RECORDSIZE=n

磁気テープ・ボリュームの各レコードに格納する文字数を指定します。

パラメータ,nは,OpenVMS RMS の場合は 20 〜 65,532 バイトのブロック・サイズ,OpenVMS RMS 以外を使用している場合は 18 〜 65,534 バイトのブロック・サイズを指定します。

この修飾子は,通常 /FOREIGN,/BLOCKSIZE 修飾子と併用し,ブロック構造装置に固定長レコードを読み込みまたは書き込みする場合に指定します。レコード・サイズは,指定したブロック・サイズ以下または省略時のブロック・サイズ以下でなければなりません。

RT-11 など HDR2 ラベルのない磁気テープをマウントする場合, /RECORDSIZE 修飾子を使用して,省略時の最大レコード・サイズを指定します。


次の例は,省略時のブロック・サイズと省略時のレコード・サイズが 512 文字の磁気テープを MTA0 にマウントしています。


$ MOUNT/FOREIGN/BLOCKSIZE=512/RECORDSIZE=512 MTA0: 

/SHADOW

3 つの物理デバイスを 1 つのシャドウ・セットに結合します。シャドウ・セットは,コマンドに指定した仮想ユニット名によって指定されます。この修飾子を使用できるのは,ボリューム・シャドウイング・オプションが用意されている場合だけです。詳細情報については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

この修飾子の形式は次のとおりです。


(virtual-unit-name[:] /SHADOW=(physical-device-name[:][,...])) 

この修飾子は,物理装置とこれらの物理装置を表す仮想ユニットを含むシャドウ・セットをマウントしていることを示します。この修飾子は,仮想ユニット名をデバイス名パラメータとしてとることを MOUNT に指示します。 /SHADOW 修飾子は,仮想ユニット名パラメータの後に入力します。

仮想ユニット名の形式は DSAn です。n は 0 〜 9999 の範囲の固有の数字です。physical-device-name に対しては,標準的なデバイス名形式 $allocation-class$ddcu[:] を使用してください。


次の例は,シャドウ・セットを作成しています。 2 つのシャドウ・セット・メンバのコピー動作は,ソフトウェアが自動的に正しく決定します。$1$DUA10 は現在のボリュームなので, $1$DUA10 が $1$DUA11 にコピーされます。


$ MOUNT DSA0: /SHADOW=($1$DUA10:,$1$DUA11:) SHADOWVOL
%MOUNT-I-MOUNTED, SHADOWVOL mounted on DSA0:
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$1$DUA10: (MEMBER1) is now a valid member of 
the shadow set
%MOUNT-I-SHDWMEMCOPY, _$1$DUA11: (MEMBER2) added to the shadow set 
with a copy operation

以下のコマンドは,TEST3 という論理名のボリューム・セットを作成します。ボリューム・セット TEST3 はシャドウ化されませんが,ボリューム・セット (TEST3011 と TEST3012) の各構成要素はシャドウセットであり,ボリューム・セット全体に冗長性を持たせます。


$ MOUNT/BIND=TEST3013 DSA3011/SHADOW=($1$DUA402:,$1$DUA403:),
DSA3012/SHADOW=($1$DUA404:,$1$DUA405:) TEST3011,TEST3012 TEST3013

/SHARE

/NOSHARE

ディスク・ボリュームが共用可能であることを指定します。

別のユーザがすでにマウントした共用ボリュームを /SHARE 修飾子でマウントする場合,他の修飾子を指定してもすべて無視されます。

省略時の設定では,ボリュームは共用可能ではなく,マウント先の装置が割り当てられます。

以前に割り当てていた装置に /SHARE 修飾子を指定した場合,この他のユーザがアクセスできるようにするため,この装置の割り当てが解除されます。

/SHARE 修飾子は /GROUP および /SYSTEM 修飾子とは互換性がありません。


以下のコマンドはラベル SLIP の装置を DLA0 にマウントし, MOUNT メッセージの同報通信を禁止し,共用可能ボリュームであることを指定し,論理名 DISC を指定しています。


$ MOUNT/NOMESSAGE/SHARE DLA0: SLIP DISC

/SUBSYSTEM

/NOSUBSYSTEM

保護されたサブシステムと,システム ACE の処理を許可します。 SECURITY 特権が必要です。

省略時の設定では,ブートで使用するディスクに対して /SUBSYSTEMが許可され,他のディスクに対しては許可されません。サブシステムについての詳しい説明は,『OpenVMS Guide to System Security』を参照してください。


以下のコマンドでは,マウント・メッセージを禁止した状態で DUA1 に SLIP というラベルのボリュームをマウントします。ボリューム上のサブシステムをアクセスできます。MOUNT はまた,論理名として SACH も割り当てます。


$ MOUNT/NOMESSAGE/SUBSYSTEM DUA1: SLIP SACH

/SYSTEM

ボリュームを公用ボリュームにします。つまり,UIC に基づくボリューム保護によってアクセスが許可されているかぎり,システムのすべてのユーザがボリュームを利用できるようにします。

装置の論理名は,システム論理名テーブルに格納されます。 /SYSTEM 修飾子を使用するには,ユーザ特権 SYSNAM が必要です。

/SYSTEM 修飾子でボリュームを OpenVMS Cluster にマウントする場合,クラスタ単位でマウントしない場合でも,クラスタ単位で一意であるボリューム・ラベルを使用する必要があります。

/SYSTEM 修飾子は /GROUP,/OVERRIDE=IDENTIFICATION, /SHARE 修飾子とは互換性がありません。


以下のコマンドは SLIP というラベルのボリュームを DUA1 にマウントし,マウント・メッセージを禁止しています。このボリュームは,システム単位で利用できます。SACH という論理名も設定しています。


$ MOUNT/NOMESSAGE/SYSTEM DUA1: SLIP SACH

PAYVOL1,PAYVOL2,PAYVOL3 のラベルを持つ初期化済みボリュームで構成されるボリューム・セット MASTER_PAY を作成しています。これらのボリュームは,それぞれ DB1,DB2,DB3 という装置に物理的にマウントされています。 PAYVOL1 は,このセットのルート・ボリュームです。

すべてのユーザが利用できるようにするため,システム・ボリュームとしてマウントされています。


$ MOUNT/SYSTEM/BIND=MASTER_PAY -
_$ DB1:,DB2:,DB3:     PAYVOL1,PAYVOL2,PAYVOL3

/UCS_SEQUENCE=escape_sequence

コード化グラフィック文字セットを選択するためのエスケープ・シーケンスを指定します。これは補助ボリューム記述子(SVD)の 1 つで ISO 9660 ボリュームをマウントするときに必要となります。

パラメータ,escape_sequence は,CD-ROM を製造したベンダが定義する文字シーケンスです。これは,ベンダの文字セット変換テーブルの中で一意な文字シーケンスです。

/UCS_SEQUENCE 修飾子は,OpenVMS で非 ASCII 文字セットを含んでいる ISO 9660 CD-ROM をマウントするときに使用します。

ISO 9660 ボリュームは,グラフィック文字セットを指定する SVD を含んでいることがあります。このグラフィック文字は,マウント時に選択された場合,ボリュームのディレクトリとファイル名を表示するときの省略時の文字として使用されます。

/UCS_SEQUENCE 修飾子は,コード化グラフィック文字セットを選択するためのエスケープ・シーケンスを定義します。

すべての ISO 9660 ボリュームは,文字セットとして ASCII (ISO 646-IRV) を使用する主ボリューム記述子 (PVD) を含んでいます。ISO 9660 と OpenVMS のファイル名規則は,どちらも,ボリュームのディレクトリとファイル名を表示するときに,同じ ASCII 文字のサブセットを使用します。

/UNDEFINED_FAT=レコード形式:[レコード属性:][レコードサイズ]

レコード形式が指定されていない ISO 9660 メディアのレコードに対して使用する省略時のファイル属性を設定します。

次の表は,パラメータの説明です。

パラメータ 説明
レコード形式 ファイル内のすべてのレコードの形式を指定します。指定できる形式は FIXED, VARIABLE,STREAM,STREAM_LF,STREAM_CR,LSB_VARIABLE,MSB_VARIABLE です。これらのレコード形式についての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$B_RFM の説明を参照してください。
レコード属性 ファイル内のすべてのレコードの属性を指定します。指定できる属性は NONE,CR, FTN,PRN,NOBKS です。このパラメータは STREAM 以外のレコード形式にだけ適用されます。これらのレコード属性についての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$B_RAT の説明を参照してください。
レコード・サイズ ファイル内のすべてのレコードの最大レコード・サイズを指定します。指定できる値は 0 〜 32767 です。このパラメータは FIXED または STREAM レコード形式にだけ有効です。可能な RMS レコード・サイズについての説明は,『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』の RMS フィールド FAB$W_MRS の説明を参照してください。

ISO 9660 メディアは,レコード形式が前もって定義されているファイルをサポートしないプラットフォームから作成される可能性があります。 /UNDEFINED_FAT 修飾子は,レコード形式が指定されていない ISO 9660 メディアのレコードに対して使用される省略時のファイル属性を設定します。

/UNDEFINED_FAT 修飾子は /MEDIA_FORMAT=CDROM 修飾子と組み合わせて使用しなければなりません。

この修飾子は すべての 未定義ファイル・タイプを一時的に無効にし,次に示すように,選択可能なレコード属性と選択可能なレコード・サイズを持つ選択可能なレコード形式に変更します。

レコード形式


レコード属性


レコード・サイズ


次の例では,OFFENS というラベルのボリュームが DKA1 にマウントされ,ボリュームのすべてのファイルは固定長,キャリッジ・リターン付き, 80 バイトの長さのレコードとして定義されます。 MOUNT はまた,STRAT という論理名も割り当てます。


$ MOUNT/MEDIA_FORMAT=CDROM/UNDEFINED_FAT=(FIXED:CR:80) DKA1: OFFENS STRAT

/UNLOAD (省略時の設定)

/NOUNLOAD

MOUNT コマンドで指定したディスク・ボリュームまたは磁気テープ・ボリュームを,ディスマウント時にアンロードするかどうかを制御します。


次の例は,OFFENS というラベルのボリュームを /NOUNLOAD 修飾子を使用して DKA1 にマウントしています。この結果,このボリュームは,物理的にアンロードせずにディスマウントできます。STRAT という論理名も設定しています。


$ MOUNT/NOUNLOAD DKA1: OFFENS STRAT

/WINDOWS=n

ファイル・ウィンドウに対して割り当てるマッピング・ポインタの数を指定します。

パラメータ,nは,7 〜 80 の値を指定します。この指定により,ボリューム初期化時に指定した省略時の値は無効となります。

ファイルがオープンしたときに,ファイル・システムは,マッピング・ポインタを使用してファイル内のデータにアクセスします。MOUNT/WINDOWS を使用すると,ボリューム初期化時に指定した省略時の値が無効となります。ボリューム初期化時に値を指定しなかった場合,省略時のマッピング・ポインタ数は 7 です。

/WINDOWS 修飾子を使用するには,オペレータ・ユーザ特権 OPER が必要です。


以下のコマンドは DKA2 上の GONWITH というラベルのボリュームをシステム単位で使用可能とし,THE_WINDOW という論理名を設定しています。 /WINDOWS 修飾子に 25 が指定されているので,省略時のマッピング・ポインタ数は無効となっています。


$ MOUNT/SYSTEM/WINDOWS=25 DKA2: GONWITH THE_WINDOW

/WRITE (省略時の設定)

/NOWRITE

ボリュームが書き込み可能であるかどうかを制御します。

省略時の設定では,マウント時に読み込みおよび書き込みアクセスが許可されます。 /NOWRITE を指定すれば,読み込み専用アクセス権を設定してファイルを保護することができます。この効果は,装置をライト・ロックすることと同じです。


以下のコマンドは BOOKS というラベルのボリュームを NODE$DKA1 にマウントし, OpenVMS Cluster 内の各ノードにも次々とマウントしています。 /NOWRITE 修飾子により,読み込み専用アクセス権が設定されます。


$ MOUNT/CLUSTER/NOWRITE NODE$DKA1: BOOKS


例 1,2 では,オペレータ補助が不要であり,ボリュームがドライブに格納されていることを仮定しています。例 3 〜 6 は,オペレータ補助を伴うマウントです。例 7,8 では,ISO 9660 CD-ROM ボリュームをマウントしています。例 9 では,ボリュームのサブシステムをアクセス可能にしており,例 10 では,シャドウ・セットをマウントしています。

#1

$ MOUNT MTA0: MATH06 STAT_TAPE
%MOUNT-I-MOUNTED, MATH06 mounted on _MTA0:
$ COPY   ST061178.DAT   STAT_TAPE:

ボリューム・ラベルが MATH06 の磁気テープを MOUNT コマンドが装置 MTA0 にマウントし,STAT_TAPE という論理名を設定します。

次に,COPY コマンドが ST061178.DAT というディスク・ファイルを磁気テープにコピーします。

#2

$ ALLOCATE DM:
%DCL-I-ALLOC, _DMB2:  allocated
$ MOUNT DMB2:  TEST_FILES
%MOUNT-I-MOUNTED, TEST_FILES mounted on _DMB2:

RK06/RK07 という使用可能な装置を ALLOCATE コマンドが要求します。 ALLOCATE コマンドの結果が出力された後,割り当てられた装置に物理ボリュームを格納します。次に,MOUNT コマンドがボリュームをマウントします。

#3

$ MOUNT DM:  TEST_FILES
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TEST_FILES in device _DMB2:
%MOUNT-I-MOUNTED, TEST_FILES mounted on _DMB2:

この例の結果は,上記の例と同じです。TEST_FILES というラベルのボリュームに使用する装置として,使用可能な RK06/RK07 を MOUNT コマンドが要求します。 MOUNT が出力した装置にボリュームを物理的にマウントすると,マウント動作が終了します。装置は,MOUNT が自動的に割り当てます。

#4

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device DYA1:
[Ctrl/Y]
$ EXIT
%MOUNT-I-OPRQSTCAN, operator request canceled
 

TESTSYS というボリュームを装置 DYA1 にマウントすることを,MOUNT コマンドがオペレータに指示します。ここでは,Ctrl/Y を押してマウントを取り消しています。マウント要求を実際に取り消す前にイメージを終了する必要があるので, EXIT コマンドでイメージを終了しています。ただし,コマンド・インタプリタ内で実行されないすべてのコマンドは,現在のイメージを終了します。

#5

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS
%MOUNT-I-OPRQST, Device _DYA1: is not available for mounting.
%MOUNT-I-OPRQSTCAN, operator request canceled
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device _DYA1:
%MOUNT-I-MOUNTED, TESTSYS    mounted on _DYA1:
%MOUNT-I-OPRQSTDON, operator request canceled - mount
completed successfully

ボリューム TESTSYS を装置 DYA1 にマウントすることを,MOUNT コマンドがオペレータに指示します。DYA1 は別のユーザに割り当てられているので,マウントできません。この場合,装置が使用可能となるのを待つか,別の装置に変更するか,マウントをアボートします。ここでは,オペレータ補助マウントのままで,装置を使用しているプロセスが装置を割り当て解除することを待っています。

装置は使用可能であってもボリュームがマウントされていないので,最初のマウント要求が取り消され,TESTSYS のマウント要求を改めて起動します。オペレータがドライブにボリュームを装填した後,MOUNT はマウントをリトライします。マウントが終了すると,要求は取り消されます。

#6

$ MOUNT DYA1:  TESTSYS/COMMENT="Is there an operator around?"
%MOUNT-I-OPRQST, Please mount volume TESTSYS in device _DYA1:
Is there an operator around?
%MOUNT-I-NOOPR, no operator available to service request
. 
. 
. 
%MOUNT-I-MOUNTED, TESTSYS    mounted on _DYA1:
%MOUNT-I-OPRQSTDON, operator request canceled - mount
completed successfully

ボリューム TESTSYS を装置 DYA1 にマウントすることを,オペレータに指示します。ところが,オペレータがいません。この場合,ユーザは,Ctrl/Y を押してマウントをアボートするか,またはオペレータを待ちます。ここでは,オペレータを待っています。

#7

$ MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA1 USER
%MOUNT-I-CDROM_ISO, USER:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (1 of 4) , 
mounted on _$1$DKA1: (CDROM)
$ MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA2 PROGRAMMING_1
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_1:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (2 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA2: (CDROM)
$  MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA3 PROGRAMMING_2
%MOUNT-I-CDROM_ISO, PROGRAMMING_2:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (3 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA3: (CDROM)
MOUNT/SYSTEM/MEDIA=CDROM $1$DKA4 MANAGEMENT
%MOUNT-I-CDROM_ISO, MANAGEMENT:VMS_ONLINE_DOCUMENTATION (4 of 4) , 
mounted on  _$1$DKA4: (CDROM)
 


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