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有効なサブタイプの値については 表 F-2 を参照してください。
IDENTIFICATION=値 | システムの数値識別を指定する。 |
NAME=ノード名 | システムのノード名を指定する。 |
VAXシステムでは,DECnetトランスポート名(NSP)を指定することもできます。
#1 |
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$ ANALYZE/AUDIT /FULL/SELECT=USERNAME=JOHNSON - _$ SYS$MANAGER:SECURITY.AUDIT$JOURNAL |
この例では,セキュリティ監査ログ・ファイルに書き込まれたレコードのうち,ユーザJOHNSONが作成したすべてのレコードを選択します。
#2 |
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$ ANALYZE/AUDIT/FULL/SELECT=PRIVILEGES_USED=(SYSPRV,- _$ BYPASS) SYS$MANAGER:SECURITY.AUDIT$JOURNAL |
この例では,セキュリティ監査ログ・ファイルに書き込まれたレコードのうち,SYSPRV特権またはBYPASS特権を使用してイベントによって作成されたすべてのレコードを選択します。
#3 |
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$ ANALYZE/AUDIT/FULL/EVENT=SYSUAF/SELECT= - _$ IMAGE=("*:[SYS*SYSEXE]SETP0.EXE","*:[SYS*SYSEXE]LOGINOUT.EXE") - _$ SYS$MANAGER:SECURITY |
この例では,セキュリティ監査ログ・ファイルに書き込まれたレコードのうち,パスワードの変更に関係するすべてのレコードを選択します。
次の例はコマンド・プロシージャであり,夜間に実行することにより,すべてのSYSUAFイベント,AUDITイベント,BREAKINイベント(パスワードの変更を除く)を選択し,結果をシステム管理者にメールとして送信できます。
$! DAILY_AUDIT.COM $ $ mail_list = "SYSTEM" $ audsrv$_noselect = %X003080A0 $ audit_events = "SYSUAF,BREAKIN,AUDIT" $ $ analyze /audit /full - /event=('audit_events') - /output=audit.tmp - /ignore=image=("*:[SYS*SYSEXE]SETP0.EXE","*:[SYS*SYSEXE]LOGINOUT.EXE") - sys$manager:SECURITY.AUDIT$JOURNAL $ $ status = $status $ if (status.and.%XFFFFFFF) .eq. audsrv$_noselect then goto no_records $ if .not. status then goto error_analyze $ if f$file("audit.tmp","eof") .eq. 0 then goto no_records $ mail /subject="''audit_events' listing from ''f$time()'" - audit.tmp 'mail_list' $ goto new_log $ $ no_records: $ mail /subject="No interesting security events" nl: 'mail_list' $ $ new_log: $ if f$search("audit.tmp") .nes. "" then delete audit.tmp;* $ set audit /server=new_log $ rename sys$manager:SECURITY.AUDIT$JOURNAL;-1 - sys$common:[sysmgr]'f$element(0," ",f$edit(f$time(),"TRIM"))' $ exit $ $ error_analyze: $ mail/subj="Error analyzing auditing information" nl: 'mail_list' $ exit
指定した時刻より後の日付を持つレコードを処理することを指定します。
/SINCE [=時刻]/NOSINCE
時刻
レコード選択時に使用する時刻を指定します。指定した時刻より後の日付を持つレコードが選択されます。絶対時刻とデルタ時間のどちらでも使用できます。また,絶対時刻とデルタ時間を組み合わせることもできます。日付と時刻の構文規則については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。/SINCE に時刻を指定しない場合,現在の日時の始まりが使用されます。
#1 |
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$ ANALYZE/AUDIT /SINCE=25-NOV-2002 - _$ SYS$MANAGER:SECURITY_AUDIT.AUDIT$JOURNAL |
日付が 2002 年 11 月 25 日より後のレコードを選択するコマンド例です。
#2 |
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$ ANALYZE/AUDIT /SINCE=25-NOV-2002:15:00 - _$ SYS$MANAGER:SECURITY_AUDIT.AUDIT$JOURNAL |
2002 年 11 月 25 日午後 3 時より後に書き込まれたレコードを選択するコマンド例です。
選択したすべてのレコードの処理の終了後,要約を出力することを指定します。/SUMMARY 修飾子は単独でも使用できますが,/BRIEF,/BINARY,/FULL 修飾子と組み合わせることもできます。
/SUMMARY =プレゼンテーション/NOSUMMARY
プレゼンテーション
要約のプレゼンテーションを指定します。プレゼンテーション基準を指定しない場合,監査回数が出力されます。次のいずれかのプレゼンテーションを指定できます。
COUNT
セキュリティ監査ログ・ファイルから抽出した監査メッセージの数を,セキュリティ・イベント・クラスごとにリストします。これは省略時の設定です。PLOT
監査イベントのクラス,監査を実行した時刻,監査を実行したシステムの名前を示すプロットを表示します。
#1 |
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$ ANALYZE/AUDIT/SUMMARY SYS$MANAGER:SECURITY.AUDIT$JOURNAL |
このVAXシステムの例では,処理されたすべてのレコードの要約レポートが作成されます。
Total records read: 9701 Records selected: 9701 Record buffer size: 1031 Successful logins: 542 Object creates: 1278 Successful logouts: 531 Object accesses: 3761 Login failures: 35 Object deaccesses: 2901 Breakin attempts: 2 Object deletes: 301 System UAF changes: 10 Volume (dis)mounts: 50 Rights db changes: 8 System time changes: 0 Netproxy changes: 5 Server messages: 0 Audit changes: 7 Connections: 0 Installed db changes: 50 Process control audits: 0 Sysgen changes: 9 Privilege audits: 91 NCP command lines: 120
#2 |
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$ ANALYZE/AUDIT/FULL/EVENT_TYPE=(BREAKIN,LOGFAIL)/SUMMARY- _$ SYS$MANAGER:SECURITY.AUDIT$JOURNAL |
この例では,侵入クラスまたはログ失敗イベント・クラスに対応するすべての記録された監査メッセージの詳細な形式の一覧が作成されます。リストの最後に要約レポートも出力されます。
#3 |
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$ ANALYZE/AUDIT/FULL/EVENT_TYPE=(BREAKIN,LOGFAIL)/SUMMARY=PLOT - _$ SYS$MANAGER:SECURITY.AUDIT$JOURNAL |
このコマンドで作成されるヒストグラムはキャラクタ・セル・ターミナルに表示できます。
4.4 ANALYZE/AUDIT のコマンド
この項では,ANALYZE/AUDIT ユーティリティで使用できる会話型コマンドについて説明します。修飾子は,DCL の標準文法に従って指定してください。
ANALYZE/AUDIT ユーティリティは,省略時の設定では会話形式で実行します。会話形式を禁止するには,ANALYZE/AUDIT コマンドに /NOINTERACTIVE 修飾子を付けます。詳細形式と簡略形式のいずれの会話型表示でも,Ctrl/C を押すことによって,いつでも会話型コマンドを入力できます。次のコマンドはすべて,COMMAND> プロンプトに入力できます。イベント・レコード処理を再開するには,CONTINUE コマンドを使用します。セッションを終了するには,EXIT コマンドを使用します。
CONTINUE
イベント・レコードの処理を再開します。
CONTINUE
なし。
なし。
#1 |
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COMMAND> DISPLAY/SINCE=25-JAN-2002/SELECT=USERNAME=JOHNSON COMMAND> CONTINUE |
最初のコマンドは,2002 年 1 月 25 日より後にユーザ JOHNSON が作成したイベント・レコードだけを選択しています。次のコマンドは,別の選択基準に従ってレポートを表示しています。
イベント・レコード選択基準を変更します。
DISPLAY
なし。
次の修飾子の詳細については,前述の ANALYZE/AUDIT の修飾子の項を参照してください。
/BEFORE=時刻
指定した時刻より前の日付を持つレコードだけを選択するかどうかを制御します。/BRIEF
簡略 (1 つのレコードにつき 1 行) 形式を ASCII 表示で使用するかどうかを制御します。/EVENT_TYPE=イベント・タイプ[,...]
指定したイベント・タイプに属するレコードだけを選択するかどうかを制御します。/FULL
ASCII 表示において,各レコードに詳細形式を使用するかどうかを制御します。/IGNORE=基準[,...]
指定した基準を満たすレコードを除外するかどうかを制御します。/IGNORE を複数回指定すれば,複数の基準を指定できます。別の除外基準を指定するには,/IGNORE 修飾子と /REMOVE 修飾子を併用できます。/PAUSE=秒数
詳細形式表示 (/FULL) において,各レコードを表示する時間の長さを指定します。/REMOVE
/IGNORE と /SELECT の修飾子で指定した基準を,イベント・レコード選択基準として使用しないようにするかどうかを制御します。/SELECT=基準[,...]
指定した基準を満たすレコードだけを選択するかどうかを制御します。/SELECT を複数回指定すれば,複数の基準を指定できます。別の選択基準を指定するには,/SELECT 修飾子と /REMOVE 修飾子を併用します。/SINCE[=時刻]
指定した時刻より後の日付を持つレコードだけを選択するかどうかを制御します。
#1 |
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COMMAND> DISPLAY/EVENT_TYPE=SYSUAF COMMAND> CONTINUE |
最初のコマンドは,システム・ユーザ登録ファイル (SYSUAF) を変更した結果作成されたレコードを選択しています。次のコマンドは,選択したレコードを表示しています。
#2 |
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COMMAND> DISPLAY/SELECT=USERNAME=CRICK COMMAND> CONTINUE . . . [Ctrl/C] COMMAND> DISPLAY/SELECT=USERNAME=WATSON COMMAND> CONTINUE |
最初の DISPLAY コマンドは,ユーザ CRICK が作成したレコードを選択しています。次のコマンドは,選択したレコードを表示しています。 2 番目の DISPLAY コマンドは,ユーザ WATSON が作成したレコードを選択しています。最後のコマンドは,ユーザ CRICK と WATSON が作成したすべてのレコードを表示しています。
セッションを終了します。
EXIT
なし。
なし。
ANALYZE/AUDIT コマンドの使い方に関するヘルプ情報をオンラインで出力します。
HELP [項目]
項目
どのコマンドのヘルプ情報を表示するかを指定します。キーワードを省略すると,ヘルプ項目リストが表示されるので,キーワードを入力してください。
なし。
#1 |
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COMMAND> HELP DISPLAY |
DISPLAY コマンドのヘルプ情報を表示するコマンド例です。
イベント・レコード選択基準を変更します。このコマンドは,DISPLAY コマンドと同じです。
LIST
なし。
DISPLAY コマンドの説明を参照してください。
#1 |
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COMMAND> LIST/EVENT_TYPE=SYSUAF COMMAND> CONTINUE |
最初のコマンドは,システム・ユーザ登録ファイル (SYSUAF) を変更した結果作成されたレコードを選択しています。次のコマンドは,選択したレコードを表示しています。
現在のセキュリティ監査ログ・ファイルをクローズして次のログ・ファイルをオープンするかどうかを制御します。このコマンドは,*.AUDIT$JOURNAL のように,ANALYZE/AUDIT コマンドでワイルドカード・ファイル指定を行うときに便利です。別の監査ログ・ファイルをオープンしない場合,監査分析セッションは終了し,制御は DCL に戻ります。
NEXT FILE
なし。
なし。
次の監査レコードを表示するかどうかを制御します。 NEXT RECORD コマンドは,対話形式モードの省略時の設定です。このコマンドは,POSITION コマンドと同じです。
NEXT RECORD
なし。
なし。
詳細形式表示を,指定した数のイベント・レコード分だけ前方または後方に移動します。
POSITION 数
数
正の数を指定すると,現在のレコードより指定した数だけ後方にあるレコードが表示されます。負の数を指定すると,現在のレコードより指定した数だけ前方にあるレコードが表示されます。
なし。
#1 |
---|
COMMAND> POSITION 100 |
100 個のイベント・レコード分だけ,表示を前方に移動するコマンド例です。
#2 |
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COMMAND> POSITION -100 |
100 個のイベント・レコード分だけ,表示を後方に移動するコマンド例です。
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