Compaq OpenVMS
DCL ディクショナリ


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/RESOURCE

MSCP サーバの制御する装置への入出力要求を処理するときに, MSCP サーバが使用できる資源に関する情報を表示します。

MSCP サーバを開始するために SYSGEN の MSCP コマンドで MSCP_BUFFER, MSCP_CREDITS,MSCP_LOAD,MSCP_SERVE_ALL などのシステム・パラメータを使用することで,これらの資源を使用できるようになります。

詳細については,『Compaq OpenVMS Cluster システム』あるいは SYSGEN のオンライン・ヘルプを参照してください。

/SEARCH="検索文字列"

/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。文字列にスペース文字等を入れたい場合は,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。

情報が表示されている時に Find(E1) キーを押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合は,引用符は必要ありません。


#1

$ SHOW DEVICES/SERVED
       MSCP-Served Devices on BIAK 28-MAY-2001 13:48:01.32 
 
                                             Queue Requests 
Device:          Status   Total Size     Current    Max    Hosts 
    11$DUA8      Online      2376153           0      2        6 
    11$DUA9       Avail      2376153           0      0        0 
    11$DUA10     Online      2376153           0      2        8 
    11$DUA11     Online      2376153           0      2        7 
    11$DUA13     Online      2376153           0      2        7 
    11$DUA14      Avail      2376153           0      0        0 
    11$DUA16      Avail      2376153           0      0        0 
    11$DUS16      Avail      2376153           0      1        0 
    11$DUA17      Avail      2376153           0      0        0 
    11$DUA18     Online      2376153           0      1        4 
    11$DUA19     Online      2376153           0      4        7 
    11$DUA20     Online      2376153           0      1        7 
    11$DUA21     Online      2376153           0     17       12 

SHOW DEVICES/SERVED コマンドの出力例を示しています。第1カラムは MSCP サーバの管理する装置を,第2カラムはその装置の状態を,第3カラムはその装置の総サイズをブロック単位で示しています。

第4カラム(Queue Requests)はその装置に対する,現在の待ち I/O 要求数,および現在までの待ち I/O 要求数の最大値です。最後のカラムは,その装置がオンライン状態となっているノードの数です。

#2

$ SHOW DEVICES/SERVED/COUNT
       MSCP-Served Devices on BIAK 28-MAY-2001 13:49:52.41 
  . 
  . 
  . 
Request Count: 
     0-7:   951154      32-39:     2168        88-103:     1618 
    8-15:   197224      40-55:     2543       104-127:      189 
   16-23:   137707      56-71:     8343 
   24-31:      982      72-87:      141 
 
Operations Count: 
   ABORT            0   ERASE          22772   READ       1042206 
   ACCESS           0   FLUSH              0   REPLACE          0 
   AVAILABLE      611   GET COM STS        0   SET CTL CHR    176 
   CMP CTL DAT      0   GET UNT STS  4026024   SET UNT CHR   3630 
   CMP HST DAT      0   ONLINE           427   WRITE       259953 
   Total      5355799 

SHOW DEVICES/SERVED/COUNT コマンドの出力例を示しています。コロン(:)の左側にあるハイフン(-)で区切られた数字は I/O 要求のページ数です。コロンの右側にあるのは,MSCP サーバの処理した要求数です。

次の Operations Count というラベルの付いた表示は, MSCP サーバが処理した MSCP 操作の回数です。この例では,set-controller-characteristics (SET CTL CHR) 操作を 176 回実行し, set-unit-characteristics (SET UNT CHR) 操作を 3630 回実行しています。

#3

$ SHOW DEVICES/SERVED/RESOURCE
       MSCP-Served Devices on BIAK 28-MAY-2001 13:51:32.01 
  . 
  . 
  . 
Resources:         Total      Free      In Use 
    Buffer Area:     400       400           0 
    I/O Packets:       0         0 
 
                 Current   Maximum 
    Buffer Wait:       0         0 

SHOW DEVICES/SERVED/RESOURCE コマンドの出力例を示しています。 Total カラムは,バッファ領域のサイズ(ページ数)と MSCP サーバが使用するために確保されている I/O 要求パケット数の総数を示します。 Free カラムは,バッファ領域の空きサイズ(ページ数)と I/O 要求パケット数の空き数を示しています。

In Use カラムは,バッファ領域内で使用中のページ数を示しています。

Buffer Wait というラベルのついた行は,バッファ領域の確保待ちをしているI/O 要求数と,その数の今までの最大値です。

#4

$ SHOW DEVICES/SERVED/HOST
       MSCP-Served Devices on BIAK 28-NOV-2001 13:54:41.99 
  . 
  . 
  . 
                                           Queue Requests 
Host:            Time of Connection      Current    Max   Devices 
    IPL31     25-MAY-2001 21:44:06.44          0      1         0 
    DELAND    25-MAY-2001 21:44:09.98          0      1         0 
    HEAVEN    25-MAY-2001 22:03:15.67          0      7        10 
    VIVA      26-MAY-2001 09:44:11.96          0      1         0 
  . 
  . 
  . 

SHOW DEVICES/SERVED/HOST コマンドの出力例を示しています。第1カラムは,MSCP サーバに接続したクラス・ドライバ持つホスト名,次のカラムはその接続時刻を示しています。

Queue Requests カラムは,装置で現在実行中している I/O 要求の値,一度に処理した I/O 要求の最大値,およびそのホストでオン・ライン状態にある装置の数です。

#5

$ SHOW DEVICES/SERVED
       MSCP-Served Devices on HEN  3-DEC-2001 09:09:08.49 
                                         Queue Requests 
Device:         Status   Total Size    Current   Max  Hosts 
   254$DJB1      Avail            0          0     0      0 
   254$DUA2     Online      1216665          0     0      1 
   254$DUA4006   Avail            0          0     0      0 
 
      TMSCP-Served Devices on HEN  3-DEC-2001 09:09:08.74 
                                         Queue Requests 
Device:         Status    Position     Current   Max  Hosts 
   90$MUA7       Avail            0          0     0      0 
   90$MUA8       Avail            0          0     0      0 
   90$MUA50     Online         3804          0     0      0 

これは MSCP サーバと TMSCP サーバ装置の両方を接続しているノードからの SHOW DEVICES/SERVED コマンドの出力例を示しています。 MSCP サーバディスク装置の第3カラムは,ディスク装置のサイズを示しています。 TMSCP サーバの同じカラムには各テープの位置を示してします。


SHOW DISPLAY

DECwindows アプリケーションからの出力が表示されるノードを表示します。

形式

SHOW DISPLAY [表示装置]


パラメータ

表示装置

SET DISPLAY コマンドで指定した装置を指定します。同一セッションで,出力先を複数の装置に設定している場合は,それらの装置を指す論理名を指定できます。 SHOW DISPLAY コマンドを使用する際,この論理名をパラメータに指定できます。

このパラメータを省略すると,論理名 DECW$DISPLAY が使用されます。


説明

DECwindows では,次に示すタスクを実行するアプリケーションをネットワーク経由で実行することができます。

遠隔プロセッサでアプリケーションを実行しそれをローカルに表示できると,タスクに応じて適切なコンピュータを使用できるようになります。省略時の設定では,ローカルのワークステーションで動作するアプリケーションは,ローカルのワークステーションに表示されます。

アプリケーションの出力を他のワークステーションへダイレクトするには, SET DISPLAY コマンドを使用します。SHOW DISPLAY コマンドを使用すると,これらのアプリケーションの出力がどこに表示されるかがわかります。

以下に,SHOW DISPLAYコマンドの出力例を示します。


    Device:    WSA2: 
    Node:      0 
    Transport: LOCAL 
    Server:    0 
    Screen:    0 

各項目についての説明は,次のとおりです。

DECwindows ワークステーションでは,セッション・マネージャが, DECwindows プロセス (DECterm など) が使用する省略時のワークステーション装置を作成します。 SET HOST コマンドを使用して遠隔ノードに接続する場合は,そのプロセスに対してワークステーション装置は作成されず, DECW$DISPLAY は定義されません。 SET DISPLAY/CREATE コマンドを使用して,具体的に新しい表示装置を作成しなければなりません。

DECW$DISPLAY の定義が存在しない場合に SHOW DISPLAY コマンドを入力すると,エラーになります。

詳細は,SET DISPLAY コマンドの説明を参照してください。


#1

$ SHOW DISPLAY
  Device:     WSA1:
  Node:       0
  Transport:  LOCAL
  Server:     0
  Screen:     0
 
$ SET DISPLAY/CREATE/NODE=ZEPHYR
$ SHOW DISPLAY
  Device:     WSA2:
  Node:       ZEPHYR
  Transport:  DECNET
  Server:     0
  Screen:     0
$ SPAWN/NOWAIT/INPUT=NL: RUN SYS$SYSTEM:DECW$CLOCK
 

この例でユーザは,ここではノード 0 で参照されるワークステーションにログインしています( 0 は自ノードを参照する標準略記法です)。 DECwindows Clock を起動し,その出力を他のワークステーション ZEPHYR に表示しようとしています。

ここでは,ZEPHYR での表示が許可されていると仮定します。 SET DISPLAY コマンドでアプリケーションの出力を ZEPHYR に変更します。 SHOW DISPLAY コマンドを実行すると,出力先を確認することができます。その後,Clock を起動します。SET DISPLAY/CREATE コマンドで,新しい表示装置 WSA2 が作成されることに注意してください。


SHOW ENTRY

バッチ・ジョブ,プリント・ジョブ,または指定されたジョブ・エントリに関する情報を表示します。

キューへの読み込み(R)アクセス権が必要です。


形式

SHOW ENTRY [エントリ番号[,...]],[ジョブ名[,...]]


パラメータ

エントリ番号[,...]

ジョブ・エントリ番号を指定します。エントリ番号もジョブ名も指定しない場合には,ユーザのジョブ(または,/USER_NAME 修飾子で指定されたユーザのジョブ)が,すべて表示されます。

ジョブ名[,...]

表示するジョブ名を指定します。ワイルドカード文字(* と %)が使用できます。エントリ番号もジョブ名も指定しない場合には,ユーザ自身のジョブ(または,/USER_NAME 修飾子で指定されたユーザのジョブ)が,すべて表示されます。

説明

SHOW ENTRY コマンドは,ユーザのバッチ・ジョブ,およびプリント・ジョブ,または特定のジョブ・エントリについての情報を表示します。

表示される情報は,エントリ番号,ジョブ名,所有者,ジョブのブロック・サイズ (プリント・ジョブの場合),およびジョブの状態です。ジョブが登録されているキューの名前,状態,およびタイプも表示されます。

ユーザ自身のバッチ・ジョブおよびプリント・ジョブについての情報だけが必要な場合は,SHOW QUEUE コマンドより SHOW ENTRY コマンドの方が適しています。 SHOW QUEUE コマンドは,このコマンドを発行したユーザのジョブがこれらのキューに入っているどうかに関係なくキュー情報を表示するので,表示の中からジョブを探さなければなりません。これに対し SHOW ENTRY コマンドは,このコマンドを発行したユーザのジョブ (または /USER_NAME 修飾子で指定したユーザが所有するジョブ) についての情報だけを表示します。/USER_NAME 修飾子を指定しないと,このコマンドを発行したユーザのジョブについての情報だけが表示されます。


修飾子

/BATCH

バッチ・ジョブのみを表示します。

/BRIEF (省略時の設定)

各ジョブに対して,エントリ番号,ジョブ名,ユーザ名,ブロック・サイズ(プリント・ジョブのみ),ジョブ状態,キュー名,キュー状態,およびキュー・タイプを表示します。 /FULL 修飾子と /FILES 修飾子は,/BRIEF修飾子に優先します。

詳細な情報を表示したい場合は,/FULL 修飾子を指定してください。

/BY_JOB_STATUS[=(キーワード,...)]

指定された状態のジョブのみを表示します。次に示すキーワードのいずれか 1 つを指定してください。

EXECUTING 次の状態のジョブを表示します。

ABORTING
EXECUTING
PRINTING
PROCESSING
STALLED
STARTING
SUSPENDED

ABORTING は強制終了中のジョブ, STALLED や SUSPENDEDは何らかの原因によって停止中であるが,その原因が解決されれば継続されるジョブ, PROCESSING や PRINTING は現在実行中であるジョブ, STARTING は初期化中のジョブを表します。

HOLDING 保留状態のジョブ。ジョブが無期限にキューに保持されていることを示します。
PENDING 待ち状態のジョブ。ジョブが実行の順番待ちをしている状態を示します。
RETAINED 実行後もキューに保持されているジョブ。ジョブは完了しているが,キューに残っている状態を示します。
TIMED_RELEASE 指定時刻まで保留されているジョブ。指定時刻に実行するために,キューに保留されている状態を示します。

キーワードを指定しないと,すべてのジョブの状態が表示されます。

/DEVICE[=(キーワード,...)]

指定されたキュー・タイプのプリント・ジョブのみを表示します。キュー・タイプには,次のキーワードを指定します。

PRINTER プリント・キューのジョブ
SERVER サーバ・キューのジョブ
TERMINAL ターミナル・キューのジョブ

キーワードを指定しないと,プリント・キュー,サーバ・キュー,ターミナル・キュー内のすべてのジョブが表示されます。

/EXACT

/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,大文字と小文字を区別した文字列検索を指定します。この場合,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。

/SEARCH 修飾子を指定せずに /EXACT 修飾子を指定した場合, "Find キー" (E1)を押すと文字列検索が有効になります。

/FILES

各ジョブの各ファイルに対する,完全なファイル指定のリストを付加して表示します。 /FILES 修飾子は,/BRIEF 修飾子に優先します。

/FULL

各ジョブに対して,エントリ番号,ジョブ名,ユーザ名,ジョブ状態,それぞれのジョブに関係するファイルの完全な指定,登録日時,ジョブに対する設定,キュー名,キュー状態,およびキュー・タイプを表示します。

/FULL 修飾子は,/BRIEF 修飾子より優先されます。

/GENERIC

汎用キュー内のジョブのみを表示します。汎用キューは,特定のタイプのジョブ(バッチやライン・プリンタのジョブなど) を保持し,実行キューにダイレクトします。

/HIGHLIGHT[=キーワード]

/PAGE=SAVE および /SEARCH 修飾子とともに使用し,一致した検索文字列の強調表示方法を指定します。一致した検索文字列があった場合は,行全体が強調されます。キーワードには,BOLD, BLINK, REVERSE, および UNDERLINE を指定できます。省略時の設定は BOLD です。

/OUTPUT[=ファイル指定]

/NOOUTPUT

SHOW ENTRY コマンドの出力先を指定します。省略時には,SYS$OUTPUT(通常は使用しているターミナル)へ出力されます。ファイルへ出力するには, /OUTPUT 修飾子を使用してファイルを指定してください。

ファイル指定には,ワイルドカード文字は使用できません。部分的にファイルを指定した場合(たとえば,ディレクトリだけ)には,ファイル名には SHOW,ファイル・タイプには .LIS が使用されます。

/NOOUTPUT 修飾子を指定した場合は,何も出力されません。

/PAGE[=キーワード]

/NOPAGE (省略時の設定)

コマンド出力の画面表示をページャを介して行います。

次のキーワードを指定できます。

CLEAR_SCREEN ページモードで表示(毎回画面を消去する)
SCROLL スクロールモードで表示(毎回画面を消去しない)
SAVE[= n] n ページ分の履歴を保持する(前ページに戻ること等が可能)

/PAGE=SAVE 修飾子を指定すると最大 5 画面(最大 255 カラムまで)分の履歴を保存できます。ページャ内では以下のキーを使って画面の移動などができます。

キー・シーケンス 説明
Up arrow key, Ctrl/B 1行スクロールアップ
Down arrow key 1行スクロールダウン
Left arrow key 1カラム左シフト
Right arrow key 1カラム右シフト
Find (E1) 文字列検索を起動
Insert Here (E2) 半画面右シフト
Remove (E3) 半画面左シフト
Select (E4) 80/132 カラム切替え
Prev Screen (E5) 前ページに移動
Next Screen (E6), Return, Enter, Space 次ページに移動
F10, Ctrl/Z 終了(ユーティリティによっては異なる)
Help (F15) ヘルプ・テキストを表示
Do (F16) 最新(現在)画面と(履歴内で)最古画面の切り替え
Ctrl/W 再表示

/PAGE 修飾子は /OUTPUT 修飾子とは同時に使用できません。

/SEARCH="検索文字列"

/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,表示される情報内で検索したい文字列を指定します。文字列にスペース文字等を入れたい場合は,検索文字列は二重引用符で囲まなければなりません。

情報が表示されている時に Find(E1) キーを押すと,検索文字列を動的に変更することができます。この場合は,引用符は必要ありません。

/USER_NAME=ユーザ名

指定されたユーザのジョブのみを表示します。 /USER_NAME 修飾子を指定しない場合は,このコマンドを発行したユーザのジョブのみが表示されます。ユーザ名は,11 〜 12 文字の英数字です。

/WRAP

/NOWRAP (省略時の設定)

/PAGE=SAVE 修飾子とともに使用し,画面の幅を越える行をラップするかどうかを指定します。 /WRAP 修飾子を指定した場合,はみ出す部分は次行に表示されます。

/NOWRAP 修飾子を指定した場合,はみ出した部分は左右にスクロールしながら見ることができます。


#1

$ SHOW ENTRY/BY_JOB_STATUS=RETAINED
Entry    Jobname       Username    Blocks      Status
-----    -------       --------    ------      ------
  422    FORECAST      JONES                   Retained on completion
         On stopped generic batch queue CLUSTER_BATCH
         Completed 21-DEC-2001 16:18 on queue NODE_BATCH
 

終了後も保持されているジョブ・エントリを表示します。

#2

$ SHOW ENTRY/FULL S*
Entry     Jobname      Username    Blocks     Status
-----     -------      --------    ------     ------
  625     STAFF        ESTES          112     Pending (queue stopped)
          On stopped printer queue LN01$PRINT
          Submitted 19-DEC-2001 12:14 /FORM=LN01$PORTRAIT 
          (stock=DEFAULT) /NOTIFY /PRIORITY=100
          File: _DKA1:[ESTES]STAFF.DIS;3
 
  629     SEARCH         ESTES          94      Printing
          On printer queue LINE$PRINT
          Submitted  19-DEC-2001 12:16 /FORM=DEFAULT /NOTIFY 
          /PRIORITY=100 /COPIES=2 /NOFEED /PASSALL
          File: _DKA1:[ESTES.DAILY]SEARCH.TXT;2 (printing copy 2) 

この例では,全キュー内でユーザ ESTES が所持しており, S という文字で始まるジョブの名エントリを表示します。 /FULL 修飾子が指定されているので,登録情報,完全なファイル指定,ジョブの設定も表示されます。

エントリ 629 は,/COPIES, /NOFEED,および /PASSALL 修飾子を指定していたことがわかります。/NOFEED 修飾子は,自動改頁を禁止します。 /PASSALL 修飾子は,プリント・シンビオントによる書式処理 (改頁や改行文字を含む)を禁止します。

#3

$ SUBMIT ASSIGNMENTS.COM
Job ASSIGNMENTS.COM (queue SYS$BATCH, entry 199) pending 
   .
   .
   .
$ SHOW ENTRY 199/FULL
Entry    Jobname       Username     Status
-----    -------       --------     ------
  199    ASSIGNMENTS   JONES        Executing
         Submitted 19-DEC-2001 08:36 /KEEP /NOLOG/ NOPRINT 
         /PRIORITY=100
         File: DUA2:[JONES]ASSIGNMENTS.COM;34
 

ユーザ JONES が ASSIGNMENTS.COM をバッチ・キューに登録しています。キューを指定していないため,このジョブは汎用キュー SYS$BATCH に登録され,待ち状態になっています。他の操作を行った後で,ジョブ状態を調べ実行中であることを確認しています。ジョブが汎用キューから実行キューに移されて実行されていますが,実行キュー名がわからなくてもジョブの状態は確認できます。エントリ番号を省略すると,すべてのジョブが表示されます。


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