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次の表は,LK201 キーボード (VT200 シリーズまたはそれ以降のターミナルとワークステーション) で各種キーや制御文字を押したときに,オペレーティング・システムがどのように応答するかを示しています。行編集機能が使用可能であると想定しています (省略時の設定)。この表にない文字は空文字として処理されます。
文字 | 16 進数 | システム応答 |
---|---|---|
Ctrl/A | 01 | 上書モードと挿入モードを切り替える。 |
Ctrl/B | 02 | 前の行を再呼び出しする。 |
Ctrl/C | 03 | 現在のイメージに割り込む (イメージは別の Ctrl/C アクションを定義することがある)。 |
Ctrl/D | 04 | カーソルを 1 文字左に移動する。 |
Ctrl/E | 05 | カーソルを行末に移動する。 |
Ctrl/F | 06 | カーソルを 1 文字右に移動する。 |
Ctrl/H | 08 | カーソルを行の先頭に移動する。 |
Ctrl/I | 09 | 水平タブ。 |
Ctrl/J | 0A | 前のワードを削除する。 |
Ctrl/M | 0D | 行終了文字。 |
Ctrl/O | 0F | 出力のエコー表示を一時停止,再開する。 |
Ctrl/Q | 11 | 出力を再開する (Ctrl/S を参照)。 |
Ctrl/R | 12 | 現在の行を消去する。 |
Ctrl/S | 13 | 出力を一時停止する (Ctrl/Q を参照)。 |
Ctrl/T | 14 | プロセス情報を表示する (SET CONTROL=T コマンドによって使用可能にしなければならない)。 |
Ctrl/U | 15 | カーソルから行の先頭までの文字を削除する。 |
Ctrl/V | 16 | 次の文字またはエスケープ・シーケンスを,この表の説明に従って解釈せずに,イメージに渡す。 |
Ctrl/X | 18 | 先読みを可能にするバッファをパージする。現在の行に文字があれば,カーソルから行の先頭までの文字を削除する。 |
Ctrl/Y | 19 | 現在のイメージに割り込む。 |
Ctrl/Z | 1A | ファイルの終端を示す。 |
データ・キー | - | 該当する文字を入力する。 |
< X| | - | 前の文字を削除する。 |
Ctrl | - | 別のキーを変更する。 |
Ctrl/[ (ESC) | 1B | エスケープ・シーケンスを開始する。 |
Ctrl/F5 | - | アンサーバック・メッセージを実行する。 |
下向き矢印 | - | 現在の行を繰り返す。 |
F1 (スクロールなし) | - | 出力を一時停止,再開する。 |
F5 (ブレーク) | - | 伝送回線をシャットダウンする。 |
F6 (割り込み) | - | 現在のイメージに割り込む。 |
F10 (終了) | - | 現在のイメージまたはコマンド・プロシージャを終了する。 |
F12 (バックスペース) | 08 | カーソルを行の先頭に移動する。 |
F13 (行送り) | - | 前のワードを削除する。 |
F14 (^A) | 01 | 上書モードと挿入モードを切り替える。 |
左向き矢印 | - | カーソルを 1 文字左に移動する。 |
PFn | - | 定義可能 ( 第 3.10 節 を参照)。 |
Return | - | 行終了文字。 |
右向き矢印 | - | カーソルを 1 文字右に移動する。 |
タブ | - | 水平タブ。 |
上向き矢印 | - | 現在の行を繰り返す。 |
次の表は,VT100 シリーズ・ターミナルで各種キーや制御文字を押したときに,オペレーティング・システムがどのように応答するかを示しています。行編集機能が使用可能であると想定しています (省略時の設定)。この表にない文字は空文字として処理されます。
文字 | 16 進数 | システム応答 |
---|---|---|
Ctrl/A | 01 | 上書モードと挿入モードを切り替える。 |
Ctrl/B | 02 | 前の行を再呼び出しする。 |
Ctrl/C | 03 | 現在のイメージに割り込む (イメージは別の Ctrl/C アクションを定義することがある)。 |
Ctrl/D | 04 | カーソルを 1 文字左に移動する。 |
Ctrl/E | 05 | カーソルを行末に移動する。 |
Ctrl/F | 06 | カーソルを 1 文字右に移動する。 |
Ctrl/H | 08 | カーソルを行の先頭に移動する。 |
Ctrl/I | 09 | 水平タブ。 |
Ctrl/J | 0A | 前のワードを削除する。 |
Ctrl/M | 0D | 行終了文字。 |
Ctrl/O | 0F | 出力のエコー表示を一時停止/再開する。 |
Ctrl/Q | 11 | 出力を再開する (Ctrl/S を参照)。 |
Ctrl/R | 12 | 現在の行を消去する。 |
Ctrl/S | 13 | 出力を一時停止する (Ctrl/Q を参照)。 |
Ctrl/T | 14 | プロセス情報を表示する。 |
Ctrl/U | 15 | カーソルから行の先頭までの文字を削除する。 |
Ctrl/V | 16 | 次の文字またはエスケープ・シーケンスを,この表の説明に従って解釈せずにイメージに渡す。 |
Ctrl/X | 18 | 先読みを可能にするバッファをパージする。現在の行に文字があれば,カーソルから行の先頭までの文字を削除する。 |
Ctrl/Y | 19 | 現在のイメージに割り込む。 |
Ctrl/Z | 1A | ファイルの終端を示す。 |
データ・キー | - | 該当する文字を入力する。 |
バックスペース (^H) | 08 | カーソルを行の先頭に移動する。 |
ブレーク | - | 伝送回線をシャットダウンする。 |
Ctrl | - | 別のキーの意味を変更する。 |
Ctrl/BREAK | - | アンサーバック・メッセージを実行する。 |
Delete | - | 前の文字を削除する。 |
下向き矢印 | - | 現在の行を繰り返す。 |
Esc | 1B | エスケープ・シーケンスを開始する。 |
左向き矢印 | - | カーソルを 1 文字左に移動する。 |
行送り | - | 前のワードを削除する。 |
スクロールなし | - | 出力を一時停止/再開する。 |
PFn | - | 定義可能 ( 第 3.10 節 を参照)。 |
Return | - | 行終了文字。 |
右向き矢印 | - | カーソルを 1 文字右に移動する。 |
タブ | - | 水平タブ。 |
上向き矢印 | - | 現在の行を繰り返す。 |
1 次パスワード (primary passward): ユーザ・パスワードのうち,ユーザが入力する最初のユーザ・パスワード。システムによっては,2 次パスワードも必要な場合がある。 1次パスワードは,そのパスワードとともに指定するユーザ名に対応づけたパスワードでなければならない。
2 次パスワード (secondary password): 1 次パスワードを正しく入力した直後に入力するログイン時のユーザ・パスワード。ただし,2 次パスワードは必要ない場合もある。1 次パスワードと 2 次パスワードを使用することによって,ログイン時に複数のユーザがいることを各ユーザに認識させることができる。あまり一般的な方法ではないが,パスワード長を長くする目的で 2 次パスワードを使用することもできる。この場合,2 つのパスワードの合計文字数が多くなるので,パスワードの推測には多くの時間がかかり,難しい。
ASCII (American Standard Code for Information Interchange):
情報交換用米国標準コードを参照。
CPU (central processing unit):
中央処理装置を参照。
DCL (DIGITAL Command Language): DIGITAL コマンド言語を参照。
DECnet-Plus: Digital Network Architecture (DNA)フェーズVを実現したコンパックのハードウェア/ソフトウェア製品のファミリであり,OSIおよび DNAプロトコルを統合する。OSIに準拠しており,DECnetフェーズIV およびTCP/IPと互換性がある。
DIGITAL コマンド言語 (DIGITAL Command Language (DCL)): OpenVMS システムでのコマンド・インタプリタ。ユーザとオペレーティング・システム間の通信を可能とする。
Extended File Specifications: OpenVMS にこれまで内在していたディレクトリやファイル命名に関する多くの制限を取り除くオプションの機能。深い階層のディレクトリや拡張したファイル名を使用できる。詳しくは『OpenVMS Extended File Specifications の手引き』を参照。
MIME(Multipurpose Internet Mail Extension): メール・メッセージに非テキスト・ファイルを添付する標準的な方法。グラフィック,サウンド・ファイル,等をエンコードし, プレーン・テキストとして送信する。このテキストは読むことができない。受信側は,MIME インタープリタ・ユーティリティを使用して元のファイル形式に戻すことができる。
RMS (Record Management Services): ファイルおよびフィールド内のレコードを処理するために呼び出すオペレーティング・システムのプロシージャの集合。 VMS RMS によりプログラムは,ブロックの読み込みおよび書き込み (ブロック入出力) 同様,レコード・レベルの GET および PUT 要求 (レコード入出力) を実行できる。 VMS RMS はシステム・ソフトウェアの完全な部分であり,そのプロシージャはエグゼクティブ・モードで実行される。
UAF (user authorization file): システム上の各アカウントの詳細を保持したファイル。各アカウントに割り当てられたユーザ名,パスワード,ユーザ識別コード (UIC) ,クォータ,制限,特権を含む。
UFD (user file directory): ディスクまたはテープに格納されたファイル群を一時的に登録するファイル。UFD には,格納された各ファイルの名前,タイプ,バージョン番号が保持される。また,ファイルの実際の記憶位置を識別し,そのファイル属性リストを指す一意な番号も入る。
ディレクトリも参照のこと。
UIC (user identification code): ユーザ,ファイル,グローバル・セクション,コマンド・イベント,フラグ・クラスタ,メールボックスに割り当てた番号の組み合わせ。UIC は,owner,group,world, system の各ユーザ・カテゴリが使用できるアクセス・タイプ (read,write, read/write,またファイルの場合は execute,delete,その両方) を指定する。
アカウント (account): ユーザがシステムを使用するには,アカウントを保持していなければならない。アカウントは,ユーザのユーザ名によって識別される。アカウントが異なれば,異なるサービス・レベル (たとえば,ユーザが保持する特権,ログインできる期間など) を許可できる。
アクセス制御エントリ (access control entry (ACE)): アクセス制御リストの中のエントリ。アクセス制御エントリは,識別子,識別子の保持者に対するアクセス権の許可または禁止,ディレクトリに対する省略時の保護,機密保護アラームの詳細を指定できる。
アクセス制御文字列 (access control string): リモート・ノードに送信するログイン情報を表す 0 文字から 42 文字までの文字列。 OpenVMS システムの場合,アクセス制御文字列は通常,ユーザ名,スペースまたはタブ,そしてパスワードから構成される。
安全ターミナル・サーバ (secure terminal server): すでにログアウトされているターミナルだけにユーザがログインするように設計されている OpenVMS ソフトウェア。ユーザがターミナルで Break キーを押すと,安全ターミナル・サーバは(使用可能にされている場合),ログインされているプロセスをすべて切断してから,ログインを開始することによって応答する。ターミナルでプロセスがログインされていない場合は,ただちにログインできる。
イメージ (image): リンカによって結合された実行プログラムを構成するプロシージャとデータ。この実行可能なプログラムはプロセスで実行される。実行可能イメージ,共有イメージ,システム・イメージの 3 つのタイプがある。
印刷キュー (print queue): 印刷されるのを待機しているファイルのリスト。
エコー (echo): ユーザが入力した文字が画面またはプリンタに表示されるターミナル操作の特性。
エディタ (editor): テキスト・ファイルの作成および修正のために使用するプログラム。
エラー・メッセージ (error message): ユーザが要求した処理が失敗した場合にシステムが送信するメッセージ。各エラー・メッセージはエラーを検出したオペレーティング・システムの部分を特定する。ほとんどのエラー・メッセージは入力ミスまたは構文エラーが原因である。ほとんどの場合,コマンドの再入力によりエラーの訂正ができる。
演算子 (operator): 式の中でコンピュータにオペランドの処理方法を指定する部分。たとえば,プラス記号 (+) は加算を実行することを指定する演算子である。
オブジェクト: システムがアクセスを制御する情報の受動的な格納場所。オブジェクトへのアクセスは,そのオブジェクトに格納されている情報へのアクセスを意味する。
オープン (open): データ・セットまたはファイルを処理できる状態にすること。
オープン・アカウント (open account): パスワードが不要であるアカウント。
オペランド (operand): 式の中で値を持つ部分。オペランドは,式の評価の中で演算子によって処理され,結果が生成される。
オペレーティング・システム (operating system): コンピュータ・プログラムの実行およびシステム関数の実行を制御する統合されたプログラムの集合。
カーソル (cursor): ビデオ・ターミナル上で次の文字の入力位置を示すために使用されるもの。
解析 (parsing): 次のいずれかです。
階層ディレクトリ構造 (hierarchical directory structure): 1 つのディレクトリの下に複数のディレクトリが並び,それが何段にも並んだツリー構造のディレクトリ構造。
改ページ (form feed): 新規ページの開始位置へのカーソルの移動。
会話型モード(interactive mode): ユーザがコマンドを入力するとシステムがそれを実行し反応する,オペレーティング・システムとの通信モード。 1 つのコマンドを完了しないと次のコマンドを入力できない。
会話型ユーティリティ (interactive utility): 特定のタスクを実行できる特別な環境を提供する, DCL コマンドで起動されるコンピュータ・プログラム。ユーティリティのプロンプトに対応して,サブコマンドまたは他の情報を入力することで,ユーティリティを会話型で使用できる。
書き込み (write): イメージがデータを送信することまたはその機能。たとえば,PRINT コマンドを実行すると,指定したファイルが格納されている記憶域から読み込まれ,プリンタに書き込まれる。読み込みも参照のこと。
空値 (null value): コマンド・プロシージャの中で二重引用符 ("") で表示される文字を持たない文字列。
完全な名前: DECdnsネームスペース内の名前の完全な指定であり,ルート・ディレクトリから,名前を指定しているオブジェクト,ディレクトリ,またはソフト・リンクまで,パス内のすべての親ディレクトリを含んでいる。ネームスペース名も含むことができるが,ネットワーク内にネームスペースが1つだけしか存在しない場合は不要である。
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