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DECMCSエンコーディング・モジュールを使用するには,次のように指定します。
$ PRINT/SETUP=(LPS$DECMCSENCODING) filename.PS |
E.5 サード・パーティ・プリンタのためのISO Latin-1の定義
バージョン40以前のPostScriptバージョンの PostScriptプリンタを使用する場合には,このエンコーディングを使用する PostScriptファイルを印刷するために,ISO Latin-1エンコーディング・ベクタを定義しなければなりません。たとえば,PostScriptの以前のバージョンを使用するタイプセッタで印刷するために,ISO Latin-1エンコーディング・ベクタを必要とする PostScriptプログラムがあるとします。
この場合には,encodefont プロシージャを使用できますが, PostScriptプログラムのプロローグでISO Latin-1エンコーディング・ベクタを定義しなければなりません。装置制御ライブラリから LPS$ISOLATIN1ENCODINGモジュールを取り出してください。
$ LIB - /Extract=LPS$ISOLatin1Encoding - /Out=ISOLatin1Encoding.ps - Sys$Library:DCPS$DEVCTL.TLB |
LPS$ISOLATIN1ENCODINGモジュールはエンコーディング・ベクタだけを提供します。このモジュールはバージョン40以前のPostScriptで未定義だった文字は定義しません。
ここでは,本ソフトウェアに関するドキュメンテーション・キットについて説明します。
日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS ドキュメンテーション・キット (注文番号: QA-09NJA-GZ)
プログラミング・ガイド・キット (注文番号: QA-798JC-GZ)
日本語DEC PrintServer サポーティング・ホスト・ソフトウェア for OpenVMS VAX (注文番号: QA-798JA-GZ)
日本語DEC PrintServer サポーティング・ホスト・ソフトウェア for ULTRIX (注文番号: QA-VVZJA-GZ)
以下のPostScriptドキュメントが株式会社ASCIIより販売されています。
ANSI: DIGITAL ANSI 準拠プリンティング・プロトコル・レベル3を参照。
ANSI/Sixelファイル: ANSI形式またはsixel形式でデータが格納されいてるファイル。たとえば, LN03ファイルなど。
AppleTalk ネットワーク・システム: ユーザにファイル共有,プリンタ共有,メッセージ送信などのオプションを提供する通信環境。システム内のネットワーク装置およびソフトウェアは,通信のために AppleTalk プロトコルを使用します。 AppleTalk の設計に基づき, AppleTalk サービスおよびインタフェースを保持したままで,送信媒体の種類を選択することができます。
AppleTalk プリンタ: AppleTalk ネットワークに接続されたプリンタであり, AppleTalk プロトコル,特に PAP (Printer Access Protocol) を使用してアクセスすることができます。
ASCII: エスケープ・シーケンスを含まないANSIテキスト・データが格納されているファイル。
CPAP (PATHWORKS for Macintosh): TCP/IP および DECnet ネットワークの上位層であるプリンタ・プロトコルであり,日本語 Compaq DECprint Supervisor for OpenVMS が DIGITAL PrintServer プリンタと通信するために使用します。
DDIF (Digital Data Interchange Format): データを交換するために使用される弊社のデータ構文。
DECimage: たとえば DIGITAL PrintServer プリンタおよび DEClaser 5100 プリンタなどの特定のプリンタで使用可能なイメージ拡張技術。この機能により,グラフィックスをよりクリアに,スムーズに,鮮明に印刷することができます。特定のグラフィックス・アプリケーションで作成された合成イメージにも適用可能な場合もありますが,基本的に PostScript イメージのみに適用可能です。特に,連続したグレースケール・イメージには最適です。
DECimage-Lite: セットアップ・モジュールの使用により, DECimage イメージ拡張技術のサブセットを提供する DECprint Supervisor ソフトウェアの機能です。
DECnet: 弊社のネットワーク・プロトコル。
DECprint Supervisor: 弊社 PostScript プリンタで印刷するために,共通プリント・シンビオントとデータ構文トランスレータで構成されるソフトウェア製品。
DECserver: プリンタをEthernetネットワークに直接接続することにより,シリアル・ベースのプリンタをネットワークからアクセス可能にする通信装置。
NIC (Network Interface Card): 本書で使用する場合は,ネットワークにプリンタを接続するためのハードウェア装置。これはプリンタに組み込まれている場合もありますし,オプションとして後から追加する場合もあります。 NIC には各種のネットワーク・プロトコル (たとえば,raw TCP/IP,AppleTalk, LAT など) を実現するためのファームウェアも含まれています。 NIC で提供されるプロトコルは,その機能と構成方法に依存していいます。
OpenVMS: VMS オペレーティング・システムおよびOpenVMS オペレーティング・システム。
OpenVMS Alpha: 弊社の Alpha プロセッサ上で稼動する OpenVMS オペレーティング・システム。
OpenVMS VAX: 弊社の VAX プロセッサ上で稼動する OpenVMS オペレーティング・システム。
PATHWORKS: OpenVMS などのホスト・システムから通信,資源共有,PC の集中管理などを提供するソフトウェアの集合体。
PATHWORKS AppleTalk for OpenVMS: システムと AppleTalk ネットワークとの通信を可能とする OpenVMS システム上に置かれるソフトウェア。 AppleTalk for OpenVMS は, OpenVMS システム用の AppleTalk Networking プロトコルおよびインタフェース・ライブラリを実現したものです。
PATHWORKS for OpenVMS: OpenVMS サーバ・ノード上で稼動し,ネットワーク全体の資源および通信の集中管理を提供する PATHWORKS ソフトウェア。
PATHWORKS for OpenVMS (Macintosh): PATHWORKS for Macintosh 構成用の OpenVMS サーバ・ソフトウェアを提供する PATHWORKS ソフトウェア。
PC: DOS あるいは Windows オペレーティング・システムが稼動しているパーソナル・コンピュータ。
PCLファイル: Hewlett-Packard 社の PCL (Page Control Language)データ・タイプのデータが格納されたファイル。 DECprint Supervisor は, Hewlett-Packard社の LaserJet IIDプリンタ用に生成された PCL ファイルを, PostScriptプリンタ用のPostScriptファイルに変換するトランスレータ・ソフトウェアを含んでいます。
PostScriptファイル: PostScript言語で記述されたファイルであり,テキスト,グラフィックス,ビットマップ・イメージの組み合わせも含めて,必要なページの記述をプリンタに出力できるように設計されています。
PostScriptプリンタ: PostScript形式でファイルを印刷できるように設計されたプリンタ。
PrintServer ソフトウェア: 弊社の PrintServer プリンタを管理するソフトウェア。
PrintServerソフトウェア・リモート・コンソール: サポーティング・ホストからプリンタを管理できるようにする PrintServer ソフトウェア。
Proprinter ファイル: IBM Proprinter 装置のために生成されたファイル。
raw TCP/IP: TCP データ・ストリームの解析を行うことなく TCP/IP プロトコルを直接使用するネットワーク・プロトコル。これは,多くのプリンタの NIC (ネットワーク・インタフェース・カード),プリント・サーバ,ターミナル・サーバでサポートされています。
ReGISファイル: 弊社の ReGIS データ形式のグラフィックス・データを登録したファイル。
SPD: ソフトウェア仕様書。このドキュメントは,弊社のソフトウェア・メディアおよびドキュメント・キットとともに提供され,サポートされる構成およびソフトウェアの実行に必要な製品についての説明が記載されています。
TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol): 伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル。
Tektronix 4010/4014ファイル: Tektronix 4010/4014システムで作成されたデータ・ファイル。
アスペクト比: ページの幅とページの長さの比率。
イメージ・ファイル: 印刷するための写真あるいはグラフィックス・イメージを含むファイル。
印刷可能領域: データが印刷されるページ内の領域。ページが拡大/縮小されるときには,印刷可能領域内に収まるように調整されますが,アスペクト比(幅と長さの比率)は変わりません。余白が残る場合には,ページは印刷可能領域の中心へ配置されます。
共有ネットワーク・プリンタ: 複数のコンピュータ (PC およびタイムシェアリング・システムを含む) からアクセス可能なネットワーク上のプリンタ。
クライアント・システム: PrintServer プリンタをアクセスするために, DECprint Supervisor ソフトウェアを実行しているネットワーク・ノード。
グレースケール: PostScriptプリンタで写真を印刷する方法。
コマンド修飾子: コマンド全体に影響する修飾子。
定位置修飾子も参照してください。
サーバ・ノード: ネットワーク構成内の共有資源を管理するホスト・システム。
ジェネリック・キュー: ユーザからプリント・ジョブを受け付け,それを適切な実行キューに渡す論理的なプリント・キュー。
実行キュー: 特定の物理的なプリント出力装置に対応するプリント・キュー。
自動データ・タイプ検出: DECprint Supervisor ソフトウェアがプリント・ファイルのデータ・タイプを特定するためにそのファイルを調べること。
ジョブ: プリント・ジョブ。
ジョブ・セパレータ・ページ: ジョブ・フラグ・ページ,ジョブ・バースト・ページ,ジョブ・トレーラ・ページであり,プリント・ジョブに関する情報を記録するために,プリント・ジョブでオプションとして使用することができます。ジョブ・セパレータ・ページは,キューの設定の一部ですが,ファイル・セパレータ・ページはPRINTコマンドで制御することができます。
ジョブ・ログ・ページ: 印刷中にシステムからのメッセージが登録されるログ・ページであり,省略可能です。
シリアル・プリンタ: シリアル通信によってシステムに接続されるプリンタ。
シンプレックス印刷: 各用紙の片面に印刷することを示すために使用される用語。
セットアップ・モジュール: ファイルの印刷の前にプリンタに送られる装置制御ライブラリ内のファイル。
装置制御モジュール: プリンタに対する装置制御ライブラリに登録されている PostScriptまたはテキスト・データ構文のプロシージャ。プリンタ装置固有の機能の制御や共通に使用されるPostScriptプロシージャなどがあります。
装置制御ライブラリ: キューに対応する装置に送信できる一連のテキスト・モジュールを登録したライブラリであり,その装置の動作に影響を与えます。
ソフト・フォント: 弊社のLN03プリンタおよびDEClaserプリンタの物理的フォント・カートリッジをエミュレートするPostScriptフォント・ファミリ。
フォント・カートリッジも参照してください。
タンブル印刷: 製本またはとじ穴のための余白が用紙の 1 ページおきに入れ替わる印刷方法。右ページは用紙の先頭に印刷され,必要に応じて空白の左ページが挿入されます。
定位置修飾子: コマンド行の一部のみ(たとえば,1つのファイル)に影響する修飾子。
コマンド修飾子も参照してください。
データ構文:
データ・タイプを参照してください。
データ・タイプ: ファイルのデータ形式。
デスクトップ・プリンタ: raw TCP/IP,LAT,AppleTalk ネットワーク接続,あるいはシステムへの直接シリアル接続によりアクセス可能な,通常低速度から中速度のプリンタ。
トランスレータ: ユーザ・ファイルのデータ構文をプリンタに出力可能な形式に変更するプログラム。
トレーラ・ページ: 各ファイルを印刷した後に印刷されるプリント・ジョブ・ページであり,省略可能です。トレーラ・ページはプリト・ジョブが失敗したときにも印刷されることがあり,プリント・エラーの理由をユーザに知らせるメッセージを含みます。
ナンバアップ: 1枚の用紙に複数のページをプリントするための用語。
ネットワーク・プリンタ: 同じネットワーク内の複数のノードからアクセス可能なプリンタ。
ネットワーク・プリンティング: 複数のユーザ間でのプリンタの共有を可能とし, PC およびホスト・システムなどのネットワーク・ノードからのアクセスを可能とするネットワーク上のプリンタの構成。
バースト・ページ: プリント・ジョブの間,または複数ファイルのジョブのファイルの間に挿入されるページ。プリント・ジョブを分離するために役立ちます。
バーソ・ページ: 本の偶数ページ。横書きの本を開いたときに,偶数ページは常に左側になります。たとえば,ページ2は常にバーソ・ページです。1枚の用紙の場合には,バーソ・ページは常に用紙の裏面のページになります。レクト・ページ も参照してください。
ビットマップ: ディジタイズされた形式のイメージであり,格納,送信,再生が可能です。
ファイル拡張子: ファイル名のピリオドの後に続く拡張子。MYFILE.TXT というファイルの場合の拡張子は TXT 。
ファイル・セパレータ・ページ: 各ファイルの前後に出されるページ。PRINT コマンドによって制御されます。
ジョブ・セパレータ・ページも参照してください。
ファイル・タイプ:
ファイル拡張子を参照してください。
フェイス・アップ: プリンタ出力のスタックの方法。表面を上にしてスタックします。
フェイス・ダウン: プリンタ出力のスタックの方法。表面を下にしてスタックします。
フォント: 特定のポイント・サイズ,ウェイト,およびスタイルを持ち,特定のタイプフェースに属している文字セットの表現。
フォント・カートリッジ: LN03プリンタまたはDEClaserプリンタにフォントを追加するための,フォントを納めたROMカートリッジ。 DECprint Supervisor ソフトウェアは,ソフト・フォント・キットを使用してこの機能をエミュレートします。
ソフト・フォント(SoftFont)も参照してください。
フォント・ファイル: 特定のフォントを再生するために使用される情報を登録したデータ・ファイル。
フラグ・ページ: 印刷される各ジョブの前に印刷されるプリント・ジョブ・ページであり,省略可能です。フラグ・ページには,プリンタ,プリント・ジョブおよび PRINT/NOTE 修飾子によるメッセージなどの情報が含まれます。
プリンタ: 印刷装置。
プリント・エンジン: 印刷装置内の内部エンジン。
プリント・キュー: プリント・ジョブが印刷されるのを待つキュー。
プリント・ジョブ: 1つ以上のファイルと関連する印刷必要条件で構成されるプリント要求。
プリント・シンビオント: ユーザのプリント要求を処理し,必要に応じてデータを変換し,プリンタに転送するために要求とデータをキューに登録し,プリンタからのメッセージをユーザに報告するソフトウェア。
プレーン・テキスト: エスケープ・シーケンスを含まないテキスト・ファイル。
ページ: データ・ページ。論理ページも参照してください。
ページ・スポット: 用紙でページを印刷できる場所。/PARAMETERS=NUMBER_UP および /PARAMETERS=LAYUP_DEFINITION=GRID は,1枚の用紙のページ・スポットの数を定義します。
ポートレート(縦長)方向: テキストが用紙の短い辺と平行に印刷される用紙の方向。
ホスト: プリンタの管理機能とサービス機能を提供するコンピュータ・システム。
ポイント: 印刷における大きさ(長さ)。72ポイントが1インチ。
用紙: 物理的な用紙。
ランドスケープ(横長)方向: テキストが用紙の長い辺と平行に印刷される用紙の方向。
両面印刷: 用紙の両面に印刷される文書のページ・レイアウト。
レイアップ: DECprint Supervisor の機能の1つであり,用紙に対するページのマッピングを制御します。用紙上でのページの位置を制御し,各用紙に印刷されるページの数を制御することもできます。
レイアップ定義ファイル: システム論理名 LPS$LAYUP によって定義されるディレクトリに登録されるファイルであり,ページ・レイアウトを指定するためにプリント・ジョブに含むことができます。
レクト・ページ: 本の奇数番号のページ。横書きの本を開いた状態では,レクト・ページは常に右側になります。たとえば,ページ1は常にレクトです。1枚の用紙の場合には,レクト・ページは常に用紙の表面のページになります。
バーソ・ページも参照してください。
論理ページ: 分割不可能な印刷イメージ。
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