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6 KEYBINDコンパイラ

この章ではKEYBINDコンパイラの使い方について説明します。

コンパイラのエラー・メッセージについての詳細は, 付録 Cを参照してください。

6.1 KEYBINDコンパイラとは?

KEYBINDコンパイラは,テキスト形式のKEYBINDファイルをバイナリ形式のKEYBINDファイルに変換します。

アプリケーションは,バイナリ形式のKEYBINDファイルからキー定義に関する情報を得ます。 したがって,テキスト形式でKEYBINDファイルを作った後は, 必ずKEYBINDコンパイラによって,バイナリ形式に変換しておかなければなりません。

6.2 KEYBINDコンパイラのコマンドと修飾子

KEYBINDコンパイラは KEYBINDコマンドで起動されます。 KEYBINDコマンドは以下のようなフォーマットになっています。

    $ KEYBIND [/修飾子] ファイル名

以下にKEYBINDコマンドの例を示します。

     $ KEYBIND /LIST MY_KEYBIND

この例では,MY_KEYBIND.DATというテキスト形式のKEYBINDファイルを MY_KEYBIND.IM$DATというバイナリ形式のKEYBINDファイルに変換します。 またMY_KEYBIND.LISという名前のリスト・ファイルが作られます。

6.2.1 修飾子

以下にKEYBINDコマンドの修飾子の説明をします。

6.2.2 ファイル名

テキスト形式のKEYBINDファイルのファイル名を指定します。 ファイル・タイプを省略したときは,.DATがファイル・タイプとして使われます。

6.3 新しい ACTION を含んだファイル

IMLIB 1.1 で新しくサポートされた RESTORE_ECHO ACTION および半角カナ変換ACTION (HANKAKU_KANA,CLA_HANKAKU_KANA)を使用したファイルをコンパイルすると, 出力されるバイナリ形式のKEYBINDファイルのサポートレベルが 2 になります。 アプリケーションは KEYBINDファイルを読み込むときに, 自分がサポートしているアクションに従ったレベルを指定します。 このとき読み込もうとしたKEYBIND ファイルのサポートレベルが, アプリケーションの指定したサポートレベルより高い場合は,KEYBINDファイルの読み込みは失敗します。

PROFILE の DEC-JAPANESE.KEY.keybind で指定された KEYBIND ファイルの読み込みに失敗した場合は, 最大9回まで再試行が行われます。 再試行に使われるファイル名は上記のINDEX に_1,_2,などを付けた INDEX で指定できます。


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