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8 Imageインタプリタの使用によるDDIFイメージ・ ファイルの印刷

DECprint Supervisor for OpenVMSソフトウェアは, これまで使用されていたDEC Image Print-PLUS Client Servicesに代わる製品であり[1], Imageインタプリタを使用して,PrintServer 17,PrintServer 20,PrintServer 32プリンタでDDIF 2 値イメージ・ファイルを高速で印刷できるようになりました。


[1] DECprint Supervisor for OpenVMS製品は, 以前にインストールされているDEC Image Print-PLUS Client Servicesのすべてのバージョンと互換性がありません。


注意
PostScriptレベル2インタプリタが存在する場合には,Image インタプリタは使用されません。

ただし,プリント・ジョブに次のいずれかのパラメータが含まれている場合には, 文書を印刷するためにImageインタプリタは使用されません。

     /PARAMETERS=LAYUP_DEFINITION
     /PARAMETERS=NUMBER_UP

この場合,パラメータ値によって指定された機能を提供できるように,ファイルがPostScript に変換されます。

イメージ印刷にはDCPS-Plusライセンスが必要です。

8.1 イメージ印刷の改善

標準的なネットワーク環境では,次の2つの理由により,イメージの印刷にかなり時間がかかります。

  1. 標準環境ではPrintServerがPostScriptファイルしか取り扱わないため, ユーザのノードでファイルをPostScript形式に変換した後,PrintServer でPostScriptインタプリタ・ソフトウェアによって処理しなければなりません。

  2. PostScriptレベル1言語のイメージ・ファイルが大きいため, ネットワークを介してプリンタに送信するのに時間がかかります。

DECprint Supervisor for OpenVMSソフトウェアでは, 次の理由により,イメージ印刷がこれまでより高速になります。

8.2 イメージ・ファイルの印刷例

次のPRINTコマンドを使用すると,イメージ・ファイルはプリンタに直接送信されます。

     $ PRINT/QUEUE=queue/NOTIFY file.DDIF

次のPRINTコマンドでは,イメージ・ファイルはPostScriptに変換されて印刷されます。

     $ PRINT/QUEUE=queue/NOTIFY/PARAMETERS=NUMBER_UP=1 file.DDIF


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