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このリリース・ノートは本リリースに適用されます。
REG$_NOTIFYFILTER
アイテム・コードに対して
REG$M_CHANGEATTRIBUTES
という値を指定した場合,
そのOpenVMS Registryキーが変更されると,
変更が通知されなければなりません。しかし,OpenVMS Registryキーの属性を変更した場合,
通知を要求したプロセスに変更が通知されません。
この問題に対処するには,REG$_NOTIFYFILTER
アイテム・
コードに対して別の値を指定します。REG$M_CHANGENAME
または
REG$M_CHANGELASTSET
を使用してください。
REG$CP
サーバ管理ユーティリティのSEARCH
コマンドや,REG$FC_SEARCH_TREE_DATA
,
REG$FC_SEARCH_TREE_KEY
,REG$FC_SEARCH_TREE_
VALUE
機能コードを使用する$REGISTRY
システム・サービスの呼び出しでは,クライアント・ノードの通信バッファが取り扱うことができる量より多くのデータがクライアントに返されることがあります。
これらの機能は16レベル未満のパスに制限されており,4 KB
未満のデータを返します。
この問題を回避するには,正確なパスを指定することで検索の深さを制限します。 つまり,データベースが大きいときに,データベース全体を検索しないようにします。
この制限は将来のリリースで修正される予定です。
ユーザがOpenVMS Registryのキーまたは値へのアクセスを要求した場合,OpenVMS Registryはキー・パスの最初のキーと最後のキーを確認することで, 指定されたキー・パスが有効かどうか調べます。
OpenVMS Registryデータベースに格納するために,OpenVMS Registry サーバに送信できるデータの1 ブロックの最大サイズは7880バイト以下に制限されています。 この制限を超えると,次のエラーが表示されます。
REG-F_NORESPONSE, registry server failed to respond within allotted time period
この制限は,OpenVMS RegistryサーバとOpenVMS Registryクライアントの間の通信プロトコルで, 転送サイズが8 Kバイトに制限されているために発生します。
この制限は将来のリリースで修正される予定です。
OpenVMS RegistryのFile QoutaをOpenVMS Registryデータベースの現在のサイズより小さい値に設定すると, すべてのOpenVMS Registry操作で次のエラーが表示されます。
REG-E-EXQUOTA, registry file quota or page file quota exceeded
このエラーを回避するには,File Qoutaの値をOpenVMS Registryデータベース・ ファイルの現在のサイズ以上の値に一時的に変更し, その後でOpenVMS Registryデータベース・ファイルのサイズが適切なFile Qoutaの制限の範囲内になるように削除操作を実行します( クォータの変更の方法については, 第7.6.3項を参照してください) 。
2つのOpenVMS Registryファイル・
クォータに対して適用されるおよそのバイト数を判断するには,
SYS$REGISTRY:REGISTRY$LOCAL_MACHINE.REG
ファイルと
SYS$REGISTRY:REGISTRY$USERS.REG
ファイルのサイズに512
を乗算します。この計算の結果は,各ファイルのクォータに適用されるおよそのバイト数になります。OpenVMS Registry
のファイル・クォータの設定方法については,
第2.1.6項を参照してください。
この制限は将来のリリースで修正される予定です。
OpenVMS Registryデータベースに格納できるデータの最大サイズは, 約1.7 MBに制限されています。この制限を超えると, 次のエラーが表示されます。
REG-F-DBACCESS, cannot access registry database object
これは致命的なエラーであり,OpenVMS Registryデータベースにこれ以降アクセスできなくなります。
REG-F-DBACCESS
エラーが発生しないようにするには,OpenVMS Registry
が1.7 MB以上になることがないように,
クォータを設定してデータベースのサイズを制限します。
クォータを設定するには,次のいずれかの操作を行います。
Default File Quotaの値を設定するには,次のコマンドを使用します。
$ mcr reg$cp modify value/name="Default File Quota"/type=dword - _$ /data=%D1700000 "hkey_local_machine\system\registry\File Quotas"
各ファイルのFile Quotaの値を設定するには,次のコマンドを使用します。
$ mcr reg$cp create value/name=REGISTRY$LOCAL_MACHINE/type=dword - _$ /data=%D1700000 "hkey_local_machine\system\registry\File Quotas" $ mcr reg$cp create value/name=REGISTRY$USERS/type=dword - _$ /data=%D1700000 "hkey_local_machine\system\registry\File Quotas"
/DATA修飾子の値として,32,000〜2,000,000 (16進数の0x7D00〜0x1E8480) の値を指定しなければなりません。
32,000未満の値を指定すると,その値は無視され,Default File Quotaの値として10,000,000が使用されます。このFile Quotaのデフォルト値は大きすぎます。
2,000,000より大きい値を指定すると,OpenVMS
Registryデータベース・サイズがその値を超えたときに,REG-
F-DBACCESS
エラーが発生します。
この制限は将来のリリースで修正される予定です。
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