[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ] [ DOC Home ]

まえがき


本書の目的

本書は,日本語 OpenVMS オペレーティング・システム上で動く対話型テキスト・エディタである日本語EVE (Extensible Versatile Editor) について説明した解説書です。 日本語EVEを使った基本的な編集操作を修得することを目的としています。


対象読者

本書は,日本語EVE を使用されるすべての方を対象としたマニュアルです。


関連資料

本書に関連した資料にはつぎのものがあります。

『日本語EVE かな漢字変換入門』 日本語EVE を使用して簡単な文書編集ができるようになることを目的としたマニュアルです。 日本語EVE を初めて使用するユーザのための入門書です。
『日本語EVE リファレンス・マニュアル』 日本語EVE のさらに詳しい機能,その機能の使用方法,および日本語EVE の各コマンドについて説明しています。
『DEC XTPU リファレンス・マニュアル』 日本語EVE は,DEC XTPU を用いて作成されています。 DEC XTPU (DEC eXtendec Text Processing Utility) とは, 標準版 DECTPU (DEC Text Processing Utility) を拡張したプログラミング 可能なテキスト処理ユーティリティです。 『DEC XTPU リファレンス・マニュアル』は DEC XTPU についての解説書であり, システム・プログラマを対象読者としています。


本書の構成

本書は,7つの章と4つの付録で構成されています。

第1章 日本語EVEの概要および日本語独特の機能について説明します。
第2章 日本語EVEの起動から終了までの基本的な操作方法について説明します。
第3章 EVEJキーパッドの使い方を説明します。
第4章 TAROキーパッドの使い方を説明します。
第5章 JVMSキーパッドの使い方を説明します。
第6章 半角カナの入力について説明します。
第7章 日本語EVEの編集機能について説明します。
付録 A 日本語EVEのコマンド・リストです。
付録 B ローマ字かな記号変換対応表です。
付録 C ローマ字かな変換における特殊文字変換対応表です。
付録 D 記号変換対応表です。


キーボードの使い方

キーボードには,4つのキー・グループがあります。 キー・グループは機能によって,次のように分かれています。


図 1 キーパッドの配列図

メイン・キーパッドの主なキーについて説明します。


本書で使用する表記法

本書では,つぎの表記法を使用しています。

表記法 意味
$ システム・プロンプト。 ドル記号($)は,システムのコマンド・レベルのプロンプトを示します。 実際のプロンプトは,画面の左に表示されます。
[KP0]〜[KP9] 補助キーパッドの数字キーを指します。
[Enter] 補助キーパッドの右下にある[Enter]キーを指します。
[PF1]〜[PF4] 補助キーパッドの1番上に並んでいるキーを指します。
[F6]〜[F20] キーボードの上部にあるファンクション・キーを指します。
[Ctrl/A]
[Ctrl-A]
[ctrl_A]
[Ctrl]キーと文字キーの[ A ]を同時に押します。 大文字と小文字の区別はなく,また,[カナ]キーが押されていても関係ありません。
[GOLD/A]
[GOLD-A]
[GOLD_A]
[GOLD]キーとして定義されたキーに続けて, 文字キーの[ A ]を押します。大文字と小文字の区別はありませんが, [カナ]キーが押されていると異なるキーとして扱われます。
太字 入力画面の太字は,ユーザの入力文字列を示します。 文中の太字のコマンド名は,日本語EVEコマンドを示します。


[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ] [ DOC Home ]