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SET KANAECHO MODE
- HIRAGANA
- KATAKANA
- HANKAKUKANA
HIRAGANA
キーボードから入力されたカナ文字 (カナ・キーあるいはローマ字かな変換) をひらがなで表示します。KATAKANA
キーボードから入力されたカナ文字 (カナ・キーあるいはローマ字かな変換) をカタカナで表示します。HANKAKUKANA
キーボードから入力されたカナ文字 (カナ・キーあるいはローマ字かな変換) を半角カタカナで表示します。
カナ文字の表示を切り換えます。 SET KANAECHO MODEの設定はSET ECHO MODEの設定の影響を受けます。SET ECHO MODEコマンドで,HIRAGANA, KATAKANA,HANKAKUKANA のいずれかを指定したときには SET KANAECHO MODE の設定もそれぞれ HIRAGANA, KATAKANA,
HANKAKUKANA になります。おもにカタカナ・キーを使ってかなを入力しているときには SET KANAECHO MODE コマンドで HIRAGANA, KATAKANA,HANKAKUKANA の切り換えを行うとアルファベット・キーはその設定に影響されずにアルファベットの入力を行うことができます。
SET KEYPAD EDT
EDT スタイルのキーパッドの使用を許可し,数字キーパッド・キーと他のキーを定義します。将来のセッションのために EDT キーパッドを保存する場合には, SET KEYPAD EDT コマンドを日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルに登録するか,または SAVE EXTENDED EVEコマンドを使用してセクション・ファイルを作成します。
EDT キーパッドを設定しても,完全に EDT がエミュレートされるわけではありません。日本語 EVE の EDT キーパッドと実際の EDT の重要な相違点は次に示すとおりです。
- EDT キーパッドは [ PF1 ] を GOLD キーとして設定し,[ PF1 ] の現在の定義を無効にする。しかし,別のキーを GOLD として設定した場合には (SET GOLD KEYコマンドを使用することにより),ユーザが定義した GOLD キーが使用される。一度に1つのキーだけを GOLD キーとして設定できる。
- [ KP8 ],[ GOLD-KP8 ],[ Ctrl/U ]などの EDT が通常定義するキーを定義する場合には,ユーザの定義が EDT 定義より優先する。
- EDT キーの他に,EDT キーパッドを設定すると,SET GOLD KEY コマンドと同じ GOLD の組み合わせが定義される。たとえば,[ GOLD-Find ] は WILDCARD FIND として定義され,[ GOLD-↓] は BOTTOMとして定義される。
- [ PF2 ]は HELP KEYPAD として定義される。これは現在のキーパッドのダイアグラムを表示する。[ GOLD-PF2 ]は HELP KEYS として定義される。これは現在のすべてのキー定義を表示する。
- 日本語 EVE コマンドを入力するために,[ GOLD-KP7 ]は DO として定義される。日本語 EVE は EDT のライン・モード・コマンドや非キーパッド・コマンドをサポートしない。
- [ GOLD-KP8 ]は FILL として定義され,選択領域,検索領域の現在の段落の書式を変更する。実際の EDT の場合のように,選択領域または検索領域に対してだけ FILL 操作を実行するためのキーが必要な場合には,キーを FILL RANGE として再定義する。
- エディタ・キーパッドの[ Next Screen ]と[ Prev Screen ]は日本語 EVE と少し異なる方法で定義されている。日本語 EVE では,キーは現在のウィンドウの長さだけスクロールする。EDT キーパッドでは,キーはウィンドウ・サイズの 75% をスクロールする。
- [ Ctrl/H ],[ Ctrl/J ],[ Ctrl/U ]は EDT をエミュレートするように定義されている。これらのキーの標準的な日本語 EVE 定義は少し異なっている。また,EDT キーパッドは [ Ctrl/K ]を LEARN として定義している。
- [ Ctrl/Z ]は EXIT として定義されており,編集セッションを終了する。実際の EDT では,[ Ctrl/Z ]はライン・モードに戻る。日本語 EVE でこの機能をエミュレートするには, [ Ctrl/Z ]を次のように再定義する。
Command: DEFINE KEY= Ctrl/Z DO
- 他の一部の制御キーは実際の EDT と異なる方法で定義されている。 [ Ctrl/A ]はCHANGE MODE として定義されている (挿入モードと重ね書きモードを切り替える)。[ Ctrl/E ] は END OF LINE として定義されている(これは EDT キーパッドの EOL キーと少し異なる)。[ Ctrl/R ]は REMEMBER として定義されている(学習シーケンスを終了する)。
- [ Ctrl/C ]は操作を取り消すことができるが,この制御キーは使用しないことが望ましい。これは,[ Ctrl/C ]はジャーナル・ファイルに記録されないため,編集セッションがシステム障害によって異常終了したときに,作業結果を回復できなくなるためである。操作を取り消すために [ Ctrl/C ]を使用した場合には,ただちに編集セッションを終了し,編集結果を保存し,その後,編集セッションを再起動しなければならない。
- EDT キーパッドは ENTER を RETURN として定義しており,コマンドを終了したり,改行するために使用する。 [ Enter ]キーは再定義できるが, [ Return ] キーと[ Ctrl/M ]を再定義することはできない。
- 一部の EDT キーパッドの定義では,対応する日本語 EVE コマンドを使用しており,名前は少し異なるが,通常は EDT と類似した方法で機能する。[ KP1 ] キーは MOVE BY WORD として定義されており,少し異なる単語区切りを使用する。日本語 EVE では,単語の定義には,次の単語セパレータ(通常はプリント文字)まで,後続のスペースやタブも含まれる。
- 日本語 EVE キー名は通常,DCL レベルの場合と同じであり,したがって,EDT キー名と異なっている。
- 日本語 EVE では,SELECTコマンドを使用した後,カーソルを移動せずにREMOVE(またはCUT)コマンドを使用した場合,ペースト・バッファはクリアされない。そのかわり,現在の文字が選択され,削除される。
- 次の EDT キーパッド・キーは設定に応じて,日本語 EVE の Insert Here バッファまたは DECwindows クリップボードを使用する。
INSERT HEREor [ GOLD-KP6 ]
REMOVE( [ KP6 ] )
Append ( [ KP9 ])
EDT Replace ( [ GOLD-KP9 ] )
Subs ( [ GOLD-Enter ] )
省略時の設定は NOCLIPBOARD であり,その場合には Insert Here バッファが使用される。SET CLIPBOARDコマンドの説明を参照。- 省略時の設定では,日本語 EVE はフリー・カーソルを使用し,テキストがすでに存在するかどうかとは無関係に,バッファ内のどこにでも移動できる。 EDT スタイルのバウンド・カーソルが必要な場合には,SET CURSOR BOUND コマンドを使用する。カーソル移動のタイプは次の EDT キーパッド・キーに影響を与える。
EDT Next Screen ( [ Next Screen ] )
EDT Previous Screen ( [ Prev Screen ] )
Sect ( [ KP8 ] )
EDT の Char キー([ KP3 ])は,カーソルがフリー・カーソルに設定されている場合でも,バウンド・カーソルを使用する。- 一部のキー機能は,バッファのモード(挿入モード/重ね書きモード)の影響を受ける。
Del C ( [ COMMA ] )
SpecIns ( [ GOLD-KP3 ] )
また,RESTORE CHARACTERなどの一部の日本語 EVE コマンドもモードの影響を受ける。このコマンドは EDT キーパッドの [ GOLD-COMMA ] に割り当てられている。- 自動的にスクロールを開始する距離を設定する場合には,EDT の SET CURSORコマンドのかわりに,SET SCROLL MARGINS コマンドを使用する。日本語 EVE では,SCROLL MARGIN はそれぞれ先頭と最後から測定される。たとえば,ターミナル画面が24行の場合に (メイン・ウィンドウは21行),SET SCROLL MARGINS 56 は EDT の SET CURSOR 5:15 と同じである。省略時の設定は00 である(スクロールは,ウィンドウの一番上または一番下をこえて移動したときに開始される)。
- 検索操作の大文字と小文字の区別と方向は,日本語 EVE の規則に従う。 EDT の場合と異なり,日本語 EVE では,[ Return ] キーと [ Enter ] キーを別々に定義していないため,検索文字列の内部にキャリッジ・リターンを含むことはできない。しかし, SET FIND WHITESPACE コマンドを使用して,行区切りをこえた検索を可能にしたり,WILDCARD FINDコマンドを使用して行の先頭または最後にあるテキストを検索することが可能である。
- 日本語 EVE を終了すると,バッファを変更した場合にだけ(そのバッファの内容をまだ書き込んでいない場合),新しいファイルが作成される。 QUIT 操作では編集結果は破棄されるが,バッファを変更している場合には,日本語 EVE は編集結果を保存せずに編集セッションを終了するかどうかを確認する。また,バッファが変更されていない場合には(あるいはすでにバッファの内容をファイルに書き込んだ後,バッファを変更していない場合), EXITとQUITは同じであり,どちらの場合も新しいファイルは作成されない。
- 日本語 EVE の SHIFT LEFTコマンドとSHIFT RIGHT コマンドは,バッファを基準にしてウィンドウの水平方向の位置を移動する。一方,EDT の非キーパッド・コマンドである SHL と SHR は,ウィンドウを基準にしてバッファを移動する。したがって,日本語 EVE では, SHIFT RIGHT 8 は EDT の SHL に相当し,カラム9のテキストが画面の左端のカラムに表示される。
- 日本語 EVE で実現されていない EDT の機能:
GOLD キーは制御キーに相当する。たとえば,[ GOLD-U ]と[ GOLD-Z ] は定義されていないが,[ Ctrl/U ]と[ Ctrl/Z ]は定義されている。
タブ調整のためのキー。タブ・ストップを変更する場合には, SET TABS ATコマンドとSET TABS EVERYコマンドを使用する。また,WPS キーパッドの Ruler キー(WPS の [ GOLD-R ] )に対するキーを定義し,ルーラを使用してタブ・ストップを追加または削除することができる。
SET KEYPAD EVEJ
このコマンドは,キーパッドを EVEJ スタイルにセットします。このコマンドを実行すると,同時にSET CONVERSION EVEJコマンドも実行されます。EVEJ キーパッドを選択すると,変換キー,定義済みキーなどが,EVEJ とほとんど同じように使用できます。
このキーパッドを用いての入力,かな漢字変換の方法については,『日本語EVE ユーザーズ・ガイド』の第3章を参照してください。
SET KEYPAD JEDI
このコマンドは,キーパッドを JEDI スタイルにセットします。このコマンドを実行すると,同時にSET CONVERSION JEDIコマンドも実行されます。JEDI キーパッドを選択すると,変換キー,定義済みキーなどが,JEDI エディタとほとんど同じように使用できます。
SET KEYPAD JVMS
このコマンドは,キーパッドを JVMS スタイルにセットします。このコマンドを実行すると,同時にSET CONVERSION JVMSコマンドも実行されます。JVMS キーパッドを選択すると,変換キー,定義済みキーなどが,日本語OpenVMS の KINQUIRE などのユティリティーとほとんど同じように使用できます。
このキーパッドを用いての入力,かな漢字変換の方法については,『日本語EVE ユーザーズ・ガイド』の第5章を参照してください。
SET KEYPAD LEIA
このコマンドは,キーパッドを LEIA スタイルにセットします。このコマンドを実行すると,同時にSET CONVERSION LEIAコマンドも実行されます。LEIA キーパッドを選択すると,変換キー,定義済みキーなどが,LEIA エディタとほとんど同じように使用できます。
SET KEYPAD NOEDT
EDT キーパッドの使用を禁止し(定義を取り消し),使用しているターミナル・タイプに対する省略時のキーパッドを復元します。
- VT300 または VT200 シリーズ・ターミナルの場合には,結果は SET KEYPAD NUMERIC コマンドを使用した場合と同じである。
- VT100 シリーズ・ターミナルの場合には,結果はSET KEYPAD VT100 コマンドを使用した場合と同じである。
DEFINE KEYコマンド,LEARNコマンド, SET GOLD KEYコマンドによって定義したキーの場合には,その定義は取り消されません。しかし,EDT キーパッド・キーを使用する学習シーケンスは,キーの定義が取り消されるか,または変更されるため,正しく機能しなくなります。SET KEYPAD NOEDTは,EDT キーパッドの使用を許可することにより GOLD キーが設定された場合には,現在の GOLD キーを取り消しますが,SET GOLD KEYコマンドによって設定された場合には,GOLD キーを取り消しません。
SET KEYPAD NOWPS
WPS キーパッドの使用を禁止し(定義を取り消し),使用しているターミナルのタイプに対する省略時のキーパッドを復元します。
- VT300 または VT200 ターミナルの場合には,結果はSET KEYPAD NUMERIC コマンドを使用した場合と同じである。
- VT100 シリーズ・ターミナルの場合には,結果は SET KEYPAD VT100 コマンドを使用した場合と同じである。
DEFINE KEYコマンド,LEARNコマンド, SET GOLD KEYコマンドによって定義したキーの場合には,その定義は取り消されません。しかし,WPS キーパッド・キーを使用する学習シーケンスは,キーの定義が取り消されるか,または変更されるため,正しく機能しなくなります。SET KEYPAD NOWPSは,WPS キーパッドの使用を許可することによりGOLD キーが設定された場合には,現在の GOLD キーを取り消しますが,SET GOLD KEYコマンドによって設定された場合には,GOLD キーを取り消しません。
WPS キーパッドの使用を禁止しても,カーソルがフリー・カーソルに設定されるわけではありません。フリー・カーソルの移動を復元するには, SET CURSOR FREEコマンドを使用します。
SET KEYPAD NUMERIC
補助キーパッドを省略時の状態に設定し,現在のキーパッド設定を取り消します。DEFINE KEYコマンド,LEARNコマンド, SET GOLD KEYコマンドによって定義したキーの場合には,その定義は取り消されません。しかし,EDT キーパッドまたは WPS キーパッドのキーを使用する学習シーケンスは,これらのキーの定義が取り消されるか,または変更されるため,正しく機能しません。SET KEYPAD NUMERIC は,現在の GOLD キーが EDT キーパッドまたは WPS キーパッドによって設定された場合には,GOLD キーを取り消しますが,SET GOLD KEY コマンドによって設定された場合には,GOLD キーを取り消しません。
SET KEYPAD TARO
このコマンドは,キーパッドを TARO スタイルにセットします。このコマンドを実行すると,同時にSET CONVERSION TAROコマンドも実行されます。TARO キーパッドを選択すると,[ Ctrl ] キーを使わずに,スペース・バーで変換を行うことができます。
このキーパッドを用いての入力,かな漢字変換の方法については,『日本語EVE ユーザーズ・ガイド』の第4章を参照してください。
注意
このコマンドを実行すると,ユーザ定義キーのうち,シフト状態の [ F6 ] 〜 [ F14 ] までの一時記憶が失われます。必要なキー定義は NVR に保存し,日本語 EVE の終了後に NVR から呼び出してください。
SET KEYPAD VT80
このコマンドは,キーパッドを EVEJ/VT80 スタイルにセットします。
SET KEYPAD VT100
VT100 スタイルのキーパッドの使用を許可し,現在のキーパッド設定を取り消します。VT100 シリーズ・ターミナルを使用している場合には,これは省略時の設定です。
DEFINE KEYコマンド,LEARNコマンド, SET GOLD KEYコマンドによって定義したキーの場合には,その定義は取り消されません。しかし,WPS キーパッド・キーを使用する学習シーケンスは,そのキーの定義が取り消されるか,または変更されるため,正しく機能しません。SET KEYPAD VT100は,現在の GOLD キーが EDT キーパッドまたは WPS キーパッドによって設定された場合には,そのキーを取り消しますが,SET GOLD KEYコマンドによって設定された場合には,GOLD キーを取り消しません。
VT300 シリーズまたは VT200 シリーズ・ターミナルで日本語 EVE を実行する場合でも,すべての編集セッションまたは大部分の編集セッションに対して VT100 キーパッドの使用を許可する場合には,SETKEYPAD VT100コマンドを日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルに登録するか,または SAVE EXTENDED EVEコマンドを使用してセクション・ファイルを作成します。
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