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SET FUNCTION KEYS MOTIF
SET FUNCTION KEYS MOTIFコマンドはいくつかのファンクションキーを他の DECwindow Motif アプリケーションと同じように再定義します。これは省略時の設定です。この定義は日本語EVEの省略時の定義,EDTキーパッド,WPSキーパッド,その他 DEFINE KEYやLEARNコマンドでの定義を無効にはしません。このコマンドのキー定義を無効にするには, SET FUNCTION KEYS NOMOITF コマンドを使用してください。
DECwindows上での日本語EVEの使用に関するより詳しい説明はオンライン・ヘルプの DECwindows Differences を参照してください。
キー 定義 [Alt/←] 行頭へ [Alt/→] 行末へ [Alt/Ctrl/←] バッファの先頭へ [Alt/Ctrl/→] バッファの最後へ [Ctrl/↑] WPS Paragraph (逆方向) [Ctrl/↓] WPS Paragraph (順方向) [Ctrl/←] EDT/WPS Word (逆方向) [Ctrl/→] EDT/WPS Word (順方向) [Ctrl/Shift/Insert Here] リストア [Alt/Remove] 一次移動 [Ctrl/Remove] EDT Delete EOL [Shift/Remove] Store Text (Copy) [Alt/Shift/Remove] 一次コピー [Ctrl/Shift/Select] 一次選択復元 [Ctrl/Prev Screen] Page Left (一画面分左にシフト) [Ctrl/Next Screen] Page Right (一画面分右にシフト) [Shift/Delete] 保留削除か一文字消去
SET FUNCTION KEYS NOMOTIF
SET FUNCTION KEYS MOTIFコマンドで設定された Motif DECwindows スタイルのいくつかのファンクションキー定義をキャンセルします。DEFINE KEY,LEARNコマンドで定義されたキーには影響ありません。たとえば,もし [ALT/E3] キーになにかコマンドを定義していた場合,その定義は同じキーに対する Motif ファンクション定義を無効にします。
SET GOLD KEY [key-name]
key-name
GOLD として設定するキー。キー名を短縮することはできません。キー名を指定しなかった場合には,日本語 EVE は定義するキーを押すように要求するプロンプトを表示します。プロンプトに対して [ Return ] キーまたは [ Ctrl/M ] を押すと,これらのキーは再定義できないため,操作は取り消されます。
他のキーと組み合わせて使用するための GOLD キーとして特定のキーを定義し,複数の GOLD キーとの組み合わせを可能にします。コマンド・ラインにキー名を入力するか,または GOLD として設定するキーを押すように要求するプロンプトを日本語 EVE が表示することも可能です。GOLD キーを使用すれば,可能なキーの組み合わせを増大できます。たとえば,1つのコマンドを実行するために,[ F20 ] を定義し,別のコマンドを実行するために,[ GOLD-F20 ]の組み合わせを定義できます。一方の機能を実行する場合には,[ F20 ] を押します。また,GOLD キーとタイピング・キーの組み合わせも定義できます。たとえば,[ GOLD-C ]を定義できます。
GOLD キーを設定すると,矢印キー( [↑],[↓],[→],[←] ) とエディタ・キーパッドの一部の GOLD の組み合わせが自動的に定義されます。ただし,それらのキーを別の方法で定義した場合は例外です。 表 4-10 は省略時の GOLD の組み合わせを示しています。
表 4-10 日本語 EVE の省略時の GOLD キーの組み合わせ キー 定義 [ GOLD-F13 ] RESTORE WORD
または WPS Delete Beginning Sentence[ GOLD-Help ] HELP KEYS(list) [ GOLD-Find ] WILDCARD FIND [ GOLD-Insert Here ] RESTORE [ GOLD-Remove ] STORE TEXT [ GOLD-Select ] RESET [ GOLD-Prev Screen ] PRVIOUS WINDOW [ GOLD-Next Screen ] NEXT WINDOW [ GOLD-↑] TOP [ GOLD-←] START OF LINE [ GOLD-↓] BOTTOM [ GOLD-→] END OF LINE
SET GOLD KEYは,ユーザが指定したキーの現在の定義を無効にします。そのキーが日本語 EVE によって定義されている場合も,EDT キーパッドや WPS キーパッドによって定義されている場合も,ユーザが定義した場合も,現在の定義は無効になります。一度に1つのキーだけを GOLD として設定できます。EDT キーパッドまたは WPS キーパッドを設定すると,[ PF1 ] が GOLD キーになり,[ PF1 ] の現在の定義は無効になります。しかし,別のキーを GOLD キーとして設定した場合には,EDT キーパッドと WPS キーパッドはその GOLD キーを使用します。このような場合,SET NOGOLD KEY コマンドを使用すると,ユーザが定義した GOLD キーは取り消され,EDT キーパッドまたは WPS キーパッドに対して,GOLD キーとして [ PF1 ] が復元されます。
キー定義は編集セッションが終了するまで,またはキーの定義を変更または取り消すまで有効です。将来のセッションのために GOLD キーの設定を保存する場合には,SET GOLD KEYコマンドを日本語 EVE イニシャライゼーション・ファイルに登録するか,またはSAVE EXTENDED EVEコマンドを使用してセクション・ファイルを作成します。
次のコマンドは [ PF1 ] を GOLD キーとして設定し,GOLD と英字の C の組み合わせをCENTER LINEコマンドとして定義します。C または c を単独でタイプした場合には,その英字が挿入されます。GOLD キーの組み合わせを指定する場合,キー名の区切り文字として,ハイフン ( - ),スラッシュ ( / ),アンダースコア ( _ ) のいずれかを使用します。
Command: SET GOLD KEY pf1 Command: DEFINE KEY = gold-c center line
SET HENKAN KEY
- SPACE
- NOSPACE
SPACE
新日本語キーボード上の[ 変換 ]キーをスペース・キーと同じ動きをするように設定します。すべてのキーパッドで[ 変換 ]キーをスペース・キーとまったく同じように使用することができます。NOSPACE
SET HENKAN KEY SPACEの設定を解除します。新日本語キーボード上の[ 変換 ]キーは本来の動作に戻ります。
新日本語キーボード上の[ 変換 ]キーの動作を切り換えます。新日本語キーボード上では日本語変換用に[ 変換 ],[ ひらがな ], [ 無変換 ]の 3 つのキーが追加されました。そのため従来のキーボードに比べ,スペース・キーの長さが約 1/3 程度に縮小されています。このコマンドは追加された 3 つのキーのうち[ 変換 ]キーをスペース・キーと同じ動きをするように設定します。
SET HENKAN KEY SPACEを実行すると[ 変換 ]キーはすべてのキーパッドでスペース・キーとまったく同じように動作します。
[ 変換 ]キーは省略時には TARO キーパッドを除くすべてのキーパッドに共通に次のように定義されています。
キー 定義 [ 変換 ] 変換/次候補 [ Shift/変換 ] 前候補 [ Ctrl/変換 ] 変換/無変換モード切り替え [ Alt/変換 ] 全候補
新日本語キーボードを含む変換キーの一覧については,付録の B を参照してください。
[ 変換 ],[ ひらがな ],[ 無変換 ] の 3 つのキーの動作を同時に切り替えたい場合には SET JAPANESE KEYSコマンドを使用してください。
SET HIRAGANA KEY
- SPACE
- NOSPACE
SPACE
新日本語キーボード上の[ ひらがな ]キーをスペース・キーと同じ動きをするように設定します。すべてのキーパッドで[ ひらがな ]キーを,スペース・キーとまったく同じように使用することができます。NOSPACE
SET HIRAGANA KEY SPACEの設定を解除します。新日本語キーボード上の[ ひらがな ]キーは,本来の動作に戻ります。
新日本語キーボード上の[ ひらがな ]キーの動作を切り換えます。新日本語キーボード上では日本語変換用に[ 変換 ],[ ひらがな ], [ 無変換 ]の 3 つのキーが追加されました。そのため従来のキーボードに比べ,スペース・キーの長さが約 1/3 程度に縮小されています。このコマンドは追加された 3 つのキーのうち[ ひらがな ]キーをスペース・キーと同じ動きをするように設定します。
SET HIRAGANA KEY SPACEを実行すると[ ひらがな ]キーはすべてのキーパッドでスペース・キーとまったく同じように動作します。
[ ひらがな ]キーは,省略時には TARO キーパッドを除くすべてのキーパッドに共通に次のように定義されています。
キー 定義 [ ひらがな ] ひらがな変換 [ Shift/ひらがな ] 全角カタカナ変換 [ Ctrl/ひらがな ] 半角カタカナ変換 [ Alt/ひらがな ] 全角英数字変換 [ Ctrl/Alt/ひらがな ] 半角英数字変換
新日本語キーボードを含む変換キーの一覧については,付録の B を参照してください。
[ 変換 ],[ ひらがな ],[ 無変換 ] の 3 つのキーの動作を同時に切り替えたい場合には,SET JAPANESE KEYSコマンドを使用してください。
SET INPUT MODE
- KANJI
- KANA
KANJI
端末から送られる8ビット文字を DEC 漢字と解釈します。KANA
端末から送られる8ビット文字を JIS カナ文字と解釈します。 SET ECHO MODEあるいはSET KANAECHO MODEの設定によって,ひらがな,カタカナ,あるいは半角カタカナがエコーされます。
端末から送られてくる8ビット・コードの解釈のしかたを切り換えます。パソコンによるローカルかな漢字変換を使用する場合は,KANJI に設定してください。かなキーを使用する場合は,KANA に設定してください。起動時の設定は,KANJIGEN の入力コードと同じになります。たとえば,起動時の設定を KANJI にするときには,起動前に以下のコマンドを実行してください。
$ RUN JSY$SYSTEM:KANJIGEN KANJIGEN> SET /INPUT=KANJI KANJIGEN> EXIT
SET JAPANESE KEYS
- SPACE
- NOSPACE
SPACE
新日本語キーボード上の3つの日本語変換キー ( [ 無変換 ],[ 変換 ], [ ひらがな ] ) をスペース・キーと同じ動きをするように設定します。すべてのキーパッドで上の3つのキーを,スペース・キーとまったく同じように使用することができます。NOSPACE
SET JAPANESE KEYS SPACEの設定を解除します。新日本語キーボード上の3つの日本語変換キー ( [ 無変換 ],[ 変換 ], [ ひらがな ] ) は本来の動作に戻ります。
新日本語キーボード上の3つの日本語変換キー ( [ 無変換 ],[ 変換 ], [ ひらがな ] ) の動作を切り換えます。新日本語キーボード上では日本語変換用に [ 変換 ],[ ひらがな ], [ 無変換 ] の 3 つのキーが追加されました。そのため従来のキーボードに比べ,スペース・キーの長さが約 1/3 程度に縮小されています。従来のキーボードと同じ感覚で変換のキーの操作を行うことができるように,これら 3 つの日本語変換キーをそれぞれスペース・キーと同じ動きをするように設定するためのコマンドが用意されています。
このコマンドは[ 無変換 ],[ 変換 ],[ ひらがな ]の3つのキーの動作を同時に切り換えます。ひとつひとつのキーを別々に設定したい場合にはそれぞれSET MUHENKAN KEY,SET HENKAN KEY, SET HIRAGANA KEYのコマンドを使用してください。
SET JOURNALING buffer-name
buffer-name
バッファ・ジャーナリング・ファイルを作成したいバッファの名前です。ファイル名を指定しなかったときは,日本語 EVE がファイル名を聞いてきます。
ジャーナル・ファイルを作成して,指定したバッファのバッファ・ジャーナリングを開始します。これは省略時の設定です。通常,日本語 EVE は個々のテキスト・バッファのジャーナル・ファイルを作成し,ジャーナリングを行います。このためSET JOURNALINGコマンドが使用されるのは,/NOJOURNAL 修飾子を指定して日本語 EVE を起動したか,あるいは編集中にSET NOJOURNALINGコマンドを使った場合に限られます。
ジャーナル・ファイルの名前は,編集中のバッファやファイルの名前とファイル・タイプ .XTPU$JOURNAL から生成されます。たとえば,MEMO.TXT というバッファのジャーナル・ファイル名は MEMO_TXT.XTPU$JOURNAL になります。
ジャーナル・ファイルは論理名 XTPU$JOURNAL で指定されるディレクトリに作成されます。XTPU$JOURNAL は省略時には SYS$SCRATCH に定義されています。
バッファのジャーナル・ファイル名を知るにはSHOWコマンドを使ってください。
変更が行われたバッファのジャーナリングを開始することはできません。 WRITE FILEコマンドまたはSAVE FILEコマンドでバッファの内容をファイルに書き込んでからジャーナリングを開始してください。
すべてのバッファ (システム・バッファを除く) のジャーナリングを開始するには, SET JOURNALING ALLコマンドを使ってください。
SET JOURNALING ALL
すべてのテキスト・バッファのバッファ・ジャーナリングを開始します。これは省略時の設定です。通常,日本語 EVE は個々のテキスト・バッファのジャーナル・ファイルを作成し,ジャーナリングを行います。このためSET JOURNALING ALLコマンドが使用されるのは,/NOJOURNAL 修飾子を指定して日本語 EVE を起動したか,あるいは編集中にSET NOJOURNALING ALLコマンドを使った場合に限られます。
ジャーナル・ファイルの名前は,編集中のバッファやファイルの名前とファイル・タイプ .XTPU$JOURNAL から生成されます。たとえば,MEMO.TXT というバッファのジャーナル・ファイル名は MEMO_TXT.XTPU$JOURNAL になります。
ジャーナル・ファイルは論理名 XTPU$JOURNAL で指定されるディレクトリに作成されます。XTPU$JOURNAL は省略時には SYS$SCRATCH に定義されています。
バッファのジャーナル・ファイル名を知るにはSHOWコマンドを使ってください。
変更が行われたバッファのジャーナリングを開始することはできません。 WRITE FILEコマンドまたはSAVE FILEコマンドでファイルを書き出してからジャーナリングを開始してください。
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