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日本語 EVE は以下のコードセットをサポートしています。
DEC 漢字コードセットは従来から弊社がサポートしてきたコードセットです。 DEC 漢字コードセットは 表 7-17 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第1水準 + JIS 第2水準) | |
DEC UDC (ユーザ定義文字) |
ASCII と JIS ローマ字の切り換えは論理名 XTPU$GL_CHARSET で行います。
$ define xtpu$gl_charset ascii $ edit/xtpu |
Super DEC 漢字コードセットは 表 7-18 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第1水準 + JIS 第2水準) | |
JIS X0212 (JIS 補助漢字) | |
JIS X0201 の上位 128 文字 (JIS カタカナ) | |
DEC UDC (ユーザ定義文字) |
ただし,JIS X0212 (JIS 補助漢字) はサポートしていません。
ASCII と JIS ローマ字の切り換えは論理名 XTPU$GL_CHARSET で行います。
$ define xtpu$gl_charset ascii $ edit/xtpu |
7.14.4 DEC 漢字 2000 コードセット(Alpha のみ)
DEC 漢字 2000 コードセットは, 表 7-19 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第 1 水準 + JIS 第 2 水準) | |
JIS X0213 (JIS 第 3 水準) | |
JIS X0201 の上位 128 文字 (JIS カタカナ) | |
DEC UDC (ユーザ定義文字) |
ただし,JIS 第4水準 (JIS X 0213 Level 4) は V7.3 ではサポートしていません。
ASCII と JIS ローマ字の切り換えは論理名 XTPU$GL_CHARSET で行います。
$ define xtpu$gl_charset ascii $ edit/xtpu |
ISO Latin1 コードセットは ISO 8859-1 で定義される文字からなるコードセットです。
7.14.6 DEC MCS コードセット
DEC MCS コードセットは 表 7-20 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII | |
DEC 補助文字 |
シフト JIS コードセットは MS-DOS,MS-Windows で採用されているコードセットで, 表 7-21 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
JIS X0201 (JISローマ字+JISカタカナ) | |
JIS X0208 (JIS第1水準+JIS第2水準) | |
外字,拡張文字等 JIS で定義されていない文字 |
ただし,最後のJIS未定義文字の入力,表示はサポートしていません。
7.14.8 ISO-2022-JP コードセット
ISO-2022-JP コードセットは RFC-1468 に準拠したコードセットです。 ISO-2022-JP コードセットは 表 7-22 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第1水準 + JIS 第2水準) |
UCS-2 コードセットは 表 7-23 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第1水準 + JIS 第2水準) | |
JIS X0212 (JIS 補助漢字) | |
JIS X0201 の上位 128 文字 (JIS カタカナ) |
ただし,JIS X0212 (JIS 補助漢字) はサポートしていません。
7.14.10 UTF-8 コードセット
UTF-8 コードセットは 表 7-24 の文字セットで構成されています。
文字セット | |
---|---|
ASCII または JIS X0201 の下位 128 文字 (JIS ローマ字) | |
JIS X0208 (JIS 第1水準 + JIS 第2水準) | |
JIS X0212 (JIS 補助漢字) | |
JIS X0201 の上位 128 文字 (JIS カタカナ) |
ただし,JIS X0212 (JIS 補助漢字) はサポートしていません。
7.14.11 コードセットの選択
コードセットの選択は明示的に行わなければなりません。日本語 EVE には,コードセットの選択を行うために,つぎに示す2つの方法が用意されています。
コマンド修飾子 /CODESETでコードセットの選択ができます。コマンド修飾子に指定できるキーワードは 表 7-25 に示すとおりです。
キーワード | コードセット名 |
---|---|
DECKANJI | DEC 漢字コードセット |
SDECKANJI | Super DEC 漢字コードセット |
DECKANJI2000 | DEC 漢字 2000 コードセット(Alpha のみ) |
ISO_LATIN1 | ISO Latin1 コードセット |
DEC_MCS | DEC MCS コードセット |
SJIS | シフトJIS コードセット |
ISO2022JP | ISO-2022-JP コードセット |
UCS2 | UCS-2 コードセット |
UTF8 | UTF-8 コードセット |
たとえば,Super DEC 漢字コードセットを選択する場合には以下のように指定します。
$ EDIT/XTPU/CODESET=SDECKANJI ファイル名 |
論理名 "LANG" でコードセットの選択ができます。この論理名には 表 7-26 の値が指定できます。
キーワード | コードセット名 |
---|---|
ja_JP.deckanji | DEC 漢字コードセット |
ja_JP.sdeckanji | Super DEC 漢字コードセット |
en_US.ISO08859-1 | ISO Latin1 コードセット |
ja_JP.sjis | シフトJISコードセット |
たとえば,Super DEC 漢字コードセットを選択して日本語 EVE を起動する場合には以下のようにします (大文字と小文字の区別はありません)。
$ DEFINE LANG ja_JP.sdeckanji $ EDIT/XTPU |
論理名で DEC MCS を選択することはできません。 DEC MCS の選択はコマンド修飾子/CODESETで行ってください。
7.14.12 起動時のデフォルト・コードセット
コマンド修飾子 /CODESET と論理名 LANG のいずれによってもコードセットが指定されなかったときは,システム論理名 XPG$DEFAULT_LANG が使われます。システム論理名も設定されていなかったときの起動時の DEC XTPU システム・コードセットは,Alpha では DEC 漢字 2000 コードセット (DECKANJI2000) に, VAX では Super DEC 漢字コードセット (SDECKANJI) になります。
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