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現在の RMS ファイル名コンバータの状態を取得します。
コンバータが有効の場合は "sdeckanji" が返されます。コンバータが無効の場合は "DISABLE" が返されます。
<形式>
ret-status = JSY$RMS_GET_ENCODING ( dst-str, dst-len )
<引数>
src-str | |
---|---|
JLB usage | コンバータ名の出力領域の先頭を指すポインタ |
type | 文字列 |
access | 出力のみ |
mechanism | Value 渡し |
src-len | |
JLB usage | コンバータ名のバイト長 |
type | Longword |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
<戻り値>
ret-status | SS$_NORMAL | 正常終了 |
SS$_INSFARG | 引数の数が少なすぎる | |
SS$_TOO_MANY_ARGS | 引数の数が多すぎる |
システムにインストールされているファイル名コンバータの名前を取得します。
最初に JSY$RMS_LIST_ENCODING を呼び出す時に,あらかじめ引数 context をゼロに初期化しておきます。そして JSY$RMS_LIST_ENCODING を呼び出すごとに,システムにインストールされているファイル名コンバータを1つずつ返します。
全てのコンバータの名前を取得し終えると,戻り値として SS$_NOMOREITEMS が返されます。この場合,コンバータ名は返されず,引数 context も更新されません。
<形式>
ret-status = JSY$RMS_LIST_ENCODING ( context, dst-str, dst-len )
<引数>
context | |
---|---|
JLB usage | コンバータ管理用インデックス |
type | Longword |
access | 更新 |
mechanism | Reference 渡し |
src-str | |
JLB usage | コンバータ名の出力領域の先頭を指すポインタ |
type | 文字列 |
access | 出力のみ |
mechanism | Value 渡し |
src-len | |
JLB usage | コンバータ名のバイト長 |
type | Longword |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
<戻り値>
ret-status | SS$_NORMAL | 正常終了 |
RMS$_EXTNOTFOU | ファイル名コンバータがシステムにインストールされていない | |
SS$_BADPARAM | 引数の値が不正である | |
SS$_INSFARG | 引数の数が少なすぎる | |
SS$_NOMOREITEMS | これ以上ファイル名コンバータが見つからない | |
SS$_TOO_MANY_ARGS | 引数の数が多すぎる |
RMS ファイル名コンバータを有効または無効に設定します。
コンバータを有効にする場合はコンバータ名として "sdeckanji" を指定します。コンバータを無効にする場合はコンバータ名として "DEFAULT" を指定します。なお,大文字/小文字の違いは無視されます。
<形式>
ret-status = JSY$RMS_SET_ENCODING ( src-str, src-len )
<引数>
src-str | |
---|---|
JLB usage | コンバータ名の先頭を指すポインタ |
type | 文字列 |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
src-len | |
JLB usage | コンバータ名のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
<戻り値>
ret-status | SS$_NORMAL | 正常終了 |
RMS$_EXTNOTFOU | 指定されたファイル名コンバータが見つからない | |
SS$_ACCVIO | 不正なメモリをアクセスしようとした | |
SS$_BADPARAM | 引数の値が不正である | |
SS$_INSFARG | 引数の数が少なすぎる | |
SS$_TOO_MANY_ARGS | 引数の数が多すぎる |
指定されたコードセットから VTF-7 コードセットへ,日本語ファイル名の文字コード変換を行います。このルーチンは RMS を使用せずにファイルにアクセスするアプリケーションなどが,日本語ファイル名をサポートするために利用することができます。
日本語ファイル名は Windows NT のサポートするファイル名に準拠しているため,一部の文字の変換規則は iconv と異なります。
変換結果出力領域を省略した場合は (引数 dst-str および dst-len がゼロ),変換結果のバイト数のみを out-len に出力します。
変換対象文字列と変換結果出力領域が全く同じアドレスだった場合, JSY$RMS_USER_VTF7 は自動的に内部バッファを確保し,正常に変換を行います。しかし変換対象文字列と変換結果出力領域の一部だけが重複していた場合は,結果は保証されません。
コードセット名を省略した場合は (引数 codeset および codeset-len がゼロ),現在のプロセスが使用しているコードセットを自動的に選択します。
<形式>
ret-status = JSY$RMS_USER_VTF7 ( src-str, src-len, [dst-str], [dst-len], out-len, [codeset], [codeset-len])
<引数>
src-str | |
---|---|
JSY usage | 変換対象文字列 |
type | Byte string |
access | 入力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
src-len | |
JSY usage | 変換対象文字列のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
dst-str | |
JSY usage | 変換結果出力領域 |
type | Byte string |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
dst-len | |
JSY usage | 変換結果出力領域のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
out-len | |
JSY usage | 変換結果のバイト長 |
type | Longword |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
codeset | |
JSY usage | コードセット名 |
type | Byte string |
access | 入力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
codeset-len | |
JSY usage | コードセット名のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
<戻り値>
ret-status | SS$_NORMAL | 正常終了 |
JSY$_STRTRU | 出力結果の切り捨てが行われた |
VTF-7 コードセットから指定されたコードセットへ,日本語ファイル名の文字コード変換を行います。このルーチンは RMS を使用せずにファイルにアクセスするアプリケーションなどが,日本語ファイル名をサポートするために利用することができます。
日本語ファイル名は Windows NT のサポートするファイル名に準拠しているため,一部の文字の変換規則は iconv と異なります。
変換結果出力領域を省略した場合は (引数 dst-str および dst-len がゼロ),変換結果のバイト数のみを out-len に出力します。
変換対象文字列と変換結果出力領域が全く同じアドレスだった場合, JSY$RMS_VTF7_USER は自動的に内部バッファを確保し,正常に変換を行います。しかし変換対象文字列と変換結果出力領域の一部だけが重複していた場合は,結果は保証されません。
コードセット名を省略した場合は (引数 codeset および codeset-len がゼロ),現在のプロセスが使用しているコードセットを自動的に選択します。
<形式>
ret-status = JSY$RMS_VTF7_USER ( src-str, src-len, [dst-str], [dst-len], out-len, [codeset], [codeset-len])
<引数>
src-str | |
---|---|
JSY usage | 変換対象文字列 |
type | Byte string |
access | 入力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
src-len | |
JSY usage | 変換対象文字列のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
dst-str | |
JSY usage | 変換結果出力領域 |
type | Byte string |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
dst-len | |
JSY usage | 変換結果出力領域のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
out-len | |
JSY usage | 変換結果のバイト長 |
type | Longword |
access | 出力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
codeset | |
JSY usage | コードセット名 |
type | Byte string |
access | 入力のみ |
mechanism | Reference 渡し |
codeset-len | |
JSY usage | コードセット名のバイト長 |
type | Longword |
access | 入力のみ |
mechanism | Value 渡し |
<戻り値>
ret-status | SS$_NORMAL | 正常終了 |
JSY$_STRTRU | 出力結果の切り捨てが行われた |
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