Compaq OpenVMS
システム管理者マニュアル


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22.3.5.4 レポートのスクロール

SCROLL コマンドを使用すると,カラム・ヘッダを表示したままレポートをスクロールさせることができます。このコマンドにより,レポートをフィールド単位で水平方向に移動したり,行単位で垂直方向に移動することができます。垂直方向にスクロールする場合,カラム・ヘッダは固定されたままになります。

画面に複数のレポートが表示されている場合は,最初に SELECT コマンドを入力してスクロール対象のレポートを選択する必要があります。選択されたレポートは強調表示されます。

作業方法

レポートをスクロールするためには,次のいずれかの方法を使用します。



Command> SELECT SCS
Command> SET FUNCTION SCROLL

この例では,まず SCS レポートを選択して強調表示し,次に矢印キーをスクロール機能に設定します。詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の SET FUNCTION コマンドおよび SCROLL コマンドの説明を参照してください。

作業が終了したら,次のコマンドを入力して矢印キーの設定を元に戻しておきます。


Command> SET FUNCTION EDIT

22.3.6 SHOW CLUSTER スタートアップ初期化ファイルの作成

スタートアップ初期化ファイルを作成して, SHOW CLUSTER の表示内容をカスタマイズすることができます。 SHOW CLUSTER を起動すると,最初にこのファイルが実行されます。 SHOW CLUSTER ユーティリティは元の省略時の表示内容から,このファイルの指定に従ってクラスおよびフィールドを追加または削除します。この結果の表示形式が,ユーザの表示形式になります。スタートアップ初期化ファイルの書式は次のとおりです。


! 
!Startup Initialization File 
! 
! 
INITIALIZE 
REMOVE MEMBERS 
ADD RP_REVISION,RP_TYPE,SYS_ID 
SET SCREEN=132 

このスタートアップ・プロシージャ (スタートアップ初期化ファイル) を使用すると, SHOW CLUSTER は省略時の表示内容から MEMBERS の情報を削除ます。さらに,CIRCUITS クラスの RP_REVISION フィールドと RP_TYPE フィールド,および SYSTEMS クラスの SYS_ID フィールドを追加します。このプロシージャの最後の行により,画面の幅が 132 カラムに設定されます。

作業方法

初期化ファイルの作成手順は次のとおりです。

  1. 論理名 SHOW_CLUSTER$INIT を装置 :[ディレクトリ]SHCINI と定義した後,SHOW CLUSTER を起動する。
    表示が開始される前にスタートアップ・ファイルを実行する場合は,論理名 SHOW_CLUSTER$INIT を初期化ファイルに設定する。たとえば,次のコマンド行を入力する。


    DEFINE SHOW_CLUSTER$INIT DEVA:[JONES]SHCINI 
    


    SHOW CLUSTER はその起動時に SHOW_CLUSTER$INIT で定義されたファイルを検索する。この例では,SHOW CLUSTER は起動時に DEVA:[JONES]SHCINI.INI を探す。初期化ファイルが見つかると, SHOW CLUSTER は表示を開始する前にプロシージャを実行する。
    SHOW_CLUSTER$INIT が定義されていない場合,または定義にディレクトリ指定が含まれていない場合は,SHOW CLUSTER は現在の省略時のディレクトリで SHOW_CLUSTER.INI と名付けられたファイルを探す。

  2. 連続表示セッション中に SHOW CLUSTER コマンドを使用して,表示内容をカスタマイズする。

  3. 次のコマンドを入力してコマンド・シーケンスを保存する。


    Command> SAVE SHOW_CLUSTER$INIT.INI
    


    SHOW_CLUSTER$INIT.INI は必ず指定する。このファイル名を省略すると, SAVE コマンドは省略時の設定で .COM ファイルを作成するので, SHOW CLUSTER ユーティリティは初期化ファイルを見つけることができない。 SHOW CLUSTER ユーティリティは,初期化ファイルの検索時にタイプが .INI のファイルを探す。

SAVE コマンドによって作成されたファイルにコメントを加えて読みやすくすることができます。詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の SAVE コマンドの説明を参照してください。

SHOW CLUSTER ユーティリティを使用しないで,コマンド・プロシージャを作成するのと同じ方法で,初期化ファイルを作成することができます。その手順を次の項で説明します。

22.3.7 SHOW CLUSTER ユーティリティのコマンドを含むコマンド・プロシージャの使用

SHOW CLUSTER のコマンドを含むコマンド・プロシージャを作成することができます。そのようなファイルを使用すれば,会話形式でコマンドを入力しないで表示特性を変更することができます。 SHOW CLUSTER ユーティリティの連続表示セッション中にこのコマンド・プロシージャを使用して,たとえば出力をカスタマイズするための一連のコマンドを実行することができます。

次に,SHOW CLUSTER のコマンドを含むコマンド・プロシージャを作成するためのガイドラインを示します。

注意

コマンド・プロシージャに EXIT コマンドを記述しないでください。プロシージャの最後にも記述することはできません。 EXIT コマンドがあると SHOW CLUSTER ユーティリティは終了し,レポートの内容を見る前にその内容が消去されます。

また,SHOW CLUSTER のコマンド・プロシージャをバッチ・ジョブから実行しないでください。

次に,レポートの表示項目をカスタマイズするコマンド・プロシージャの例を示します。


! 
! Include only the node field from the default display; show votes 
! and quorum for each node and for the cluster as a whole. 
! 
INITIALIZE 
REMOVE SOFTWARE,STATUS 
ADD VOTES,QUORUM,CL_VOTES,CL_QUORUM 

このコマンド・プロシージャは,レポートから SOFTWARE フィールドと STATUS フィールドとを削除し,クラスタのクォーラムおよびボートに関する情報を示すフィールドを追加します。

SHOW CLUSTER の連続表示セッション中にコマンド・プロシージャを実行する場合は,プロシージャ実行コマンド(@) とともにプロシージャのファイル名を指定します。コマンド・プロシージャの省略時のファイル・タイプは .COM です。


SYSMOD.COM という名前のコマンド・プロシージャを実行します。


Command> @SYSMOD

この例ではファイル・タイプが省略されているため,ファイル・タイプ .COM が使用されます。

コマンド・プロシージャの作成についての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の SAVE コマンドの説明を参照してください。

22.4 SYSMAN ユーティリティと OpenVMS Cluster 管理について

SYSMAN では,次の 2 種類の方法で OpenVMS Cluster 管理をサポートしています。

SYSMAN のコマンドを使用するためには,適切な特権が必要になります。各コマンドについての詳細は,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

22.5 システム管理ユーティリティ (SYSMAN) による機密保護の管理

システム管理ユーティリティ (SYSMAN) の CONFIGURATION コマンドにより, OpenVMS Cluster システムの機密保護データを管理することができます。 表 22-4 に CONFIGURATION 関連のコマンドとそれらの機能をまとめます。

表 22-4 CONFIGURATION コマンド
コマンド 機能
CONFIGURATION SET CLUSTER_AUTHORIZATION ローカル・エリア・クラスタのグループ番号とパスワードを変更する。
CONFIGURATION SHOW CLUSTER_AUTHORIZATION ローカル・エリア・クラスタのグループ番号とマルチキャスト・アドレスを表示する。

22.5.1 グループ番号およびパスワードの変更

グループ番号は,クラスタ内のノードのグループを識別し,対応するイーサネット・アドレスは,メッセージをクラスタ内の全ノードに送信するために使用されます。 OpenVMS Cluster パスワードにより,クラスタ・メンバシップの統一性が保護されます。

CONFIGURATION SET CLUSTER_AUTHORIZATION コマンドを使うと, SYS$SYSTEM:CLUSTER_AUTHORIZE.DATに記録されているグループ番号とパスワードが変更されます。通常,CLUSTER_AUTHORIZE.DAT ファイル内のレコードを変更する必要はありません。

複数のシステム・ディスクがシステム構成に含まれている場合, SET ENVIRONMENT/CLUSTER コマンドによって環境がクラスタとして定義されていれば, SYSMAN は CLUSTER_AUTHORIZE.DAT の各コピーを自動的に更新します。

重要

グループ番号およびパスワードのいずれかを変更した場合は,クラスタ全体を再ブートする必要があります。

機密保護上の理由から,クラスタのパスワードを表示することはできませんが, CONFIGURATION SHOW CLUSTER_AUTHORIZATION コマンドを使用すると,グループ番号およびグループ・マルチキャスト・アドレスを表示することができます。


  1. 次の例では,環境を特定のクラスタに設定し,SYSPRV 特権を獲得し,クラスタ・パスワードを変更している。


    SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER/NODE=NODE21
    SYSMAN> SET PROFILE/PRIVILEGE=SYSPRV
    SYSMAN> CONFIGURATION SET CLUSTER_AUTHORIZATION/PASSWORD=GILLIAN
    %SYSMAN-I-CAFOLDGROUP, existing group will not be changed
    %SYSMAN-I-GRPNOCHG, Group number not changed
    SYSMAN-I-CAFREBOOT, cluster authorization file updated.
    The entire cluster should be rebooted.
    

  2. 次の例では,ノード NODE21 のグループ番号とマルチキャスト・アドレスを表示している。クラスタ内の他のノード上でも同じグループ番号およびパスワードが使用されるため,それ以上の情報は表示されない。


    SYSMAN> CONFIGURATION SHOW CLUSTER_AUTHORIZATION
    Node NODE21: Cluster group number 65240 
    Multicast address: AB-00-04-01-F2-FF
    

22.6 SYSMAN DO コマンドによる OpenVMS Cluster の管理

SYSMAN の DO コマンドを使用すると,現在の環境のすべてのノード上で, DCL コマンドおよびコマンド・プロシージャを実行することができます。このコマンドは, OpenVMS Cluster 内のノード上でシステム管理作業をルーチン化して行う場合に便利です。たとえば,次の作業が挙げられます。

各 DO コマンドは独立したプロセスとして実行されるため, DO コマンド相互間でプロセス・コンテキストが保持されることはありません。このため, DCL コマンドは必ず 1 つのコマンド文字列で表現します。また,入力データを必要とするプログラムを実行することはできません。

クラスタ環境において, SYSMAN はクラスタ内のすべてのノード上でコマンドを順次実行します。あるノード上で 1 つのコマンドの動作が完了するまで, SYSMAN は同じコマンドを次のノードに送信しません。コマンドを実行できないノードがあると,そのノードからエラー・メッセージが返されます。コマンドを送信した先のノードから特定の時間内に応答がないと, SYSMAN はエラー・メッセージを表示します。

OpenVMS VAX と OpenVMS Alpha の両方を実行しているデュアル・アーキテクチャの異質 OpenVMS Cluster では,DO コマンドを使用する場合に特別な処置が必要な場合があります。たとえば,それぞれのアーキテクチャにおいて異なる名前を持つイメージをインストールする場合は,VAX ノードおよび Alpha ノード用に論理名テーブルを作成すれば,DO コマンドを使用することができます。下記の例を参照してください。

DCL コマンドの中には MOUNT/CLUSTER や SET QUORUM/CLUSTER のように,クラスタ全体で動作するように設計されたものもあります。同様に,クラスタ単位の論理名や論理テーブルへの操作はクラスタ全体に操作されるように設計されています。環境がクラスタに設定されている場合には,このようなコマンドは SYSMAN の DO コマンドとともに使用しないようにしてください。 SPAWN コマンドを使って SYSMAN を一時的に終了させ, DCL でこれらのコマンドを使用する,またはクラスタ内部で環境を単一ノードに定義するという方法もあります。


  1. 次の例では,クラスタ上にイメージをインストールしている。まず,現在の特権に CMKRNL 特権および SYSPRV 特権を追加する。これらの特権は INSTALL コマンドおよび AUTHORIZE コマンドで必要になるものである。 DO INSTALL コマンドは STATSHR ファイルをインストールする。 DO MCR AUTHORIZE コマンドは,ユーザ Jones のアカウントを設定し,パスワード,省略時の装置,および省略時のディレクトリを指定する。


    SYSMAN> SET PROFILE/PRIVILEGES=(CMKRNL,SYSPRV)/DEFAULT=SYS$SYSTEM
    SYSMAN> DO INSTALL ADD/OPEN/SHARED WRKD$:[MAIN]STATSHR
    SYSMAN> DO MCR AUTHORIZE ADD JONES/PASSWORD=COLUMBINE -
    _SYSMAN> /DEVICE=WORK1/DIRECTORY=[JONES]
    

  2. 次の例では,環境をクラスタに設定し,クラスタ内の各ノード上で XYZ というソフトウェア製品をスタートアップしている。


    SYSMAN>SET ENVIRONMENT/CLUSTER
    %SYSMAN-I-ENV, Current command environment:
            Clusterwide on local cluster
            Username SMITH    will be used on nonlocal nodes
    SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:XYZ_STARTUP
    

  3. 次の例は,デュアル・アーキテクチャの異質クラスタ内の VAX ノードと Alpha ノードに論理名を定義して, DO コマンドを使ってアーキテクチャ固有のイメージをインストールできるようにする方法を示している。


    $ CREATE/NAME_TABLE/PARENT=LNM$SYSTEM_DIRECTORY SYSMAN$NODE_TABLE
    $ DEFINE/TABLE=SYSMAN$NODE_TABLE AXP_NODES NODE21,NODE22,NODE23
    $ DEFINE/TABLE=SYSMAN$NODE_TABLE VAX_NODES NODE24,NODE25,NODE26
    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN
    SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=AXP_NODES
    %SYSMAN-I-ENV, current command environment: 
             Individual nodes: NODE21,NODE22,NODE23 
             Username BOUCHARD will be used on nonlocal nodes
     
    SYSMAN> DO INSTALL REPLACE SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE21 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE22 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE23
    SYSMAN> DO INSTALL REPLACE SYS$SYSTEM: DEC_FORTRAN.EXE
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE21 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE22 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE23
     
    SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=VAX_NODES
    %SYSMAN-I-ENV, current command environment: 
             Individual nodes: NODE24,NODE25,NODE26 
             Username BOUCHARD will be used on nonlocal nodes
     
    SYSMAN> DO INSTALL REPLACE SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE24 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE25 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE26
    SYSMAN> DO INSTALL REPLACE SYS$SYSTEM:FORTRAN$MAIN.EXE
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE24 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE25 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE26
    

  4. DISK2 でオープンされているファイルを表示している。 DISK2 をディスマウントしようとする場合,このコマンドによってクラスタ内のどのユーザがファイルをオープンしているかを調べる。


    SYSMAN >SET ENVIRONMENT/CLUSTER
    %SYSMAN-I-ENV, Current command environment:
            Clusterwide on local cluster
            Username SMITH    will be used on nonlocal nodes
    SYSMAN> DO SHOW DEVICE/FILES DISK2:
     
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE21 
    Files accessed on device $1$DIA2: (DISK2, NODE22) on 14-may-2000 15:44:06.05 
    Process name      PID     File name 
                    00000000  [000000]INDEXF.SYS;1 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE22 
    Files accessed on device $1$DIA2: (DISK2, NODE21) on 14-may-2000 15:44:26.93 
    Process name      PID     File name 
                    00000000  [000000]INDEXF.SYS;1 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE23 
    Files accessed on device $1$DIA2: (NODE21, NODE22) on 14-may-2000 15:45:01.43 
    Process name      PID     File name 
                    00000000  [000000]INDEXF.SYS;1 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE24 
    Files accessed on device $1$DIA2: (NODE22, NODE21) on 14-may-2000 15:44:31.30 
    Process name      PID     File name 
                    00000000  [000000]INDEXF.SYS;1 
    Susan Scott     21400059  [SCOTT]DECW$SM.LOG;228 
    _FTA7:          214000DD  [SCOTT]CARE_SDML.TPU$JOURNAL;1 
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE25 
    Files accessed on device $1$DIA2: (NODE21, NODE22) on 14-may-2000 15:44:35.50 
    Process name      PID     File name 
                    00000000  [000000]INDEXF.SYS;1 
    DECW$SESSION    226000E6  [SNOW]DECW$SM.LOG;6 
    _FTA17:         2260009C  [SNOW.MAIL]MAIL.MAI;1 
    SNOW_1          2260012F  [SNOW.MAIL]MAIL.MAI;1 
    SNOW_2          22600142  [SNOW.MAIL]MAIL.MAI;1 
    SNOW_3          22600143  [SNOW.MAIL]MAIL.MAI;1 
    

  5. 次の例では,クラスタを構成するノードで利用可能なメモリ容量を表示している。ソフトウェアをインストールする場合は,このコマンドにより各ノードで利用できるメモリの容量が十分かどうかを調べる。


    SYSMAN > SET ENVIRONMENT/NODE=(NODE21,NODE22)
    %SYSMAN-I-ENV, Current command environment:
            Clusterwide on local cluster
            Username SMITH    will be used on nonlocal nodes
    SYSMAN>  DO SHOW MEMORY
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE21 
                  System Memory Resources on 14-may-2000 15:59:21.61 
    Physical Memory Usage (pages):     Total        Free      In Use    Modified 
      Main Memory (64.00Mb)           131072       63955       65201        1916 
    Slot Usage (slots):                Total        Free    Resident     Swapped 
      Process Entry Slots                360         296          64           0 
      Balance Set Slots                  324         262          62           0 
    Fixed-Size Pool Areas (packets):   Total        Free      In Use        Size 
      Small Packet (SRP) List          10568        1703        8865         128 
      I/O Request Packet (IRP) List     3752         925        2827         176 
      Large Packet (LRP) List            157          28         129        1856 
    Dynamic Memory Usage (bytes):      Total        Free      In Use     Largest 
      Nonpaged Dynamic Memory        1300480       97120     1203360       60112 
      Paged Dynamic Memory           1524736      510496     1014240      505408 
    Paging File Usage (pages):                      Free  Reservable       Total 
      DISK$MTWAIN_SYS:[SYS0.SYSEXE]SWAPFILE.SYS 
                                                   10000       10000       10000 
      DISK$MTWAIN_SYS:[SYS0.SYSEXE]PAGEFILE.SYS 
                                                   60502      -52278      100000 
    Of the physical pages in use, 19018 pages are permanently allocated to VMS. 
     
    %SYSMAN-I-OUTPUT, command execution on node NODE22 
                  System Memory Resources on 14-may-2000 15:59:42.65 
    Physical Memory Usage (pages):     Total        Free      In Use    Modified 
      Main Memory (32.00Mb)            65536       44409       20461         666 
    Slot Usage (slots):                Total        Free    Resident     Swapped 
      Process Entry Slots                240         216          24           0 
      Balance Set Slots                  212         190          22           0 
    Fixed-Size Pool Areas (packets):   Total        Free      In Use        Size 
      Small Packet (SRP) List           5080        2610        2470         128 
      I/O Request Packet (IRP) List     3101        1263        1838         176 
      Large Packet (LRP) List             87          60          27        1856 
    Dynamic Memory Usage (bytes):      Total        Free      In Use     Largest 
      Nonpaged Dynamic Memory        1165312      156256     1009056      114432 
      Paged Dynamic Memory           1068032      357424      710608      352368 
    Paging File Usage (pages):                      Free  Reservable       Total 
      DISK$MTWAIN_SYS:[SYS1.SYSEXE]SWAPFILE.SYS 
                                                   10000       10000       10000 
      DISK$MTWAIN_SYS:[SYS1.SYSEXE]PAGEFILE.SYS 
                                                  110591       68443      120000 
    Of the physical pages in use, 9056 pages are permanently allocated to VMS. 
    


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