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VAX システムにおいて,ユーザ ROBIN の詳細レポートを表示するコマンド例です。これは,ADD コマンドの最初の表示例と同じです。省略時の値は,ほとんどが有効です。
Username: ROBIN Owner: JOSEPH ROBIN Account: VMS UIC: [14,6] ([INV,ROBIN]) CLI: DCL Tables: DCLTABLES Default: SYS$USER:[ROBIN] LGICMD: Login Flags: Primary days: Mon Tue Wed Thu Fri Secondary days: Sat Sun No access restrictions Expiration: (none) Pwdminimum: 6 Login Fails: 0 Pwdlifetime: (none) Pwdchange: 15-JAN-2000 14:08 Last Login: (none) (interactive), (none) (non-interactive) Maxjobs: 0 Fillm: 300 Bytlm: 32768 Maxacctjobs: 0 Shrfillm: 0 Pbytlm: 0 Maxdetach: 0 BIOlm: 40 JTquota: 4096 Prclm: 2 DIOlm: 40 WSdef: 256 Prio: 4 ASTlm: 40 WSquo: 512 Queprio: 0 TQElm: 10 WSextent: 1024 CPU: (none) Enqlm: 200 Pgflquo: 32768 Authorized Privileges: TMPMBX NETMBX Default Privileges: TMPMBX NETMBX Identifier Value Attributes CLASS_CA101 %X80010032 NORESOURCE NODYNAMIC CLASS_PY102 %X80010049 NORESOURCE NODYNAMIC
注意
Pbytlm と Queprio のクォータは,プレースホルダです。
#2 |
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UAF> SHOW [360,*] /BRIEF |
360 のグループ UIC を持つすべてのユーザについて,簡略レポートを表示するコマンド例です。
Owner Username UIC Account Privs Pri Default Directory JOHN JAMES JAMES [360,201] USER Normal 4 DOCD$:[JAMES] SUSY JONES JONES [360,203] DOC Devour 4 DOCD$:[JONES] CLIFF BROWN BROWN [360,021] DOC All 4 disuser JOY CARTER CARTER [360,005] DOCSEC Group 4 expired
#3 |
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UAF> SHOW WELCH |
制約付きユーザ WELCH の詳細レポートを表示しています。これは,ADD コマンドの 2 番目の表示例と同じです。
Username: WELCH Owner: ROB WELCH Account: INV UIC: [14,51] ([14,51]) CLI: DCL Tables: DCLTABLES Default: SYS$USER:[WELCH] LGICMD: SECUREIN Login Flags: Restricted Diswelcome Disnewmail ExtAuth Primary days: Mon Tue Wed Thu Fri Secondary days: Sat Sun Primary 000000000011111111112222 Secondary 000000000011111111112222 Day Hours 012345678901234567890123 Day Hours 012345678901234567890123 Network: ----- No access ------ ##### Full access ###### Batch: #########--------####### ---------#########------ Local: #########--------####### ---------#########------ Dialup: ##### Full access ###### ----- No access ------ Remote: #########--------####### ---------#########------ Expiration: (none) Pwdminimum: 6 Login Fails: 0 Pwdlifetime: (none) Pwdchange: (pre-expired) Last Login: (none) (interactive), (none) (non-interactive) Maxjobs: 0 Fillm: 300 Bytlm: 32768 Maxacctjobs: 0 Shrfillm: 0 Pbytlm: 0 Maxdetach: 0 BIOlm: 40 JTquota: 4096 Prclm: 2 DIOlm: 40 WSdef: 256 Prio: 4 ASTlm: 40 WSquo: 512 Queprio: 4 TQElm: 10 WSextent: 1024 CPU: (none) Enqlm: 200 Pgflquo: 32768 Authorized Privileges: TMPMBX NETMBX Default Privileges: TMPMBX NETMBX
ユーザ WELCH は,メール通知やログイン時のウェルカム・メッセージが送られない CAPTIVE ユーザです。このユーザのログイン・コマンド・ファイル SECUREIN.COM は,このユーザが行う操作すべてを制御する CAPTIVE コマンド・ファイルと思われます。このコマンド・ファイルは決して終了することはありませんが,対応するユーザに代わって処理を行い,適宜ユーザをログアウトさせます。CAPTIVE フラグが設定されていると,ユーザは,Ctrl/Y はじめいかなる方法でも,コマンド・ファイルの制御から逃れることはできません。さらに,ログインできる時間は,平日は 5:00 p.m. 〜 8:59 a.m. に,週末は 9:00 a.m. 〜 5:59 p.m. に制限されています。平日はダイアルアップ回線を使用できますが,ネットワークを通じてログインすることはできません。週末は制約がさらに厳しくなり,発信はまったく行えず,6:00 p.m. 〜 8:59 a.m. の間,DCL の SET HOST コマンドを使用できません。
名前,値,属性などの識別子に関する情報を,現在の SYS$OUTPUT 装置に表示します。
SHOW/IDENTIFIER [識別子名]
識別子名
識別子名を指定します。識別子名は,1 〜 31 文字の英数字です。アンダスコアとドル記号も使用できます。数字だけの識別子は認められません。必ず,英字を 1 文字以上使用してください。識別子名を省略する場合,/USER または /VALUE を指定してください。
/BRIEF
識別子名,値,属性だけを表示する簡略リストを指定します。 /BRIEF は,省略時の値です。/FULL
詳細リストを指定します。識別子の名前,値,属性の他にも識別子の保持者名が表示されます。/USER=ユーザ指定
表示する識別子を保持するユーザを指定します。 ユーザ指定は,ユーザ名でも UIC でもかまいません。ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) を使用すれば,複数の UIC やすべてのユーザ名を指定できます。UIC は,[*,*], [n,*],{*,n],[n,n] のいずれかの形式とします。ワイルドカードをユーザ名指定に使用した場合 (*),ユーザ名のアルファベット順で識別子が表示されます。ワイルドカードを UIC 指定に使用した場合 ([*,*]),UIC の番号順に識別子が表示されます。/VALUE=値指定子
リストする識別子の値を指定します。有効な値指定子 の形式は,次のとおりです。
IDENTIFIER:n 65,536 〜 268,435,455 の整数値。%X で始まる 16 進値や %0 で始まる 8 進値も指定できる。 一般識別子と UIC 識別子を区別するため,ユーザが指定した値には %X80000000 が追加されます。
UIC:ユーザ識別子 UIC 標準形式による UIC 値。
SHOW コマンドの画面制御修飾子のリストも参照してください。
/EXACT
/HIGHLIGHT[=キーワード]
/NOHIGHLIGHT (省略時の設定)
/PAGE[=キーワード]
/NOPAGE (省略時の設定)
/SEARCH=文字列
/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
SHOW/IDENTIFIER コマンドは,識別子の名前,値,属性,保持者を表示します。各種の表示形式を,修飾子で指定できます。2 種類の表示形式の例を,次に示します。
#1 |
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UAF> SHOW/IDENTIFIER/FULL INVENTORY |
次のような表示形式を出力するコマンド例です。
Name Value Attributes INVENTORY %X80010006 NORESOURCE NODYNAMIC Holder Attributes ANDERSON NORESOURCE NODYNAMIC BROWN NORESOURCE NODYNAMIC CRAMER NORESOURCE NODYNAMIC
#2 |
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UAF> SHOW/IDENTIFIER/USER=ANDERSON |
ユーザ ANDERSON に対応する識別子を次のように表示するコマンドです。
Name Value Attributes ANDERSON [000300,000015] NORESOURCE NODYNAMIC
識別子の他,その値と属性が表示されています。ANDERSON の UIC を次のように指定した場合も,結果は同じです。
UAF> SHOW/IDENTIFIER/USER=[300,015]
UAF> SHOW/IDENTIFIER/VALUE=UIC:[300,015]
指定した遠隔ユーザのすべての登録代理アクセス権を表示します。
SHOW/PROXY ノード::遠隔ユーザ
ノード
ネットワーク代理登録ファイルに格納されているネットワーク・ノードの名前を指定します。ノード指定には,ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) を使用できます。遠隔ユーザ
遠隔ノード上のユーザのユーザ名または UIC を指定します。遠隔ユーザ指定には,ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) を使用できます。
/OLD
省略時の NET$PROXY.DAT ファイルではなく, NETPROXY.DAT ファイルから情報を表示するように,AUTHORIZE に要求します。OpenVMS の最新バージョンを実行していないクラスタ・ノード上で代理データベースが変更されている場合は, /OLD 修飾子を使用して以前のデータベース NETPROXY.DAT の内容のリストを作成することができます。
SHOW コマンドの画面制御修飾子のリストも参照してください。
/EXACT
/HIGHLIGHT[=キーワード]
/NOHIGHLIGHT (省略時の設定)
/PAGE[=キーワード]
/NOPAGE (省略時の設定)
/SEARCH=文字列
/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
SHOW/PROXY コマンドは,ノード名の最初の 255 文字を表示します。ただし,このコマンドは最高で 1024 文字を扱うことができます。
#1 |
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UAF> SHOW/PROXY SAMPLE::[200,100] Default proxies are flagged with an * SAMPLE::[200,100] MARCO * PROXY2 PROXY3 |
[200,100] の UIC を持ちノード SAMPLE 上に存在するユーザの登録代理アクセス権をすべて表示するコマンド例です。省略時の代理アカウント MARCO は,MODIFY/PROXY コマンドで PROXY2 または PROXY3 に変更できます。
#2 |
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UAF> SHOW/PROXY *::* Default proxies are flagged with (D) TAO:.TWA.RANCH::MARTINEZ MARTINEZ (D) SALES_READER UAF> show/proxy/old *::* Default proxies are flagged with (D) RANCH::MARTINEZ MARTINEZ (D) SALES_READER |
この例では,DECnet-Plus を実行するシステム上でローカルに登録された代理アクセス権に関する情報を表示しています。最初のコマンドでは,NET$PROXY.DAT ファイルから情報を表示します。/OLD 修飾子を指定することにより,以前のバージョンで使用されていた NETPROXY.DAT ファイルから情報を表示します。
指定した識別子が保持する識別子を表示します。/USER を指定した場合は,指定したユーザが保持するすべての識別子が表示されます。
SHOW/RIGHTS [識別子名]
識別子名
ユーザに対応する識別子の名前を指定します。識別子名を省略する場合,/USER 修飾子を指定しなければなりません。
/USER=ユーザ指定
表示する識別子を保持するユーザを指定します。 ユーザ指定は,ユーザ名でも UIC でもかまいません。ワイルドカード文字のアスタリスク ( * ) を使用すれば,複数の UIC やすべてのユーザ名を指定できます。UIC は,[*,*], [n,*],{*,n],[n,n] のいずれかの形式とします。ワイルドカードをユーザ名指定 (*) や UIC 指定 ([*,*]) に使用した場合,ユーザが保持するすべての識別子が表示されます。ワイルドカードを使用してユーザ名指定を行うと,保持者のユーザ名がアルファベット順に表示されます。ワイルドカードを使用して UIC 指定を行うと,UIC の番号順に表示されます。SHOW コマンドの画面制御修飾子のリストも参照してください。
/EXACT
/HIGHLIGHT[=キーワード]
/NOHIGHLIGHT (省略時の設定)
/PAGE[=キーワード]
/NOPAGE (省略時の設定)
/SEARCH=文字列
/WRAP
/NOWRAP (省略時の設定)
SHOR/RIGHTS コマンドの出力は,LIST/RIGHTS コマンドが RIGHTSLIST.LIS に書き込む内容と同じです。
UAF> SHOW/RIGHTS ANDERSON |
ユーザ ANDERSON が保持するすべての識別子を表示するコマンド例です。
Name Value Attributes INVENTORY %X80010006 NORESOURCE NODYNAMIC PAYROLL %X80010022 NORESOURCE NODYNAMIC
次のコマンドでも,結果は同じです。
SHOW/RIGHTS/USER=ANDERSON
SHOW/RIGHTS/USER=[300,015]
6.1 AUTOGEN について
AUTOGENコマンド・プロシージャ(SYS$UPDATE:AUTOGEN.COM)はシステム・パラメータの値を適切に設定し,システム・ページ・ファイル,スワップ・ファイル,ダンプ・ファイルのサイズも適切に設定します。オペレーティング・システムをインストールするときや,アップグレードするときは,AUTOGENは自動的に実行されます。
さらに,システム・パラメータの値やシステム・ファイルのサイズを再設定する場合にも,AUTOGENを使用できます。新しい値とファイル・サイズは,システムを次にブートするときに有効になります。
AUTOGEN は,週に一度実行して,システム・パラメータをシステムの負荷状況に応じて設定し直すようにしてください。すべてのシステム・パラメータの一覧とその説明については, 付録 J
AUTOGENはフェーズ単位で実行され,各フェーズではそれぞれ独立した作業が実行されます。AUTOGENが実行する作業を制御するには,AUTOGENを起動するときに開始フェーズと終了フェーズを指定します。 AUTOGENのフェーズについての詳しい説明は, 第 6.4 節 を参照してください。
AUTOGENが設定するシステム・パラメータ値とファイル・サイズを制御するために, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATファイルにコマンドを追加できます。AUTOGENはこのファイルに登録された情報を使用して,システム・パラメータの最終的な値や,ページ・ファイル,スワップ・ファイル,ダンプ・ファイルのサイズを判断します。詳しくは,『Compaq OpenVMS システム管理者マニュアル』のシステム・パラメータの管理に関する章を参照してください。
AUTOGENでは,実行中のシステムから収集したフィードバックと呼ぶ動的情報を使用して,システムの性能を向上できます。
構成を大幅に変更する場合は,フィードバックを使用しないでください。 AUTOGEN の初期設定を使用するには,nofeedback を指定します。 nofeedback の詳細については, 表 6-4 を参照してください。 |
新しいオペレーティング・システムをインストールしたときやアップグレードしたときには,システムの作業負荷に対処できるシステム・パラメータ値を AUTOGEN が設定しているかどうかを確認してください。
表 6-1 は,AUTOGEN で処理するシステム・パラメータの一覧です。ページ・ファイル,スワップ・ファイル,ダンプ・ファイルのサイズも,AUTOGEN で処理します。 表 6-2 は,AUTOGEN のフィードバックで処理するシステム・パラメータの一覧です。
ACP_DINDXCACHE | ACP_DIRCACHE | ACP_HDRCACHE |
ACP_MAPCACHE | ACP_MULTIPLE | ACP_QUOCACHE |
ACP_SWAPFLGS | ACP_SYSACC | BALSETCNT |
BORROWLIM | CTLPAGES | DUMPSTYLE |
ERLBUFFERPAGES 1 | EXPECTED_VOTES | FREEGOAL |
FREELIM | GBLPAGES | GBLPAGFIL |
GBLSECTIONS | ++GH_EXEC_CODE | ++GH_EXEC_DATA |
++GH_RES_CODE | ++GH_RES_DATA | GROWLIM |
+INTSTKPAGES | LNMPHASHTBL 2 | LNMSHASHTBL |
LOAD_SYS_IMAGES 1 | LOCKDIRWT | LOCKIDTBL |
LONGWAIT 1 | MAXPROCESSCNT | MINWSCNT |
MMG_CTLFLAGS | MPW_HILIMIT | MPW_IOLIMIT 1 |
MPW_LOLIMIT | MPW_LOWAITLIMIT | MPW_THRESH 1 |
MPW_WAITLIMIT | MPW_WRTCLUSTER | MSCP_BUFFER |
MSCP_LOAD | MULTITHREAD | MVTIMEOUT 1 |
NISCS_MAX_PKTSZ 1 | NISCS_PORT_SERV | NPAGEDYN |
NPAGEVIR | PAGEDYN | PASTDGBUF |
PFCDEFAULT | PFRATH 1 | PFRATL |
++PHYSICAL_MEMORY | +PHYSICALPAGES | PIOPAGES |
PIXSCAN | PQL_DPGFLQUOTA 2 | PQL_DWSDEFAULT |
PQL_DWSEXTENT | PQL_DWSQUOTA | PQL_MPGFLQUOTA 2 |
PQL_MWSDEFAULT | PQL_MWSEXTENT | PQL_MWSQUOTA |
PRCPOLINTERVAL 1 | PROCSECTCNT | QUANTUM 1 |
RECNXINTERVAL 1 | RESHASHTBL | RMS_DFMBC |
RMS_DFMBFIDX | RMS_DFMBFREL | RMS_DFMBFSDK |
RMS_DFMBFSMT | RMS_DFMBFSUR | RMS_DFNBC |
SCSBUFFCNT | SCSNODE | SCSRESPCNT |
SHADOW_MAX_COPY | +SPTREQ | SWPOUTPGCNT 2 |
SYSMWCNT | TMSCP_LOAD | VAXCLUSTER |
+VBSS_ENABLE | ++VCC_FLAGS | ++VCC_MAXSIZE |
VIRTUALPAGECNT | VOTES | WSDEC |
WSINC 1 | WSMAX | ++ZERO_LIST_HI |
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