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LAN パーマネント・ノード・データベースからノードを削除します。 SYSPRV 特権が必要です。
PURGE NODE ノード名
ノード名
LAN パーマネント・ノード・データベースの中のノードの名前を指定します。
/ALL
LAN パーマネント・ノード・データベースの中のすべての LAN ノードを削除します。ノード名を指定すると,合致するすべてのノードが選択されます。たとえば,A/ALL は,名前が A で始まるすべてのノードを削除します。
LANCP> PURGE NODE/ALL |
このコマンドは,LAN パーマネント・ノード・データベースからすべてのノードを削除します。
LANACP LAN Server プロセスの動作を変更します。SYSPRV 特権が必要です。
SET ACP
なし。
/ECHO
/NOECHO (省略時の設定)
受信および送信されたダウンライン・ロード・メッセージの部分的なトレースを行うことができます(各メッセージのデータ部分の最初の 32 バイト)。最後の 1 つまたは 2 つの MOP メッセージは全体が表示されることに注意してください。クラスタ・パラメータを含んでいるメモリ・ロード・メッセージと,ロードに含まれている場合は,転送アドレス付きのパラメータ・ロード・メッセージです。データはログ・ファイル SYS$MANAGER:LAN$node-name.LOG に書き込まれます。
各メッセージの内容全体を表示したい場合は次のように /FULL 修飾子を使用します。
SET ACP/ECHO/FULL
/FULL
/NOFULL (省略時の設定)
/ECHO が有効になっていると,受信および送信されたダウンライン・ロード・メッセージの内容全体を表示します。/OPCOM (省略時の設定)
/NOOPCOM
LANACP LAN Server プロセスからの OPCOM メッセージを有効にします。メッセージは,装置ステータスが変化したとき,ロード要求が受信されたとき,およびロードが完了したときに, LANACP LAN Server プロセスによって生成されます。これらのメッセージはオペレータのコンソールに表示され, LANACP によって書き込まれるログ・ファイル SYS$MANAGER:LAN$ACP.LOG に取り込まれます。
/STOP
LANACP プロセスを停止します。 SYS$STARTUP:LAN$STARTUP コマンド・ファイルを再実行すれば再起動ができます。
LANCP> SET ACP/ECHO/FULL |
このコマンドは,受信および送信されたダウンライン・ロード・メッセージのトレースを可能にします。/FULL 修飾子は,受信および送信されたダウンライン・ロード・メッセージの内容全体を表示します。
Alphaシステムでは,LAN 装置パラメータの設定または変更を行います。 PHY_IO 特権が必要です。
SET DEVICE 装置名
装置名
LAN 運用時装置データベースに入力する装置,またはパラメータを変更する装置を指定します。装置名の形式は, dd を装置コード,c をコントローラ指定,u をユニット番号として, ddcu です。LAN 装置は,ユニット 0 のテンプレート装置の名前で指定します。たとえば,最初の PCI イーサネット装置は EWA0, 2 つ目のイーサネット装置は EWB0 と指定されます。
/AGING_TIMER=値
トークン・リング・ソース・ルーティング・キャシュ・エントリを古い内容としてマークするまでの秒数を設定します。このタイマは,指定された秒数の間,遠隔ノードとの間でトラフィックが起こらなかったときに満了します。省略時の値は 60 秒です。アイドル接続が古い状態と既知の状態の間で往復する場合は,大きな値を設定してください。この値を小さくしすぎると, LAN 上で不要なエクスプローラ・トラフィックが発生する可能性があります。
/ALL
すべての LAN 装置のデータを設定します。装置名を指定すると,合致するすべての LAN 装置が選択されます。たとえば,すべてのイーサネット装置を選択する場合は E,FDDI の場合は F,トークン・リングの場合は I,すべての PCI イーサネット装置を選択する場合は EW と指定します。/ATMADDRESS=LES
非同期転送モード (ATM) の LAN エミュレーション・サーバ (LES) アドレスを設定します。通常,ユーザはアドレスを指定しません。この修飾子は特定のアドレスを使用したい場合にのみ使用されます。省略時の設定では,アドレスは LES の構成サーバのソフトウェアによって決定されます。/ATMADDRESS=LES修飾子の構文は次のとおりです。
SET DEVICE/ATMADDRESS = ([NO]LES=the ATM server)
/ATMADDRESS=ARP
ATM 経由のクラシカル IP のアドレス解決プロトコル(ARP)サーバ・アドレスを設定します。ローカル・ホストがARPサーバでない場合, LISを有効にするためにはこの修飾子を指定する必要があります。/ATMADDRESS=ARP修飾子の構文は次のとおりです。
SET DEVICE/ATMADDRESS = (ARP=atm_arp_server)
/CACHE_ENTRIES=値
トークン・リング・ソース・ルーティング・アドレス・エントリのキャッシングのために予約するエントリの数を設定します。省略時の値は 200 エントリです。システムが多数のシステムと直接通信を行っている場合は,この値を増やしてください。
/CLIP
ATM を経由するクラシカル・インターネット・プロトコル (CLIP) を設定します (RFC1577)。 CLIP 修飾子は,クライアントとして,または,論理的 IP サブネット (LIS) のサーバとして,データ・リンク・レベル装置を実装します。これにより, IP プロトコルは ATM ネットワークを経由してイーサネット・フレームを送出できるようになります。 /CLIP=ENABLEコマンドにより,システムは LIS に加わります。 /CLIP=DISABLE コマンドにより,クライアントは論理 IP サブネットから外れます。LIS はサーバを必要とし,各サブネットについてサーバは 1 つしか存在できないことに注意してください。サブネット間の通信は,ルータによってのみ行うことができます。各 ATM アダプタについて存在できるクライアントは 1 つのみです。
/CLIP修飾子の標準的なインターネットのドット表記法を使った構文は次のとおりです。
SET DEVICE/CLIP =(ip_subnet=a.b.c.d, ip_address=a.b.c.d, parent=devnam, name="ip subnet name", enable, disable type = client|server)
/CLIPの構文の意味は次のとおりです。
オプション 意味 ip_address CLIP クライアントのIPアドレスを指定する。 ip_subnet CLIP クライアントのサブネット・マスクを指定する。 parent=devnam 親装置名を指定する。 name 操作と診断を支援するLISの名前を指定する。 データ型=client クラシカルIPのクライアントのみを起動する。省略時の設定。 データ型=server クラシカルIPのサーバを起動する。1つの LIS に1つのサーバしか使用できない。サーバは最初に起動する必要がある。 データ型=(server,client) クラシカルIPのサーバとクライアントを起動する。
/CLIP のキーワードとその意味は次のとおりです。
キーワード 意味 Enable 論理的IPサブネットに加わる。 Disable 論理的IPサブネットから外れる。
/CONTENDER
/NOCONTENDER (省略時の設定)
トークン・リング装置がリングを結合するときに, Monitor Contention プロセスに加わることを指定します。 /NOCONTENDER 修飾子は,現在のリング・サーバと競合しないように装置に指示を与えます。/DISCOVERY_TIMER=値
ソース・トークン・リング・ルーティング・ルート発見プロセスの実行の際に,遠隔ノードからの返信を待つ秒数を設定します。省略時の値は 2 秒です。大きな LAN で,応答が遅いノードが存在する場合は, LAN 上を移動するエクスプローラ・トラフィックの量を減らすために,この値を大きくしなければならないことがあります。
/DLL=(有効オプション, 排他オプション, サイズ・オプション, 既知クライアントのみオプション)
装置のための MOP ダウンライン・ロード・サービス設定を指定します。省略時の設定は,装置データベースの中のエントリの作成にのみ適用されます。既存のエントリを変更する場合,指定されなかったフィールドは変更のないまま残されます。
この修飾子では,次のキーワードを指定することができます。
- 有効オプション
ENABLE
DISABLE (省略時の設定)
この装置に対して MOP ダウンライン・ロード・サービスを有効にするのか,無効にするのかに応じて,ENABLE または DISABLE を指定します。- 排他オプション
EXCLUSIVE
NOEXCLUSIVE (省略時の設定)
指定された LAN 装置上で,LANACP と同時に他の MOP ダウンライン・ロード・サービスのプロバイダが存在できないようにしたい場合は EXCLUSIVE を指定します。LAN MOP ダウンライン・ロード・サービスが他のインプリメンテーションと共存できるようにしたい場合は, NOEXCLUSIVE を指定します(特に,MOP プロトコルを共有モードで実行する DECnet フェーズ IV のインプリメンテーション)。- サイズ・オプション
SIZE=値
SIZE=値 を使用して,個々のダウンライン・ロード・メッセージのファイル・データ部分のサイズをバイト単位で指定します。指定できる範囲は 246 バイトから 1482 バイトまでです。省略時の値は 246 バイトで,すべてのクライアントがこの値で適切に動作するはずです。一部のクライアントは,大きなサイズをサポートしていないことがあるので注意してください。
ロードのパフォーマンスを上げ,サーバの負荷を下げるために推奨されるサイズは,すべてのクライアントのロードに成功したときの最大サイズです。1482 という値は, CSMA/CD (イーサネット)の最大パケット・サイズである 1518 バイトから,802e のヘッダと CRC(26 バイト)と,MOP プロトコルのオーバヘッド(10 バイト)を引いたものです。
サイズはノードごとに変更することができます。詳細については,DEF NODE コマンドと SET NODE コマンドを参照してください。- 既知クライアントのみオプション
KNOWNCLIENTSONLY
NOKNOWNCLIENTSONLY (省略時の設定)
MOP ダウンライン・ロード要求のサービスを,LAN パーマネント・ノード・データベースで定義されているクライアントだけに提供する場合は KNOWNCLIENTSONLY を指定します。 NOKNOWNCLIENTSONLY が選択されている場合,LANACP は, LAN パーマネント・ノード・データベースで定義されていないクライアントによって要求されたイメージを, LAN$DLL ディレクトリの中で探します。
/EARLY (省略時の設定)
/NOEARLY
装置上で Early Token Release を有効にします。この修飾子の否定形である /NOEARLY は,Early Token Release を無効にします。/ELAN
/ELAN 修飾子は ENABLE と DISABLE の 2つの値のみ持ちます。/ELAN=ENABLE がキーワード STARTUP とともに指定されていると,LANACP の起動時に LAN エミュレーションがロードされます。 /ELAN=DISABLE の場合も,ENABLE と同じパラメータが使用できます。/ELAN 修飾子の構文は次のとおりです。
DEFINE DEVICE/ELAN =(parent=parent device, name="ELAN NAME to join", size=1516 type=CSMACD Enable, Disable, description = "description string,")
/ELANの構文の意味は次のとおりです。
オプション 意味 parent ATMアダプタ装置名。 DAPCA の親装置の例としては,コントローラ番号を nとして HW n0が考えられる。 DGLTA の親装置の例としては,コントローラ番号を nとして HC n0が考えられる。 name 特定のELANに加わりたい場合に,オプションとして指定する。省略時はnullである。 size 加わりたいLANの最大フレーム・サイズ。有効なサイズは1516,4544,または9234 バイトである。省略時は1516である。 データ型 現時点では省略時の値のCSMACDだけがサポートされている。 description ELANに関する説明。表示の目的にのみ使用される。
/ELAN 修飾子のキーワードと意味は次のとおりです。
キーワード 意味 Enable 指定したエミュレートされたLANへの加入を開始する。ドライバがまだロードされていない場合は,ロードする。 Disable クライアントはエミュレート LAN を終了する。
/FULL_DUPLEX
/NOFULL_DUPLEX (省略時の設定)
LAN 装置の全二重動作を有効にします。この修飾子を使って全二重動作を行う前に,これ以外の装置またはネットワーク・ハードウェアの設定が必要な場合があります。一部の装置は,省略時で全二重動作が有効になっています。また,設定が変更できない装置もあります。/NOFULL_DUPLEX 修飾子は,全二重操作を禁止します。
/MAP=(MULTICAST_ADDRESS=アドレス, FUNCTIONAL_ADDRESS= アドレス)
/NOMAP=(MULTICAST_ADDRESS=アドレス)
標準のマルチキャスト・アドレスをファンクショナル・アドレスにマップします。トークン・リング装置は,IEEE 802 規格のグローバル定義のグループ・アドレスはサポートしません。ただし,ファンクショナル・アドレスはサポートします。ファンクショナル・アドレスは,31 個の値が使用できるローカルに管理されたグループ・アドレスです。個々のファンクショナル・アドレスは,アドレスの 3 バイト目から 6 バイト目までで 1 つのビットを設定し,バイト 1 とバイト 2 は 03-00 になっています(逆順のビット形式では C0:00)。/NOMAP=(MULTICAST_ADDRESS=アドレス) 修飾子は,指定したアドレスに対して設定されているマッピングをクリアします。
ファンクショナル・アドレスは次のように指定します。
- MULTICAST_ADDRESS 引数は,標準の 6 バイト・マルチキャスト・アドレスを必要とします。
- FUNCTIONAL_ADDRESS 引数は,ファンクショナル・アドレスの最後の 4 バイトだけを必要とします(その前の 03-00 のバイトは自動的に追加されます)。
- アドレス変数は,ハイフンで区切られた 16 進バイト文字として指定され,アドレスの正規形式を指定します。逆順のビット形式のアドレスを指定するには,区切り文字としてコロンを使用してください。
たとえば,マルチキャスト・アドレス CB-00-01-02-03-04 を,トークン・リング装置 IRA0 上のファンクショナル・アドレス 03-00-00-80-00-00 にマップするには,次のコマンドを入力します。
SET DEVICE IRA0/MAP=(MULTI=CB-00-01-02-03-04,FUNCT=00:01:00:00)
省略時のアドレス・マッピングについては, 表 12-1 を参照するか,またはコマンド SHOW DEVICE/MAP 装置名 を発行してください。
表 12-1 トークン・リング装置のための省略時のファンクショナル・アドレス・マッピング マルチキャスト・アドレス ファンクショナル・アドレス 説明 09-00-2B-00-00-04 03-00-00-00-02-00 ISO ALL ES 09-00-2B-00-00-05 03-00-00-00-01-00 ISO ALL IS CF-00-00-00-00-00 03-00-00-08-00-00 ループバック・アシスタント AB-00-00-01-00-00 03-00-02-00-00-00 DNA MOP ダンプ/ロード AB-00-00-02-00-00 03-00-04-00-00-00 DNA MOP 遠隔コンソール AB-00-00-03-00-00 03-00-08-00-00-00 DNA L1 ルータ 09-00-2B-02-00-00 03-00-08-00-00-00 DNA L2 ルータ 09-00-2B-02-01-0A 03-00-08-00-00-00 DNA フェーズ IV プライマリ・ルータ AB-00-00-04-00-00 03-00-10-00-00-00 DNA エンドノード 09-00-2B-02-01-0B 03-00-10-00-00-00 DNA フェーズ IV プライム未知宛先 09-00-2B-00-00-07 03-00-20-00-00-00 PCSA NETBIOS エミュレーション 09-00-2B-00-00-0F 03-00-40-00-00-00 LAT サービス・アドバタイズメント 09-00-2B-02-01-04 03-00-80-00-00-00 LAT サービス・ソリシット 09-00-2B-02-01-07 03-00-00-02-00-00 LAT Xwindown サービス・ソリシット 09-00-2B-04-00-00 03-00-00-04-00-00 LAST 09-00-2B-02-01-00 03-00-00-00-08-00 DNA ネーム・サービス・アドバタイズメント 09-00-2B-02-01-01 03-00-00-00-10-00 DNA ネーム・サービス・ソリシット 09-00-2B-02-01-02 03-00-00-00-20-00 DNA タイム・サービス 03-00-00-00-00-01 03-00-00-00-00-01 NETBUI エミュレーション 03-00-02-00-00-00 03-00-02-00-00-00 RIPL
/MAX_BUFFERS=値
LAN 装置に対して,LAN ドライバによって割り当てられ,使用される受信バッファの数の最大値を設定します。/MEDIA=値
- トークン・リング装置の場合
アダプタをトークン・リング媒体アクセス装置(MAU)に接続するためのケーブル媒体の自動検出機能がない装置について,ケーブル媒体のタイプを選択します。指定できる値は被覆なしツイストペア (UTP) か被覆付きツイストペア(STP)のどちらかです。省略時の値は STP です。- イーサネット装置の場合
ケーブル接続を選択します。通常,この選択は,装置の初期化の際に,ツイストペアを選択する制限付きの自動検出アルゴリズムを使って行われますが,ツイストペアが正常に機能していないように思われる場合は AUI (アタッチメント・ユニット・インタフェース)にフェールオーバーします。その後にケーブルを変更した場合は,システムを再ブートしないと変更点は有効になりません。このコマンドでは,再ブートを行わなくても,選択を変更することができます。
指定できる値は AUI (10Base2, 10Base5),TWISTEDPAIR (10BaseT)および AUTOSENSE (制限付きの自動検出アルゴリズムを再実行する)です。省略時の値は AUTOSENSE です。
DE435 などの一部の装置では,10Base2 と 10Base5 (シンワイヤとシックワイヤ)を切り替えるために,イーサネット・カードのジャンパを変更する必要があります。 DE434,DE436 および DE500 などの装置では,ツイストペア接続しか使用できません。
/MIN_BUFFERS=値
LAN 装置用の LAN ドライバが割り当て,使用する受信バッファの最小数を設定します。/PERMANENT
パーマネント・データベースを読み込み,装置エントリを運用時データベースに作成します。/PERMANENT_DATABASE
LAN 運用時装置データベース中の装置エントリを,パーマネント・データベースに現在設定されているデータで更新します。これにより,更新された各エントリについて運用時データベースに対してコマンドを繰り返して適用する代わりに,パーマネント・データベースのデータを変更した後に,運用時データベースを一括して更新することができます。/PVC=(vci[,...])
/[NO]PVC=(vci[,...])
ATM クライアント経由でクラシカル IP によって使われるパーマネント仮想サーキット (PVC) を設定します。これはオプション修飾子です。
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