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FCP クラス・レコードは,ファイル・システム ACP の動作を示すデータです。FCP クラス・レコードのレコード・タイプは 5,サイズは 61 バイトです。
図 H-12 FCP クラス・レコードの形式
次の表にFCP クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
FCP Calls | MNR_FCP$L_FCPCALLS | ファイル・システムが受信した QIO 要求の数 (ロングワード,C) |
Disk Allocations | MNR_FCP$L_ALLOC | ディスク空間の割り当てを発生させた QIO 要求の数 (ロングワード,C) |
New Files | MNR_FCP$L_FCPCREATE | 作成した新ファイルの数 (ロングワード,C) |
Read I/Os | MNR_FCP$L_FCPREAD | ファイル・システムがディスクに対して行った読み込み動作の数 (ロングワード,C) |
Write I/Os | MNR_FCP$L_FCPWRITE | ファイル・システムがディスクに対して行った書き込み動作の数 (ロングワード,C) |
Volume Lock Waits | MNR_FCP$L_VOLWAIT | ボリューム・ロックが争奪状態にあるため,XQP が待ち状態となった回数 (ロングワード,C) |
CPU Time | MNR_FCP$L_FCPCPU | ファイル・システムが使用した CPU 時間の 10 ミリ秒単位によるクロック・ティック数 (ロングワード,C) |
FCP Page Faults | MNR_FCP$L_FCPFAULT | ファイル・システムのページ・フォルト数 (ロングワード,C) |
Window Turns | MNR_FCP$L_FCPTURN | ファイル・マップ・ウィンドウのエラー数 (ロングワード,C) |
Access | MNR_FCP$L_ACCESS | ファイル・ディレクトリにおけるファイル名検索動作の数 (ロングワード,C) |
Files Opened | MNR_FCP$L_OPENS | オープンしたファイルの数 (ロングワード,C) |
Erase I/O
Operations |
MNR_FCP$L_ERASE | 実行した消去動作の数 (ロングワード,C) |
H.4.2.6 FILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコード
FILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードは,ファイルシステム ACP,XQP のキャッシュ動作を示すデータです。FILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードのレコード・タイプは 11,サイズは 69 バイトです。
次の図にFILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードの形式を示します。
図 H-13 FILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードの形式
次の表にFILE_SYSTEM_CACHE クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Directory FCB
Cache Hits |
MNR_FIL$L_DIRFCB_HIT | ディレクトリ FCB キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
Directory FCB
Cache Attempts |
MNR_FIL$L_DIRFCB_TRIES | ディレクトリ FCB キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
Directory Data
Cache Hits |
MNR_FIL$L_DIRDATA_HIT | ディレクトリ・データ・キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
Directory Data
Cache Attempts |
MNR_FIL$L_DIRDATA_TRIES | ディレクトリ・データ・キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
File Header
Cache Hits |
MNR_FIL$L_FILHDR_HIT | ファイル・ヘッダ・キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
File Header
Cache Attempts |
MNR_FIL$L_FILHDR_TRIES | ファイル・ヘッダ・キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
File ID
Cache Hits |
MNR_FIL$L_FIDHIT | ファイル ID キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
File ID
Cache Attempts |
MNR_FIL$L_FID_TRIES | ファイル ID キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
Extent Cache
Hits |
MNR_FIL$L_EXTHIT | 拡張キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
Extent Cache
Attempts |
MNR_FIL$L_EXT_TRIES | 拡張キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
Quota Cache
Hits |
MNR_FIL$L_QUOHIT | クォータ・キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
Quota Cache
Attempts |
MNR_FIL$L_QUO_TRIES | クォータ・キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
Storage Bitmap
Cache Hits |
MNR_FIL$L_STORAGMAP_HIT | 記憶ビットマップ・キャッシュにおけるヒット数 (ロングワード,C) |
Storage Bitmap
Cache Attempts |
MNR_FIL$L_STORAGMAP_TRIES | 記憶ビットマップ・キャッシュにおける試み数 (ロングワード,C) |
入出力クラス・レコードは,入出力サブシステムの動作を示すデータです。入出力クラス・レコードのレコード・タイプは 4,サイズは 69 バイトです。
図 H-14 入出力クラス・レコードの形式
次の表に入出力クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Direct I/Os | MNR_IO$L_DIRIO | 直接入出力動作の数 (ロングワード,C) |
Buffered I/Os | MNR_IO$L_BUFIO | バッファード入出力動作の数 (ロングワード,C) |
Mailbox Writes | MNR_IO$L_MBWRITES | メールボックスへの書き込み要求の数 (ロングワード,C) |
Split Transfers | MNR_IO$L_SPLTTRNS | 分割転送の数 (ロングワード,C) |
Logical Name
Translations |
MNR_IO$L_LOGNAM | 論理名変換の数 (ロングワード,C) |
Files Opened | MNR_IO$L_OPENS | オープンしたファイルの数 (ロングワード,C) |
Page Faults | MNR_IO$L_FAULTS | すべてのワーキング・セットのページ・フォルトの数 (ロングワード,C) |
Page Reads | MNR_IO$L_PREADS | ページ・フォルトの結果ディスクから読み込んだページ数 (ロングワード,C) |
Page Read I/Os | MNR_IO$L_PREADIO | ページ・フォルトの結果ディスクに対して行われた読み込み動作の数 (ロングワード,C) |
Page Writes | MNR_IO$L_PWRITES | ページ・ファイルに書き込んだページ数 (ロングワード,C) |
Page Write I/Os | MNR_IO$L_PWRITIO | ページ・ファイルに対する書き込み動作の数 (ロングワード,C) |
Inswaps | MNR_IO$L_ISWPCNT | スワップ・ファイルからメモリに読み込んだワーキング・セットの数 (ロングワード,C) |
Free Page Count | MNR_IO$L_FREECNT | 現在空きページ・リストに存在するページ数 (ロングワード,L) |
Modified Page
Count |
MNR_IO$L_MFYCNT | 現在変更対象ページ・リストに存在するページ数 (ロングワード,L) |
LOCK クラス・レコードは,ローカル管理サブシステムの動作を示すデータです。LOCK クラス・レコードのレコード・タイプは 7,サイズは 53 バイトです。
図 H-15 LOCK クラス・レコードの形式
次の表にLOCK クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
New ENQs | MNR_LCK$L_ENQNEW | 新 ENQ (ロック) 要求の数 (ロングワード,C) |
Converted ENQs | MNR_LCK$L_ENQCVT | 変換した ENQ (ロック) 要求の数 (ロングワード,C) |
DEQs | MNR_LCK$L_DEQ | DEQ (アンロック) 要求の数 (ロングワード,C) |
Blocking ASTs | MNR_LCK$L_BLKAST | キューに登録されたブロッキング AST の数 (ロングワード,C) |
ENQ Waits | MNR_LCK$L_ENQWAIT | ロックが直ちにに許可されず,待ち状態となった回数 (ロングワード,C) |
ENQs Not Queued | MNR_LCK$L_ENQNOTQD | ロックが直ちにに許可されず,待ち状態ではなくエラー状態となった回数 (ロングワード,C) |
Deadlock Searches | MNR_LCK$L_DLCKSRCH | デッドロック検索を行った回数 (ロングワード,C) |
Deadlocks Found | MNR_LCK$L_DLCKFND | デッドロックが検出された回数 (ロングワード,C) |
Current Locks | MNR_LCK$L_NUMLOCKS | 現在システムに存在するロック数 (ロングワード,L) |
Current Resources | MNR_LCK$L_NUMRES | 現在システムに存在する資源の数 (ロングワード,L) |
MODES クラス・レコードは,各プロセッサ・モードで使用した時間を示すデータです。MODES クラス・レコードのレコード・タイプは 2 であり,サイズは監視対象システム上のアクティブ CPU の数によって異なります。バイト単位で表されるサイズは,レコードに格納されるクラス・ヘッダ,クラス接頭辞,データ・ブロックのサイズを次の式で加算して求めます。この式では,すべての CPU がアクティブであると仮定しています。
13 + 8 (33 * MNR_SYI$B_MPCPUS) |
図 H-16 MODES クラス・レコードの形式
次の表にMODES クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
CPU ID | MNR_MOD$B_CPUID | CPU ID (バイト,I) |
Interrupt Stack | MNR_MOD$L_INTER | システムをブートしてから割り込みスタックに使用した 10 ミリ秒単位によるクロック・ティックの数 (ロングワード,C) |
MP Synchronization | MNR_MOD$L_MPSYNC | システムをブートしてから複数の CPU の同期をとるのに使用したクロック・ティックの数 |
Kernel | MNR_MOD$L_KERNEL | システムをブートしてからカーネル・モードで使用したクロック・ティックの数。割り込みスタック時間を除く。(ロングワード,C) |
Executive | MNR_MOD$L_EXEC | システムをブートしてからエグゼクティブ・モードで使用したクロック・ティックの数 (ロングワード,C) |
Supervisor | MNR_MOD$L_SUPER | システムをブートしてからスーパバイザ・モードで使用したクロック・ティックの数 (ロングワード,C) |
User | MNR_MOD$L_USER | システムをブートしてからユーザ・モードで使用したクロック・ティックの数。互換モード時間を除く。(ロングワード,C) |
Compatibility | MNR_MOD$L_COMPAT | システムをブートしてから互換モードで使用したクロック・ティックの数 (ロングワード,C) |
Idle | MNR_MOD$L_IDLE | システムをブートしてから NULL プロセスの実行に使用したクロック・ティックの数 (ロングワード,C) |
MSCP_SERVER クラス・レコードは,MSCP サーバの動作を示すデータです。 MSCP_SERVER クラス・レコードのレコード・タイプは 21,サイズは 65 バイトです。
次の図にMSCP_SERVER クラス・レコードの形式を示します。
図 H-17 MSCP_SERVER クラス・レコードの形式
次の表にMSCP_SERVER クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明を示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Requests | MNR_MSC$L_REQUEST | 遠隔プロセッサによる入出力転送要求の数 (ロングワード,C) |
Reads | MNR_MSC$L_READ | 遠隔プロセッサによる読み込み転送要求の数 (ロングワード,C) |
Writes | MNR_MSC$L_WRITE | 遠隔プロセッサによる書き込み転送要求の数 (ロングワード,C) |
Fragments | MNR_MSC$L_FRAGMENT | サーバが出力する追加フラグメントの数 (ロングワード,C) |
Splits | MNR_MSC$L_SPLIT | サーバが出力したフラグメンテーションされた要求の数 (ロングワード,C) |
Buffer Waits | MNR_MSC$L_BUFWAIT | MSCP バッファ・メモリの使用を待たなければならなかった要求の数 (ロングワード,C) |
1 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE1 | 1 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
2---3 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE2 | 2 〜 3 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
4---7 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE3 | 4 〜 7 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
8---15 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE4 | 8 〜 15 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
16---31 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE5 | 16 〜 31 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
32---63 Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE6 | 32 〜 63 ブロックの長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
64+ Block I/Os | MNR_MSC$L_SIZE7 | 64 ブロック以上の長さの入出力要求の数 (ロングワード,C) |
PAGE クラス・レコードは,ページ管理サブシステムの動作を示すデータです。PAGE クラス・レコードのレコード・タイプは 3,サイズは 65 バイトです。
図 H-18 PAGE クラス・レコードの形式
次の表にPAGE クラス・レコードのデータ・ブロック・フィールドの説明をに示します。
フィールド | シンボリック・オフセット | 内容 |
---|---|---|
Page Faults | MNR_PAG$L_FAULTS | すべてのワーキング・セットのページ・フォルトの数 (ロングワード,C) |
Reads | MNR_PAG$L_PREADS | ページ・フォルトの結果ディスクから読み込んだページ数 (ロングワード,C) |
Read I/Os | MNR_PAG$L_PREADIO | ディスク・ページ・フォルトの結果行われた読み込み動作の数 (ロングワード,C) |
Writes | MNR_PAG$L_PWRITES | ページ・ファイルに書き込んだページ数 (ロングワード,C) |
Write I/Os | MNR_PAG$L_PWRITIO | ページ・ファイルへの書き込み動作数 (ロングワード,C) |
Free Page
List Faults |
MNR_PAG$L_FREFLTS | ページ・フォルトの結果空きリストから読み込んだページ数 (ロングワード,C) |
Modified Page
List Faults |
MNR_PAG$L_MFYFLTS | ページ・フォルトの結果変更済みリストから読み込んだページ数 (ロングワード,C) |
Demand-zero
Faults |
MNR_PAG$L_DZROFLTS | フォルトの結果設定された 0 だけのページ数 (ロングワード,C) |
Global Valid
Faults |
MNR_PAG$L_GVALID | システム・グローバル・ページ・テーブル内の正しい参照ページが対応するページ・フォルトの数 (ロングワード,C) |
Write in Progress
Faults |
MNR_PAG$L_WRTINPROG | フォルト発生時にディスクに書き込み中であったプロセスに存在していた読み込み済みページ数 (ロングワード,C) |
System Faults | MNR_PAG$L_SYSFAULTS | システム空間に存在する参照ページが対応するページ・フォルトの数 (ロングワード,C) |
Free Page Count | MNR_PAG$L_FREECNT | 現在空きページ・リストに存在するページ数 (ロングワード,L) |
Modified Page
Count |
MNR_PAG$L_MFYCNT | 現在変更済みページ・リストに存在するページ数 (ロングワード,L) |
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