Compq OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル
この特殊パラメータはコンパックが使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。コンパックからの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
FAST_PATH
(Alpha のみ) FAST_PATH は,すべての Fast Path 対応のポートに対する Fast Path 性能機能を許可 (1) または禁止 (0) する静的システム・パラメータです。
OpenVMS バージョン 7.2 から,FAST_PATH は省略時の設定で許可になりました。バージョン 7.0 と 7.1 では,省略時の設定で FAST_PATH は禁止でした。
その他の情報については,FAST_PATH_PORTS と IO_PREFER_CPUS を参照してください。
FAST_PATH_PORTS
(Alpha のみ) FAST_PATH_PORTS は,特定のドライバに対して Fast Path を使用できなくする静的パラメータです。
FAST_PATH_PORTS は 32 ビットのマスクです。マスク内のあるビットの値が 1 に設定されると,そのビットに対応するドライバの Fast Path は禁止になります。 -1 の値を指定すると, FAST_PATH_PORTS パラメータが制御するすべてのドライバに対する Fast Path が禁止になります。
0 番目のビット位置は PKQDRIVER 用の Fast Path (パラレル SCSI 用) を制御し, 1 番目のビット位置は FGEDRIVER 用の Fast Path (Fibre Channel 用) を制御します。現在,FAST_PATH_PORTS の省略時の値は 0 であり,これは Fast Path が PKQDRIVER と FGEDRIVER の両方に対して許可されていることを意味します。
また,次の点にも注意してください。
- CI ドライバは FAST_PATH_PORTS では制御されません。 CI 用の Fast Path は, FAST_PATH システム・パラメータによって排他的に許可または禁止に設定されます。
- FAST_PATH_PORTS は,FAST_PATH システム・パラメータが許可になっている (1 である) ときにのみ意味があります。 FAST_PATH を 0 に設定することと FAST_PATH_PORTS を -1 に設定することは,同じ効果になります。
その他の情報については,FAST_PATH と IO_PREFER_CPUS を参照してください。
FREEGOAL (A,D,M)
システム・メモリが不足したときに空きページ・リストに再設定するページ数を設定します。空きページ・リスト FREELIM に必要な最小ページ数未満までシステムが減少すると,メモリ不足となります。このパラメータ値は,必ず FREELIM 値以上とします。
FREELIM (A,M)
空きページ・リスト上の最小ページ数を設定します。
最小値を維持するため,システムは変更済みページ・リストからのページを書き込んだり,ワーキング・セットをスワップ・アウトしたり,ワーキング・セットのサイズを減少させたりします。
空きページ・リストが大きい場合,通常はページ入出力が少ないことを意味しますが,バランス・セットで使用する空間も少なくなるため,スワップ入出力が多くなりがちです。MONITOR ユーティリティの MONITOR IO コマンドを使用することにより,空きページ・リストのサイズ,ページ数,スワップ量を監視することができます。
GALAXY
(Alpha Galaxy プラットフォームのみ) GALAXY パラメータは,指定されたインスタンスが Galaxy 共用セットに参加するかどうかを制御します。次のいずれか1つを指定してください。
値 |
説明 |
0
|
ロードされない。Galaxy 共用セットに参加しない。
|
1
|
常時ロード。Galaxy 共用セットに参加する。
|
省略時の値は 0 です。 GALAXY はAUTOGENパラメータではありません。
GBLPAGES (A,D,F,G,M)
ブート時に割り当てるグローバル・ページ・テーブルのエントリ数を設定します。1 つのグローバル・セクションでは,セクション・ページあたり 1 つのグローバル・ページ・テーブル・エントリに 2 つのエントリを加算し,結果を偶数に丸めた値が必要です。
CMKRNL特権を持つユーザは,実行中のシステムで,このパラメータを変更することができます。このパラメータの値を増やすと,グローバル・ページ・テーブルは要求に応じて最大サイズまで拡大することができます。
省略時の値は,システム・スタートアップ・コマンド・プロシージャで共用イメージとして通常インストールされるイメージには充分です。システムを始動し,グローバル・セクションを作成した後, Install ユーティリティの /GLOBAL 修飾子を使用することにより,実際に必要なエントリ数を調べることができます。調べた結果,適宜値を下げることができます。ただし,ページ・テーブル・エントリは永久常駐メモリをわずかしか使用しないので,小さすぎる値は設定しないようにしてください。多数のユーザ・イメージを共用イメージとしてインストールする場合や,多数のグローバル・セクションをユーザ・プログラムが作成する場合には,このパラメータ値を上げる必要があります。
GBLPAGFIL (A,D)
グローバル・ページ・ファイル・セクション (ファイルにマップしないまま使用できるスクラッチ・グローバル・セクション) に使用できるシステム単位の最大ページ数を定義します。グローバル・ページ・ファイル・セクションには,一時的,永久,システム,グループの種類があり,システム・プロセスに指定されているページ・ファイルからブート時に割り当てられます。グローバル・ページ・ファイル・セクションに使用するページ数を指定する場合は,適宜ページ・ファイル・サイズを上げる必要があります。 CMKRNL特権を持つユーザは,実行中のシステムで,このパラメータを変更することができます。
グローバル・ページ・ファイル・セクションは,明示的なディスク・ファイルを指定せずに,Create and Map Section システム・サービス ($CREATE_GPFILE,$CRMPSC,$CRMPSC_GPFILE_64) によって作成されます。これらのセクションは共用ファイルで必要な RMS グローバル・バッファのために使用されます。共用ファイルのユーザは,グローバル・ページ・ファイル・セクションがグローバル・ページ・テーブルと省略時のシステム・ページ・ファイル (PAGEFILE.SYS) の両方を使用することに注意しなければなりません。GBLPAGFIL の値が小さすぎる場合には,$CRMPSC はグローバル・ページ・ファイル・セクションを作成しようとしたときに,エラー・メッセージを出力します。
RMS グローバル・バッファを使用する場合は,スクラッチ・グローバル・セクションが必要です。グローバル・バッファを使用する各ファイルについて,ファイルのバケット・サイズにファイルのグローバル・バッファ数を掛けた結果に等しいシステム・ページ・ファイル空間が必要となります。 VMS RMS 索引編成ファイルの場合のようにファイルのバケット・サイズが一定でない場合,最大バケット・サイズを使用します。 RMS 共用順編成索引ファイルの場合,ファイルのバケット・サイズではなく,$CONNECT サービスを実行する最初のストリームのマルチブロック数を使用します。
省略時の値は,ほとんどのシステムに適しています。ただし,RMS グローバル・バッファを相当量使用している場合には,省略時の値より高い値を使用する必要が生じます。Install ユーティリティの /GLOBAL 修飾子を使用することにより, RMS グローバル・バッファが使用するページ数を調べることができます。 RMS においてグローバル・バッファに使用するグローバル・セクションは,接頭辞 RMS$ の後に 8 桁の16 進値が続きます。
グローバル・バッファは,DCL の SET FILE/GLOBAL_BUFFERS で許可します。このコマンドについては,『Compaq OpenVMS DCL ディクショナリ』で説明しています。
GBLSECTIONS (A,F,G,M)
ブート時にシステム・ヘッダで割り当てるグローバル・セクション記述子の数を設定します。1 つのグローバル・セクションは,1 つの記述子を必要とします。各記述子は,永久常駐メモリを 32 バイト使用します。
省略時の値は,システム・スタートアップ・コマンド・プロシージャで共用イメージとして通常インストールされるイメージには充分です。システムを始動しグローバル・セクションを作成した後, Install ユーティリティの /GLOBAL 修飾子を使用することにより,実際に必要なエントリ数を調べることができます。調べた結果,適宜値を下げることができます。ただし,小さすぎる値は設定しないようにしてください。多数のユーザ・イメージを共用イメージとしてインストールする場合や,多数のグローバル・セクションをユーザ・プログラムが作成する場合には,このパラメータ値を上げる必要があります。
値が小さすぎる場合,システムをスタートアップしたときや手作業でイメージをインストールするたびに,Install ユーティリティがメッセージを出力します。値が大きすぎる場合,物理メモリを消費しすぎます。
GH_EXEC_CODE (A,F)
(Alpha のみ) エグゼックレット・コードのグラニュラリティ・ヒント領域のサイズをページ単位で指定します。
GH_EXEC_DATA (A,F)
(Alpha のみ) エグゼックレット・データのグラニュラリティ・ヒント領域のサイズをページ単位で指定します。
GH_RES_CODE (A,F)
(Alpha のみ) 常駐イメージ・コードのグラニュラリティ・ヒント領域のサイズをページ単位で指定します。
GH_RES_DATA (A,F)
(Alpha のみ) 常駐イメージ・データのグラニュラリティ・ヒント領域のサイズをページ単位で指定します。
GH_RSRVPGCNT (F)
GH_RSRVPGCNT は,システムがブートを完了した後, Install ユーティリティが使用できる常駐イメージの粒度ヒント領域のページ数を指定します。
LOAD_SYS_IMAGES パラメータのビット 2 がセットされている場合には,イメージ LDR$WRAPUP はシステム・スタートアップの最後に,粒度ヒント領域で未使用のすべてのページを解放します。常駐イメージの粒度ヒント領域の未使用ページは,将来使用するために確保されるか,または未使用メモリ・リストに戻されます。
GH_RSRVPGCNT は,常駐イメージの粒度ヒント領域に LDR$WRAPUP が残そうとするページ数を指定します。GH_RSRVPGCNT によって指定されるページ数が粒度ヒント領域の未使用ページ数より多い場合には,要求されたページ数を収納するための領域の拡張は行われません。
GLX_INST_TMO
(Alpha Galaxy プラットフォームのみ) GLX_INST_TMO とは, Galaxy共用セットのあるインスタンスが,他の共用インスタンスが失敗し共用セットから削除されたと推測する前に,タイムアウト時間を増加することに失敗することができる時間 (ミリ秒単位の)を表します。
省略時の値は 20,000 ミリ秒 (20 秒) です。
GLX_SHM_REG
Galaxy システムにおいて,GLX_SHM_REG は, Galaxy 管理データベース (GMDB) 内に構成される共用メモリ領域構造体の数です。 0 に設定されている場合,共用メモリ領域の省略時の数が構成されています。
GROWLIM (A,D,M)
クォータを超えたとき,プロセスがページをワーキング・セットに追加できるために必要な空きページ・リストのページ数を設定します。プロセスがワーキング・セット・クォータ未満である場合,このパラメータは影響しません。GROWLIM は,システムの空きメモリ容量にもとづき,ワーキング・セット拡張機構を高速停止します。
IEEE_ADDRESS
IEEE_ADDRESS は,コンパックが使用するために予約されています。
IEEE_ADDRESSH
IEEE_ADDRESSH は,コンパックが使用するために予約されています。
IJOBLIM (D)
同時にシステムに存在できる会話型ジョブの最大数を設定します。同時に存在できる会話型ユーザの最大数を制御するには, DCL の SET LOGINS/INTERACTIVE を使用します。
IMGIOCNT
イメージ・アクティベータに割り当てるイメージ入出力アドレス空間の省略時のページ数がプログラムのリンク時に指定されていない場合,このページ数を指定します。
この特殊パラメータはコンパックが使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。コンパックからの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
IMGREG_PAGES
(Alpha のみ) イメージを共用アドレス・データとともにインストールするために P1 空間に予約しておくページ数です。この値が 0 の場合,共用アドレス・データとともにインストールされるイメージはありません。省略時の値は 10,000 ページです。
詳細については,『Compaq OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の INSTALL の項を参照してください。
INTSTKPAGES (A,D,G,M)
(VAX のみ) 割り込みスタックのサイズをページ数で設定します。割り込みスタックの各ページは,永久常駐メモリを1 ページ使用します。
割り込みスタックが有効でない例外が発生しないかぎり,省略時の値の 6 を使用します。装置が多すぎる場合や大量のスタック空間をドライバが必要とする場合に,割り込みスタックが有効でなくなる可能性があります。
IO_PREFER_CPUS
(Alpha のみ) IO_PREFER_CPUS は,Fast Path 優先 CPU として使用できる CPU 群を制御する動的なシステム・パラメータです。
IO_PREFER_CPUS は CPU のビット・マスクであり,優先 CPU にでき,その結果,Fast Path ポートとして割り当てられる CPU を指定します。 IO_PREFER_CPUS ビット・マスク内でビットが設定されている CPU は, Fast Path ポートの割り当てが許可になります。 IO_PREFER_CPUS の省略時の値は -1 であり,これは,すべての CPU の Fast Path ポートへの割り当てが許可されていることを意味します。
主 CPU を優先 CPU にすることを禁止する場合は, IO_PREFER_CPUS の主 CPU 用のビットをクリアします。これによって,主 CPU は Fast Path 以外の入出力処理のみで使用されます。
IO_PREFER_CPUS の値を変更すると,FASTPATH_SERVER プロセスが使用可能な新しい CPU 群の中に Fast Path ポートを均等に配分する自動割り当てアルゴリズムを実行します。
その他の情報については FAST_PATH と FAST_PATH_PORTS を参照してください。
IOTA
各自発的待ち状態について,現在の常駐クォンタムに請求する時間量を 10 ミリ秒単位で指定します。正しい値は,待ち時間を無視したディスク入出力のコストとほぼ同じです。
この特殊パラメータはコンパックが使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。コンパックからの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
JBOBLIM
このパラメータは現在使用されていません。
JOBCTLD
システム管理者は,通常,JOBCTLD を変更しません。このワードのデバッグ・フラグは OpenVMS のローリング・アップグレードで使用されます。ビット 0 が設定されている場合には,キュー・マネージャは始動しません。省略時の値は 0 です。
この特殊パラメータはコンパックが使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。コンパックからの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
KFILSTCNT
このパラメータは VAX システムではすでに使用されておらず, Alpha システムでも使用されません。
)
KSTACKPAGES
(Alpha のみ) プロセス・カーネル・スタックに割り当てるページ数を制御します。
LAMAPREGS (G)
(VAX のみ) ドライバがロードされるときにLPA11ドライバに割り当てられる UNIBUSマップ・レジスタの数を設定し,ドライバのレジスタをその数に制限します。値を0に設定すると,無制限のレジスタが動的に割り当てられるようになります。
LAN_FLAGS (D)
(Alpha のみ) LAN_FLAGS はローカル・エリア・ネットワーク・ポート・ドライバとサポート・コードで,機能を有効に設定するために使用されるビット・マスクです。 LAN_FLAGS の省略時の値は 0 です。
次の表はビット定義を示しています。
ビット |
説明 |
ビット 0
|
省略時の値は 0 であり,ATM 装置が SONET モードで動作することを示す。1 に設定した場合には,このビットは ATM 装置が SDH モードで動作することを示す。
|
ビット 1
|
このビットを設定した場合には, LAN ポート・ドライバとサポート・コードで,ATM トレース・メッセージとデバッグ・メッセージの一部を有効にする。
|
ビット 2
|
このビットを設定した場合には, LAN ポート・ドライバとサポート・コードで,すべての ATM トレース・メッセージとデバッグ・メッセージを有効にする。
|
ビット 3
1
|
このビットを設定した場合には,すべての ATM アダプタを経由して UNI 3.0 を実行する。
|
ビット 4
1
|
このビットを設定した場合には,すべての ATM アダプタを経由して UNI 3.1 を実行する。
|
ビット 5
|
このビットを設定した場合には,すべてのギガビット・イーサネット・アダプタを経由する自動構成を禁止する。
|
ビット 6
|
このビットを設定した場合には,すべてのギガビット・イーサネット・アダプタを経由するジャンボ・フレームの使用を許可する。
|
1ビット 3 とビット 4 の両方がオフ (0) の場合, ATM UNI の自動検出バージョンが有効になります。
LCKMGR_MODE
(Alpha のみ) LCKMGR_MODE パラメータは,専用 CPU ロック・マネージャの使用を制御します。専用 CPU ロック・マネージャは,単一の専用 CPU ですべてのロック処理を実行します。これによって,ロック・マネージャに関連付けられている高い MP_Synch によって,大規模な SMP システムでのシステム性能を向上させることができます。
この機能を利用するには,このパラメータを設定する以外の追加設定も必要です。専用 CPU ロック・マネージャの使用と設定の詳細については,『OpenVMS バージョン 7.3 新機能説明書』を参照してください。
次のいずれか 1 つの値を指定してください。
値 |
説明 |
0
|
自動。ロック・マネージャに適切なモードを選択させる。現在,これは CPU の数によって決められている。 CPU が 5 つ以上の場合は専用 CPU ロック・マネージャを使用する。
|
1
|
オン。専用 CPU でロック・マネージャを実行する。
|
2
|
オフ (省略時の設定)。従来のロック・マネージャを実行する。
|
LGI_BRK_DISUSER (D)
侵入の試みが検出されたときに UAF レコードの DISUSER フラグを設定し,該当するアカウントを永久的にロックします。省略時の設定では,このパラメータはオフ(0)です。このパラメータを設定(1)するとユーザ・サービスが極度に制約されるので,セキュリティをきわめて重視しなければならない場合以外には設定しないようにします。
LGI_BRK_LIM (D)
ログイン時に発生可能なエラー数を指定します。指定した値に達すると,システムが侵入処置をとります。ユーザ名,ターミナル,ノード別に,エラー数が適用されます。この侵入制限にログインの試みが達すると,侵略されているとシステムはみなし,LGI_HID_TIM パラメータで指定した回避措置をとります。
最小値は 1 です。省略時の値は,ほとんどの場合に適しています。
LGI_BRK_TERM (D)
ターミナル・モードの侵入検出において,ターミナル名を対応文字列の一部とします。 LGI_BRK_TERM がオフ (0) に設定されると,処理は侵入試行のソースがローカルまたは遠隔のどちらかであるとみなし,侵入検出は複数のターミナル装置に渡って失敗アクセスの相関を取ることができます。オン (1) に設定されると,LGI_BRK_TERM は,ローカルに線で結ばれたターミナル,または専用のターミナルのみが使用されていると想定し,侵入検出処理が侵入試行の相関関係を調べるときに,具体的なローカル・ターミナル名を含めます。
通常,物理的なターミナル名が動的に作成される, LAT や Telnet などのネットワーク・プロトコルを使用している場合には, LGI_BRK_TERM をオフ (0) にしてください。
LGI_BRK_TMO (D)
失敗監査期間の長さを指定します。この時間の増分は,ログインの失敗が発生するたびに,疑わしいユーザの満了時間に追加されていきます。満了時間が過ぎ,それまでのログイン失敗が破棄されると,疑わしいユーザの疑いが晴れます。
LGI_CALLOUTS (D)
各ログインで起動されるインストレーション・セキュリティ・ポリシー・コールアウト・モジュールの数を指定します。コールアウト・モジュールが存在しない限り,LGI_CALLOUTSは0に設定しなければなりません。
LGI_HID_TIM (D)
侵入を検出した後,回避措置を続行する秒数を指定します。指定秒数の間は,正しいユーザ名とパスワードを指定した場合でも,システムはログインを禁止します。
LGI_PWD_TMO (D)
パスワードを使用しているときに,ユーザが正しいシステム・パスワードを入力しなければならない時間を秒数で指定します。また,ログイン時にユーザがパーソナル・アカウント・パスワードを入力しなければならない時間も設定します。さらに,SET PASSWORDコマンドを使用している場合には,ユーザが新しいパスワード,古いパスワード,パスワード・チェックを入力するまでにシステムが待つ時間も指定します。
LGI_RETRY_LIM (D)
ログインしようとするユーザに許可するリトライ回数を指定します。 0 より大きい値を設定したときに正当なユーザが入力ミスのため正しくログインできなかった場合,このユーザがキャリアを自動的に失うことはありません。指定したリトライ回数まで達していない場合には, Return キーを押すと,ユーザ名とパスワードの再度の入力を指示するプロンプトが出力されます。指定したリトライ回数まで達してもログインできなかった場合,ユーザはキャリアを失います。 LGI_BRK_LIM と LGI_BRK_TMO のいずれにも達していない場合には,ユーザは再度ダイアルインしてログインを試みることができます。
LGI_RETRY_TMO (D)
ログインのリトライ間隔を秒数で指定します。 Return キーを押せば,ログインをリトライできます。このパラメータは,LGI_RETRY_LIM パラメータと併用することを前提にしています。これによって,ダイアルアップ・ユーザがキャリアを失うまでのリトライ時間とリトライ回数を設定できます。
LNMPHASHTBL (G, VAXシステムで A)
プロセス論理名ハッシュ・テーブルのサイズを設定します。論理名は,論理名の長さと内容の関数を使用してハッシュされます。このパラメータは,プロセス・プライベート論理名のエントリ数を指定します。プロセス・プライベート論理名の平均個数を設定するようにしてください。ハッシュした値は,近似の 2 のべき乗に丸められます。
LNMSHASHTBL (A,F,G)
システム論理名ハッシュ・テーブルのサイズを設定します。論理名は,論理名の長さと内容の関数を使用してハッシュされます。このパラメータは,共用可能論理名のエントリ数を指定します。システム論理名は,システム,グループ,ジョブの論理名テーブルに格納される名前すべてです。1 つのハッシュ・テーブル・エントリに対して 1 〜 4 つの論理名を設定するようにしてください。通常は省略時の値が適していますが,多数のグループが存在している場合や多数のジョブを同時に実行する場合には,次の 2 のべき乗まで値を上げると,論理名変換性能が向上すると思われます。ハッシュした値は,近似の 2 のべき乗に丸められます。
LOAD_PWD_POLICY
SET PASSWORDコマンドでサイト固有のパスワード・ポリシー・ルーチンを使用するかどうかを制御します。このルーチンは共用可能イメージ SYS$LIBRARY:VMS$PASSWORD_POLICY.EXEに格納されています。省略時の値は0であり,ポリシー・ルーチンを使用しないことを示します。
LOAD_SYS_IMAGES (Alpha システムで A)
この特殊パラメータはコンパックが使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。コンパックからの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。