OpenVMS
ユーザーズ・マニュアル


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8.15 EVE の別の起動方法

EVE は 4 種類の方法で起動できます。それは,検索リストから起動する方法,ワイルドカードを使用する方法,ワイルドカード・ディレクトリ名を使用する方法,複数の入力ファイルを使用する方法です。

8.15.1 検索リストからの EVE の起動

EVE を起動する際に,検索リストを指定して編集を開始することができます。


$ DEFINE STAFFMEMOS HIRING.DAT,PROMOTION.LIS,SALARY.TXT
$ EDIT/TPU STAFFMEMOS

次の例では,検索リスト内の最初のファイルが存在する場合,そのファイル (HIRING.DAT) がバッファ内にコピーされ,そのファイル名とファイル・タイプがバッファ名として使用されます。最初のファイルが見つからない場合は, 2 番目のファイル (PROMOTION.LIS) が検索され,それも見つからなければ,その次の 3 番目のファイルという具合に検索されます。検索リスト内のすべてのファイルが存在しない場合は,空のバッファが作成され,検索リスト内の最初のファイル名である HIRING.DAT がバッファ名として使用されます。

8.15.2 ワイルドカードを使用した EVE の起動

既存のファイルを編集するために EVE を起動する場合,ワイルドカード文字であるアスタリスク (*) をファイル名やファイル・タイプの一部または全部の文字の代わりに使用することができます。 EVE でワイルカードを使用するには, DCL でワイルドカードを使用するときと同じ規則に従います。パーセント記号 (%) は 1 つで 1 文字の代わりに,反復記号 ([...])はディレクトリ指定の代わりに使用できます。該当するファイルが1 つしかない場合は,そのファイルが画面に表示されます。該当するファイルが2 つ以上ある場合は,それらのリストが表示され,より詳しいファイル指定を求めるプロンプトが出されます。該当するファイルが存在しない場合は,Main という名前のバッファが作成されます。

ワイルドカード要求に一致するファイルが 2 つ以上存在する場合は,表示されたリストの中から必要なファイルを選択できます。

一致するファイルが存在しない場合は, Main という名前の空のバッファが作成されます。検索リストまたはワイルドカード・ディレクトリを使用して入力ファイルを指定した場合は,$CHOICES$ バッファは表示されずに,最初に見つかった一致ファイルが使用されます。 $CHOICES$ バッファについての詳細は,オンライン・ヘルプの「Choices Buffer」というトピックを参照してください。

次の例では,ファイル・タイプが .TXT であるすべてのファイルの一覧が表示されます。


$ EDIT/TPU *.TXT

たとえば,*.TXT を指定したときに, 2 つのファイル (LETTER.TXT と MEMO.TXT)がワイルドカード要求に一致したとします。この場合,$CHOICES$ という名前のシステム・バッファの 2 番目のウィンドウ内に 2 つのファイルが表示されます。

8.15.3 ワイルドカード・ディレクトリを使用した EVE の起動

ディレクトリ名にワイルドカード([...])を使用してEVEを起動するには,各システムの構文を使用します。ディレクトリ名にワイルドカードを使用すると,現在のディレクトリまたは現在のディレクトリのサブディレクトリが検索対象になります。

このような検索リストとワイルドカード・ディレクトリの処理方法は, EDIT/TPU コマンドだけでなく,パラメータにファイル指定を使用する EVE コマンドにも適用されます。次の EVE コマンドは,パラメータにファイル指定を使用します。

@ (at sign)
GET FILE
INCLUDE FILE
OPEN
OPEN SELECTED
RECOVER BUFFER

次の例では,ディレクトリ・ツリーが上から下に検索され,最初に見つかった PINK.TXT という名前のファイルが使用されます。


$ EDIT/TPU [...]PINK.TXT

8.15.4 複数の入力ファイルを使用した EVE の起動

EVE の起動コマンド行には,複数の入力ファイルを指定できます。各ファイルは,コンマ (空白は入れても入れなくてもよい) で区切る必要があります。ファイル名にワイルドカード文字が含まれている場合は, 2 つ以上のファイルに一致する最初のワイルドカード・ファイル名について,一致ファイルが表示されます。その他のあいまいなファイル名については,警告メッセージが表示されます。

8.16 ジャーナリングと回復

バッファ・ジャーナリングは,各テキスト・バッファごとに異なるジャーナル・ファイルを作成します。

このジャーナリング方式は,EVE の省略時の設定です。バッファ・ジャーナリングは, DECwindows と文字セル・ターミナルの両方で機能します。通常は,EVE のRECOVER BUFFER コマンドを使用して, 1 度に 1 つずつバッファを回復します。異なる編集セッションのバッファも回復できます。回復されるのはテキストだけで,設定値,キー定義,システム障害が生じる前のシステム・バッファ (Insert Here バッファなど) の内容は回復されません

EVE の起動時にジャーナル機能を使用不能にするには,コマンド行に /NOJOURNAL 修飾子を指定します。この修飾子は,ファイルを編集せずに調べるだけの場合,またはデモ用のセッションに EVE を使用する場合に便利です。

OpenVMS のファイル・システムがバージョン番号を管理しているため, EVE のファイル・バックアップは使用不可能になっており,使用可能にはできません。したがって,EVE のバックアップ機能は必要ありません。

8.16.1 バッファ・ジャーナリングの使用方法

バッファ・ジャーナリングは,各テキスト・バッファごとにジャーナル・ファイルを作成します。 Insert Here バッファ,DCL バッファ,$RESTORE$ バッファなどのシステム・バッファのバッファ・ジャーナル・ファイルは作成されません。バッファを編集すると,ジャーナル・ファイルにはテキストの削除,挿入,整形などの変更内容が記録されます。 EVE を終了するか,バッファを削除すると,ジャーナル・ファイルは削除されます。編集セッション中にシステム障害が生じると,ジャーナル・ファイルはセーブされます。ただし,システム障害が生じる直前のいくつかのキーストロークは消失することがあります。

次の表に,バッファ・ジャーナリングと回復に使用する EVE コマンドをまとめます。

表 8-11 バッファ・ジャーナリングと回復に使用する EVE コマンド
コマンド 機能
RECOVER BUFFER 指定されたバッファのジャーナル・ファイルを使用してバッファを回復する。回復したいバッファまたはファイルの名前か,バッファのジャーナル・ファイルの名前を指定する。
RECOVER BUFFER ALL バッファのジャーナル・ファイルが存在する場合に,それを使用して一度に 1 つずつすべてのテキスト・バッファを回復する。
SET JOURNALING 指定されたバッファでバッファ変更ジャーナリング機能が実行されるようにする。
SET JOURNALING ALL すべてのバッファでバッファ・ジャーナリング機能が実行されるようにする。省略時の設定である。
SET NOJOURNALING 指定されたバッファでバッファ変更ジャーナリング機能が実行されないようにする。
SET NOJOURNALING ALL すべてのバッファでバッファ・ジャーナリング機能が実行されないようにする。

バッファ・ジャーナル・ファイルは,論理名 TPU$JOURNAL によって定義されたディレクトリ内に作成されます。省略時のディレクトリは通常,ログイン時の最上位ディレクトリである SYS$SCRATCH です。論理名 TPU$JOURNAL を再定義すれば,異なるディレクトリにジャーナル・ファイルを作成できます。たとえば,次のコマンドは [USER.JOURNAL] という名前のサブディレクトリを作成し, TPU$JOURNAL をこのサブディレクトリに再定義しています。


$ CREATE/DIRECTORY [USER.JOURNAL]
$ DEFINE TPU$JOURNAL [USER.JOURNAL]

論理名の定義は,LOGIN.COM ファイル内に格納できます。

バッファ・ジャーナル・ファイルは,非常に大きなファイルになることがあります。編集中のテキスト・ファイルよりも大きくなるかもしれません。バッファ・ジャーナル・ファイルのサイズはかなり大きくなる可能性があること,またジャーナル・ファイルは各テキスト・バッファごとに存在することを考慮して, TPU$JOURNAL は,SYS$SCRATCH ではなく,大容量ディスク上のディレクトリまたはサブディレクトリに再定義することをおすすめします。

バッファ変更ジャーナル名の命名

バッファ・ジャーナル・ファイル名は,編集中のファイルまたはバッファの名前から取られ,オペレーティング・システムの省略時のファイル・タイプがつけられます。現在のバッファのジャーナル・ファイル名を確認するには, EVE プロンプトに SHOW コマンドを入力します。 SHOW コマンドは,入力ファイル,出力ファイル,ジャーナル・ファイル,および現在のバッファに関するその他の情報を表示します。

表 8-12 に,バッファ・ジャーナル・ファイル名を示します。

表 8-12 バッファ・ジャーナル・ファイル名
テキスト・バッファ名 バッファ・ジャーナル・ファイル
JABBER.TXT JABBER_TXT.TPU$JOURNAL
GUMBO_RECIPE.RNO GUMBO_RECIPE_RNO.TPU$JOURNAL
MAIN MAIN.TPU$JOURNAL
LATEST NEWS LATEST_NEWS.TPU$JOURNAL

バッファ・ジャーナリングを使用した回復方法

バッファ・ジャーナル・ファイルを使用して編集内容を回復するには,次の2 つの方法があります。

次の例では, JABBER.TXT という名前のファイルを編集中にシステム障害が発生して,編集セッションが中断しています。その後,システム回復機能を使用して編集内容を回復しています。


$ EDIT/TPU JABBER.TXT
              .
              .
              .
   ***  system failure  ***
              .
              .
              .
$ EDIT/TPU JABBER.TXT/RECOVER

RECOVER BUFFER コマンドの使用方法

バッファ回復コマンドを使用するには,次のようにします。

手順 操作
1 EVE を起動し,次のコマンドを入力してテキストを回復する。
Command: RECOVER BUFFER
file-name.txt

バッファ・ジャーナル・ファイルが使用できる場合は,次の情報が表示され,そのバッファを回復するかどうかが尋ねられる。

バッファの名前
バッファの元の入力ファイル (あれば)
バッファの出力ファイル (あれば)
回復のためのソース・ファイル (あれば)
編集セッションの開始日時
ジャーナル・ファイルの作成日時
2 バッファを回復したい場合には,Return キーを押す。

バッファを回復したくない場合は,No と入力してから Return キーを押す。回復しようとするソース・ファイルを削除したり,名前を変更したりすると,回復は失敗する。回復するソース・ファイルは,バッファに最初に読み込まれたファイルか,システム障害が発生する直前に書き出されたファイルである。

回復しようとするバッファが存在すると (通常は Main バッファ),最初にそのバッファが削除されてから回復が行われる。回復しようとするバッファに変更が加えられている場合には,回復する前にバッファを削除するかどうか確認するプロンプトが出される。

ファイル名が分からないときの回復

バッファ名やジャーナル・ファイル名が分からないときには,次のようにワイルドカード文字であるアスタリスク (*) を指定します。


Command: RECOVER BUFFER *

この場合,使用可能なすべてのジャーナル・ファイルのリストが表示されるため,そこからいずれかを選択します。このリストは,2 番目のウィンドウの $CHOICES$ という EVE システム・バッファに現れます。このバッファについての詳細は, EVE オンライン・ヘルプの「Choices Buffer」というトピックを参照してください。

すべてのバッファの回復

すべてのテキスト・バッファを 1 つずつ回復するには, RECOVER BUFFER ALL コマンドを使用します。バッファ・ジャーナル・ファイルが使用可能な各テキスト・バッファについて回復が行われます。このRECOVER BUFFER ALL コマンドは,バッファ名やジャーナル・ファイル名を何度も指定しながら RECOVER BUFFER コマンドを繰り返す場合と同じ結果になります。各テキスト・バッファごとに,バッファ名,バッファに関連付けられているファイル名,ジャーナル・ファイルが作成された日時などの情報が表示されます。そして,次のうちの 1 つを選択するよう求めるプロンプトが出されます。

応答 機能
Yes バッファを回復してから,次のバッファが存在する場合には,そのバッファを回復するかどうか聞いてくる。省略時の設定である。Return キーを押すだけでよい。
No 回復を行わない。回復する別のバッファがある場合は,そのバッファについて聞いてくる。
Quit 取り消し。バッファを回復しないで回復操作を中止する。

バッファ・ジャーナリングを使用不可能にする方法

特定のバッファのバッファ・ジャーナリングを使用不能にするには, SET NOJOURNALING コマンドを使用します。すべてのバッファのバッファ・ジャーナリングを使用不能にするには, SET NOJOURNALING ALL コマンドを使用します。

バッファ・ジャーナリングを使用可能にする方法

バッファ・ジャーナリングが使用不能になっている場合は, SET JOURNALING コマンドを使用してジャーナリングを使用可能にできます。次のコマンドは, JABBER.TXT という名前のバッファのジャーナリングを使用可能にします。


Command: SET JOURNALING JABBER.TXT

ジャーナリングを使用せずに EVE を起動した後,編集セッション中にバッファ・ジャーナリングを使用可能にする場合は, SET JOURNALING ALL コマンド (省略時の設定) を使用します。

バッファに変更が加えられている場合は,バッファ・ジャーナリングを使用可能にできません。その場合は,次のメッセージが表示されます。


Command: SET JOURNALING MEMO.TXT
Buffer MEMO.TXT is not safe for journaling

このような場合は,まず WRITE FILE コマンドまたは SAVE FILE コマンドを使用してバッファの内容を書き出して (セーブして) から,ジャーナリングを使用可能にします。

8.17 EVEの書式化コマンド

EVE には,マージン,タブ,ワード・ラップを設定するテキストを書式化するコマンドがあります。この機能には,行のセンタリング,テキストからの余分な空白の削除,改ページの挿入などがあります。

次の表に,EVE の編集キーとその機能を説明します。

表 8-13 EVE の編集キーとその機能
キーまたは
キー・シーケンス
機能
Return または Ctrl/M キャリッジ・リターンを現在位置に挿入して,新しい行を開始するか,コマンド入力を終了する。 VT200,VT300,および VT400 の各シリーズのターミナルでは, Enter キーも Return として定義されている。
Tab またはCtrl/I タブ・モードに応じた現在位置と,現在設定されているタブ・ストップにタブ文字を挿入する。
Ctrl/L 現在位置に改ページ文字を挿入して,新しいページの開始位置を示す。改ページは小さな F 2 つ (FF ) で表され,常にそれだけで 1 行を占有する。INSERT PAGE BREAK と同じ。

次の表に,EVE のテキスト書式化コマンドの一覧を示しその機能を説明します。

表 8-14 EVE のテキスト書式化コマンド
コマンド 機能
CAPITALIZE WORD 単語の先頭文字を大文字にし,残りの文字を小文字に変更する。選択範囲,ボックス,単語に対して機能する。
CENTER LINE 現在の行を左右のマージンの中央にセンタリングする。カーソルは行とともに移動し,行が移動しても同じ文字の上に留まる。
CONVERT TABS ボックス,選択範囲,全バッファ内のタブ文字を適切な数のスペースに変換する。
FILL バッファのマージンに応じて,現在のパラグラフ,選択範囲,またはボックス内の書式を変更して,1 行に収まる単語数を最大にする。選択範囲または検出範囲に対して実行するとき, FILL コマンドまたはFILL RANGE コマンドは,改ページ記号, DIGITAL Standard Runoff (DSR)コマンド,または DOCUMENT タグで始まる行の書式は変更せずに,範囲内の残りの行の書式を変更する。範囲に FILL コマンドを使用しても,空白行は削除されない。選択範囲についての詳細は, 第 8.9 節 を参照。
FILL PARAGRAPH バッファに設定されているマージンに応じて,カーソルが現在あるパラグラフの書式を変更する。パラグラフの場合,FILL コマンドは,改ページ記号,DSR コマンド,または DOCUMENT タグで始まる行の書式は変更せずに,パラグラフ内の残りの行の書式を変更する。
FILL RANGE 現在のマージン設定値に応じて,選択範囲またはボックスの書式を変更する。選択範囲または検出範囲の場合には, FILL コマンドまたは FILL RANGE コマンドは,改ページ記号,DSR コマンド,または DOCUMENT タグで始まる行の書式は変更せずに,範囲内の残りの行の書式を変更する。範囲に FILL RANGE コマンドを使用しても,空白行は削除されない。
INSERT PAGE BREAK 現在の位置に改ページ文字を挿入して,新しいページの始まりを示す。改ページは小さな F 2 つ(FF ) で表され,常にそれだけで 1 行を占有する。省略時の設定では,Ctrl/L が INSERT PAGE BREAK として定義されている。
LOWERCASE WORD 現在の単語,選択範囲,またはボックスを小文字に変更する。
PAGINATE 54 行ごとに"ソフト"改ページを 1 つ挿入する。ソフト改ページは,後ろに空文字が続く改ページ文字 (FF NL ) として表示される。 PAGINATE コマンドを入力すると,直前の改ページから次の 54 行の中で改ページの有無がチェックされる。この 54 行の中でソフト改ページが見つかった場合は,それを削除し, 54 行下に移動してソフト改ページを挿入する。カーソルは次の行に置かれる。ソフト改ページは,それだけで 1 行を占有する。 54 行の中にハード改ページ (改ページのみ) が見つかった場合,ハード改ページの後の行で停止する。このとき,必要であればこの改ページを削除できる。
SET LEFT MARGIN 現在のバッファの左マージンを設定する。左マージンは 0 より大きく,右マージンより小さくなくてはならない。省略時の設定では,左マージンは1 (左端の桁である)。
SET RIGHT MARGIN 現在のバッファの右マージンを設定する。右マージンは,左マージンより大きい値でなければならない。省略時の設定では,右マージンは画面幅より 1 桁だけ小さい。通常の幅は 80 なので,省略時の右マージンは 79 になる。
SET PARAGRAPH INDENT 作成または書式変更したパラグラフの最初の行に追加する,または最初の行から差し引くスペース数を指定する。省略時の値は 0 (インデントなし)である。
SET TABS AT 指定された桁にタブ・ストップを設定する。桁番号は昇順に設定し,スペースで区切る。省略時の設定では,タブ・ストップは 8 桁ごとに設定されている。ターミナルのハードウェア・タブ設定値には影響を及ぼさない。
SET TABS EVERY 指定された間隔でタブ・ストップを設定する。省略時の設定では,タブ・ストップは 8 桁ごとに設定されている。ターミナルのハードウェア・タブ設定値には影響を及ぼさない。
SET TABS INSERT 省略時の設定である。 Tab キーを押すと,現在の桁にタブ文字が挿入されるようにタブ・モードを変更する。カーソルとテキストは次のタブ・ストップに移動する。
SET TABS MOVEMENT Tab キーがカーソル移動キーになるようにタブ・モードを変更する。 Tab キーを押すと,カーソルは次のタブ・ストップに移動するが,タブ文字は挿入されない。
SET TABS SPACES Tab キーを押したときに,タブ文字ではなく,該当する数のスペースが挿入されるようにタブ・モードを変更する。以前から存在していたタブ文字は影響を受けない。
SET TABS INVISIBLE 省略時の設定値である。タブ文字は画面上では見えず,空白となる。
SET TABS VISIBLE タブ文字を画面上で見えるようにし,HT (水平タブ) として表示する。
SET NOWRAP バッファの右マージンで単語を自動改行できないようにする。新しい行を開始するときには,Return キーを押すか, FILL コマンドを使用しなくてはならない。
SET WRAP 省略時の設定値である。バッファの右マージンで単語が自動改行されるようにする。 Return キーを押したり FILL コマンドを使用しなくても,新しい行が開始される。
UPPERCASE WORD 現在の単語,選択範囲,ボックスを大文字に変更する。


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