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負荷分散構成要素 (LBROKER) には,以下の修正が行われています。
TCPIP$LBROKER_host-name.LOG |
NOTICE: updated DNS RRset cluster_name |
これで,このメッセージは TCPIP$LBROKER_LOG_LEVEL 論理名が 1 以上の値に設定されている場合にのみ表示されるようになりました。
4.1.14 前のリリース以降に修正された NTP の問題点
次の論理名を使用すると,NTP のデバッグ・モードを指定することができます。
TCPIP$NTP_LOG_LEVEL |
この論理名は /SYSTEM で定義しなければならず,1〜6 の範囲の値を取ることができます (6 が最も詳細なモードです)。
4.1.15 ドキュメントの修正
オンライン・ヘルプに漢字フィルタの指定方法の記述がありませんでした。
4.2 前のリリース以降に修正された問題点
Compaq は,顧客から報告された問題の追跡に IPMT (Integrated Problem Management Tool) を使用しています。問題報告が作成されると,その問題には「CFS」で始まる一意の識別番号が与えられます。問題がエンジニアの対象問題としてログに記録されると, PTR 番号が与えられます。
本節では,CFS および PTR 識別子とともに,報告されて修正された問題について説明します。
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.70983 | 70-5-1158 | SHOW PROTOCOL UDP/PARAM コマンドが受信クォータを表示しない。
SET PROTOCOL UDP/QUOTA=RECEIVE= value コマンドが動作しない。 |
CFS.72192 | 70-5-1195 | /ADDRESS 修飾子の値がサブネット付きのネットワーク・アドレスを指定していると,次の TCPIP コマンドが動作しない。
TCPIP> SET NETWORK net /ADDRESS= x.x.x.x たとえば,次の (サブネット情報なしの) SET NETWORK コマンドは正常に動作する。 |
$ TCPIP SET NETWORK VMSNET /ADDRESS=18.0.0.0 |
||
しかし,次の (サブネット情報付きの) SET NETWORK コマンドは実行に失敗する。 | ||
$ TCPIP SET NETWORK VMSNET /ADDRESS=16.66.66.0 |
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.72317 | 70-5-1198 | システム・ディスクを共有している同じクラスタ内の複数のノード間で,BIND サーバを 1 つしか有効にできないという制約は解消された。 |
CFS.75957 | 70-5-1382 | BIND サーバは,最大バージョン番号の 32767 に達すると,データベース・ファイルのロールオーバを行っていなかった。この問題は,ゾーン転送を行うことでデータベース・ファイルのバージョン番号を増やすスレーブ・サーバで生じていた。マスタ・サーバはすでにこのロールオーバ機能を持っていた。 |
CFS.73712 | 70-5-1274 | BIND は SRV リソース・レコードの動的更新をサポートしていなかった。 |
CFS.68483
CFS.66892 |
70-5-1079
70-5-1022 |
BIND サーバは,コンフィギュレーション・ファイル (TCPIP$BIND.CONF) で CIDR 表記が使用されていると,構文エラーを報告する。 |
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.68919 | 70-5-1094 | VMS V7.2 以降,NFS クライアント・デバイス上で BACKUP を実行すると,次のエラーが発生した。
-SYSTEM-F-BADATTRIB, bad attribute control list |
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.67834 | 70-5-1053 | TN$NETWORK_DISCONNECT() でのシステム・クラッシュ。 |
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.69244 | 70-5-1108 | 受け付けられたソケットが,リスナ・ソケットのプローブおよびドロップ設定 (tcp_keepidle,tcp_keepintvl,tcp_keepcnt) を継承しない。 |
CFS 76412 | 70-5-1399 | TCP/IP Services で,SLIP および PPP インタフェースの数が 9 に制限される。
詳細については, TCP/IP Services V5.1 の『 Compaq TCP/IP Services for OpenVMS Management 』を参照。 |
CFS 番号 | PTR 番号 | 説明 |
---|---|---|
CFS.75496 | 70-5-1382 | 「自由実行」として指定された TCP/IP Services NTP サーバに対して TCPIP$NTPTRACE を使用すると,問題が発生する。 |
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