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13 DCLディクショナリ - M -


MACRO

VAX MACROアセンブラを起動して, 1つまたは複数のアセンブリ言語ソース・ファイルをアセンブルします (これはVAXシステムの省略時の設定です)。 あるいは,MACRO-32 compiler for OpenVMS Alphaを起動して, Alpha上でVAXアセンブリ言語ソース・ファイルを, ネイティブのOpenVMS Alphaオブジェクト・コードにアセンブルします。

Alphaシステム上にMACRO-64アセンブラがインストールされている場合は, /ALPHA修飾子を指定すると,MACROコマンドはMACRO-64アセンブラを起動します。

/MIGRATION修飾子を指定すると,MACROコマンドはAlpha上でコンパイラを起動します。

フォーマット

     MACRO  ファイル指定[,...] 

パラメータ

ファイル指定[,...]

アセンブルするアセンブリ言語ソース・ファイルを指定します。 複数のファイルを指定する場合は, コンマ(,)またはプラス記号(+)でファイル名を区切ります。 ファイル指定をコンマで区切ると,MACROアセンブラは, 各ファイルに対してオブジェクト・ファイルを1つずつ作成します。 指示があれば,リスト・ファイルも1つずつ作成します。 ファイル指定をプラス記号で区切ると,MACROアセンブラは, 入力ファイルを連結させ1つのオブジェクト・ファイル(およびリスト・ファイル) を作成します。

ワイルドカード文字のアスタリスク(*)やパーセント記号(%) を使用してファイル名を指定することはできません。 各ファイル指定に対してMACROコマンドは, 省略時のファイル・タイプ .MARまたは .MAR64をつけます。MACROアセンブラは, ディレクトリ内に存在する最大バージョンよりもバージョン番号が 1つ高い出力ファイルを作成します。

説明

MACROコマンドはVAX MACROアセンブラを起動し, 1つまたは複数のアセンブリ言語ソース・ファイルをアセンブルします (これはVAXシステムでの省略時の動作です)。またはMACROコマンドは, MACRO-32 compiler for OpenVMS Alphaを起動し, VAXアセンブリ言語ソース・ファイルをネイティブの OpenVMS Alphaオブジェクト・コードにコンパイルします (これはAlphaシステムの省略時の動作です)。

MACROコマンドの修飾子は,コマンド(グローバル)修飾子, または位置修飾子になります。 コマンド修飾子は,MACROコマンドで指定したすべてのファイルに影響を与えます。 位置修飾子は,その修飾子を指定したファイルにのみ影響を与えます。 /LIBRARY修飾子および/UPDATE修飾子を除くすべてのMACRO修飾子は, コマンド修飾子または位置修飾子として使用できます。 /LIBRARY修飾子および/UPDATE修飾子は,位置修飾子として使用します。 コマンド修飾子として使用することはできません。

制限事項についての詳細は,それぞれの修飾子の説明を参照してください。

VAX MACROアセンブラ指示文の機能についての詳細は, 『VAX MACRO and Instruction Set Reference Manual』を参照してください。 MACRO- 32 compiler for OpenVMS Alphaの機能についての詳細は, 『Porting VAX MACRO Code to OpenVMS Alpha』を参照してください。

修飾子

/ALPHA

/ALPHA修飾子は,/UPDATE修飾子と同時に指定できません。

Alphaシステムにおいて,(インストールされていれば) MACRO-64 assembler for OpenVMS Alphaを起動します。 このアセンブラについての詳細は, 『MACRO-64 Assembler for OpenVMS AXP Systems Reference Manual』 を参照してください。

/ANALYSIS_DATA[=ファイル指定]
/NOANALYSIS_DATA (省略時の設定)

VAX MACROアセンブラが,OpenVMS Source Code Analuzer (SCA) の分析データ・ファイルを作成するかどうかを制御します。 また,オプションでファイルを指定することができます。

省略時の設定では,アセンブラは分析データ・ファイルを作成しません。 ファイルを指定せずに/ANALYSIS_DATA修飾子を指定すると,アセンブラは, MACROコマンドで最初に指定した入力ファイル名と同じ名前で分析データ・ファイルを作成します。 分析データ・ファイルの省略時のファイル・タイプは.ANAです。 コマンド行で/ANALYSIS_DATA修飾子を指定する位置によって, 柔軟に出力ファイルを指定できます。

/CROSS_REFERENCE[=(関数[,...])]
/NOCROSS_REFERENCE (省略時の設定)

指定した関数がソース・ファイルのどの位置で定義または参照されているかを示すリストを, 作成するかどうか制御します。関数を1つだけ指定する場合は,括弧は省略できます。

次の関数を指定できます。

ALL 相互参照の指示文,マクロ,操作コード,レジスタ,およびシンボル
DIRECTIVES 相互参照指示文
MACROS 相互参照マクロ
OPCODES 相互参照操作コード
REGISTERS 相互参照レジスタ
SYMBOLS 相互参照シンボル

アセンブラは相互参照の一覧をファイルに書き込むので, /CROSS_REFERENCE修飾子とともに/LIST修飾子を指定しなければなりません。 関数を指定せずに /CROSS_REFERENCE修飾子を指定すると, 省略時の設定により /CROSS_REFERENCE=(MACRO,SYMBOLS)が使用されます。 /NOCROSS_REFERENCE修飾子を指定すると, 相互参照の一覧はファイルに書き込まれません。

/DEBUG[=オプション]
/NODEBUG (省略時の設定)

シンボル・テーブルにローカル・シンボルを含めたり, シンボル・テーブルからローカル・シンボルを除外したりします。 または,オブジェクト・モジュール中の情報をトレースバックします。 適切なDEBUGオプションおよびTRACEBACKオプションを使用すると, /ENABEL修飾子および/DISABLE修飾子と/DEBUG修飾子および /NODEBUG修飾子に置き換えることができます。 /DEBUGまたは /NODEBUG修飾子は,.ENABLEアセンブラ指示文または .DISABLEアセンブラ指示文で設定したデバッグ特性を変更します。

次のオプション(複数可)を指定できます。

ALL シンボル・テーブル中のすべてのローカル・シンボルを, オブジェクト・モジュールに含め,すべてのトレースバック情報をデバッガに提供します。 このオプションを指定するのは,/ENABLE=(DEBUG,TRACEBACK)を指定するのと同等です。
NONE オブジェクト・モジュール中のローカル・シンボルおよびトレースバック情報を, デバッガが使用できないようにします。このオプションを指定するのは, /DISABLE=(DEBUG,TRACEBACK)を指定するのと同等です。
SYMBOLS オブジェクト・モジュール中のすべてのローカル・シンボルを, デバッガが使用できるようにし,トレースバック情報は使用できないようにします。 このオプションを指定するのは,/ENABLE=DEBUG修飾子と /DISABLE=TRACEBACK修飾子を同時に指定するのと同等です。
TRACEBACK オブジェクト・モジュール中のトレースバック情報を, デバッガが使用できるようにし, すべてのローカル・シンボルは使用できないようにします。 このオプションを指定するのは,/ENABLE=TRACEBACK修飾子と /DISABLE=DEBUG修飾子を同時に指定するのと同等です。

オプションを指定せずに/DEBUG修飾子を指定すると, 省略時の設定により /DEBUG=ALLが使用されます。

/DIAGNOSTICS[=ファイル指定]
/NODIAGNOSTICS (省略時の設定)

アセンブラ・メッセージと診断情報を含むファイルを作成します。 ファイル名を指定しない場合は, 省略時の設定によりソース・プログラムと同じファイル名になります。 省略時のファイル・タイプは.DIAです。

ファイル指定に, アスタリスク(*)やパーセント記号(%)ワイルドカード文字は使用できません。

診断ファイルは, (VAX Language-Sensitive Editor (LSE)などの)弊社のレイヤード製品が使用するために保持されます。

/DISABLE=(関数[,...])
/NODISABLE

.DISABLEアセンブラ指示文で無効にされる関数の初期設定を行います。 次の関数(複数可)を指定できます。

ABSOLUTE 相対アドレスを絶対アドレスとしてアセンブルします。
DEBUG デバッガで使用するために, ローカル・シンボル・テーブル情報をオブジェクト・ファイルに含めます。
GLOBAL 定義されていないシンボルを,外部シンボルとみなします。
SUPPRESSION シンボル・テーブル中の,参照されないシンボルの一覧を示しません。
TRACEBACK デバッガにトレースバック情報を提供します。
TRUNCATION 浮動小数点数を切り捨てます(切り捨てが無効な場合は,数を丸めます)。
VECTOR アセンブラが,ベクタ・コードを受け取り正しく処理できるようにします。

関数を1つだけ指定する場合は,括弧は省略できます。 関数を指定せずに/DISABLE修飾子を指定すると, 省略時の設定により/DISABLE=(ABSOLUTE,DEBUG, TRUNCATION, VECTOR)が使用されます。 /NODISABLE修飾子を指定するのは,/DISABLE修飾子を指定しない場合, あるいはコマンド行で前に指定した/DISABLE修飾子の効果を否定する場合と同等です。

/ENABLE=(関数[,...])
/NOENABLE

.ENABLEアセンブラ指示文により制御される関数の初期設定を行います。 次に示す1つまたは複数の関数を指定できます。

ABSOLUTE 相対アドレスを絶対アドレスとしてアセンブルします。
DEBUG デバッガで使用するために, ローカル・シンボル・テーブル情報をオブジェクト・ファイルに含めます。
GLOBAL 定義されていないシンボルを,外部シンボルとみなします。
SUPPRESSION シンボル・テーブル中の,参照されないシンボルの一覧を示しません。
TRACEBACK デバッガにトレースバック情報を提供します。
TRUNCATION 浮動小数点数を切り捨てます(切り捨てが無効な場合は,数を丸めます)。
VECTOR アセンブラが,ベクタ・コードを受け取り正しく処理できるようにします。

/NOENABLE修飾子を指定するのは,/ENABLE修飾子を指定しない, あるいはコマンド行の前に指定した/ENABLE修飾子の効果を否定するのと同等です。 /DISABLE修飾子の説明でリストされている1つまたは複数の関数を指定できます。 関数を1つだけ指定する場合は,括弧は省略できます。 関数を指定せずに/DISABLE修飾子を指定すると, 省略時の設定により/ENABLE=(GLOBAL,TRACEBACK,SUPPRESSION)が使用されます。

/LIBRARY
/NOLIBRARY

位置修飾子。/LIBRARY修飾子と/UPDATE修飾子を同時に指定することはできません。

/LIBRARY修飾子に対応する入力ファイルは,マクロ・ライブラリでなければなりません。 マクロ・ライブラリの省略時のファイル・タイプは.MLBです。 /NOLIBRARY修飾子を指定するのは,/LIBRARY修飾子を指定しない, あるいはコマンド行で前に指定した/LIBRARY修飾子の効果を否定するのと同等です。

アセンブラは最大で16のライブラリを検索できます。 16のライブラリの中には常にSTARLET.MLBが含まれます。 この数は特定のアセンブリに適用され, 必ずしも特定の MACROコマンドに適用されるわけではありません。 MACROコマンドを使用して, 複数のソース・ファイルを別々にアセンブルする場合は, 各アセンブリに対して最大16のマクロ・ライブラリを指定することができます。 アセンブリに複数のマクロ・ライブラリがあると, ライブラリは指定された順序と逆の順序で検索されます。

ソース・プログラム中にマクロ呼び出しがあると, アセンブラは次の順序で検索を開始します。

  1. .LIBRARY指示文で指定されているライブラリをまず検索します。 アセンブラは,宣言された順序と逆の順序でこれらのライブラリを検索します。

  2. .LIBRARY指示文で指定したライブラリのどこにもマクロ定義がない場合は, MACROコマンド行で指定されたライブラリで検索します (指定された順序と逆の順序で検索します)。

  3. コマンド行で指定したライブラリにマクロ定義がない場合は, STARTLET.MLBを検索します。

/LIST[=ファイル指定]
/NOLIST

出力リストを作成または省略します。 オプションでその出力ファイルを指定することもできます。 リスト・ファイルの省略時のファイル・タイプは.LISです。 ファイル指定で, アスタリスク(*)やパーセント記号(%)ワイルドカード文字を使用することはできません。

省略時の設定では,会話型のMACROコマンドはリスト・ファイルを作成しません。 省略時の設定を使用する,あるいは明示的に指定することによって /NOLISTを使用すると, エラーは現在の出力装置に報告されます。

バッチ・ジョブでMACROコマンドを使用すると, 省略時の設定により/LIST修飾子も指定されます。 コマンド行で/LIST修飾子を指定する位置によって, 柔軟に出力ファイルを指定できます。 出力ファイル修飾子についての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 を参照してください。

/MIGRATION

/MIGRATION修飾子と/UPDATE修飾子を同時に指定することはできません。

Alphaシステム上でMACRO-32 compiler for OpenVMS Alphaを起動して, 1つまたは複数のVAX MACROアセンブリ言語ソース・ファイルを, ネイティブなOpenVMS Alphaオブジェクト・コードにコンパイルします。

MACRO-32 compiler for OpenVMS Alphaについての詳細は, 『Porting VAX MACRO Code to OpenVMS Alpha』を参照してください。

/OBJECT[=ファイル指定]
/NOOBJECT

オブジェクト・モジュールを作成または省略します。 ファイルを指定することもできます。 省略時の設定ではアセンブラは, 最初の入力ファイルと同じファイル名のオブジェクト・モジュールを作成します。 オブジェクト・ファイルの省略時のファイル・タイプは.OBJです。 ファイル指定にアスタリスク(*) やパーセント記号(%)ワイルドカード文字は使用できません。

コマンド行で/OBJECT修飾子を指定する位置によって, 柔軟に出力ファイルを指定できます。 出力ファイル修飾子についての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 を参照してください。

/PREPROCESS_ONLY[=ファイル指定]
/NOPREPROCESS (D)

アセンブラでプリプロセッサ段階の処理だけを行い, 処理されたテキストをファイルに書き込むことを指定します。

ファイル指定を行わないと,ソース・ファイルと同じファイル名で, ファイル・タイプが.ASMであるファイルに書き込みます。

/SHOW[=(関数[,...])]
/NOSHOW[=(関数[,...])]

.SHOWおよび.NOSHOWアセンブラ指示文により制御される関数の初期設定を行います。

次に示す1つまたは複数の関数を指定できます。

CONDITIONALS .IFおよび.ENDC MACRO指示文と対応する,条件コードをリストします。
CALLS マクロ呼び出しをリストし,範囲の拡張を繰り返します。
DEFINITIONS マクロ定義をリストします。
EXPANSIONS マクロ拡張をリストします。
BINARY マクロ呼び出しの拡張により生成されたバイナリ・コードをリストします。

複数の関数を指定する場合は,各関数をコンマで区切り全体を括弧で囲みます。 関数を指定せずに/SHOW修飾子を指定すると, リストされるレベル・カウントが1つ増えます。 /NOSHOW修飾子を指定すると,レベル・カウントが1つ減ります。 これらの修飾子を使用してリスト・ファイルが作成されるので, これらの修飾子を指定する場合は,/LIST修飾子も同時に指定してください。 /SHOW修飾子を指定しない場合は,省略時の設定によりMACROコマンドは, /SHOW=(CONDITIONALS,CALLS,DEFINITIONS)を使用します。 関数を1つのみ指定する場合は,括弧は省略できます。

/UPDATE[=(更新ファイル指定[,...])]
/NOUPDATE

位置修飾子。/UPDATE修飾子は,/ALPHA,/LIBRARY,および /MIGRATIONの各修飾子と同時に指定できません。

SUMSLPバッチ・エディタと指定した更新ファイル(複数可)を使用して, 入力ファイルを更新します。 省略時の設定ではアセンブラは, 更新ファイルのファイル名は入力ソース・ファイル名と同じで, ファイル・タイプは.UPDとみなします。ファイル指定に, アスタリスク(*)やパーセント記号(%)ワイルドカード文字を使用することはできません。 指定した更新ファイルがみつからない場合, アセンブラは情報メッセージを表示しアセンブリを続けます。

更新ファイルを1つだけ指定する場合は,括弧は省略できます。 複数の更新ファイルを指定するとアセンブラは, 更新をソース・ファイルに適用させる前に, 更新ファイルの内容を1つの更新リストにマージします。

/NOUPDATE修飾子を指定するのは,/UPDATE修飾子を指定しない, あるいはコマンド行で前に指定した/UPDATE修飾子の効果を否定するのと同等です。 更新操作を行っても,入力ソース・ファイルと更新ファイルは変更されません。 更新の効果は,コンパイルされた出力に現れます。 /UPDATE修飾子と同時に/LIST修飾子を指定すると,アセンブラは, 変更の監査トレールをリスト・ファイルに書き込みます。

  1. $ MACRO/LIST  CYGNUS, LYRA/OBJECT=LYRAN + MYLIB/LIBRARY
    
    この例でMACROコマンドは,2つの別々のアセンブリを要求しています。 省略時のファイル・タイプとして.MARを使用すると, MACROはCYGNUS.MARをアセンブルして,CYGNUS.LISとCYGNUS.OBJを作成します。 その後LYRA.MARをアセンブルして, リスト・ファイルLYRA.LISおよびオブジェクト・モジュールLYRAN.OBJを作成します。 リストの出力ファイルの省略時のファイル・タイプは.LISです。

    このコマンドは,現在のディレクトリのMYLIBライブラリで, マクロ定義を検索するよう要求しています。

  2. $ MACRO  ORION
    
    MACROはファイルORION.MARをアセンブルし, オブジェクト・ファイルORION.OBJを作成します。 バッチ・ジョブでコマンドを実行すると,MACROは, リスト・ファイルOLION.LISを作成します。

  3. $ MACRO  ALPHA/LIST+MYLIB/LIBRARY-
    _$ + [TEST]OLDLIB/LIBRARY + []BETA
    $ PRINT ALPHA
    
    MACROはファイルALPHA.MARとBETA.MARを連結させ, ALPHA.OBJという名前のオブジェクト・ファイル, および ALPHA.LISという名前のリスト・ファイルを作成します。 また,(現在の省略時のディレクトリの) MYLIB.MLBとOLDLIB.MLBで, マクト定義を検索するよう要求しています。 BETA.MARでマクロ呼び出しを見つけると,MACROは,OLDLIB,MYLIB, およびシステム・ライブラリのSTARLET.MLBで(この順序で)マクロ定義を検索します。

    PRINTコマンドは,リスト・ファイルALPHA.LISを印刷します。

  4. $ MACRO  DELTA+TESTLIB/LIBRARY, ALPHA+MYLIB/LIBRARY
    
    MACROは2つの別々のアセンブリを要求しています。 DELTA.MARでマクロ呼び出しを見つけるとMACROは,TESTLIB.MLB, およびシステム・ライブラリSTARLET.MLBでマクロ定義を検索します。 そしてALPHA.MARでマクロ呼び出しを見つけると, MYLIB.MLBおよびシステム・ライブラリSTARLET.MLBでマクロ定義を検索します。


MAIL

Mailユーティリティを起動します。Mailユーティリティを使用すると, システムの他のユーザにメッセージを送ることができます。

Mailユーティリティについての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 またはオンライン・ヘルプを参照してください。

フォーマット

     MAIL  [ファイル指定] [受取人名] 


MERGE

Sort/Mergeユーティリティを起動します。 Sort/Mergeユーティリティは2〜10の同様にソートされた入力ファイルから, 1つのファイルを出力します。マージする入力ファイルは, ソート順に指定しなければならない点に注意してください。

Sort/Mergeユーティリティについての詳細は,『OpenVMSユーザーズ・マニュアル』 またはオンライン・ヘルプを参照してください。

フォーマット

     MERGE  入力ファイル指定1, 入力ファイル指定2[,...] 出力ファイル指定 


MESSAGE

Messageユーティリティを起動します。Messageユーティリティは, 1つまたは複数のメッセージ定義のファイルをコンパイルします。

Messageユーティリティについての詳細は, 『OpenVMS Command Definition, Librarian, and Message Utilities Manual』 またはオンライン・ヘルプを参照してください。

フォーマット

     MESSAGE  ファイル指定[,...] 


MONITOR

Monitorユーティリティを起動します。Monitorユーティリティは, 特定の時間隔をおいてシステム全体の性能に関するデータのクラスを監視します。

Monitorユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 またはオンライン・ヘルプを参照してください。

フォーマット

     MONITOR  [/修飾子[,...]] クラス名[,...] [/修飾子[,...]] 


MOUNT

Mountユーティリティを起動します。Mountユーティリティを起動すると, ディスクや磁気テープ・ボリュームを使用できるようになります。

Mountユーティリティについての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』 またはオンライン・ヘルプを参照してください。

フォーマット

     MOUNT  装置名[:][,...] [ボリューム・ラベル[,...]] [論理名[:]] 


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