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OpenVMS Alphaバージョン7.2-1では,どのAlphaプラットフォームでもシングル・ インスタンスGalaxyを実行できます。この機能により,早い段階でOpenVMS Galaxy の機能を評価することができ,最も重要なこととして,OpenVMS の複数のインスタンスを実行できるシステム(たとえばAlphaServer 8400) で完全なスケールのGalaxyコンピューティング環境を設定する前に,Galaxy 対応アプリケーションを開発し,テストすることができます。
Alphaシステムで動作するシングル・インスタンスGalaxyはエミュレータではありません。 これはGalaxyインタフェースと基礎になるオペレーティング・ システム機能を備えたOpenVMS Galaxyコードです。シングル・インスタンスGalaxy には,すべてのGalaxy APIが備わっています(たとえばリソース管理, 共用メモリ・アクセス,イベント通知,同期のためのロック, グローバル・セクションのための共用メモリなど)。
シングル・インスタンスGalaxyで動作するアプリケーションは,マルチインスタンスGalaxy システムと同じオペレーティング・システム・コードを実行します。 この機能は,構成ファイルSYS$SYSTEM:GLX$GCT.BINを作成することで実現されます。OpenVMS はこのファイルをメモリに読み込みます。Galaxy プラットフォーム(たとえばAlphaServer 8400)で,コンソールは使用するOpenVMS 用のメモリに構成データを格納します。構成データがメモリに格納されると, それがどこからロードされたかとは無関係に, OpenVMSはGalaxyインスタンスとしてブートされます。
Galaxy Configuration Utility (GCU)を使用してAlphaシステムでシングル・ インスタンスGalaxyを作成するには,次の手順を実行します。
シングル・インスタンスGalaxyを使用するOpenVMS AlphaシステムでGCUを実行します。
GCUがGalaxy以外のシステムで実行された場合は,シングル・インスタンスGalaxy. を作成するかどうか質問されます。OKをクリックします。
次にGCUは共用メモリの容量を質問します。適切な値(8 MBの倍数)を入力します。Galaxy インスタンスとしてブートする場合は,少なくとも8 MBの共用メモリを指定しなければなりません。
GCUが構成を表示したら,その時点ですでにファイルGLX$GCT.BINがカレント・ ディレクトリに書き込まれています。この時点でGCUを終了できます。 操作ミスした場合や,構成を変更する場合は,現在のモデルを終了し, 処理を繰り返すことができます。
システムをGalaxyインスタンスとして再ブートするにはつぎのようにします。
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