本書は,ユーザ・キー定義ライブラリ, IMLIB/KEYBINDを使用したアプリケーションの開発者のためのマニュアルです。 IMLIB/KEYBINDは,ユーザが漢字変換のキー定義をできるようにするライブラリです。 IMLIBを使用してアプリケーションを開発すると, ユーザによるキー定義で各種のプログラムを動作することができます。 ユーザによるキー定義の方法については, 『ユーザ・キー定義 利用者の手引き』を参照してください。
本書は6つの章と2つの付録から構成されています。
第1章 | IMLIBの機能について説明します。 |
第2章 | アプリケーションを作成するための具体的な方法について説明します。 |
第3章 | ACTIONを実行するモジュールの作成方法について説明します。 |
第4章 | アプリケーションの作成について説明します。 |
第5章 | IMLIBルーチンの一覧です。 |
第6章 | IMLIBを使ったプログラムの開発について説明します。 |
付録 A | KEYSYM TO KEYCODEがサポートするKEYSYMの一覧です。 |
付録 B | IMLIBで定義済みのシンボルについて説明します。 |
本書では,以下の表記法を使用します。
表記法 | 意味 |
---|---|
<Return> | 四角形で囲まれたこの記号は, キーボードのキーを押すことを示します。たとえば,<Return>は Returnキーを押すことを示します。 |
[Ctrl/x] | [Ctrl/x]の記号は,Ctrlキーを押しながら, 同時にあるキーを押すことを示します。たとえば,[Ctrl/c]はCtrlキーと c文字キーを同時に押します。 |
[ ] | 大括弧は,項目が省略可能であることを示します。 |
英大文字 | 英大文字は,コマンド,修飾子,パラメータ, ルーチン名,ファイル名,ファイル保護コード名,システム特権の短縮形を示します。 |