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有効な NT アクセス・トークンを提供せず,SYSPRV特権もない場合は, OpenVMS Registry ライト識別子が必要です。REG$UPDATE識別子が与えられている場合は, 表 10-3 に示されているすべての機能を実行できます。
機能コード | 識別子 | 説明 |
---|---|---|
REG$FC_CLOSE_KEY | REG$LOOKUP | 開かれているキーまたはサブキーを閉じる。 |
REG$FC_CREATE_KEY | REG$UPDATE | サブキーを作成して開く。 |
REG$FC_DELETE_KEY | REG$UPDATE | サブキーをキーから削除する。 |
REG$FC_DELETE_VALUE | REG$UPDATE | 値をキーから削除する。 |
REG$FC_ENUM_KEY | REG$LOOKUP | キーのサブキーを一覧表示する。 |
REG$FC_ENUM_VALUE | REG$LOOKUP | キーの値を一覧表示する。 |
REG$FC_FLUSH_KEY | REG$UPDATE | キーのすべての情報をディスクにバックアップする。 |
REG$FC_MODIFY_KEY | REG$UPDATE | キーを変更する。 |
REG$FC_MODIFY_TREE_KEY | REG$UPDATE | キーとそのすべてのサブキーを変更する。 |
REG$FC_NOTIFY_CHANGE_KEY_VALUE | REG$UPDATE | キーまたは値が変更されたときに,そのことを通知する。 |
REG$FC_OPEN_KEY | REG$LOOKUP | キーまたはサブキーを開く。 |
REG$FC_QUERY_KEY | REG$LOOKUP | キーに関する情報を取り込む。 |
REG$FC_QUERY_VALUE | REG$LOOKUP | 値に関する情報を取り込む。 |
REG$FC_SEARCH_TREE_DATA | REG$LOOKUP | キーとそのサブキーの値データを検索する。 |
REG$FC_SEARCH_TREE_KEY | REG$LOOKUP | キーとそのサブキーの名前を検索する。 |
REG$FC_SEARCH_TREE_VALUE | REG$LOOKUP | キーとそのサブキーの値を検索する。 |
REG$FC_SET_VALUE | REG$UPDATE | 値名に関連付けられているデータを変更する。 |
REG$FC_CLOSE_KEY
この要求は指定されたキーの開かれているリソースを解放します。REG$_KEYIDが定義済みキーを示す場合は,システムはこの要求を無視し,正常終了を返します。次のいずれかのアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力
REG$FC_CREATE_KEY
キーが存在しない場合,この要求は REG$_KEYIDによって指定されるキーの下に新しいサブキーを作成します。キーが存在する場合,そのキーは変更されません。REG$_KEYRESULTアイテム・コードを指定した場合は,指定したサブキーが開かれます。
結果は REG$_DISPOSITIONアイテム・コード・バッファに返されます。
この機能コードを使用すると,複数の要求を $REGISTRY サービスに対する 1 つの呼び出しにまとめて指定できます。この複数要求機能を使用するには, REG$_SEPARATORアイテム・コードを使用して,現在の要求のアイテム・コード・セットの最後を示し,その後に別の要求が続くことを指定しなければなりません。
キーの値を設定するには, REG$FC_SET_VALUE機能コードを指定して $REGISTRY サービスを呼び出します。
次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_CACHEACTION 省略可能 入力 REG$_CLASSNAME 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_DISPOSITION 省略可能 出力 REG$_KEYFLAGS 省略可能 入力 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYRESULT 省略可能 出力 REG$_LINKPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_LINKTYPE 省略可能 入力 REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SECACCESS 省略可能 入力 REG$_SECURITYPOLICY 省略可能 入力 REG$_SEPARATOR 省略可能 なし REG$_SUBKEYNAME 必須 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_VOLATILE 省略可能 入力
REG$_LINKPATHアイテム・コードを指定する場合は, OpenVMS Registry にすでに定義されているキー・パスを指すコードを指定しなければなりません。この条件を満たさないと, REG$_INVALIDPATHエラーが返されます。
注意
REG$_CACHEACTIONアイテム・コードを指定しないと,親キーと同じキャッシュ・アクション値を使用して新しいキーが作成されます。 REG$_VOLATILEアイテム・コードと REG$_SECURITYPOLICYアイテム・コードに同じ規則が適用されます。
REG$FC_DELETE_KEY
この要求は,指定されたサブキーとその値を OpenVMS Registry データベースから削除します。指定されたキーにサブキーがある場合,そのキーは削除されません。その場合は,サブキーを最初に削除しなければなりません。この機能コードを使用すると,複数の要求を $REGISTRY サービスに対する 1 つの呼び出しにまとめることができます。この複数要求機能を使用するには, REG$_SEPARATORアイテム・コードを使用して,現在の要求のアイテム・コード・セットの最後を示し,その後に別の要求が続くことを指定しなければなりません。
次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SEPARATOR 省略可能 なし REG$_SUBKEYNAME 必須 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。)
REG$FC_DELETE_VALUE
この要求は,指定された値をキーから削除します。この機能コードを使用すると,複数の要求を $REGISTRY サービスに対する 1 つの呼び出しにまとめることができます。この複数要求機能を使用するには, REG$_SEPARATORアイテム・コードを使用して,現在の要求のアイテム・コード・セットの最後を示し,その後に別の要求が続くことを指定しなければなりません。
次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SEPARATOR 省略可能 なし REG$_VALUENAME 必須 入力
REG$FC_ENUM_KEY
この要求は,キーの 1 つのサブキーに関する情報を取得します。サブキーは REG$_SUBKEYINDEXアイテム・コードに指定します。キーのすべてのサブキーを列挙するには, REG$FC_ENUM_KEY機能コードを使用して $REGISTRY サービスを繰り返し呼び出さなければなりません。 REG$_SUBKEYINDEXを最初は 0 に設定して,要求から REG$_NOMOREITEMSエラーが返されるまで,カウントに 1 を加算します。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_CACHEACTION 省略可能 出力 REG$_CLASSNAME 省略可能 出力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_KEYFLAGS 省略可能 出力 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_LASTWRITE 省略可能 出力 REG$_LINKCOUNT 省略可能 出力 REG$_LINKPATH 省略可能 出力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_LINKTYPE 省略可能 出力 REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SECURITYPOLICY 省略可能 出力 REG$_SUBKEYINDEX 必須 入力 REG$_SUBKEYNAME 省略可能 出力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_VOLATILE 省略可能 出力
REG$FC_ENUM_VALUE
この要求は,指定されたキー識別子の値に関する情報を取得します。取得する値は REG$_VALUEINDEXアイテム・コードに指定します。キーのすべての値を列挙するには,アプリケーションで REG$FC_ENUM_VALUE機能コードを使用して $REGISTRY サービスを繰り返し呼び出さなければなりません。 REG$_VALUEINDEXの値を最初は 0 に設定して,要求から REG$_NOMOREITEMSエラーが返されるまで,カウントに 1 を加算します。
次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_DATAFLAGS 省略可能 出力 REG$_DATATYPE 省略可能 出力 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_VALUEDATA 省略可能 出力 REG$_VALUEINDEX 必須 入力 REG$_VALUENAME 省略可能 出力 REG$_VOLATILE 省略可能 出力
REG$FC_FLUSH_KEY
この要求は,指定されたキーに関するすべての情報をディスクに書き込みます。この要求では,操作の完了後に制御が戻され,キーのすべての属性が OpenVMS Registry データベースに書き込まれます。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力
REG$FC_MODIFY_KEY
この要求は指定されたキーの属性を変更します。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_CACHEACTION 省略可能 入力 REG$_CLASSNAME 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_KEYFLAGS 省略可能 入力 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_LINKPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_LINKTYPE 省略可能 入力 REG$_NEWNAME 省略可能 入力 REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SECURITYPOLICY 省略可能 入力
指定されたキーからリンクを削除するには,アドレスを 0 に設定して REG$_LINKPATHアイテム・コードを入力します。値またはサブキー (またはその両方) があるキーにリンクを追加することはできません。
REG$FC_MODIFY_TREE_KEY
この要求は,指定されたキーとそのすべてのサブキーの属性を変更します。リンクは追跡されず,変更されません。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_CACHEACTION 省略可能 入力 REG$_CLASSNAME 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SECURITYPOLICY 省略可能 入力
REG$FC_NOTIFY_CHANGE_KEY_VALUE
この要求は,指定されたキーまたはそのサブキーが変更されたときに,呼び出しプロセスにそのことを通知します。つまり,要求された機能は制御を戻す前に,指定された条件が発生するのを待ちます。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_FLAGSUBKEY 必須 入力 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_NOTIFYFILTER 必須 入力 REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力
REG$FC_OPEN_KEY
この要求は指定されたキーを開きます。サブキーを指定しなかった場合は,REG$_KEYIDに指定されているキーが開かれます。REG$_KEYIDに定義済みキー以外のキーが指定された場合は,そのキーを再び開きます (キーを複製します)。次のアイテム・コードを指定します。
アイテム・コード 必須 パラメータの種類 REG$_KEYID 必須 入力 REG$_KEYRESULT 必須 出力 REG$_KEYPATH 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。) REG$_RETURNSTATUS 省略可能 出力 REG$_SECACCESS 必須 入力 REG$_SUBKEYNAME 省略可能 入力 (Unicode 文字列を示すポインタ。Unicode 文字は 4 バイトの長さである。)
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