前へ | 次へ | 目次 | 索引 |
OpenVMS で Windows NT ユーザを認証し, Windows NT ユーザの資格情報を OpenVMS プロセスに割り当てるには,次の操作を行います。
$ ADMINISTER ADD HOSTMAP FRED FREDERICK |
FREDが信頼されるドメイン
FINANCEに定義されている場合は,信頼されるドメイン名を HOSTMAP エントリに指定しなければなりません。次の例を参照してください。
$ ADMINISTER ADD HOSTMAP FINANCE\FRED FREDERICK |
$ AUTHORIZE MODIFY FREDERICK/FLAG=EXTAUTH |
12.3.3 ACME_SERVER プロセスの管理 (ACME サーバ・コマンド)
システムの起動時に ACME_SERVER プロセスを起動し, MSV1_0 ACME エージェントを構成するには,次のエントリを SYLOGICALS.COM に追加します。
$ DEFINE NTA$NT_ACME_TO_BE_STARTED YES |
また,次のスタートアップ・コマンド・ファイルを使用して, ACME_SERVER プロセスを手動で起動することもできます。
$ @SYS$STARTUP:NTA$STARTUP_NT_ACME |
ACME_SERVER をシャットダウンするには,次のコマンドを入力します。
$ SET SERVER ACME/EXIT |
ACME エージェントで異常状態が発生したために,正常にサーバをシャットダウンできない場合は,/EXIT 修飾子の代わりに /ABORT 修飾子を使用して,ACME_SERVER を強制終了します。
ACME_SERVER のログ機能を有効にするには,次のコマンドを入力します。
$ SET SERVER ACME/LOG |
このコマンドは ACME$SERVER.LOG ファイルを SYS$MANAGER ディレクトリに作成します。このファイルは,発生する可能性のある問題を診断するのに役立ちます。
ACME_SERVER 構成情報を表示するには,次のコマンドを入力します。
$ SHOW SERVER ACME[/FULL] |
表 12-2 は,MSV1_0 ACME エージェントの特定の機能を制御するために使用できるシステム単位の論理名を示しています。
論理名 | 説明 |
---|---|
PWRK$ACME_SERVER | Advanced Server for OpenVMS プロセスで実行されていて,Windows NT 接続要求をサービスできるクラスタの SCS ノード名の一覧。各名前はカンマで区切る。ノード名を定義しなかった場合は,MSV1_0 ACME エージェントはローカル・システムの Advanced Server for OpenVMS プロセスに接続する。 |
PWRK$ACME_RETRY_COUNT | Advanced Server for OpenVMS プロセスに接続するときに, MSV1_0 ACME エージェントが実行するリトライの最大回数。デフォルト値は 10 である。 |
PWRK$ACME_RETRY_INTERVAL | リトライを実行する間隔であり,1/10 秒単位で指定する。デフォルトは 2.5 秒である。
|
各付録は, MIDL コンパイラ,トラブルシューティングについて,COM サンプル・コード, API およびインタフェースについて説明します。
また,COM 関連の書籍のクーポン券,用語集,略語(頭字語)も用意しています。
スイッチ | 機能 |
---|---|
/ms_ext | IDL 言語に対する Microsoft の拡張機能 (デフォルト)。 |
/c_ext | IDL ファイルで Microsoft C 拡張機能を可能にする (デフォルト)。 |
/osf | OSF モード - /ms_ext オプションと /c_ext オプションを無効にする。 |
/app_config | IDL ファイルで選択された ACF 属性を可能にする。 |
/mktyplib203 | MKTYPLIB バージョン 2.03 互換性モード。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/acf filename | 属性構成ファイルを指定する。 |
/I directory-list | インクルード・パスに対して 1 つ以上のディレクトリを指定する。 |
/no_def_idir | カレント・ディレクトリと INCLUDE ディレクトリを無視する。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/client none | クライアント・ファイルを生成しない。 |
/client stub | クライアント・スタブ・ファイルだけを生成する。 |
/out directory | 出力ファイルを生成するディレクトリを指定する。 |
/server none | サーバ・ファイルを生成しない。 |
/server stub | サーバ・スタブ・ファイルだけを生成する。 |
/syntax_check | 構文の確認だけを行い,出力ファイルは生成しない。 |
/Zs | 構文の確認だけを行い,出力ファイルは生成しない。 |
/old | 以前の形式のタイプ・ライブラリを生成する。 |
/new | 新しい形式のタイプ・ライブラリを生成する。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/cstub filename | クライアント・スタブ・ファイル名を指定する。 |
/dlldata filename | dlldata ファイル名を指定する。 |
/h filename | ヘッダ・ファイル名を指定する。 |
/header filename | ヘッダ・ファイル名を指定する。 |
/iid filename | インタフェース UUID ファイル名を指定する。 |
/proxy filename | プロキシ・ファイル名を指定する。 |
/sstub filename | サーバ・スタブ・ファイル名を指定する。 |
/tlb filename | タイプ・ライブラリ・ファイル名を指定する。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/cpp_cmd cmd_line | C プリプロセッサの名前を指定する。 |
/cpp_opt options | C プリプロセッサの追加オプションを指定する。 |
/D name[=def] | #define の名前と省略可能な値を C プリプロセッサに渡す。 |
/no_cpp | C プリプロセッサ・オプションを無効にする。 |
/nocpp | C プリプロセッサ・オプションを無効にする。 |
/U name | 以前の定義を削除する (未定義)。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/char signed | C コンパイラのデフォルト char タイプは符号付きである。 |
/char unsigned | C コンパイラのデフォルト char タイプは符号なしである。 |
/char ascii7 | char の値は 0〜127 に制限される。 |
/dos | ターゲット環境は MS-DOS クライアントである。 |
/env dos | ターゲット環境は MS-DOS クライアントである。 |
/env mac | ターゲット環境は Apple Macintosh である。 |
/env powermac | ターゲット環境は Apple PowerMac である。 |
/env win16 | ターゲット環境は Microsoft Windows 16 ビット (Win 3.x) である。 |
/env win32 | ターゲット環境は Microsoft Windows 32 ビット (NT) である。 |
/mac | ターゲット環境は Apple Macintosh である。 |
/ms_union | カプセル化されていないユニオンに対して, Midl 1.0 非 DCE ワイヤ・レイアウトを使用する。 |
/oldnames | バージョン番号を名前に変換しない。 |
/powermac | ターゲット環境は Apple PowerMac である。 |
/rpcss | rpc_sm_enable_allocate を自動的にアクティブにする。 |
/use_epv | entry-pt ベクタを介してサーバ側のアプリケーション呼び出しを生成する。 |
/no_default_epv | デフォルトのエントリ・ポイント・ベクタを生成しない。 |
/prefix client str | "str" 接頭辞をクライアント側のエントリ・ポイントに追加する。 |
/prefix server str | "str" 接頭辞をサーバ側のマネージャ・ルーチンに追加する。 |
/prefix switch str | "str" 接頭辞をスイッチ・ルーチン・プロトタイプに追加する。 |
/prefix all str | "str" 接頭辞をすべてのルーチンに追加する。 |
/win16 | ターゲット環境は Microsoft Windows 16 ビット (Win 3.x) である。 |
/win32 | ターゲット環境は Microsoft Windows 32 ビット (NT) である。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/error none | すべてのエラー・チェック・オプションを無効にする。 |
/error allocation | out of memory エラーをチェックする。 |
/error bounds_check | サイズと伝送長の指定をチェックする。 |
/error enum | enum の値が有効な範囲であるかどうかチェックする。 |
/error ref | ref ポインタが Null 以外の値であるかどうかをチェックする。 |
/error stub_data | サーバ側のスタブ・データが有効であるかどうか確認するために,追加チェックを行う。 |
/no_warn | コンパイラの警告メッセージを出力しない。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
/align {1|2|4|8} | 構造のパック・レベルを指定する。 |
/pack {1|2|4|8} | 構造のパック・レベルを指定する。 |
/Zp{1|2|4|8} | 構造のパック・レベルを指定する。 |
/Oi | 完全に解釈されたスタブを生成する。 |
/Oic | NT 3.51 リリースの,標準インタフェースに対しては完全に解釈されたスタブを生成し,オブジェクト・インタフェースに対してはスタブレス・プロキシを生成する。 |
/Oicf | NT 4.0 リリースの,拡張機能を含む完全に解釈されたスタブを生成し,オブジェクト・インタフェースに対してはスタブレス・プロキシを生成する。 |
/Os | インライン・スタブを生成する。 |
/hookole | ローカル・オブジェクト・インタフェースに対して HookOle デバッグ情報を生成する。 |
スイッチ | 機能 |
---|---|
@response_file | 応答ファイルから入力を受け付ける。 |
/? | MIDL コンパイラ・スイッチの一覧を表示する。 |
/confirm | MIDL ソースをコンパイルせずにオプションを表示する。 |
/help | MIDL コンパイラ・スイッチの一覧を表示する。 |
/nologo | バナー行を表示しない。 |
/o filename | 出力を画面からファイルにリダイレクトする。 |
/W{0|1|2|3|4} | 警告レベル 0〜4 を指定する (デフォルト = 1)。 |
/WX | 指定された /W レベルの警告をエラーとして報告する。 |
前へ | 次へ | 目次 | 索引 |