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現在の日のタイプに関して,利用者登録ファイル (UAF) に指定されている省略時の日のタイプを再設定します。OPER (オペレータ) 特権が必要です。
SET DAY
SET DAY コマンドは,毎日のログインを制御するために使用する,曜日タイプ ( 主使用日と副使用日 ) を上書きします。これらの省略時の曜日タイプは,利用者登録ファイル (UAF) の中でシステム管理者によって定義されます。特別の週に作業日の変更があった場合など,曜日タイプを変更する必要がある場合に SET DAY コマンドを使用します。たとえば,通常は作業日である月曜日が休日になることがあります。このような場合,SET DAY コマンドを使用すれば,通常は作業日である月曜日の曜日タイプを上書きして,別の曜日タイプに設定することができます。
/DEFAULT
すでに設定されている SET DAY の指定を無効にし,今日の曜日タイプに,通常の UAF の省略時の値を再設定します。/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
新しい SET DAY 情報が設定されたことを確認するために,ログ情報をターミナルに表示するかどうかを指定します。/PRIMARY
今日の真夜中 ( 午前 0 時 ) までを,主使用日に設定します。/SECONDARY
今日の真夜中 ( 午前 0 時 ) までを,副使用日に設定します。
#1 |
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$ SET DAY/PRIMARY |
この例では,現在の省略時の曜日タイプを無効にし,今日の午前 0 時までを主使用日に設定します。
#2 |
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$ SET DAY/DEFAULT |
この例では,すでに実行された SET DAY コマンドの値を無効にし,今日の曜日タイプを,UAF に定義されている省略時のタイプに設定します。
現在のプロセスの,省略時の装置名またはディレクトリ名を設定します。新しく設定した省略時の名前は,これ以後の,装置名またはディレクトリ名が指定されていないすべてのファイル指定に適用されます。省略時の装置を変更した場合,システムは指定された装置を,SYS$DISK という論理名に割り当てます。
SET DEFAULT [装置名[:]][ディレクトリ指定]
装置名[:]
ファイル指定の中で省略時の装置名として使用される,装置名を指定します。ディレクトリ指定
ファイル指定の中で省略時のディレクトリ名として使用される,ディレクトリ名を指定します。かぎかっこ ([ ]) で囲まなければなりません。ディレクトリ名指定では,現在のディレクトリのすぐ上位のディレクトリを指定するのに,検索のためのワイルドカード文字として,マイナス符号 (-) を使用できます。Alpha システムで新たに指定されたディレクトリ指定が 255 文字を越えた場合, SET DEFAULT コマンドは省略時のディレクトリ指定を新たに指定されたディレクトリ指定に置換しようとします。置換が発生した場合,通常のシンタックス・チェックに加えて,デバイス名を含むディレクトリ指定の全パスが検証され,そのディレクトリ指定が存在していてその位置に移動することができなければなりません。
Alpha システムでプロセスの解析スタイルが EXTENDED に設定されている場合は,ディレクトリ指定に DID( ディレクトリ ID) を含むことができます。
装置名,ディレクトリ指定のどちらか 1 つのパラメータは,必ず指定しなければなりません。装置名のみを指定した場合は,ディレクトリ指定は現在のディレクトリになります。ディレクトリ指定のみを指定した場合は,装置名指定は現在の装置になります。
論理名を使用する場合,少なくとも装置名の部分を含まなければなりません。 SET DEFAULT のパラメータとしてサーチ・リスト論理名を使用した場合,その論理名を変換せず,そのまま保存します。このため,OpenVMS レコード管理サービス (RMS) は,サーチ・リスト全体をアクセスできます。SHOW DEFAULT コマンドを実行すると,サーチ・リスト論理名がその等価名とともに,省略時の装置として表示されます。
#1 |
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$ SET DEFAULT [TANNER] |
この例では,省略時のディレクトリ名を,[TANNER] に変更します。省略時のディスク装置は変更されません。
#2 |
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$ SET DEFAULT $FLOPPY1:[MOREAU.MEMOS] |
この SET DEFAULT コマンドは,装置 $FLOPPY1 上のサブディレクトリ [MOREAU.MEMOS] を省略時の装置 / ディレクトリに設定します。
#3 |
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$ SET DEFAULT $FLOPPY1: |
この SET DEFAULT コマンドは,装置 $FLOPPY1 を省略時の装置に設定します。省略時のディレクトリは変更されません。
#4 |
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$ SET DEFAULT [-] |
この例では,省略時のディレクトリを,現在の省略時のディレクトリの親ディレクトリに設定しています。たとえば,現在の省略時のディレクトリが $FLOPPY1:[NIELSEN.MEMOS] であれば,省略時設定を $FLOPPY1:[NIELSEN] に変更します。また,$FLOPPY1:[NIELSEN] であれば,ディスク上のマスタ・ディレクトリである $FLOPPY1:[000000] に設定します。
#5 |
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$ SAVEDEF = F$ENVIRONMENT("DEFAULT") $ SET DEFAULT [122001.ZAMORA.APP10] . . . $ SET DEFAULT 'SAVEDEF' |
この例では,レキシカル関数 F$ENVIRONMENT を用いて現在の省略時の装置とディレクトリを,シンボル SAVEDEF に定義しています。SET DEFAULT コマンドで,省略時のディレクトリを [122001.ZAMORA.APP10] に変え,その後,シンボル SAVEDEF を用いて最初のディレクトリへ戻っています。
#6 |
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$ SHOW DEFAULT WORK:[TOP] $ DEFINE X WORK:[TOP.SUB1],WORK:[TOP.SUB2] $ SET DEFAULT X $ SHOW DEFAULT X:[TOP] = WORK:[TOP.SUB1] = WORK:[TOP.SUB2] $ DIRECTORY Directory WORK:[TOP.SUB1] KUDOS.TMP;1 Total of 1 file. Directory WORK:[TOP.SUB2] KUDOS.TMP;1 Total of 1 file. Grand total of 2 directories, 2 files. $ DIRECTORY [] Directory WORK:[TOP] KUDOS.TMP;1 NETSERVER.LOG;2 Total of 2 files. |
この例では,省略時の装置とディレクトリは WORK:[TOP] です。論理名 X は, 2 つのサブディレクトリを示すサーチ・リストとして定義されています。コマンド SET DEFAULT X を実行すると,サーチ・リスト (X) が SYS$DISK に定義され装置名となります。次の SHOW DEFAULT コマンドが,サーチ・リストと省略時のディレクトリを,その展開型とともに示しています。
DIRECTORY コマンドが実行されると,論理名 X で参照されるディレクトリが検索されます。ただし,省略時のディレクトリを示す ([]) が明示的に指定されると, SYS$DISK ではなく現在の省略時のディレクトリが検索されます。
#7 |
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$SET PROCESS/PARSE_STYLE=EXTENDED $SET DEFAULT WORK:[11,1,0] $SHOW DEFAULT WORK:[11,1,0] $DIRECTORY Directory WORK:[11,1,0] X.X;1 Total of 1 file. |
この例では,Alpha システムでの SET DEFAULT コマンドで,ディレクトリ指定に DID( ディレクトリ ID) を使用しています。
#8 |
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$SET PROCESS/PARSE_STYLE=EXTENDED $SET DEFAULT - WORK:[.LONG_DIRECTORY_NAME_AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA] $SET DEFAULT - WORK:[.LONG_SUBDIRECTORY_NAME_BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB] $SET DEFAULT - WORK:[.LONG_SUBDIRECTORY_NAME_CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC] $SET DEFAULT - WORK:[.LONG_SUBDIRECTORY_NAME_DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD] $SET DEFAULT - WORK:[.LONG_SUBDIRECTORY_NAME_EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE] $SHOW DEFAULT MDA0:[15,1,0] $SET DEFAULT [-] %RMS-F-DIR, error in directory name $SET DEFAULT [.TEST] $SHOW DEFAULT MDA0:[15,1,0.TEST] |
この例では,Alpha システムで省略時のディレクトリ文字列の長さが 255 文字を越えたため,ディレクトリ指定にディレクトリ ID が使用されています。省略時のディレクトリ文字列がディレクトリ ID と置換された場合, 1 つ上位のディレクトリを指定するためにマイナス記号を使用することはできません。
プリント装置またはターミナルを,スプール装置として設定します。また,装置の操作状態を設定します。OPER(オペレータ)特権が必要です。
SET DEVICE 装置名[:]
装置名[:]
スプール状態,または操作状態が変更される,装置の名前を指定します。スプール状態を変更する場合には,装置は,プリント装置またはターミナルでなければなりません。操作状態を変更する場合には,装置は,ディスクまたは磁気テープでなければなりません。
/ABORT_VIRTUAL_UNIT,/AVAILABLE,/COPY_SOURCE,/DUAL_PORT,/ENABLE, /ERROR_LOGGING,/FORCE_REMOVAL,/MEMBER_TIMEOUT,/MVTIMEOUT,/POLL, /READ_COST,/SITE,/SWITCH 修飾子のいずれかを指定すると,ドライブの動作状態が変更されます。/SPOOLED 修飾子を指定した場合には, OpenVMS レコード管理サービス (RMS) またはファイル制御システム (FCS) を使用し,印刷装置名を指定するプログラムの出力が,印刷装置または端末に直接書き込まれるのではなく中間ディスクに書き込まれます。
/AVAILABLE
/NOAVAILABLE
指定したディスクまたは磁気テープが,使用可能であると解釈されるかどうかを指定します。このコマンドは,指定したディスク/磁気テープがディスマウントされたあとでのみ実行できます。 /NOAVAILABLE 修飾子を使用する場合,指定したディスク/磁気テープをマウントできなくなります。装置が/NOAVAILABLE に設定されていたとしても,オンラインにされた時点で自動的に /AVAILABLE に設定されます。/ABORT_VIRTUAL_UNIT DSAnnnn:
マウント・チェックを強制終了します。
この修飾子を使用するためには,そのシャドウ・セットがマウント・チェック中でなければなりません。この修飾子を指定すると,シャドウ・セットは,その修飾子が発行されたノード上でのマウント・チェックをただちに強制終了します。この修飾子は,装置の復旧が不可能であることがわかっているときに使用します。
このコマンドが完了した後も,シャドウ・セットのディスマウントを行う必要がある点に注意してください。シャドウ・セットをディスマウントするには,次のコマンドを使用します。
$ DISMOUNT/ABORT DSAnnnn:
/COPY_SOURCE (ddcu:,DSAnnnn:)
フル・コピー操作で,シャドウ・セットに第 3 のメンバが追加される際に,読み込みデータのソースとしてシャドウ・セットのソース・メンバを片方だけ使用するのか,両方とも使用するのかを制御します。これは DCD 操作を使用しないコピー操作にのみ影響を与えます。
HSG80 コントローラは,シングル・ディスク読み込みの性能を大幅に改善する先読みキャッシュを持っています。一般にコピー操作は 2 つのソース・メンバを交互に読み込むので,実質的に先読みキャッシュの利点が損なわれます。
この修飾子を使用すると,コピー操作の際に,すべての読み込みを 1 つのソース・メンバから行うことができます。
シャドウ・セットが指定された場合は,フル・コピー操作のすべての読み込みは,ディスクの物理的位置に関係なく,現在の"マスタ"・メンバであるディスクから実行されます。
シャドウ・セットのメンバが指定された場合には,指定されたメンバがすべてのコピー操作のソースとして使用されます。これにより,リモート・マスタ・メンバではなくローカル・ソース・メンバを選択することが可能になります。
/DUAL_PORT
/NODUAL_PORT
指定したディスクのデバイス・ドライバのデュアル・ポートを可能にする機能を,許可するかどうかを指定します。この修飾子は,デュアル・ポート機能を持ち,すでにディスマウントされているディスクに対してだけ使用できます。/ENABLE
/NOENABLE
マルチパス装置に対するパスを有効あるいは無効にします。 /PATH 修飾子で指定したパスが影響を受けます。すべてのパスは初期化時に有効となっており,現在のパスを無効とすることはできません。/ERROR_LOGGING
/NOERROR_LOGGING
装置エラーが,エラー・ログ・ファイルに記録されるかどうかを指定します。 /ERROR_LOGGING 修飾子を指定した場合,装置のすべてのエラーがエラー・ログ・ファイルに書かれます。現在の状態を調べるためには,SHOW DEVICE/FULL コマンドを使用します。/FORCE_REMOVAL ddcu:
指定したシャドウ・セット・メンバをシャドウ・セットから除外します。
装置との接続が切断されたときに,シャドウ・セットのマウント・チェックが行われている場合は,この修飾子を使用して,そのメンバをただちにシャドウ・セットから除外することができます。
シャドウ・セットのマウント・チェックが行われていない場合,アクションはただちには実行されません。装置との接続が切断されても,シャドウ・セットのマウント・チェックが行われていない場合は,この修飾子を使用して,シャドウ・セットのメンバにフラグを付け,マウント・チェックの開始と同時にそのメンバをシャドウ・セットから除外することができます。
指定される装置は,コマンドが発行されたノードにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。
/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
ログ情報が,ターミナルに表示されるかどうかを指定します。省略時の設定では,情報は表示されません。/MEMBER_TIMEOUT=n ddcu:
シャドウ・セットのメンバに使用するタイムアウト値を指定します。
この修飾子が指定する値は,特定の装置に対するシステム・パラメータ SHADOW_MBR_TMO を無効にします。シャドウ・セットの各メンバに異なる MEMBER_TIMEOUT 値を割り当てることができます。
n の有効な範囲は 1〜16,777,215 秒です。
指定される装置は,コマンドが発行されたノードにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。
/MVTIMEOUT=n DSAnnnn:
仮想装置名 DSAnnnn: で指定されたシャドウ・セットで使用するマウント・チェックのタイムアウト値を指定します。
この修飾子が指定する値は,特定のシャドウ・セットに対するシステム・パラメータ MVTIMEOUT を無効にします。
n の有効な範囲は 1〜16,777,215 秒です。
指定される装置は,コマンドが発行されたノードにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。
/PATH=パス説明文字列
装置への特定の経路を指定します。パス説明文字列は,ホストから装置までのパスを識別するものです (たとえば, PKA0.2343-A855-BC99-876F あるいは PKC0.5)。ワイルドカード文字は特別な意味を持ちません。パス説明文字列は,最小の固有の文字列に短縮することができます。この修飾子はマルチパス装置に対してのみ適用されることに注意してください。
/POLL
/NOPOLL
/PATH 修飾子で指定されたパスが,パス切り替えデスティネーションとして継続して利用可能であるかどうかポーリングされることを指定します。これは,このパスへの切り替えに影響を与えるものではありません。この目的は,パスがパス切り替えデスティネーションとして使用できるかどうかをオペレータに通知することだけです。省略時の設定では,装置パスが検出された場合,すべての装置パスのポーリングが有効となっています。この修飾子はマルチパス装置に対してのみ適用されることに注意してください。/PREFERRED_CPUS=cpu-a[,cpu-b,cpu-c,...]
/NOPREFERRED_CPUS
オペレーティング・システムが Fast Path ポートへの割り当てに選択する CPU あるいは CPU 候補の組を指定することができます。選択された CPU はその Fast Path ポートの優先 CPU と呼ばれます。この優先 CPU 上では,その Fast Path ポートの割り込み I/O 完了処理および I/O 開始処理が優先されます。優先 CPU の選択だけでなく,このポートにはユーザ優先 CPU が設定されます。ユーザ優先 CPU を設定することにより,そのユーザ優先 CPU が停止するまでは,別の CPU に割り当てられることを防ぐことができます。この修飾子は省略することができます。/NOPREFERRED_CPUS 修飾子を指定した場合,そのポートに対するユーザ優先 CPU はクリアされますが,継続して Fast Path ポートであり,現在の優先 CPU は変更されません。
同一のコマンド行で /PREFERRED_CPUS および /NOPREFERRED_CPUS の両方を指定した場合,/NOPREFERRED_CPUS は無視されます。
Fast Path が有効である場合,DCL コマンドの SHOW DEVICES/FULL を使用することで,現在の優先 CPU およびユーザ優先 CPU を表示することができます。
I/O 性能を向上させる Fast Path 機能の使用法についての詳細は,『OpenVMS I/O User's Reference Manual』を参照してください。
/READ_COST=n ddcu:
シャドウ・セットの各メンバに割り当てられている省略時の "コスト" を変更して,特定のメンバに偏って,つまり特定のメンバを優先して,読み込みが行われるようにします。
n の有効な範囲は 1 〜 65,535 単位です。
指定される装置は,コマンドが発行されたノードにマウントされているシャドウ・セットのメンバでなければなりません。
シャドウイング・ドライバは,個々のシャドウ・セット・メンバが最初にマウントされるときに,省略時の READ_COST 値を割り当てます。省略時の値は,装置のタイプと,それをマウントしているシステム内での構成によって異なります。省略時の値は,DECRAM 装置,同じ物理位置にある直接接続された装置,リモート位置にある直接接続された装置,DECram がサービスを提供している装置,およびその他のサービスを受けている装置用のものがあります。
この修飾子が指定する値は,省略時の割り当てを無効にします。シャドウイング・ドライバは,シャドウ・セット・メンバの現在のキューの深さの値を READ_COST 値に加え,最も小さい値のメンバから読み込みを行います。
クラスタを構成するシステムは,各シャドウ・セット・メンバにそれぞれ異なるコストを割り当てることができます。
/SITE コマンド修飾子が指定されている場合,シャドウイング・ドライバは,省略時の READ_COST 値を割り当てるときに,サイト値を考慮に入れます。ある装置が"リモート位置にある直接接続された装置"のカテゴリに分類されるかどうかをシャドウイング・ソフトウェアが判断するためには,シャドウ・セットと個々の装置の両方に /SITE コマンド修飾子を適用する必要があることに注意してください。
サイト 1 にあるシステムのシャドウ・セットに対して要求された読み込みは,同じサイト 1 にあるシャドウ・セット・メンバに対して実行されます。サイト 2 にある同じシャドウ・セットに対して要求された読み込みは,サイト 2 にあるメンバから読み込むことができます。
/READ_COST=n DSAnnnn:
すべてのシャドウ・セット・メンバの読み込みコストの設定を,シャドウイング・ソフトウェアによって自動的に設定された省略時の読み込みコストに戻します。DSAnnnn: は,このコマンドの発行元のノードにマウントされているシャドウ・セットでなければなりません。
n の有効な範囲は,任意のゼロ以外の数値です。指定される値に特に意味はありません。
/SITE=(n, logical_name) (ddcu: DSAnnnn:)
シャドウイング・ドライバに対し,シャドウ・セット・メンバまたは ( 仮想装置名によって表現される ) シャドウ・セットのサイト位置を指定します。この修飾子を使用する前に,SYLOGICALS.COM コマンド・プロシージャでサイト位置を定義しておけば,修飾子の使用方法が単純になります。
サイト位置指定子 n の有効な範囲は 1 〜 255 です。
次の例は,サイト位置を定義した後に,/SITE 修飾子を使用しています。
$ DEFINE/SYSTEM/EXEC ZKO 1 $ DEFINE/SYSTEM/EXEC LKG 2 $! $! At the ZKO site ... $ MOUNT/SYSTEM DSA0/SHAD=($1$DGA0:,$1$DGA1:) TEST $ SET DEVICE/SITE=ZKO DSA0: $! $! At the LKG site ... $ MOUNT/SYSTEM DSA0/SHAD=($1$DGA0,$1$DGA1) TEST $ SET DEVICE/SITE=LKG DSA0: $! $! At both sites, the following would be used: $ SET DEVICE/SITE=ZKO $1$DGA0: $ SET DEVICE/SITE=LKG $1$DGA1:
/SPOOLED[=(キュー名[:],中間ディスク名[:])]
/NOSPOOLED
ファイルが,中間ディスクにスプールされるかどうかを指定します。キュー名は,ファイルが登録されるプリント・キューを示します。キュー名を指定していない場合には,省略時の値として,プリンタまたはターミナルの名前が使用されます。
中間ディスク名は,スプールされたファイルが書き込まれるディスクを示します。中間ディスク名を指定していない場合には,省略時の値として, SYS$DISK( 現在の省略時の装置 ) が使用されます。中間ディスクは,ファイルを書き込む前にマウントしておかなければなりません。
装置がディスクにスプールされたあと,スプールされた装置が /NOSPOOLED に設定されるまで,そのディスクはディスマウントできなくなります。スプール属性を変更する場合には,前もってすべてのチャネルの割り当てを,印刷装置から解除しなければなりません。また,その装置に割り当てられているキューも停止しなければなりません。
/SWITCH
マルチパス装置の現在のパスから /PATH 修飾子で指定されたパスに切り替えます。そのパスが SET DEVICE/NOENABLE によって無効とされていない場合に限り,パスの切り替えが行われます。パスの切り替えは開始されますが,ユーザに制御を返すまでは完了しません。SHOW DEVICE/MULTIPATH を使用して,パスの切り替えが正しく完了したことを確認してください。このコマンドには OPER 特権が必要です。また,テープ装置に通常見られることですが,その装置が別のプロセスによって割り当てられている場合は,SHARE 特権が必要です。
#1 |
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$ SET DEVICE/SPOOLED=(LPA0) LPA0: |
この例では,/SPOOLED 修飾子は,LPA0 というプリント・キューが,ディスク・ファイルがプリントされる前に,中間ディスクにスプールされることを要求しています。中間ディスクを指定しないため,省略時の値として,SYS$DISK が使用されます。
#2 |
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$ SET DEVICE/ERROR_LOGGING DKB2: |
この例では,装置 DKB2 について報告されたすべての装置エラーが,エラー・ログ・ファイルに記録されることを要求しています。
#3 |
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$ SET DEVICE/NOAVAILABLE DRA0: |
この例では,装置 DRA0 にディスクをマウントできないようにしています。
#4 |
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$ SET DEVICE/DUAL_PORT DRA0: |
このコマンドを実行すると,装置 DRA0 でデュアル・ポートの機能が使用可能になります。
#5 |
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$ SET DEVICE/PREFERRED_CPU=1 PNA0 |
Fast Path ポート PNA0 が CPU 1 に割り当てられ,ユーザ優先 CPU が 1 に設定されます。
#6 |
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$ SET DEVICE/NOPREFERRED_CPU PNA0 |
ポート PNA0 に対するユーザ優先 CPU がクリアされますが, Fast Path ポートのままであり,CPU 1 が現在の優先 CPU です。
#7 |
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$ SET DEVICE/PREFERRED_CPU=(0,1,2) PNA0 |
オペレーティング・システムが Fast Path ポート PNA0 に対する優先 CPU として CPU 0,1,2 を選択し,ユーザ優先 CPU を選択した CPU に設定します。
#8 |
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$ SET DEVICE $10$DKA1001:/PATH=PGB0.0123-4567-89AB-CDEF/ENABLE |
この例では,切り替えパス・デスティネーションとして PGB0.0123-4567-89AB-CDEF パスを有効とするよう要求しています。この要求の前にそのパスが有効な状態である場合は,エラーは通知されません。/NOENABLE オプションが使用されていた場合は,そのパスは切り替えパスの対象から除外されます。
#9 |
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$ SET DEVICE $10$DKA1001:/PATH=PGB0.0123-4567-89AB-CDEF/POLL |
この例では,切り替えパス・デスティネーションとして PGB0.0123-4567-89AB-CDEF パスを有効とし,継続した利用可能状態のポーリングを有効とするよう要求しています。 /NOPOLL オプションが使用されていた場合は,そのパスは利用可能ポーリング・パスの対象から除外されます。
#10 |
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$ SET DEVICE $10$DKA1001:/PATH=PGB0.0123-4567-89AB-CDEF/SWITCH |
この例では,現在のパスから PGB0.0123-4567-89AB-CDEF パスに切り替えるよう要求しています。万一パスに障害が発生した場合は,未指定パスの切り替えアルゴリズムが使用されます。
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