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実行中の VAXft システムにゾーンを追加します。 START/ZONE コマンドについての詳細は, VAXft システムのドキュメントを参照してください。VAXft システムに対してのみ適用されます。 CMKRNL(モードをカーネルに変更)特権が必要です。
START/ZONE
コマンド,イメージ,コマンド・プロシージャ,Ctrl/Y によって割り込まれたコマンド・プロシージャ,独立プロセス,または独立サブプロセスの実行を終了します。同じグループ内の他のプロセスを終了するには,GROUP 特権が必要です。グループ外のプロセスを終了するには,WORLD特権が必要です。
STOP [プロセス名]
プロセス名
削除したいプロセスと同じグループに属していなければなりません。削除するプロセス名を指定します。プロセス名には,1 〜 15 文字の英数字を指定します。プロセス名 にスペース文字や小文字が含まれている場合は,プロセス名全体を二重引用符 (" ") で囲みます。
指定した利用者識別コード (UIC) のグループ番号は,現在のプロセスと同じでなければなりません。プロセス名 パラメータを使用して,グループ外のプロセスを終了することはできません。グループ外のプロセスを終了するには, /IDENTIFICATION=pid 修飾子を使用する必要があります。
プロセス名は,/IDENTIFICATION 修飾子と同時に指定することはできません。 /IDENTIFICATION 修飾子を使用すると,プロセス名は無視されます。 STOP コマンドに,プロセス名 パラメータと /IDENTIFICATION 修飾子のどちらも指定しない場合は,現在のプロセスで実行しているイメージが終了します。
STOP コマンドを実行すると,現在実行中のイメージは異常終了します。現在実行中のイメージが終了処理ルーチンを宣言している場合,それらには制御が渡りません。終了処理ルーチンが実行されるようにするには, EXIT コマンドを使用してイメージを終了します。Ctrl/Y を使用してあるイメージに割り込み,RUN コマンドで別のイメージを実行した場合,割り込まれたイメージは終了します。ただし,この場合は,終了処理ルーチンが実行された後に次のイメージが実行されます。
STOP コマンドが,( バッチ・ジョブなど ) 非会話型プロセスから実行された場合,そのプロセスは終了します。
Ctrl/Y を押してコマンド・プロシージャに割り込んだ後に STOP コマンドを実行するか,またはコマンド・プロシージャ内で STOP コマンドを実行した場合は,すべてのコマンド・レベルがスタック解除され,制御はコマンド・レベル 0 ($ プロンプトを表示する DCL レベル ) に戻ります。
プロセス名またはプロセス識別 (PID) コードを指定すると,STOP コマンドは,指定したプロセス内で現在実行中のイメージを終了し,そのプロセスを削除します。プロセスが非会話型の場合,削除は通知されず,そのジョブのログ・ファイルも出力されません。
/IDENTIFICATION=pid
システムによって割り当てられたプロセス識別 (PID) コードを指定します。 RUN コマンドを使用してプロセスを作成する場合に,RUN コマンドは,新しく作成したプロセスの PID コードを表示します。この /IDENTIFICATION 修飾子は,プロセス名パラメータの代わりに使用することもできます。PID コードを指定する場合に,先行の 0 は省略できます。
/IMAGE [/IDENTIFICATION=pid] [process-name]
$FORCEX システム・サービスを呼び出して,プロセス ID またはプロセス名で指定された実行中のターゲット・プロセスのイメージを終了します。ターゲット・プロセスは削除されません。/IDENTIFICATION 修飾子とプロセス名を省略した場合, STOP/IMAGE コマンドは STOP コマンドと同じです。
/EXIT[=アクセス・モード] (省略時の設定)
/NOEXIT
プロセスを削除する前に終了ハンドラを呼び出すときのオプションを指定します。アクセス・モード・オプションの意味は,次の表のとおりです。
モード 説明 EXECUTIVE_MODE エグゼクティブ以上の特権モード終了ハンドラを実行する(アクセス・モードを指定しなかった場合の省略時の設定)。 KERNEL_MODE カーネル・モード終了ハンドラを実行する。 SUPERVISOR_MODE スーパバイザ以上の特権モード終了ハンドラを実行する。 USER_MODE ユーザ以上の特権モード終了ハンドラを実行する。
#1 |
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$ RUN MYPROG . . . [Ctrl/Y] Interrupt $ STOP |
この例で RUN コマンドは,MYPROG イメージの実行を開始します。次に,Ctrl/Y がこの実行に割り込みます。その後,STOP コマンドがこのイメージを終了させます。
#2 |
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$ @TESTALL . . . [Ctrl/Y] Interrupt $ STOP |
この例で @( 実行プロシージャ ) コマンドは,コマンド・プロシージャ TESTALL.COM を実行します。次に,Ctrl/Y がこのプロシージャに割り込みます。その後,STOP コマンドが,DCL コマンド・インタプリタに制御を戻します。
#3 |
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$ RUN/PROCESS_NAME=LIBRA LIBRA %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0013340D . . . $ STOP LIBRA |
この例で RUN コマンドは, LIBRA という名前のサブプロセスを作成して LIBRA.EXE イメージを実行します。その後,STOP コマンドがイメージを終了してプロセスを削除します。
#4 |
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$ ON ERROR THEN STOP . . . |
コマンド・プロシージャ内では,ON コマンドを使用して,コマンドまたはプログラムの実行中にエラーが発生した場合の省略時の動作を設定します。STOP コマンドは,コマンド・レベルをすべて終了します。この ON コマンドがあるコマンド・プロシージャ内で実行され,それが既に別のプロシージャの中からも実行されている場合,制御は,外側のプロシージャではなく DCL コマンド・レベル 0 に戻ります。
#5 |
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$ STOP/EXIT |
プロセスを終了して,エグゼクティブ・モードで開始する終了ハンドラを実行します。
#6 |
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$ STOP/IMAGE/ID=12345678 |
プロセス 12345678 によって実行されている現在のユーザ・イメージを終了します。
1 つまたは複数の指定された副プロセッサ ( および対応するすべてのベクタ・プロセッサ ) を終了します。/CPU 修飾子は必須です。OpenVMS マルチプロセッシング・システムにだけ適用できます。 CMKRNL(カーネルのモード変更)特権が必要です。
STOP/CPU [cpu-id[,...]]
cpu-id[,...]
OpenVMS マルチプロセッシング・システムでのプロセッサの ID を表す値 (10 進数 ) を指定します。 VAX 6000 システムまたは Alpha 7000 システムでは,プロセッサのバックプレーンにあるスロット番号が CPU ID です。 CPU ID を指定しない場合,STOP/CPU コマンドは,現在アクティブなセットにあるプロセッサを 1 つ選択して終了します。
STOP/CPU コマンドは,OpenVMS マルチプロセッシング・システムのアクティブなセットから副プロセッサを削除します。STOP/CPU コマンドを実行したときに副プロセッサがプロセスを実行していない場合,副プロセッサは STOPPED 状態になります。STOP/CPU コマンドを実行したときに,副プロセッサがプロセスを実行している場合,副プロセッサは現在のプロセスの実行を続けます。そして,次のプロセスがスケジュールされようとした時に,副プロセッサは STOPPED 状態になります。OpenVMS オペレーティング・システムは,STOP/CPU コマンドの対象として指定したプロセッサに対して一連のチェックを実行します。この結果,あるプロセッサがシステムの機能に不可欠であるために,プロセッサの終了が許可されない場合があります。このような場合は,通常,システムのプロセスに,終了しようとするプロセッサでしか実行できないものがあるはずです。これは,SHOW CPU/FULL コマンドを実行すれば判別できます。チェック・メカニズムをバイパスしたい特別な場合には, STOP/CPU コマンドで /OVERRIDE_CHECKS 修飾子を使用します。
STOP/CPU コマンドを実行したときに,このコマンドのオブジェクト・プロセッサがすでに STOPPED 状態にある場合,このコマンドは無効です。
/ALL
システムのアクティブなセットにある選択可能な副プロセッサをすべて終了します。/MIGRATE (Alpha のみ)
CPUの所有権を現在のインスタンスから別のソフト・パーティションへ移します。パーティショニングをサポートする AlphaServer システム上でのみサポートされます。
/OVERRIDE_CHECKS
指定されたプロセッサがアクティブ・セットから取り外し可能かどうかを調べる一連のチェックを回避するように STOP/CPU コマンドに指示します。これは無条件の操作ではありません。他の CPU ロードまたは構成の制約によって,指定されたプロセッサを終了できない場合があります。
/POWER=OFF (Alpha のみ)
アクティブ・セットから取り外した後,CPU の電源を切断します。AlphaServer GS シリーズ・システム上でのみサポートされます。
#1 |
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$ STOP/CPU |
この例で STOP/CPU コマンドは,プロセッサを1つ選択して,マルチプロセッシング・システムのアクティブなセットから削除します。
#2 |
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$ STOP/CPU 4,7 |
この例で STOP/CPU コマンドは,CPU ID 4 および 7 のプロセッサを選択し,マルチプロセッシング・システムのアクティブなセットから削除します。
#3 |
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$ STOP/CPU/OVERRIDE_CHECKS 8 |
この例で STOP/CPU/OVERRIDE_CHECKS コマンドは,通常は操作を妨げて CPU ID 8 のプロセッサを停止する,いくつかの OpenVMS スケジュリング・ステータスを上書きします。その後,このコマンドはマルチプロセッシング・システムのアクティブなパーティションから削除されます。
#4 |
---|
$ STOP/CPU/ALL |
この例で STOP/CPU/ALL コマンドは,アクティブなセットに含まれる適切な副プロセッサをすべて終了し,マルチプロセッシング・システムから削除します。
ローカル・ノード上で指定したネットワーク・サービスを停止させます。 /NETWOEK 修飾子は必須です。
STOP/NETWORK ネットワーク・サービス
ネットワーク・サービス
停止させたいネットワーク・サービス名を指定します。
STOP/NETWORK コマンドを実行すると,ローカル・ノードで実行中の指定したネットワーク・サービスが停止します。START/NETWORK コマンドを実行すると,ネットワークの一時停止を解除し再度ネットワークを使用することができます。
#1 |
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$ STOP/NETWORK DECnet |
この例の STOP/NETWORK コマンドは,現在使用中のネットワーク・サービスを停止します。
指定した実行キューを一時停止させます。キューで現在処理中のジョブはすべて,キューが START/QUEUE コマンドで再起動されるまで中断され,新しいジョブは開始されません。/QUEUE 修飾子は必須です。そのキューへの管理(M)アクセス権が必要です。
STOP/QUEUE キュー名[:]
キュー名[:]
一時停止させたいキューの名前を指定します。
STOP/QUEUE コマンドは,指定したキューを一時停止させます。キューで現在処理中のジョブはすべて中断されます。新しく開始されるジョブはありません。キューの一時停止状態を解除するには,START/QUEUE コマンドを使用します。キューを再起動する場合,/BACKWARD,/FORWARD,/SEARCH,または /TOP_OF_FILE 修飾子を使用して,中断したのと異なる点でプリント・ジョブを再起動しない限り,実行されていたジョブはすべて,中断された点から再開されます。
キューの終了方法については,次の各コマンドを参照してください。
STOP/QUEUE/ABORT
STOP/QUEUE/ENTRY
STOP/QUEUE/MANAGER/CLUSTER
STOP/QUEUE/NEXT
STOP/QUEUE/REQUEUE
STOP/QUEUE/RESET
STOP/QUEUES/ON_NODE
#1 |
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$ STOP/QUEUE LPA0 |
この例で STOP/QUEUE コマンドは, LPA0 キューにある現在処理中のプリント・ジョブを中断して,そのキューを一時停止状態にします。
#2 |
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$ STOP/QUEUE JADE_PRINT $ START/QUEUE/TOP_OF_FILE JADE_PRINT |
この例で STOP/QUEUE コマンドは,プリント・キュー JADE_PRINT にあって現在プリントを実行しているジョブを中断して,そのキューを一時停止状態にします。 START/QUEUE コマンドは,キューを一時停止した状態から解除します。 /TOP_OF_FILE 修飾子によって,中断されたジョブは,割り込まれた所ではなくファイルの先頭からプリントを再開します。
出力キューでプリント中または処理中のジョブを強制終了してキューから削除し,そのキューで待ち状態にある最初のジョブから処理を開始します。 /QUEUE 修飾子は省略できますが,/ABORT 修飾子は必須です。現在処理中のジョブへの削除(D)アクセス権が必要です。
STOP/QUEUE/ABORT キュー名[:]
キュー名[:]
強制終了するジョブを含むキューの名前を指定します。
プリント・ジョブを強制終了する場合は,現在プリント中のページは最後までプリントされます。その後,そのプリント・ジョブがキューから削除されます。ジョブの最後にトレーラ・ページを出力するように,出力キューが設定されている場合は,現在のページのプリントが終了した後にトレーラ・ページがプリントされます。バッチ・ジョブを強制終了する方法については, STOP/QUEUE/ENTRY コマンドの説明を参照してください。現在処理中のプリント・ジョブを強制終了し,キューから削除するには, STOP/QUEUE/ABORT コマンドを使用します。出力キューが処理できるジョブは一度に 1 つのみなので,/ABORT 修飾子にジョブのエントリ番号は指定しません。
キューで現在実行中のバッチ・ジョブ(1つまたは複数)を強制終了し,キューから削除するには,STOP/QUEUE/ENTRY コマンドを使用します。バッチ・ジョブを終了するには,ジョブのエントリ番号を指定する必要があります。これは,バッチ・キューはプリント・キューと異なり,同時に 2 つ以上のジョブを実行できるためです。STOP/QUEUE/ENTRY コマンドを使用して,現在プリント中または処理中のプリント・ジョブを強制終了して,キューから削除することもできます。
バッチ・ジョブまたはプリント・ジョブを終了し,キューに再登録するには, STOP/QUEUE/REQUEUE コマンドを使用します。すでにキューに登録されて実行待ちの状態にあるエントリを削除するには, DELETE/ENTRY コマンドを使用します。
注意
正常に動作しないキューに対して,誤って STOP/QUEUE/ABORT コマンドを実行した場合は, STOP/QUEUE/RESET コマンドを実行して,でキューを正しい順序で終了します。
#1 |
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$ STOP/QUEUE/ABORT LPA0 |
この例では,LPA0 キューで現在処理中のプリント・ジョブを強制終了します。プリント・シンビオントは,キューで待ち状態にある最初のジョブから処理を開始します。プリンタに何も問題がなければ,現在プリント中のファイルのページが最後までプリントされます。ジョブの最後にトレーラ・ページを出力するようにプリント・キューが設定されている場合は,現在のページのプリントが終了した後にトレーラ・ページがプリントされます。
バッチ・キューを終了するには,エントリ番号を指定する必要があります。バッチ・ジョブを強制終了するには,STOP/QUEUE/ENTRY コマンドを使用します。
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