日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS
インストレーションおよび構成ガイド


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信頼関係を使用する環境では,信頼する側のドメインにあるドメイン・コントローラは,信頼される側のドメイン内のドメイン・コントローラとセキュアな通信チャネルを確立する必要があります。 これにより,1つのドメイン内にアカウントを持つユーザは,そのユーザのドメインを信頼するドメインによって提供されるリソースにアクセスできるようになります (パススルー認証と呼びます)。このため,信頼する側のドメインのドメイン・コントローラは,信頼される側のドメインのドメイン・コントローラと同様,それぞれのLMHOSTS ファイルに他のドメインからのすべてのドメイン・コントローラをリストする必要があります (この場合,WINSなど他のNetBIOS名解決の方法が使用されていないものとします)。各ドメイン・コントローラには,他のドメインのPDCの\0x1B エントリも含める必要があります。次の例では,ドメインLANGROUPはドメインCORPDOMを信頼します。 LANGROUP ドメインは,次のドメイン・コントローラから構成されます。

名前 IP アドレス 役割
LGPPDC 192.20.30.40 PDC
LGPBDC 192.20.30.41 BDC

CORPDOM ドメインは,次のドメイン・コントローラから構成されます。

名前 IP アドレス 役割
CORPPDC 110.5.5.5 PDC
CORPBDC1 110.5.5.20 BDC
CORPBDC2 110.10.1.1 BDC

ドメイン LANGROUPのドメイン・コントローラが,ドメインCORPDOMのドメイン・コントローラを検索できるようにするには,ドメインLANGROUP のドメイン・コントローラにあるLMHOSTSファイルに次のエントリを含めます。


110.5.5.5   CORPPDC #PRE    #DOM:CORPDOM 
110.5.5.5  "CORPDOM        \0x1B"  #PRE 
110.5.5.20  CORPBDC1 #PRE    #DOM:CORPDOM 
110.10.1.1  CORPBDC2   #PRE    #DOM:CORPDOM 

同様に,ドメインCORPDOM のドメイン・コントローラが,ドメインLANGROUP のドメイン・コントローラを検索できるようにするには,ドメインCORPDOMのドメイン・コントローラにあるLMHOSTSファイルに次のエントリを含めます。


192.20.30.40 LGPPDC  #PRE  #DOM:LANGROUP 
192.20.30.40 "LANGROUP       \0x1B"  #PRE 
192.20.30.41 LGPBDC  #PRE  #DOM:LANGROUP 

これらの場合,#DOM指示文は必須です。これは,システムを,指定されたドメインのドメイン・コントローラとして明示的に指定します。メンバ・サーバをLMHOSTSファイルに含める場合には (Windows NTまたはAdvanced Serverメンバ・サーバのどちらであっても), #DOM指示文を省く必要があります。メンバ・サーバはドメイン・コントローラではありません。

6.2.4 LMHOSTSファイルの管理

利用可能なノードのリストを変更するために,ファイルをいつでも編集することができます。ドメイン・コントローラ・エントリ (#DOM指示文で指定される)および #PRE指示文のないコンピュータ名エントリは,LMHOSTSファイルを動的に確認することにより解決されます。この確認は,名前を解決する必要があり,名前キャッシュで見つからないときにはいつでも行われます。

LMHOSTS名の解決を無効にするには,すべてのバージョンのLMHOSTSファイルの名前をLMHOSTS以外のものに変更します。あるいは,構成マネージャを使用して,LMHOSTS 名の解決を無効にすることもできます。構成マネージャを起動し($ ADMIN/CONFIG),「Transports」オプションを選択して,「Enable LMHOSTS Resolution」オプションの横のチェック・マークをクリアします。構成マネージャを使用してLMHOSTS名の解決を有効または無効にする場合,変更は動的ではありません。つまり,次に Advanced Server を起動するまで,変更は有効になりません。

注意

チェックボックスは X 印が有効を意味し,空白が無効を意味します。

Advanced Server の実行中に LMHOSTSファイルにエントリを追加したとき,エントリに#PRE指示文が含まれている場合,サーバが次に再起動されるまで,(エントリの#PRE部分で指示されているように) エントリはパーマネントにキャッシュされません。ただし,その名前が次に解決が必要になった場合に動的に読み込まれるので,変更は直ちに有効になります。

6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用

LMHOSTSにアクセスしたときにエラーが発生すると,そのエラーが次のファイルに記録されます。

PWRK$LMROOT:[LOGS]PWRK$KNBDAEMON_nodename.LOG

このファイルは, Advanced Server の実行中は開いており,書き込みが行われます。ログ・ファイルをクローズするには, Advanced Server を停止する必要があります。

ログ・ファイルが大きくなり過ぎるのを防ぐため,エラーはそれぞれ,最初に発生したときのみログに記録されます。エラーがログ・ファイルにある場合,そのエラーが重ねてログに記録されることはありません。

6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使用

Advanced Server サーバは,WINS クライアントとして構成することができます。これにより, Advanced Server はワイド・エリア・ネットワーク構成において, WINSサーバを使用して,NetBIOS名の登録,解決,書き換え,および解放を行うことができます。

構成マネージャを使用して, Advanced Server がWINSを使用するよう構成する方法についての詳細は,『 Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide 』を参照してください。

6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアップ

WINSをサポートするよう構成されたクライアントが,Advanced Server のエイリアス名を使用して,WANの中のクラスタ化された Advanced Server に接続できるようにするには, Advanced Serverエイリアス名のための静的マルチホーム・エントリを WINSデータベースに追加しなければなりません。

Advanced Serverエイリアス名のための静的マルチホーム・エントリを追加するには, Advanced Server を実行するOpenVMS Clusterにある各ノードの TCP/IPアドレスを入力しなければなりません。

WINSデータベースへの静的エントリの追加についての詳細は,お使いの WINS製品のドキュメントを参照してください。

警告

DNS名の解決を使用してWANでクラスタのロード・バランシングを提供する場合には, WINSデータベースからクラスタ・エイリアスのすべての静的エントリを削除しなければなりません。 WANでクラスタのロード・バランシングを有効にする方法についての詳細は,『 Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide 』を参照してください。

6.4 ワイド・エリア・ネットワークにおけるDNSの使用

Advanced Server をDNSクライアントとして構成することができます。これにより, Advanced Server はNetBIOS名の解決のために DNSサーバを使用できるようになります。 Advanced Server は,NetBIOS名を解決するための他のすべての方法が失敗した場合に,最後の手段として名前解決のためにDNSを使用します。

注意

DNS名の解決は,WINSおよびLMHOSTSの代わりに提供されているのではなく,むしろそれらを補うために提供されています。 DNS では, Advanced Server は,名前の解決のためにWINS,LMHOSTS,またはブロードキャスト方法も使用します。

構成マネージャを使用して,DNSを使用するように Advanced Server を構成する方法についての詳細は,『 Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide 』を参照してください。


第 7 章
Advanced Serverソフトウェアの削除

この章は,日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアをシステムから削除する方法について説明します。

日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアを再インストールしなければならない場合,日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアの削除が必要になることがあります。

たとえば,インストレーション検証プロシージャにより,ソフトウェア・インストレーション・プロシージャが失敗した場合,ソフトウェアを再インストールしなければなりません。しかし,まず, Advanced Server ソフトウェアを削除する必要があります。

必要なディスク領域についての詳細は,「 第 1.8.9 項, ステップ9: ディスク容量の必要条件の確認 」を参照してください。

この章は,次の節から構成されます。

7.1 Advanced Serverのアンインストレーション

Advanced Server は,PRODUCT REMOVE コマンドを使用して削除します。削除プロシージャは,次の操作を行います。

7.2 Advanced Server構成パラメータの削除

Advanced Server データ・ファイルを削除する場合,削除プロシージャは,値またはそのキーとして格納されているサーバ構成パラメータを,OpenVMSレジストリから削除します。

この操作を完了するために,削除プロシージャは,次の動作を行います。

7.3 Advanced Server ソフトウェアの削除

削除プロシージャを起動し,日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアを削除するには,次の手順を行います。

  1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。
  2. Advanced Server ADMINISTERコマンド行インタフェースを実行しているプロセスが存在しないことを確認します。
  3. 次のように,削除コマンド・プロシージャを起動します。


    $ PRODUCT REMOVE ADVANCEDSERVERJA 
    

表 7-1, PRODUCT REMOVEプロンプト 」では,削除プロシージャが表示するプロンプトへの応答の方法を説明します。

表 7-1 PRODUCT REMOVEプロンプト
プロンプト 削除プロシージャに行わせたい動作 入力
Do you want to continue? [YES] 続行 [Return]
  終了 NO
     
Information about the use of the Advanced Server may have accumulated in data files. Delete those files? [NO]: セキュリティ・アカウント・データベース (SAM),共有データベース,およびサーバ構成パラメータなどの Advanced Server のオンディスク構造を OpenVMSレジストリに保存する(「 第 7.3.1 項, OpenVMSレジストリ内のサーバ構成パラメータ 」を参照)。 [Return]
  セキュリティ・アカウント・データベース (SAM),共有データベース,およびサーバ構成パラメータなどの Advanced Server のオンディスク構造を削除する YES
     
Save clean up tools? [YES] PWRK$FIXACEおよびPWRK$DELETEACE ツールを保存する [Return]
  これらのツールを削除する NO
     
Save a copy of NETBIOS.EXE? [YES] 必要な場合に,あとでリストアできるように,NETBIOSイメージと関連ファイルを保存する [Return]
  NETBIOSイメージと関連ファイルを削除する NO

7.3.1 OpenVMSレジストリ内のサーバ構成パラメータ

Advanced Server データ・ファイルを削除するかどうかを問い合わせるプロンプトが表示された場合には,応答により,次のような処理が行われます。

7.4 Advanced Server 削除プロシージャの例

次は, Advanced Server ソフトウェアを削除するプロシージャの例です。


The following product has been selected: 
    CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3         Layered Product 
 
Do you want to continue? [YES] YES [Return]
 
The following product will be removed from destination: 
    CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3         DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] 
 
Portion done: 0%...10%...20% 
 
Information about the use of the Advanced Server may have 
accumulated in data files. 
Delete those files? [NO] YES [Return]
 
Some portions of Advanced Server may be useful even after 
Advanced Server is removed. 
Save clean up tools? [YES] NO [Return]
 
If PCSI provided the image SYS$COMMON:[SYSEXE]NETBIOS.EXE 
and does not know of another product also using that image, 
then PCSI will remove that image.  It is possible another 
program uses that image but PCSI does not know about it. 
This procedure can save the image so you can restore it 
in case it is needed. Several related files are also saved. 
Save a copy of NETBIOS.EXE? [YES] [Return]
 
The OpenVMS Registry server is already started on this node. 
 
Removing Advanced Server registry parameter and keys 
Removing PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST OpenVMS accounts... 
 
Saving Advanced Server for OpenVMS NETBIOS component... 
Deleting Advanced Server data files... 
Deassigning Advanced Server for OpenVMS logical names... 
 
...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100% 
 
The following product has been removed: 
    CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3         Layered Product 


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