[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ]


4 色の使用

本章では,色に関する次の内容について説明します。

4.1 色を使用する理由

色を使用する第一の理由は,表示をわかりやすくするためです。色を使用することは次の点でユーザの助けとなります。

4.2 一般的なガイドラインおよび特記事項

色を使用するのは,あくまでもユーザが操作をしやすくするためです。色が必ずしも必要ではない場合や, 使用できない場合もあります。モノクロ・ インターフェイスでは無効になってしまうようなカラー専用機能をアプリケーションに使用してはいけません。 そのため,最初はモノクロ表示用にアプリケーションを設計してください。 最初に白黒で設計する理由は, 次のとおりです。

4.2.1 色を選択する前に

アプリケーションの色を選択する前に,次の点を考慮してください。

4.2.2 色を選択した後は

使用する色をいくつか選択した後は,次のガイドラインに従ってください。

特記事項

ダイアログ・ボックス,メニュー,ポインタに使用する色に関するいくつかのガイドラインを示します。

4.3 Color Mixingウィジェットの使用

DECの提供するColor Mixingウィジェットを使用すると,アプリケーションで使用している色をユーザが変更できるようになります。 たとえば,アプリケーションに円グラフなどの図形が含まれている場合, 変更メニューの項目を選択してColor Mixing ウィジェットにアクセスすることによって円グラフの色を定義することができます。

Color Mixingウィジェットを使用すると設定した色がすぐに表示されます。 また,使用したい色の保管や色の比較ができるようなスクラッチ・パッド( 色保管)機能もあります。

省略時の設定では,Color Mixingウィジェットは5種類のカラー・モデルをサポートします。Color Mixing ウィジェットをカスタマイズして,その他のカラー・ モデルをサポートすることもできます。

カラー・モデルとは,ユーザが特定の色を選択するために抽象化した概念です。Color Mixing ウィジェットは,次のようなカラー・モデルをサポートします。

Color Mixingウィジェットについての詳しい説明は,『日本語VMS DECwindows Motifアプリケーション開発の手引き』(日本語),『VMS DECwindows Motif Guide to Application Programming』(英語)および『日本語DECwindows Motif for OpenVMS拡張機能説明書』(日本語),『DECwindows Extensions to Motif』(英語)を参照してください。


[ 前のページ ] [ 次のページ ] [ 目次 ] [ 索引 ]