日本語 HP DECwindows Motif
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リリース・ノート


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B.4.13 Motif サンプル・プログラム

V1.2

表 B-6 の表には, Motif ツールキットのさまざまな機能の一覧が掲載されています。

表 B-6 Motif サンプル・プログラム
ファイル名 説明
xmdialogs.c ダイアログ・サンプラ
xmfonts.c フォント検索用
xmeditor.c テキスト・エディタ
xmlist.c 例の一覧表示用
xmprotocol.c ウィンドウ・マネージャ・プロトコルの例
xmter.c 図形とアニメーションの例
xmform.c フォーム・アタッチメントの例
xmforc.c フォーム・アタッチメントと行・列の例
xmmap.c 描画領域とスクロールされたウィンドウの例
xmgetres.c リソース取り出しの例
xmapdef.c app の定義によるスクロールされたウィンドウの例

これらのサンプル・プログラムには,次の項目が適用されます。

  1. xmfonts プログラムは,省略時の設定では字数が10文字以下のフォント名だけを表示します。システムによっては,フォント・パスには長い XLFD フォント名しか含まれていないものもあります。したがって, XMFONTS*maxLenのリソースをより大きな数字(80)に設定するか, numColumns のリソースを 1 に指定する必要があります。

  2. xmter プログラムを Motif ウィンドウ・マネージャ以外のウィンドウ・マネージャで実行する場合,そのウィンドウ・マネージャは(たとえばマットのような) ウィンドウの装飾をすべて削除する必要があります。 xmter プログラムから Motif ウィンドウ・マネージャに対して,ウィンドウの装飾を削除するように指示が出されます。

  3. xmform プログラムでは,Form に組み込まれた Motif ウィジェットで構成された文字列を表示できます。このためには次のコマンドを使用してください。


    $ xmform :== $DECW$EXAMPLES:xmform
    $ xmform string
    

    stringの変数はオプションです。 stringを指定する場合に使用できる文字は,F,I,M,O,T です。使用する文字列は必ず大文字で,引用符(" ")で囲まなければなりません。 stringが省略された場合,xmform は"MOTIF"に戻ります。

  4. xmgetres プログラムは,XmGetSecondaryResourceData の使用法を示す例です。 xmgetres を起動するには次のコマンドを使用します。


    $ xmgetres :== $DECW$EXAMPLES:xmgetres
    $ xmgetres WidgetClass
    

    WidgetClass の変数はオプションです。 WidgetClassが省略された場合, "Widget"という省略時のクラスに戻ります。 "All"のクラスも使用できます。この設定では Xt と Motif のすべてのウィジェットに対するリソースが表示されます。

B.4.14 Xmtravel プログラム例

V1.2

xmtravel プログラムは,旅行代理店関係やフライト・データベース向けのプログラム例です。このプログラムによって,『OSF/Motif スタイル・ガイドリリース 1.2』に準拠した様々なユーザ・インタフェースの設計概念を知ることができます。

このプログラムはほんの一例に過ぎず,装備されていない機能も多く,使用を目的とした定義済設定も行われていません。

B.4.15 プログラム例のリソース・ファイル

V1.2

プログラム例の多くには,それらの表示属性を定義する関連リソース・ファイルがあります。これらのリソース・ファイルを使用するには, DECW$EXAMPLES ディレクトリからユーザの DECW$USER_DEFAULTS ディレクトリに複写を行うか,あるいはファイルの内容をユーザの DECW$XDEFAULTS.DAT ファイルに追加します。

プログラム例ファイルおよびその関連リソース・ファイルの一覧を次の表に示します。

プログラム例 リソース・ファイル
DECW$CDPLAYER.EXE DECW$CDPLAYER.DAT
FILEVIEW.EXE FILEVIEW.DAT
PERIODIC.EXE PERIODIC.DAT
MOTIFANM.EXE MOTIFANIM.DAT
XMAPDEF.EXE XMDEMOS.DAT
XMDIALOGS.EXE XMDEMOS.DAT
XMEDITOR.EXE XMDEMOS.DAT
XMFONTS.EXE XMDEMOS.DAT
XMFORC.EXE XMDEMOS.DAT
XMFORM.EXE XMDEMOS.DAT
XMGETRES.EXE XMDEMOS.DAT
XMLIST.EXE XMDEMOS.DAT
XMMAP.EXE XMDEMOS.DAT
XMPROTOCOL.EXE XMDEMOS.DAT
XMTER.EXE XMDEMOS.DAT
XMTRAVEL.EXE XMTRAVEL.DAT

リソース・ファイルが見つからない場合には,プログラム例は実行されますが,正しく表示されないこともあります。

B.4.16 プログラム例用 UID ファイル

V1.2

プログラム例が使用する UID ファイルは,現在のディレクトリまたはユーザのDECW$USER_DEFAULTS ディレクトリに入れておかなければなりません。 UID ファイルが見つからない場合,アプリケーションは正常に起動することができません。UID ファイルは DECW$EXAMPLES ディレクトリから複写することができます。

B.5 OSF/Motif の既知の問題のリスト

DECwindows Motif ソフトウェアには,OSF/Motif の既知の問題について記述した OSF ファイルが含まれています。このファイルは,インストレーション中にキットから SYS$HELP:DECW$MOTIF_OSF_BUGLIST_V12.TXT にコピーされます。


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