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この EDIT コマンドは,TECO エディタを起動して,ファイル OLDFILE.TXT を編集します。TECO は TEC$INIT 論理名定義を検索します。 TEC$INIT が定義されていないと,TECO は,コマンド・ファイルを使用せずに編集セッションを開始します。セッションの終了時に,編集されたファイルに NEWFILE.TXT という名前が付けられます。
#2 |
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$ EDIT/TECO/EXECUTE=FIND_DUPS "TEMP, ARGS, BLANK" |
この例では,/EXECUTE 修飾子により,ファイル FIND_DUPS.TEC に記述されている TECO マクロが実行され,引数文字列 "TEMP, ARGS, BLANK" が,テキスト・バッファに置かれます。
DEC テキスト処理ユーティリティ (DEC Text Processing Utility [DECTPU]) を起動します。省略時の設定では, EVE ( 拡張可能多機能エディタ [Extensible Versatile Editor] ) エディタを起動します。 DECTPU は,テキスト・エディタおよびその外のアプリケーション作成のための,構造化プログラミング言語およびその他の構成要素を提供します。EVEを使用した編集についての詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプを参照してください。
EDIT/TPU [入力ファイル]
指定したキュー・マネージャが管理するすべての自動起動キューの,自動起動機能を 1 ノード上で許可します。省略時の設定では,このコマンドは /QUEUES 修飾子を使用します。OPER (オペレータ) 特権が必要です。
自動起動キューについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』のバッチ・キューおよびプリント・キューに関する章を参照してください。
ENABLE AUTOSTART[/QUEUES]
なし。
キューの自動起動を許可すると,キュー・マネージャは,ノード上で停止しているすべての処理中の自動起動キューを自動的に起動させます。また,そのノードにフェイルオーバしたすべての自動起動キューを自動的に起動させます。省略時の設定では, ENABLE AUTOSTART コマンドはコマンドを入力したノードに対して有効です。異なるノード上の自動起動を許可するには, /ON_NODE 修飾子を指定します。省略時の設定では,このコマンドは省略時のキュー・マネージャ SYS$QUEUE_MANAGER が管理する自動起動キューに対して有効です。異なるキュー・マネージャが管理する自動起動キューの自動起動を許可するには, /NAME_OF_MANAGER 修飾子を使用します。
INITIALIZE/QUEUE コマンドに /START 修飾子を指定して,または START/QUEUE コマンドで自動起動キューを起動し, STOP/QUEUE/NEXT または STOP/QUEUE/RESET コマンドで停止していない場合,自動起動キューは処理中です。
ノードをブートする時に, ENABLE AUTOSTART コマンドを入力するまで自動起動は禁止されています。たいていの場合は,利用者システム固有のスタートアップ・コマンド・プロシージャ,またはキューのスタートアップ・コマンド・プロシージャにこのコマンドを含めて,ノードをブートするたびに該当ノードの自動起動キューを起動させます。
/NAME_OF_MANAGER=名前
許可したい自動起動キューを制御しているキュー・マネージャ名を指定します。この修飾子を使用すると,キューの集合に対して異なる自動起動機能を使用することができます。/NAME_OF_MANAGER 修飾子を省略すると,省略時のキュー・マネージャ名 SYS$QUEUE_MANAGER が使用されます。
複数のキュー・マネージャについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』のキュー・マネージャに関する章を参照してください。
/ON_NODE=ノード名
OpenVMS Cluster システム内のノードを指定します。この修飾子を使用すると,このコマンドを入力したノード以外のノード上の,自動起動を許可することができます。/QUEUES
キューの自動起動を許可することを指定します (この修飾子は省略時の設定により使用されます)。
#1 |
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$ INITIALIZE/QUEUE/BATCH/START- _$ /AUTOSTART_ON=SATURN:: BATCH_1 $ ENABLE AUTOSTART/QUEUES . . . $ DISABLE AUTOSTART/QUEUES |
この例では INITIALIZE/QUEUE コマンドは,ノード SATURN で実行できる自動起動キュー BATCH_1 を作成します。 /START 修飾子は,キューの自動起動を有効にします。 ( ノード SATURN 上で実行される ) ENABLE/AUTOSTART/QUEUES コマンドは該当ノードの自動起動を許可します。これによりキュー ( および該当ノード上で有効な他の自動起動キュー ) はジョブの実行を開始します。
(ノード SATURN 上で実行される)DISABLE AUTOSTART コマンドは該当ノード上の自動起動キューを停止し,他のキューが該当ノードにフェイルオーバするのを抑止します。
/NAME_OF_MANAGER 修飾子が指定されていないので,これらのコマンドは省略時のキュー・マネージャ SYS$QUEUE_MANAGER が管理するキューにのみ有効です。
BATCH_1 は 1 つのノードでのみ実行するよう設定されているので,キューは他のノードにフェイルオーバできず停止します。ただしキューは自動起動が有効であり,ノード SATURN に対して ENABLE AUTOSTART コマンドが入力されると,このキューはスタートします。 STOP/QUEUE/NEXT または STOP/QUEUE/RESET コマンドでキューの自動起動を無効にしない限り,BATCH_1 をリスタートさせるために START/QUEUE コマンドを実行する必要はありません。
#2 |
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$ INITIALIZE/QUEUE/BATCH/START- _$ /AUTOSTART_ON=(NEPTUN::,SATURN::) BATCH_1 $ ENABLE AUTOSTART/QUEUES/ON_NODE=NEPTUN $ ENABLE AUTOSTART/QUEUES/ON_NODE=SATURN . . . $ STOP/QUEUES/ON_NODE=NEPTUN |
この例の INITIALIZE/QUEUE コマンドは,自動起動キュー BATCH_1 を作成します。 /START 修飾子は,キューの自動起動を有効にします。
最初の ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドにより,ノード NEPTUN 上でキューの実行が開始されます。2 番目の ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドはノード SATURN の自動起動を許可し,SATURN 上で停止しているすべての有効な自動起動キュー,および SATURN にフェイルオーバしたすべての自動起動キューをスタートさせます。
この後,ノード NEPTUN を OpenVMS Cluster システムから削除する場合を考えてみます。STOP/QUEUES/ON_NODE コマンドはノード NEPTUN 上のすべてのキューを停止し,自動起動キュー BATCH_1 はノード SATURN にフェイルオーバします。このキューは自動起動機能が有効であり,ノード SATURN では自動起動が許可されているので,BATCH_1 は SATURN 上で自動的にスタートします。
/NAME_OF_MANAGER 修飾子が指定されていないので,このコマンドは省略時のキュー・マネージャ SYS$QUEUE_MANAGER が管理するキューに対してのみ有効です。
コマンド・プロシージャ内のサブルーチンの終了を示します。ENDSUBROUTINE コマンドについての詳細は, CALL コマンドの説明またはオンライン・ヘルプを参照してください。
ENDSUBROUTINE
コマンドまたはプログラムが,会話型ターミナル以外の入力装置からデータを読み込む場合に,データ・ストリームの終わりを示します。
$ EOD
コマンド・プロシージャまたはバッチ・ジョブの EOD (end-of-deck) コマンドの機能は,次のとおりです。
- ドル記号 ($) で始まる入力データ行を終了させます。DECK コマンドは,ドル記号で始まる以降の行をコマンドでなくデータとして解釈することを示します。 EOD コマンドは,データ行の最後を示します。
- コマンド・ストリームの中に,複数の入力ファイルが他のコマンドが介在しないで含まれている場合に,入力ファイルを終了させます。データを読み取るプログラムまたはコマンドは,EOD コマンドが読まれた時に,ファイルの終端 (end-of-file) 条件を受け取ります。
EOD コマンドの前には必ず,ドル記号を付けてください。ドル記号は,入力レコードの最初の文字位置 (カラム1) になければなりません。
#1 |
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$ CREATE WEATHER.COM $ DECK $ FORTRAN WEATHER $ LINK WEATHER $ RUN WEATHER $ EOD $ @WEATHER |
このコマンド・プロシージャは,WEATHER.COM というコマンド・プロシージャを作成します。DECK コマンドと EOD コマンドによって囲まれている行が, WEATHER.COM というファイルに書き込まれます。そのあと,コマンド・プロシージャは WEATHER.COM を実行します。
#2 |
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プログラム MUPROG には 2 つの入力ファイルが必要です。これらのファイルは論理装置 SYS$INPUT から読み込まれます。 EDO コマンドは 1 つ目のデータ・ファイルの終了と,2 つ目のデータ・ファイルの開始を示します。ドル記号で始まる次の行 ( この例では PRINT コマンド ) は, 2 つ目のデータ・ファイルの終了を示します。
カード・リーダからキューに登録される,バッチ・ジョブの終わりを示します。
$ EOJ
EOJ (end-of-job) コマンドは,カード・リーダ経由で登録されたバッチ・ジョブの終わりを示します。EOJ カードは,必須ではありません。ただし,存在する場合,コマンド行の空白でない最初の文字は,ドル記号 ($) でなければなりません。EOJ コマンドを他の文脈で発行すると,プロセスをログアウトします。 EOJ コマンドには,短縮形はありません。EOJ カードは,EOF カードと等価です。
#1 |
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JOB および PASSWORD コマンドは,カード・リーダ経由で登録されたバッチ・ジョブの開始を示します。EOJ コマンドは,そのジョブの終わりを示します。
仮想メモリの内容を表示します。内容を確認する仮想メモリの記憶位置へのユーザ・モード読み取り(R)アクセス権が必要です。
EXAMINE 記憶位置[:記憶位置]
記憶位置[:記憶位置]
内容を確認する仮想アドレスまたは仮想アドレスの範囲 ( 最初に小さいアドレスを, 2 番目に大きいアドレスを指定 ) を指定します。アドレスの範囲を指定する場合には,開始アドレスと終了アドレスをコロン (:) で区切ります。記憶位置には算術演算子,論理演算子,または事前に割り当てられたシンボルを含む任意の有効な計算式を指定できます。基数修飾子を使用して,アドレスを解釈するための基数を決めます。省略時の設定は 16 進数です。シンボル名は常に,それらが定義されたときの基数で解釈されます。記憶位置の前には,基数演算子 %X,%D,または %O を付けることができます。 16 進数は,数字(または %X)で開始する必要があります。
DEPOSIT および EXAMINE コマンドは,現在のメモリ記憶位置のポインタを保持します。EXAMINE コマンドは,EXAMINE コマンドを指定したときに表示した最後の記憶位置にこのポインタを設定します。 EXAMINE または DEPOSIT コマンドにピリオド (.) を付けて実行すれば,この記憶位置を参照できます。
EXAMINE コマンドは,仮想メモリの内容を表示します。アドレスは 16 進形式で表示され,内容は指定した基数で表示されます。次の例を参照してください。
address: contents
指定したアドレスにユーザ・モードでアクセスできない場合は,内容のフィールドに 4 つのアスタリスク (*) が表示されます。
基数修飾子: DEPOSIT または EXAMINE コマンドの基数の省略時の設定によって,コマンドによる数値リテラルの解釈方法が決まります。省略時の設定の基数は 16 進数値なので,コマンド行のすべての数値リテラルは, 16 進数値であると仮定されます。 EXAMINE コマンドに基数修飾子を指定した場合は,別の修飾子によって上書きされるまで,その基数が以降の EXAMINE コマンドおよび DEPOSIT コマンドの省略時の設定になります。次の例を参照してください。
$ EXAMINE/DECIMAL 900 00000384: 0554389621
EXAMINE コマンドは,記憶位置 900 を 10 進数として解釈し,その記憶位置の内容を 10 進数で表示します。以降のすべての DEPOSIT コマンドおよび EXAMINE コマンドでは,アドレスやデータに入力される数を 10 進数であると仮定します。 EXAMINE コマンドは常に,アドレス記憶位置を 16 進数で表示する点に注意してください。
= (代入文) コマンドによって定義されたシンボルは常に,それらが定義されたときの基数で解釈されます。
表示する記憶位置または格納するデータとして入力する 16 進数値は,数字 (0 〜 9) で始まらなければなりません。数字 (0 〜 9) 以外で始めるとコマンド・インタプリタは,シンボル名を入力したか,またはシンボルの置換を行うものと仮定します。
現在の省略時の設定を変更するには, EXAMINE コマンドを入力する時に基数演算子 %X,%D,または %O を使用します。次の例を参照してください。
$ EXAMINE/DECIMAL %X900 00000900: 321446536
このコマンドは,16 進数値の 900 として指定された記憶位置にあるデータを 10 進数形式で表示することを要求しています。
長さ修飾子: EXAMINE コマンドの省略時の設定の長さの単位はロングワードです。 EXAMINE コマンドは,各ロングワードの間にブランクを入れて,一度に 1 ロングワードずつデータを表示します。EXAMINE コマンドで長さ修飾子を使用した場合は,別の修飾子によって上書きされるまで,その長さが以降の EXAMINE コマンドおよび DEPOSIT コマンドでの,メモリ記憶位置の省略時の設定の長さになります。
修飾子の配置に関する制約: EXAMINE コマンドは,算術的に式を解釈します。そのため,コマンド名の直後に指定された場合のみ,修飾子は正しく解釈されます。
/ASCII
指定した記憶位置のデータを ASCII 形式で表示します。対応する ASCII コードがない 2 進値は,ピリオド(.) として表示されます。
/ASCII 修飾子を指定した場合,または ASCII モードが省略時の設定である場合は,コマンド行で指定される数値リテラルの省略時の設定の基数として, 16 進数が使用されます。
/BYTE
指定された記憶位置にあるデータを一度に 1 バイトずつ表示します。/DECIMAL
指定された記憶位置の内容を 10 進形式で表示します。/HEXADECIMAL
指定された記憶位置の内容を 16 進形式で表示します。/LONGWORD
指定された記憶位置にあるデータを一度に 1 ロングワードずつ表示します。/OCTAL
指定された記憶位置の内容を 10 進形式で表示します。/WORD
指定された記憶位置にあるデータを一度に 1 ワードずつ表示します。
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$ RUN MYPROG [Ctrl/Y] $ EXAMINE 2678 0002678: 1F4C5026 $ CONTINUE |
この例で RUN コマンドは,イメージ MYPROG.EXE の実行を開始します。 MYPROG の実行中に Ctrl/Y を押して実行を中断します。EXAMINE コマンドによって,仮想メモリ記憶位置 2678(16 進値)の内容が表示されます。
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$ BASE = %X1C00 $ READBUF = BASE + %X50 $ ENDBUF = BASE + %XA0 $ RUN TEST [Ctrl/Y] $ EXAMINE/ASCII READBUF:ENDBUF 00001C50: BEGINNING OF FILE MAPPED TO GLOBAL SECTION . . . |
この例では,プログラム TEST.EXE を実行する前に,プログラムの基底アドレスならびにラベル READBUF と ENDBUF のシンボリック名が定義されます。これらのシンボリック名は,すべて基数演算子 %X を使用して 16 進形式で表されます。READBUF および ENDBUF は,プログラムの基底アドレスからのオフセットを定義しています。
プログラムの実行中に Ctrl/Y を押してプログラムを中断します。 EXAMINE コマンドによって,指定されたメモリ記憶位置にあるすべてのデータが ASCII 形式で表示されます。
Exchange ユーティリティ (EXCHANGE) を起動します。このユーティリティは,オペレーティング・システムが通常認識できない形式で書き込まれた,大容量記憶ボリュームを操作します。EXCHANGE を使用すると,次の操作を行うことができます。
- フォーリン・ボリュームの作成
- ファイルをボリュームに転送,ボリュームからファイルを転送
- ボリュームのディレクトリの一覧作成
RT-11 ディスクのようなブロック・アドレス指定可能な装置の場合, EXCHANGE は,ファイル名の変更やファイルの削除などの操作も実行できます。 EXCHANGE は,フォーリン・ボリュームのイメージである Files-11 ファイルも操作できます。これらのファイルは 仮想装置 と呼ばれます。
EXCHANGE についての詳細は,『OpenVMS Exchange Utility Manual』 ( ドキュメンテーション CD-ROM に用意されています ),またはオンライン・ヘルプを参照してください。
EXCHANGE [サブコマンド] [ファイル指定] [ファイル指定]
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