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エントリ数は,16 〜 16000 の整数でなければなりません。省略時の設定の値は 16 です。
/ERASE 修飾子を指定すると,ボリュームで DSE 操作が実行されます。ディスク装置の場合は,ERASE ボリューム属性が設定されます。つまりボリュームの各ファイルは,削除と同時にデータも実際に消去されます。
DSE 操作にかかる時間は,ボリューム・サイズによって異なります。通常,INITIALIZE/ERASE コマンドは,INITIALIZE/NOERASE コマンドよりも時間がかかります。
ファイルに対して異なる拡張サイズが設定されてなく,プロセスに対して SET RMS_DEFAULT コマンドを使用して省略時の設定の拡張サイズが設定されていない場合に限り,OpenVMS オペレーティング・システムは,省略時の設定のボリューム拡張サイズを使用します。
ディスク・ボリュームに対して,ボリューム内のすべてのファイルに適用されるファイル保護の省略時の設定を定義します。
『OpenVMS Guide to System Security』に説明されている標準の構文規則に従って,コードを指定します。属性を何も指定しない場合は,ファイル保護の現在の省略時の設定が適用されます。
OpenVMS システムでボリュームを使用している場合,この属性は使用されませんが, RSX-11M システムでは,属性を使用してプロセスによるボリュームの使用を制御できます。OpenVMS システムは常に,省略時の設定のファイルの保護を使用します。省略時の設定のファイル保護を変更するには, SET PROTECTION/DEFAULT コマンドを使用します。
ボリューム所有者の利用者識別コード (UIC) は,ユーザのグループ番号とメンバ番号 0 を省略時の設定にします。
この修飾子は,多くのファイルを作成した際,ファイル・ヘッダの領域の割り当ての効率を上げるのに有用です。この修飾子を指定しない場合,ファイル・システムは,ボリュームの新しいヘッダに必要なスペースを動的に割り当てます。
/HEADER 修飾子の省略時の設定の値は通常,ODS-2 および ODS-5 ディスクには不十分です。性能を向上させて SYSTEM-F-HEADERFULL エラーを回避するには,ディスクにあるおおよそのファイル数を予想して,その値に設定してください。ただし,この値を極端に多く見積もると,ディスク領域を浪費する結果になります。 |
/HEADER 修飾子は,INDEXF.SYS に最初に割り当てられるヘッダの領域の量を制御します。ディスク上の各ファイルにはファイル・ヘッダが少なくとも 1 つ必要で,ヘッダはそれぞれ INDEXF.SYS 内の 1 つのブロックを占有します。多数のアクセス制御リスト・エントリ (ACE) を持つファイル,または非常に細かく断片化されているファイルには,2 つ以上のヘッダを使用することもあります。
省略時の設定の値の 16 は,INDEXF.SYS が拡張される前に,作成される 10 未満のファイル用の空間を確保するためのものです。それを考慮した上で,ディスクに作成するファイルの合計数を見積もって,この修飾子に指定してください。これによってディスク・アクセス性能が向上します。この値を多く見積もると,ディスク領域を浪費する結果になります。この値は,ボリュームを再初期化しないと変更できません。
INDEXF.SYS を拡張できる回数は制限されています。ヘッダのマップ領域 (検索ポインタが格納されている場所) がいっぱいになると,ファイルの作成は失敗し,"SYSTEM-W-HEADERFULL" というメッセージが表示されます。
ファイルのハイウォータ・マーク(FHM)のボリューム属性を設定します。これによって,まだ何も書き込まれていないデータについては,読み込みができないことを保証します。磁気テープに対して,/NOHIGHWATER 修飾子は指定できません。
/NOHIGHWATER 修飾子は,ディスク・ボリュームの FHM を無効にします。
ボリュームのホームブロック,およびホームブロックのコピーを,ディスク上のどこに置くかを指定します。 オプション には,次のいずれか 1 つを指定します。
BEGINNING | ボリュームの先頭。 |
MIDDLE | ボリュームの中間(省略時の設定)。 |
END | ボリュームの終わり。 |
BLOCK: n | 論理ブロックの先頭を nで指定します。 |
/INTERCHANGE 修飾子,磁気テープのラベリング,およびテープのインターチェンジについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル (上巻)』を参照してください。
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省略時の設定では,OpenVMS オペレーティング・システムは,次の方法でこのフィールドをチェックするルーチンを提供します。
省略時の設定以外の任意の文字を指定する場合,磁気テープにアクセスするためには,INITIALIZE および MOUNT コマンドに /OVERRIDE=ACCESSIBILITY 修飾子を指定しなければなりません。
ボリュームの最大値は,/CLUSTER_SIZE に指定される値によって異なります。 /CLUSTER_SIZE が 8 (/LIMIT が指定される場合の省略時の設定) 以上の場合,設定される拡張可能数は 1 TB です。/CLUSTER_SIZE の値が 8 より小さい場合,拡張可能な上限は "65535×4096×クラスタ値" に設定されます。ビットマップの最大サイズが 65535 ブロックであるためです。ボリュームの拡張についての詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
拡張可能な最小値は,次の値のうち最も大きい値です。
可能な最小値より小さい値が入力されると,その値は最小値まで増加されます。この値は,SHOW DEVICE/FULLコマンドの出力の中で「Expansion Size Limit (拡張下限サイズ)」としてブロック単位で表示されます。
/LIMIT を指定し,/CLUSTER_SIZE の値を指定しない場合, /CLUSTER_SIZE=8 の値が使用されます。 |
(ボリュームのブロック数)/((クラスタの要素の数 + 1) * 2)
ボリュームに指定できる最大サイズは,次の式から計算できます。
(ボリュームのブロック数)/(クラスタの要素の数 + 1)
最小値は 0 です。最大値を変更するためには,ボリュームを再初期化する必要があります。
/MAXIMUM_FILES 修飾子は,ボリューム上に新しいファイル・ヘッダ用のスペースを予約したり,作成したりしません。ファイル・システムは,新しいヘッダに必要なスペースを動的に割り当てます。 |
あるカートリッジでデータの圧縮や非圧縮を選択すると,カートリッジ全体にその指定が適用されます。
SCSI テープでは,圧縮を行えるのは,テープの接続の際にローカル SCSI バスを使用している場合に限られます。 VAX が TMSCP クライアントである場合,またはテープが HSJ コントローラに常駐している場合には,圧縮を行えません。 |
ACCESSIBILITY | 磁気テープ専用。初期化しようとしているボリュームの場合に,このオプションは,ボリュームの Accessibility フィールドにある任意の文字を上書きします。このオプションの使用は,インストールによって定義されます。つまり,各インストールには,磁気テープ・ファイル・システムがこのフィールドの処理に使うルーチンを指定するオプションがあります。省略時の設定では,OpenVMS は,次の方法でこのフィールドをチェックするルーチンを提供します。磁気テープが ANSI 規格の Version 3 に対応するバージョンの OpenVMS で作成されている場合は,このオプションを使用して, ASCII スペース以外の文字をすべて上書きする必要があります。保護が指定されていて,磁気テープが Version 3 以降の ANSI 規格に対応している場合は,このオプションを使用して,ASCII 1 以外の文字をすべて上書きする必要があります。ACCESSIBILITY オプションを使用するには,VOLPRO 特権を持っているか,または,そのボリュームの所有者でなければなりません。 |
EXPIRATION | 磁気テープ専用。まだ満了日に達していないテープに書き込むことができます。このオプションを実行する必要があるのは,VAX/VMS バージョン 4.0 より前の弊社のオペレーティング・システムで作成され,ボリュームの所有者識別子フィールドに D% 形式を指定している磁気テープです。ボリューム保護を上書きするには,VOLPRO 特権を持っているか,または, INITIALIZE コマンドを実行している UIC が,そのボリュームに書き込まれている UIC と一致している必要があります。 |
OWNER_IDENTIFIER | ボリューム・ラベルの所有者識別子フィールドの処理を上書きできます。 |
オプションを 1 つだけ指定する場合は,括弧を省略できます。
/PROTECTION 修飾子を指定して初期化されたボリュームを再初期化するためには, INITIALIZE コマンドを実行している UIC が,そのボリュームに書き込まれている UIC と一致しているか,または VOLPRO 特権を持っている必要があります。
制御アクセス権を持っている場合は,/PROTECTION を指定して,初期化されたボリュームを再初期化できます。
磁気テープの場合は,磁気テープに保護が指定されないと,UIC が書き込まれません。保護が指定されて所有者 UIC が指定されない場合は,現在実行中の UIC にボリュームの所有権が割り当てられます。
ボリュームに指定した保護を適用します。
省略時の設定は,ユーザの省略時の設定の保護です。 /GROUP,/SHARE,および /SYSTEM 修飾子を使用して,ディスク・ボリュームの保護を設定することもできます。
磁気テープの場合は,ボリューム・ラベルの OpenVMS 固有の部分に保護コードが書き込まれます。システムは,読み込み (R) と書き込み (W) のアクセス制約だけを適用します。作成 (C) および削除 (D) のアクセスを指定しても無効です。さらに,システムとオーナには,指定した保護コードにかかわらず,磁気テープに対する読み込み (R) と書き込み (W) のアクセスが与えられます。
保護コードの指定についての詳細は,『OpenVMS Guide to System Security』を参照してください。属性を指定しない場合は,現在の省略時の設定の保護が適用されます。
ディスク・ボリューム全体に対する保護コードでは, E(実行) は作成を意味します。
INITIALIZE コマンドで /SHADOW および /ERASE 修飾子を指定すると,以下の操作が実行されます。
/ERASE 修飾子の使用を強くお勧めします。 /ERASE 修飾子を使用することで,マージ操作がかなり削減されます。ただし,/ERASE の使用には 2 つの副作用があり,ボリューム・シャドウイングを行う際には十分な検討が必要です。具体的には,ERASE ボリューム属性の設定と, /ERASE を使用してボリュームを初期化するための所要時間です。
/ERASE と共に /SHADOW を指定すると,ディスクが順次に消去されるため,コマンドの実行にかかる時間が 2 倍または 3 倍程度かかります。ディスクのサイズが大きい場合には,複数のディスクに対して同時に INITIALIZE/ERASE コマンドを (/SHADOW を使用せずに) 実行してディスクを消去するようにしてください。これらのコマンドがすべて実行されたら, INITIALIZE/SHADOW コマンドを (/ERASE を使用せずに) 実行してください。
一度 /ERASE および /SHADOW を使用して装置を初期化すると,これらの装置を最大で 3 つ,新しいホスト・ベースのシャドウ・セットのメンバとしてマウントできるようになります。
既存のシャドウ・セットに追加するディスクを初期化するときは, INITIALIZE/SHADOW コマンドを使用しないでください。これを使用しても何の利点もないからです。
ボリューム・シャドウイングの詳細については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
DECram ディスクの場合,/SIZE は,使用可能なメモリから割り当てられるディスク (装置タイプ DT$_RAM_DISK) のサイズを指定します。装置のサイズは,ディスクの初期化の際に設定されます。
領域の割り当てを解除するには,/SIZE=0 を指定します。 DECram ディスクのために割り当てられていたすべての資源は,システムに戻されます。
n は,VAX システムあるいは V2.3 よりも前のバージョンの DECram のいずれかでは, 524,280 ブロックを超えることができないことに注意してください。 Alpha システムで動作している DECram V2.3 では, 67,108,864 ブロック (32GB) までをサポートします。
構造レベル 1 では,修飾子 /DATA_CHECK および /CLUSTER_SIZE について互換性がありません。構造レベル 1 のディスクの省略時の設定の保護では,システム,オーナ,およびグループにはフル・アクセス,他のすべてのユーザには読み込み (R) アクセスを許可します。
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