OpenVMS
DCL ディクショナリ


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Alpha システムは Files-11 オンディスク構造レベル 1 のディスクをサポートしていないため,Alpha システムで 1 を指定すると,エラーが発生します。VAX システムは構造レベル 5 のディスクをサポートしていないため,VAX システムで 5 を指定すると,エラーが発生します。

構造レベル 5 (ODS-5) のディスクについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル (上巻)』を参照してください。

/SYSTEM

システムUICまたはSYSPRV(システムに関する特権)特権が必要です。

システム・ボリュームを定義します。所有者 UIC の省略時の設定は,[1,1]です。省略時の設定の保護では,システム・プロセスだけが最上位ディレクトリを作成できる点を除いて,すべての所有権カテゴリにフル・アクセスを許可します。

/USER_NAME=名前

ボリュームに対応するユーザ名を指定します。ここで指定するユーザ名は 1 〜 12 文字の英数字でなければなりません。省略時の設定は,使用しているユーザのユーザ名です。

/VERIFIED

/NOVERIFIED

ディスクに不良ブロック・データがあるかどうかを指定します。 /NOVERIFIED 修飾子を使用すると,ディスクの不良ブロック・データは無視されます。省略時の設定は,4096 以上のブロックを持つディスクには /VERIFIED 修飾子, 4096 未満のブロックを持つディスクには /NOVERIFIED 修飾子です。

/VOLUME_CHARACTERISTICS=([[NO]HARDLINKS,] [[NO]ACCESS_DATES[=デルタ時間]])

Files-11 ODS-5 ボリューム のみ に適用されます。

ODS-5 ボリューム上でのハードリンクおよびアクセス日の自動更新を,可能または不可能にします。

デルタ時間 の省略時の設定は 1 秒で, POSIX の st_atimeで必要とされる「EPOCH からの経過秒数」時間インタフェースに準拠するよう選択された値です。サイトでは,より値の大きいデルタ時間を選択して, 1 秒単位の粒度が不要になった場合にもオーバヘッドを削減できます。

NOACCESS_DATES オプションが影響を与えるのは,コマンドを実行したノードだけです。その他のノードは,次にボリュームがマウントされるまでは,この変化の影響を受けません。

詳細は,『Guide to OpenVMS File Applications』を参照してください。

/WINDOWS=n

ファイル・ウィンドウに割り当てられるマッピング・ポインタ (ファイル内のデータへのアクセスに使用) の数を指定します。 7 〜 80 の整数の値を指定します。省略時の設定の値は 7 です。

#1

$ INITIALIZE/USER_NAME=CPA $FLOPPY1 ACCOUNTS

$FLOPPY1 のボリュームを初期化して,そのボリュームに ACCOUNT というラベルをつけ,さらに CPA というユーザ名を指定します。

#2

$ ALLOCATE DMA2:  TEMP
  _DMA2: ALLOCATED
$ INITIALIZE  TEMP:  BACK_UP_FILE
$ MOUNT  TEMP:  BACK_UP_FILE
%MOUNT-I-MOUNTED, BACK_UP_FILE mounted on _DMA2:
$ CREATE/DIRECTORY  TEMP:[GOLDSTEIN]

この一連のコマンドは,RK06/RK07 ボリュームを初期化する方法を示します。まず装置が割り当てられて,他のユーザはアクセスできないようになります。次に,ボリュームが装置に物理的にマウントされ, INITIALIZE コマンドによって初期化されます。ボリュームが初期化された後, MOUNT コマンドによりファイル構造が使用できるようになります。ボリュームにファイルを配置するには,その前に CREATE/DIRECTORY コマンドを使用して,ディレクトリを作成しなければなりません。

#3

$ ALLOCATE MT:
  _MTB1:  ALLOCATED
$ INITIALIZE MTB1:  SOURCE
$ MOUNT MTB1:  SOURCE
%MOUNT-I-MOUNTED, SOURCE mounted on _MTB1:
$ COPY *.FOR  MTB1:
$ DIRECTORY MTB1:
   .
   .
   .
$ DISMOUNT MTB1:

上記のコマンドは,磁気テープを初期化するのに必要な手順を示しています。ドライブを割り当てたら,そのドライブに磁気テープを挿入し, INITIALIZE コマンドを使用してそこにラベル SOURCE を書き込みます。次に,MOUNT コマンドで磁気テープをマウントして,ファイルの書き込みができるようにします。

#4

$ BACKUP filespec MUA0: ... /MEDIA_FORMAT=NOCOMPACTION-
_$/REWIND

この例では,圧縮とレコードのブロック化を禁止して, BACKUP テープを作成します。

#5

$ INITIALIZE/ERASE/SHADOW=($4$DKA1300, $4$DKA1301) NONVOLATILE
 
$MOUN/SYS DSA42 /SHAD=( $4$DKA1300 , $4$DKA1301 ) NONVOLATILE
%MOUNT-I-MOUNTED, NONVOLATILE MOUNTED ON _DSA42:
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$4$DKA1300: (WILD3) IS NOW A VALID MEMBER OF THE SHADOW SET
%MOUNT-I-SHDWMEMSUCC, _$4$DKA1301: (WILD4) IS NOW A VALID MEMBER OF THE SHADOW SET
$SHO DEV DSA42:
 
DEVICE              DEVICE          ERROR    VOLUME         FREE  TRANS MNT
 NAME               STATUS          COUNT     LABEL        BLOCKS COUNT CNT
DSA42:              MOUNTED             0  NONVOLATILE    5799600     1   1
$4$DKA1300: (WILD3) SHADOWSETMEMBER     0  (MEMBER OF DSA42:)
$4$DKA1301: (WILD4) SHADOWSETMEMBER     0  (MEMBER OF DSA42:)

この例は,INITIALIZE/ERASE/SHADOW コマンドの正しい使い方を示しています。同じ行で複数の装置を指定している点に注意してください。


INITIALIZE/QUEUE

キューの作成または初期化を行います。このコマンドを使用してキューを作成し,名前とオプションを割り当てます。バッチ・キューの作成には,/BATCH 修飾子が必要です。

キューの作成には OPER ( オペレータ ) 特権,キューの変更には管理(M)アクセス権が必要です。


形式

INITIALIZE/QUEUE キュー名[:]


パラメータ

キュー名[:]

実行キューまたは汎用キューの名前を指定します。キュー名には,1 〜 31 の文字列を使用します。文字列には,大文字と小文字の英文字,数字,ドル記号 ($),アンダスコア (_) を使用できます。ただし,英文字を少なくとも 1 つ含めなければなりません。

説明

キューを作成するか,または終了している既存のキューのオプションを変更するには, INITIALIZE/QUEUE コマンドを使用します。

システムまたは OpenVMS Cluster システムをセットアップするときに,必要な INITIALIZE/QUEUE コマンドを実行して,出力キューとバッチ・キューを作成します。後から,必要に応じて INITIALIZE/QUEUE コマンドを使用して,キューを作成して追加することができます。 INITIALIZE/QUEUE コマンドでキューを作成すると,キューについての情報がキュー・データベースに格納されます。

キューの作成と起動を同時に行う場合は, INITIALIZE/QUEUE/START コマンドを使用します。キューの作成だけを行い,別の時にそれを起動する場合は, INITIALIZE/QUEUE コマンドだけを実行します。後から START/QUEUE コマンドを入力すると,キュー起動できます。

INITIALIZE/QUEUE,START/QUEUE,および SET QUEUE コマンドによってキュー・オプションを変更できます。キュー・オプションを変更すると,キュー・データベース内のキューに関する情報が更新されます。

INITIALIZE および START コマンドは,終了したキューに対してのみ使用できます。動作中のキューのオプションを変更するには,SET QUEUE コマンドを使用します。 SET QUEUE コマンドで変更できないキュー・オプションを変更するには,次の手順にしたがってください。

  1. STOP/QUEUE/NEXT コマンドでキューを終了します。

  2. START/QUEUE または INITIALIZE/QUEUE/START コマンドを使用してキューを再起動し,必要なオプションに合わせて適切な修飾子を指定します。
    指定しない修飾子はすべて,以前にキューの初期化,起動,または設定を行ったときのままです。

既存のキューを初期化しても,そのキューに登録されている現在処理中のジョブは削除されません。新しい INITIALIZE/QUEUE コマンドによって設定された新しいキューの設定はすべて,キューで待機中のすべてのジョブ,またはこれからキューに登録されるジョブに作用します。キューの終了時に,キューで実行中のジョブはすべて,古い設定で実行されます。

次の修飾子は,汎用キューと実行キューで使用できます。

/OWNER_UIC
/PROTECTION
/[NO]RETAIN
/[NO]START
/NAME_OF_MANAGER

次の修飾子は,すべての実行キューで使用できます。

/AUTOSTART_ON
/BASE_PRIORITY
/[NO]CHARACTERISTICS
/[NO]ENABLE_GENERIC
/[NO]NO_INITIAL_FF
/ON
/WSDEFAULT
/WSEXTENT
/WSQUOTA

次の修飾子は,バッチ実行キューにのみ使用できます。

/CPUDEFAULT
/CPUMAXIMUM
/[NO]DISABLE_SWAPPING
/JOB_LIMIT

次の修飾子は,プリンタ,端末,またはサーバの各実行キューにのみ指定できます。

/[NO]BLOCK_LIMIT
/[NO]DEFAULT
/FORM_MOUNTED
/[NO]LIBRARY
/[NO]PROCESSOR
/[NO]RECORD_BLOCKING
/[NO]SEPARATE

キューのタイプ

キューには,いくつかのタイプがあります。キューは,汎用キューと実行キューの 2 つに分類できます。実行キューにジョブが送られると,ジョブはそのキューで実行され,汎用キューでは実行されません。汎用キューは,実行キューで実行されるジョブを保留します。

汎用キュー

次に,汎用キューのいくつかのタイプを示します。

/GENERIC 修飾子は,キューを汎用キューとして指定します。次のいずれかの方法で,汎用キューがジョブを登録する実行キューを設定します。

実行キューと異なり,汎用キューはシステムがシャットダウンしたりキュー・マネージャが終了しても,自動的に終了しません。したがって,通常は,システムを再ブートするたびに汎用キューを再起動する必要はありません。

論理キュー

キューのもう 1 つのタイプは,論理キューです。論理キューは特別なタイプの汎用キューで, ASSIGN/QUEUE コマンドで指定した実行キューでだけ,ジョブを実行できます。実行キューと論理キューの関係は,DEASSIGN/QUEUE コマンドで割り当てを取り消すまで有効です。

実行キュー

次に,実行キューのいくつかのタイプを示します。

バッチ実行キューは,バッチ・ジョブを実行します。バッチ・ジョブは,バッチ・プロセスで 1 つまたは複数のコマンド・プロシージャの実行を要求します。

出力実行キューは,プリント・ジョブを処理します。プリント・ジョブは,シンビオント・プロセスで実行する 1 つのシンビオントによって, 1 つまたは複数のファイルの処理を要求します。省略時の設定のシステム・シンビオントは,ハードコピー装置 ( プリンタまたは端末 ) でファイルをプリントするように設計されています。ユーザが作成するシンビオントは,プリントまたは他のファイル処理を実行するように設計できます。サーバ・キューは, /PROCESSOR 修飾子で指定したサーバ・シンビオントを使用してジョブを処理します。サーバ・キュー・シンビオントは,ユーザが作成します。

/AUTOSTART_ON 修飾子または /ON 修飾子は,キューを実行キューとして指定して,キューを実行する場所を指定します。

/ON 修飾子を使用すると,キューを起動できる 1 つのノード ( バッチ・キューの場合 ),またはノードと装置 ( 出力キューの場合 ) を指定できます。 /ON 修飾子で初期化したキューは,明示的にキューを指定したコマンドで起動する必要があります。

/AUTOSTART_ON 修飾子を使用すると,キューを起動できる 1 つまたは複数のノード ( あるいはノードと装置 ) を指定できます。キュー・マネージャによってキューのノードが自動起動を許可されている場合は,そのキュー・マネージャによって, /AUTOSTART_ON 修飾子を使用して初期化したキューが自動的に起動します。

キューの自動起動

実行キュー ( バッチまたは出力のいずれか ) は,自動起動キューとして指定できます。ノードにあるキュー・マネージャの自動起動キューのすべてが 1 つのコマンドによって起動できるため,自動起動キューでは,長いキューのスタートアップ・プロシージャは必要ありません。

OpenVMS Cluster では,自動起動キューをいくつかのノードのうちの 1 つのノードで実行するように設定できます。この方法で設定したキューを実行しているノードがクラスタからはずれると,そのキューは,別のノードにフェイルオーバし,クラスタ内でそのまま使用できます。

/AUTOSTART_ON 修飾子は,実行キューを自動起動キューとして指定します。


修飾子

/AUTOSTART_ON=(ノード::[装置][,...])

キューを自動起動実行キューとして指定し,キューを置くことができるノードまたはノードと装置を指定します。バッチ・キューの場合は,ノードだけ指定できます。

クラスタでは,ノードがキューを要求する順序で,キューが実行できる 2 つ以上のノード ( またはノードと装置 ) を指定できます。これによって,キューを実行しているノードがクラスタから離れると,別のノードにそのキューをフェイルオーバできます。

/AUTOSTART_ON 修飾子を使用して INITIALIZE/QUEUE コマンドを実行する場合には, INITIALIZE/QUEUE コマンドで /START 修飾子を指定するか,または START/QUEUE コマンドを実行して,最初にキューの自動起動を有効にしなければなりません。ただし,キューを実行するノードに対して ENABLE AUTOSTART/QUEUES コマンドが実行されるまで,キューはジョブの処理を開始しません。

この修飾子は,/ON または /GENERIC 修飾子と同時に使用できません。ただし,既存のキューを再初期化する場合は,/ON 修飾子を指定して作成または起動してあったキューに対しては,/AUTOSTART_ON 修飾子を指定できます。これを実行すると,/ON 修飾子を無効になり,キューは自動起動キューになります。

自動起動キューについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル (上巻)』のキューについての章を参照してください。

/BASE_PRIORITY=n

バッチ実行キューからジョブが開始されるプロセスの基本優先順位を指定します。省略時の設定では,修飾子を省略すると,ジョブはシステム生成時に DEFPRI によって設定された基本優先順位と同じ優先順位で開始されます (通常は4)。基本優先順位指定子には,10 進数で 0 〜 15 の値を指定します。

この修飾子は,出力実行キューにも指定できます。この場合は,シンビオント・プロセスが作成されるときに, /BASE_PRIORITY 修飾子がシンビオント・プロセスの基本優先順位を設定します。

/BATCH

/NOBATCH ( 省略時の設定 )

バッチ・キューとしての初期化を指定します。既存のキューを再初期化する場合に,/BATCH 修飾子を使用できるのは,キューを最初にバッチ・キューとして作成した場合だけです。

バッチ・キューは,バッチ実行キューまたはバッチ汎用キューのいずれかに分類されます。省略時の設定では,/BATCH 修飾子はバッチ実行キューを初期化します。汎用バッチ・キューを指定するには, /GENERIC 修飾子を /BATCH 修飾子と同時に使用します。

/BATCH 修飾子と /DEVICE 修飾子は,同時に使用できません。 /NOBATCH 修飾子と /NODEVICE 修飾子も,同時に使用できません。

/BLOCK_LIMIT=([下限,]上限)

/NOBLOCK_LIMIT (省略時の設定)

出力実行キューで処理できるプリント・ジョブ・サイズを制限します。この修飾子を使用すると,特定のプリンタに対して,決まったサイズのジョブを予約できます。上限パラメータは必ず指定しなければなりません。

下限 パラメータは,プリント・ジョブに対してキューが受け付ける最小のブロック数 (10進数) です。 下限 値より少ないブロック数のプリント・ジョブがキューに登録されると,キューのブロック制限値の下限が変更されるまでジョブは待ち状態になります。ジョブは,キューのブロックの下限値がジョブのブロック数以下に減少された後に処理されます。

上限 パラメータは,プリント・ジョブに対してキューが受け付ける最大のブロック数 (10進数) です。この値を超えるプリント・ジョブがキューに登録されている場合,キューのブロック制限値が変更されるまでジョブは待ち状態になります。ジョブは,キューのブロックの上限値がジョブのブロック数以上に増加された後に処理されます。

ジョブの上限値だけを指定する場合は,括弧を省略できます。たとえば,/BLOCK_LIMIT=1000 は,キューの中で 1000 以下のブロックを持つジョブだけが処理されます。ジョブの下限値だけを指定するには,空文字列 ("") を使用して,上限の指定子を示さなければなりません。たとえば,/BLOCK_LIMIT=(500,"") は,キューの中 500 以上のブロックを持つジョブはすべて処理されます。下限および上限の両方を指定することもできます。たとえば,/BLOCK_LIMIT= (200,2000) は,キューの中で 200 未満のブロックを持つジョブと,2001 以上のブロックを持つジョブは処理されないことを意味します。

/NOBLOCK_LIMIT 修飾子は,/BLOCK_LIMIT 修飾子を指定してこのキューに設定した前の設定を取り消します。

/CHARACTERISTICS=(属性[,...])

/NOCHARACTERISTICS (省略時の設定)

実行キューでジョブを処理するための属性を,1 つまたは複数指定します。属性を1つだけ指定する場合は,括弧を省略できます。ジョブに指定した属性のすべてをキューが備えていない場合,ジョブは待ち状態のままになります。/CHARACTERISTICS 修飾子を指定するたびに,その前に設定された属性はすべて取り消されます。この修飾子で指定した属性だけが,キューに設定されます。

キューの属性は,それぞれのシステムによって異なります。 属性 パラメータは,0 〜 127 の値,または DEFINE/CHARACTERISTIC コマンドを使用して定義した属性名になります。

/NOCHARACTERISTICS 修飾子は,/CHARACTERISTICS 修飾子を指定してこのキューに設定していた前の設定をすべて取り消します。

/CLOSE

PRINT または SUBMIT コマンドによって,あるいは REQUEUE 操作の結果として,ジョブがキューに登録されないようにします。ジョブを登録可能するには, /OPEN 修飾子を使用します。キューが新しいジョブ・エントリを受け付けるか否かは,キューの状態 ( 一時停止,終了,または止められている ) とは関係ありません。キューがクローズ状態の場合,実行中のジョブは継続されます。キューですでに待ち状態のジョブは,引き続き実行待ちになります。

/CPUDEFAULT=時間

このバッチ実行キューにあるすべてのジョブに対して,省略時の設定の CPU 時間制限値を定義します。時間には,デルタ時間,0, INFINITE,または NONE ( 省略時の設定 ) を指定できます。デルタ時間には,最高 497 日まで指定できます。

キューに時間制限値 CPUMAXIMUM が指定されていない場合や,利用者登録ファイル (UAF) に設定された値が CPU 時間制限値に NONE を指定している場合は,値 0 またはキーワード INFINITE を使用すると,CPU 時間の制限をなくすことができます。NONE を指定すると,UAFまたは SUBMIT コマンドで指定した値 (指定している場合) が CPU 時間値の省略時の設定になります。 CPU 時間値は,システム・パラメータ PQL_MCPULM で指定した値以上でなければなりません。この時間は,/CPUMAXIMUM 修飾子を使用して設定した CPU 時間制限を超えることができません。デルタ時間を指定する方法についての詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』またはオンライン・ヘルプの DCL_Tips トピック ( Date_Time サブトピック ) を参照してください。 CPU 時間制限の指定についての詳細は, 表 DCLI-1 を参照してください。

/CPUMAXIMUM=時間

バッチ実行キューにあるすべてのジョブの最大 CPU 時間制限値を定義します。時間には,デルタ時間,0,INFINITE,またはNONE ( 省略時の設定 ) を指定できます。デルタ時間には,最高497日まで指定できます。


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