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これらの修飾子の両方が,テキスト中にあるものと全く同じに書かれていることを確認してください。
指定した属性を永久に設定します。ただし,システムが停止し再起動する場合には,属性はその初期値に戻ります。システム・スタートアップ・ファイルで, SET TERMINAL/PERMANENT コマンドを指定すれば,システムのすべてのターミナルの属性を設定できます。
SET TERMINAL/READSYNC は,LAT ターミナル回線には使用しないでください。予期しない結果を生じる可能性があります。 |
省略時の値は,/NOREADSYNC 修飾子です。つまりシステムは,ターミナルからのデータの読み込みを制御するために, Ctrl/S と Ctrl/Q を使用しません。 /READSYNC 修飾子は,同期をとることが必要な特定の種類のターミナルや,データの同期をとることが必要な専用ターミナル回線の場合に便利です。
仮想ターミナルを除いて,ターミナルの BREAK キーを押すことにより,現在のプロセスがログアウトされるかどうかを指定します。 /SECURE_SERVER修飾子が有効な場合には,現在実行中のプロセスが存在しないときに BREAKキーを押すと,ログイン処理が開始されます。 /SECURE_SERVER 修飾子が有効な場合には,BREAK キーは無視されます。
AUTOBAUD 属性と SECURE_SERVER 属性が設定されているターミナルでは, BREAK キーを押すと現在のプロセスを切断しますが,新しいログイン処理を開始するのに必要ではありません。ただし,NOAUTOBAUD 属性が設定されている場合に SECURE_SERVER 属性を設定すると, BREAK キーを押して新しいログイン処理を開始する必要があります。
ターミナルの通信速度を変更するために, /SPEED 修飾子を使用できるかどうかを指定します。
すべてのターミナルが,入力ボー・レートと出力ボー・レートに対して異なる値をサポートするわけではありません。各ターミナルのボー・レートについての詳細は,そのターミナルのドキュメントを参照してください。
省略時の伝送速度は,システムごとに異なります。
指定できる値は,次のとおりです。
50 150 1800 4800 38400 75 300 2000 7200 57600 110 600 2400 9600 76800 134 1200 3600 19200 115200 |
USERNAME: というプロントが表示される前に,ターミナルがシステム・パスワードの入力を必要とするかどうかを指定します。
/NOTYPE_AHEAD 修飾子を指定する場合には,プログラムまたはシステムがターミナルへの読み込み要求を発行した場合にだけ,ターミナルは入力を受け付けます。たとえば DCL プロンプト ($) へのユーザ入力等です。 /TYPE_AHEAD 修飾子を指定する場合には,受け付けることができるデータ量は,先読みバッファのサイズによって管理されます。このサイズは,システム生成時のパラメータによって決定されます。
ANSI 規格のターミナルにおいて,132 桁が指定された場合には,スクリーンは 132 文字モードに設定されます。ターミナルが拡張ビデオ・オプション (AVO) を装備していない場合には,ページの長さは 14 行に設定されます。
#1 |
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$ SET TERMINAL/DEVICE=VT102 |
この SET TERMINAL コマンドは,現在のターミナルを VT102 ターミナルとして設定し,そのターミナル・タイプに対する省略時の属性を設定します。
#2 |
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$ SET TERMINAL/WIDTH=132/PAGE=60/NOBROADCAST $ TYPE MEMO.DOC . . . $ SET TERMINAL/DEVICE=LA36 |
最初の SET TERMINAL コマンドは,ターミナルの一行の幅が 132 文字であり,各ページのサイズが 60 行になることを指定しています。さらに/NOBROADCAST 修飾子を指定しているため,ターミナルが MEMO.DOC というファイルを表示している間,ブロードキャスト・メッセージを受信できなくなっています。次の SET TERMINAL コマンドは,ターミナルを省略時の状態に戻します。
システム時計を再設定します。この時計は,いろいろな内部事象の時間間隔を記録するためのタイマーとして,また日時を表示する際に元になる時計として使用されます。OPER(オペレータ)特権,および LOG_IO(論理入出力)特権が必要です。
SET TIME [=時刻]
時刻
日付と時刻のどちらか一方,または両方を,それぞれ day-month-year 形式と hour:minute:second.hundredth 形式で指定します。各フィールドには,以下の値を指定します。
フィールド 型 範囲 Day 整数 1 から 31 Month 文字列 JAN, FEB, MAR, APR, MAY, JUN, JUL, AUG, SEP, OCT, NOV, または DEC Year 整数 1858 から 9999 Hour 整数 0 から 23 Minute 整数 0 から 59 Second 整数 0 から 59 Hundredth 整数 0 から 99
ハイフン (-), コロン (:), ピリオド (.) は,区切り文字として必要です。日付と時刻の両方を指定する場合には,コロン (:) で区切って指定します。パラメータを指定する場合には,次の形式を使用します。
[dd-mmm-yyyy[:]] [hh:mm:ss.cc]
Alpha システムでは,次のように year フィールドを 2 桁で指定することもできます。
[dd-mmm-yy[:]] [hh:mm:ss.cc]
year を 2 桁で指定した場合は, Alpha がサポートする日付の範囲(1957 から 2056)に対応する年により,省略された year の上位 2 桁が決まります。 year を 57 〜 99 の範囲にある 2 桁の数で指定した場合は 1957 年〜 1999 年を意味し,00 〜 56 の範囲で指定した場合は 2000 年〜 2056 年を意味します。 1957 年より前,または 2056 より後の年を指定するには, year を 4 桁で入力する必要があります。
時刻を明示的に指定しない場合には,システム時計は,自動的にタイム・オブ・イヤー時計 ( カレンダーの役割りをする時計 ) に従って再設定されます。
一部のプロセッサでは,タイム・オブ・イヤー時計はオプションです。タイム・オブ・イヤー時計についての詳細は,各コンピュータのハードウェア・マニュアルを参照してください。
電源が切れていて,システムがダウンしている間でも, Alphaシステムはシステムの時刻を維持します。システムがブートされた時,最後に修正された時刻よりも早い時刻が認識された場合,あるいは現在から数えて 5 年以降の時刻が認識された場合,コンソールのプロンプトに時刻を入力するように通知されます。 |
システム時計をリセットします。さまざまな内部イベントの時間間隔を記録するタイマとして,および時刻を表示する時のソース時計として,システム時計を使用します。
注意
ユーザが使用しているシステム,または OpenVMS Cluster で使用可能なタイム・サービスがある場合は, SET TIME コマンドは動作しません。
/CLUSTER
OPER および LOG_IO 特権を必要とします。また,OpenVMS Cluster 環境では,SYSLCK 特権が必要です。クラスタ内のすべてのノード上に同じシステム時刻を設定します。 SET TIME/CLUSTER コマンドのフォーマットは次のとおりです。
SET TIME[=時刻] [/CLUSTER]
#1 |
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$ SET TIME=14-DEC-2001:19:31:0.0 |
この SET TIME コマンドは,システム時刻を,2001 年 12 月 14 日午後 7時 31 分に設定します。
#2 |
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$ SET TIME $ SHOW TIME 14-DEC-2001 03:21:27.53 |
この SET TIME コマンドは,システム時刻をタイム・オブ・イヤー時計にしたがって設定します。 SHOW TIME コマンドは,現在の時刻を表示することを要求します。
#3 |
---|
$ SET TIME=14-DEC-2001:15:31:0.0/CLUSTER |
この例では,コマンドが実行されたクラスタの中のすべてのノード上で,日時を 2001 年 12 月 14 日午後 3 時 31 分に設定しています。
コマンド・プロシージャ中のコマンド行とデータ行を,ターミナルに表示するか,またはバッチ・ジョブ・ログに印刷するかどうかを制御します。 SET VERIFY コマンドによって表示される情報は,コマンド・プロシージャをデバッグするときに利用することができます。
SET VERIFY [=([NO]PROCEDURE, [NO]IMAGE)]SET NOVERIFY
([NO]PROCEDURE, [NO]IMAGE)
片方,または両方のベリファイ・タイプを指定します。プロシージャ・ベリファイを指定する場合,コマンド・プロシージャに含まれる各 DCL コマンド行が,出力装置に書き込まれます。イメージ・ベリファイを指定する場合,データ行(SYS$INPUT 入力ストリームの一部として含まれている入力データ)が,出力装置に書き込まれます。省略時の設定では,SET VERIFY および SET NOVERIFY コマンドは,両方のベリファイ・タイプを設定または解除します。 1 つのキーワードのみ指定した場合は,もう一方のファイ・タイプは変更されません。また,キーワードを 1 つしか指定しない場合には,括弧を省略できます。
省略時の設定では,SET VERIFY および SET NOVERIFY コマンドは,両方のベリファイ・タイプを設定または解除します。会話型で実行されるコマンド・プロシージャの省略時の設定は,SET NOVERIFY です。ただし,システム応答とエラー・メッセージは,常に表示されます。バッチ・ジョブの省略時の設定は,SET VERIFY です。SET VERIFY コマンドを使用して省略時の設定を上書きすると,システムは,各コマンドおよびコマンド・プロシージャのデータ行を読み込みながら表示します。ベリファイが有効になっている場合,コマンド・インタプリタは,最初の走査が終了し,コマンドが解析および実行される前に,各コマンド行を表示します。走査中に行われるシンボルの置換の結果は表示されますが,解析と評価に行われるシンボルの置換の結果は表示されません。
ベリファイの設定を変更すると,新しい設定は,以後実行するすべてのコマンド・プロシージャで有効です。
SET VERIFY コマンドでチェックを設定するには,ファイルの読み込み (R) アクセス権が必要です。
#1 |
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$ SET VERIFY = PROCEDURE |
プロシージャ・ベリファイを設定します。イメージ・ベリファイの設定は変更されません。設定されている場合には設定されたままですし,解除されている場合には解除されたままです。
#2 |
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$ SET VERIFY $ INDEX == "$INDEX.EXE" $ CONTENTS == "$CONTENTS.EXE" $ TABLE == "$TABLE.EXE" $ SET NOVERIFY $ EXIT |
この例では,コマンド・プロシージャを開始するときに,プロシージャ・ベリファイとイメージ・ベリファイがどちらも設定されます。このため,システムは,プロシージャのすべてのコマンド行とデータ行を,それを読み込んだ際に表示します。プロシージャの最後で, SET NOVERIFY コマンドが実行され,システムの省略時設定 (プロシージャ・ベリファイもイメージ・ベリファイも解除されている状態 ) に戻されます。
#3 |
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$ PROC_VER = F$ENVIRONMENT("VERIFY_PROCEDURE") $ IMAGE_VER = F$ENVIRONMENT("VERIFY_IMAGE") $ HOLD_PREFIX = F$ENVIRONMENT("VERIFY_PREFIX") $ SET PREFIX "(!%T)" $ SET VERIFY . . . $ TEMP = F$VERIFY(PROC_VER, IMAGE_VER) $ SET PREFIX "''HOLD_PREFIX'" |
このコマンド・プロシージャでは,現在のプロシージャ・ベリファイ設定,およびイメージ・ベリファイ設定を保存するために,レキシカル関数 F$ENVIRONMENT を使用しています。現在のベリファイ前置文字列も保存しています。SET PREFIX コマンドで,現在のコマンド・プロシージャで使用する前置文字列を設定します。前置文字列には,コマンド・インタプリタ (DCL) が各コマンドを読み込んだ時刻を生成するための FAO 制御文字列と,それを囲む括弧を使用します。そのあと,SET VERIFY コマンドでプロシージャ・ベリファイとイメージ・ベリファイを設定します。その後,レキシカル関数 F$VERIFY を使用して,もとのベリファイ設定に戻しています。また,SET PREFIX コマンドにシンボル HOLD_PREFIX を使用して,もとのベリファイ前置文字列に戻します。このシンボルには,大文字と小文字の区別や特殊文字も保存されています。
#4 |
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$ SET VERIFY $ @TEST $ RUN AVERAGE 1 2 3 $ EXIT |
この例の SET VERIFY コマンドは,プロシージャ・ベリファイとイメージ・ベリファイを設定します。 TEST.COM というコマンド・プロシージャが会話型モードで実行されると, AVERAGE というプログラムのコマンド行とデータ行がターミナルに表示されます。データ行は,コマンド・プロシージャ中の DCL プロンプトで始まらない行で入力します。
#5 |
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$ SET VERIFY $ COUNT = 1 $ IF P'COUNT' .NES. "" THEN GOTO &P'COUNT' . . . $ EXIT |
このコマンド・プロシージャが会話型モードで実行されると, SET VERIFY コマンドによって,コマンド行とデータ行が表示されます。シンボル置換の第 1 段階で置換されるシンボル ( たとえば,'COUNT' など ) は, SET VERIFY コマンドによって表示されますが,他のシンボルは表示されません。このプロシージャを会話型モードで実行すると,次の行が表示されます。
$ COUNT = 1 $ IF P1 .NES. "" THEN GOTO &P1 . . .
&P1,P1 の値は表示されませんが,P1 の値はシンボル置換の第 3 段階で置換され, &P1 の値は第 2 段階で置換されます。
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