OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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ローカル装置 EWA で定義されたすべてのノードと, NODE20 で始まる任意の遠隔装置と遠隔ノード名のチャネル定義データを表示します。

#4

SCACP> SHOW CHANNEL/COUNTERS/INTERVAL
SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10
SCACP> SHOW CHANNEL/COUNTERS/INTERVAL

最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わったチャネル・カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW CHANNEL コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。

#5

SCACP> SHOW CHANNEL/1/3

全チャネルのデータのうち,1 ページ目と 3 ページ目を表示します。 1 ページ目には Channel Summary データがあり,3 ページ目には Channel Equivalent Channel Set (ECS) データがあります。

#6

SCACP> SHOW CHANNEL/LOCAL=EWA/REMOTE=EWB NODE10, 
NODE15/L=F*/R=F*, NODE20

このコマンドは次のコマンドと同じです。


SHOW CHANNEL NODE10/L=EWA/R=EWB, NODE15/L=F*/R=F*, NODE20/L=EWA/R:EWB 

このコマンドは次のチャネルを表示します。

SHOW CIRCUIT

SCA サーキット情報を表示します。各ノード名は,単一のサーキットを一意に識別するために追加のパラメータを指定して,さらに修飾することができます。

形式

SHOW CIRCUIT ノード名


パラメータ

ノード名[,...]

個別のノードへの特定のサーキットを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。

修飾子

/EXCLUDE=(ノード名[/PORT=ポート名[/RSTATION=n]][,...])

あるノードへの特定のサーキットを除外できます。同一のノードに対して複数のサーキットが存在する場合, /PORT および /RSTATION 修飾子を使用すると一意にサーキットを識別できます。

/PORT=ポート名[/RSTATION=n]

同一のノードに対して複数のサーキットが存在する場合, /PORT および /RSTATION 修飾子を使用すると一意にサーキットを識別できます。 /RSTATION 修飾子は,/PORT 修飾子とともにのみ使用できます。


SCACP>SHOW CIRCUIT

ポート PEA0 を経由するノードへのすべてのサーキットを表示します。


 
 Circuit data for CLUIO2 at 07-DEC 11:55:31.80 
 
  Node     Port   Priority       Load                Remote  Remote 
  Name     Name   Cur   Mgt  Class    State     Station  Type 
 -------- -------- ---- ---- -------- --------  -------  -------- 
 LYNX03   PEA0        0    0       10     Open      dc       NI 
 CLUIO1   PEA0        0    0       10     Open      dd       NI 
 PRMMC2   PEA0        0    0       10     Open      de       NI 
 RXBOT1   PIB0        5    0       48     Open       4     RF72 
 RXTOP1   PIB0        5    0       48     Open       1     RF73 
 RXTOP0   PIB0        5    0       48     Open       0     RF73 
 CLUIO1   PIB0        5    0       48     Open       7     N710 
 R4JC3I   PIC0        5    0       48     Open       7     RF73 
 R4HLEK   PIC0        5    0       48     Open       5     RF73 
 R4XEWM   PIC0        5    0       48     Open       3     RF73 
 R4A1FN   PIC0        5    0       48     Open       2     RF73 
 R4XSVE   PIC0        5    0       48     Open       4     RF73 
 R4VLNI   PIC0        5    0       48     Open       1     RF73 


SCACP>SHOW CIRCUIT * /PORT=PEA0

すべてのノードへのすべてのサーキットを表示します。


 
 Circuit data for CLUIO2 at 07-DEC 12:42:23.03 
 
   Node     Port              Priority    Load    Remote_Port 
   Name     Name     State    Cur  Mgt    Class   Number  Type 
 -------- -------- --------   ---- ---- -------- ------- -------- 
 LYNX03   PEA0       Open      0    0      100      dc       NI 
 LYNX03   PNA0       Open      0    0      140       1       CI 
 CLUIO1   PEA0       Open      0    0       10      dd       NI 
 PRMMC2   PEA0       Open      0    0       10      de       NI 
 

SHOW LAN_DEVICE

PEDRIVER 装置データを表示します。それぞれの装置は,システム上にあるローカル LAN 装置であり,NISCA 通信に使用できます。

形式

SHOW LAN_DEVICE LAN 装置名


パラメータ

LAN 装置名[,...]

特定の LAN 装置を含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。

使い方に関する注意


修飾子

/ALL

全装置データを含めます。

/COUNTERS

PEDRIVER で保守される装置カウンタ・データと, LAN ドライバで保守されるカウンタ・データを含めます。

/EXCLUDE=(LAN 装置名[,...])

特定の LAN 装置を除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。

/INTERVAL

/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。

/n

n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。

/OUTPUT=ファイル指定

指定したファイルを作成し,そこに出力します。

/SDA

1 つの LAN 装置に対して 1 つの表示ですべてのデータを収集する, SDA 形式で表示された LAN 装置データを含めます。

/SUMMARY

装置要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。

#1

SCACP> SHOW LAN_DEVICE

次に似た出力を生成します。


SYS999 PEA0 Device Summary 31-JAN-2001 10:58:57.93: 
 
       Device Errors +                           Mgt  Buffer MgtMax  Line    Total       Current 
Device  Type  Events    Status                Priority Size  BufSiz  Speed Pkts(S+R)   LAN Address 
------  ----  ------    ------                -------- ----  ------  ----- ---------   ----------- 
 LCL               0  Run Online Local Restart      0  1426      0    N/A     46456  00-00-00-00-00-00 
 FWA   DEFPA  847806  Run Online Restart            0  4396      0    100         0  08-00-2B-B9-1A-2C 
 EWA   DE500       0  Run Online Restart         -123  1426      0     10    228538  AA-00-04-00-62-4D 
 EWB   DEGPA    1204  Run Online Restart            0  7460      0   1000     63188  00-60-6D-21-12-1E 
   .
   .
   .

#2

SCACP> SHOW LAN_DEVICE/ALL

次に似た出力を生成します。


 
SYS999 PEA0 Device Summary 31-JAN-2001 10:59:00.88: 
 
       Device Errors +                           Mgt  Buffer MgtMax  Line    Total       Current 
Device  Type  Events    Status                Priority Size  BufSiz  Speed Pkts(S+R)   LAN Address 
------  ----  ------    ------                -------- ----  ------  ----- ---------   ----------- 
 LCL               0  Run Online Local Restart      0  1426      0    N/A     46456  00-00-00-00-00-00 
 FWA   DEFPA  847806  Run Online Restart            0  4396      0    100         0  08-00-2B-B9-1A-2C 
 EWA   DE500       0  Run Online Restart         -123  1426      0     10    228538  AA-00-04-00-62-4D 
 EWB   DEGPA    1204  Run Online Restart            0  7460      0   1000     63188  00-60-6D-21-12-1E 
   .
   .
   .
SYS999 PEA0 Device Counters and Errors 31-JAN-2001 10:59:00.88: 
 
      --------- Transmit ---------   --------- Receive -------- Port  Port  Addr  Restart 
Device  Messages    Bytes   Errors  Messages    Bytes   Errors Usable Down Change Failed *Last Event Time 
------  --------    -----   ------  --------    -----   ------ ------ ---- ------ ------ ---------------- 
LCL       77926   10131658      0      77926    9196546      0     1*   0       0      0 30-JAN 14:53:04.27 
EBA       79932   10771395      0      79828    9471857      0     1*   0       0      0 30-JAN 14:53:04.27 
EWA    95170718  951046392      0   90389699  824505995      0     1    0       1*     0 30-JAN 14:53:54.96 
EWB    28515398 3596974072      0   31235328 1573461656      0     1    0       1*     0 30-JAN 14:53:56.96 
ELA   288523549 3938187772      0  268398349 1991472896      0     1*   0       0      0 30-JAN 14:53:04.38 
 
SYS999 PEA0 Device Errors 31-JAN-2001 10:59:00.88: 
 
        - Transmit -                      ------------------- Received --------------------    Allocation 
       Generic Hello                      With Bad  Mcast TR  Short  Short  On Wrong Discard  Failures On 
Device Errors  Errors Last Transmit Error SYSTEMID  Message  CC Msg  DX Msg   Port   PortDisa   CH    VC 
------ ------  ------ ------------------- --------  -------  ------  ------   ----   --------  ----  ---- 
LCL      0       0    (No time)                0        0       0       0       0       0        0     0 
EBA      0       0    (No time)                0        0       0       0       0       0        0     0 
EWA      0       0    (No time)                0        0       0       0       0       0        0     0 
EWB      0       0    (No time)                0        0       0       0       0       0        0     0 
ELA      0       0    (No time)                0        0       0       0       0       0        0     0 
 
 
SYS999 LAN Counters and Errors 31-JAN-2001 10:59:00.88: 
 
        ---------- Transmit --------    ---------- Receive ------  Buffer Unavailable -- Unrecognized -- 
Device   Packets       Bytes  Errors    Packets       Bytes  Errors System User Individual Multicast Events 
 ------   -------      -----  ------    -------       -----  ------ ------ ---- ---------- --------- ------ 
LCL           0            0       0          0            0    0      0      0       0         0         0 
EBA       80172     10808778       0      80068     10786180    0      0      0       0       240         0 
EWA    95170964 214548983411       0   90390818 185699326463    0      0      0       0      1119         0 
EWB    28520511  14930703525       0   31255260  18836142478    0      0      0    1697      1653         0 
ELA   288523791 655074988675       0  268399522 415695135533    0      0      0       0      1173         0 

#3

SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS

装置カウンタを表示します。

#4

SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS/INTERVAL
SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10
SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS/INTERVAL

最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わった装置カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。

SHOW PORT

選択した SCA ポートに関する情報を表示します。

形式

SHOW PORT ポート名


パラメータ

ポート名[,...]

特定の SCA ポートについての情報を表示します。指定にはワイルドカードを使用できます。ポート名を指定しないと,ノードのすべてのポートが表示されます。

修飾子

/EXCLUDE=(ポート名[,...])

表示から特定のポート名を除外します。ポート名の指定にはワイルドカードは使用できません。

/OUTPUT=ファイル指定

指定したファイルを作成し,コマンドをそのファイルに出力します。


SCACP> SHOW PORT

次に似た出力が生成されます。


Port data for AFFC6 at 19-AUG 09:05:52.84 
 
    Port  Mgt  Load     Msgs       Msgs       DGs        DGs 
    Name  Prio Class    Sent       Rcvd       Sent       Rcvd 
   ------ ---- ----- ---------- ---------- ---------- ---------- 
    PEA0     0    10          0     227053          0          0 
    PBA1     0 32767     414250     328271          0          0 
 

SHOW TRACE

PEDRIVER トレース・データとパラメータを表示します。

注意

このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンドとその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。


形式

SHOW TRACE ノード名


パラメータ

ノード名[,...]

特定のノードへのチャネルを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。

各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルや遠隔の装置名を追加することができます。ローカルと遠隔の装置名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。

ノード名,およびローカルと遠隔の装置名を表示するには, SHOW CHANNEL コマンドを使用します。


修飾子

/CONTEXT

PEDRIVER トレース設定とイベント定義のみを表示します。この修飾子が指定されていない場合,トレース・イベント・データが表示されます。

/EVENT=(イベント1[,...])

特定のイベントのトレースを許可します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定は,トレース・バッファ内にあるすべてのイベントです。

/EXCLUDE[=(ノード名[,...])

特定のノードに対するチャネルを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルや遠隔の装置名を追加することができます。ローカルと遠隔の装置名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。

/GLOBAL (ノードが指定されない場合の省略時設定)

/NOGLOBAL (ノードが指定された場合の省略時設定)

グローバル・トレース・データが戻されるかどうかを指定します。

/INPUT=ファイル名

指定されたファイルからデータを読み込み,それを表示します。

/LOCAL_DEVICE=(LAN 装置名[,...])

チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN 装置を含めます。 LAN 装置の指定にはワイルドカードを使用できます。

/OUTPUT=ファイル名

指定したファイルを作成し,そこに出力します。ファイル名の拡張子が .DMP である場合,後で /INPUT 修飾子を使って表示できるように,トレース・データがダンプ・ファイルに書き込まれます。

/REMOTE_DEVICE=(LAN 装置名[,...])

チャネルの遠隔終端を識別する特定の LAN 装置を含めます。 LAN 装置の指定にはワイルドカードを使用できます。

/SORT

/NOSORT (省略時の設定)

チャネル,VC,トレース・バッファのすべてで順次番号によってソートされたトレース・データを返します。省略時の設定では,トレース・データはチャネルと VC に対して一度に 1 つずつ順に戻され,チャネルと VC 全体では順番になっていません。

使い方に関する注意


#1

SCACP> SHOW TRACE

次に似た出力を生成します。


SYS999 Trace Results 31-JAN-2001 10:59:24.81 
 
 EntryTimeStamp  Sequence  VC/Channel        State/Status  Addl Data                      Event/SubType 
 --------------  --------  ----------        ------------  ---------                      ------------- 
53850998.232793  00000004    SYS999          004  STS.   = 00000004 00000000 00000000 ECS_state/Exiting NEW_EPOCH 
53850998.232793  00000009    SYS999          004  WSeq   = 00010001 LAcc   = 00000000 Send_TR_msg/None 
53850998.232793  0000000A    SYS999          005  00000000 00000000 00000000 00000000 VC_state/VC opened 
53850998.232793  0000000B    SYS999          005  WSeq   = 00010001 LAcc   = 00000000 Send_TR_msg/None 
53850998.232793  0000000C    SYS999          005  WSeq   = 00010001 LAcc   = 00000000 Send_TR_msg/None 
   .
   .
   .
53851866.350546  3069EF05    SYS11           005  WSeq   = 00010553  LAcc   = 000008CB Send_TR_msg/None 
53851866.350628  3069EF0C    SYS666          005  EDly   = 007F428A 000F722A 0003B13A Rcvd_TR_msg/Estimated RTT 
53851866.352023  3069EF7E    SYS44           005  WSeq   = 00010000 LAcc   = 00000D01 Send_TR_msg/None 
53851866.352140  3069EF8B    SYS11           005  EDly   = 0075FFB9 000E16E8 00054879 Rcvd_TR_msg/Estimated RTT 
53851866.375951  3069F644  SYS444_EWB_EIB   Open 6B Evnt = 00000000 00000000 00000000 CC_event/Process CC event 
  .
  .
  .
 
  Channel status legend: 
    6B - Path Open Remote_HWA_valid Tight Fast 
 
  VC status legend: 
    004 - Path 
    005 - Open Path 
    00D - Open Path Queued 

#2

SCACP> SHOW TRACE/CONTEXT

トレース設定と定義を表示します。

#3

SCACP> SHOW TRACE/OUTPUT=NODE10.TRC

トレース・データを表示し,指定されたファイルに書き込みます。

SHOW TRACE/CONTEXT コマンドの画面出力例は次のとおりです。


SYS999 Trace Context 31-JAN-2001 10:59:28.25: 
 
  Trace buffer size requested 2048 bytes 
  Trace buffer total allocated 92160 bytes 
  Trace buffer allocations 45 successful 
  Trace buffer allocations 0 failed 
  Current trace sequence number 812286047 
  System cycle counter 404196 cps 
  Stop tracing 0 events after stop event 
 
  Trace  Stop  Default  Event 
  -----  ----  -------  ----- 
  Active          Y     Error 
  Active                Penalize_ch 
  Active                Timer 
  Active                Listen_timr 
  Active                Handsh_timr 
  Active                Size_probe 
  Active                Delay_msmt 
  Active                Verf_vack 
  Active          Y     CC_event 
  Active          Y     CC_state 
  Active          Y     Path_state 
  Active          Y     ECS_state 
  Active                ACK_process 
  Active          Y     Chan_update 
  Active                Rcvd_CC_msg 
  Active                Rcvd_TR_msg 
  Active                Send_TR_msg 
  Active                Xmt_failed 
  Active          Y     VC_state 
  Active                ACK_timeout 
  Active          Y     TMO_listen 
                  Y     No_path 
 
    Channel Selection: 
    Local Dev  Remote Dev  Remote Node Name    Selection 
    ---------  ----------  ----------------    --------- 
    All channels and VCs selected 

#4

SCACP> SHOW TRACE/LOCAL=EWA/REMOTE=EWB NODE10,NODE15/L=F*/R=F*,NODE20

このコマンドは次のコマンドと同じです。


  SHOW TRACE NODE10/L=EWA/R=EWB, NODE15/L=F*/R=F*, NODE20/L=EWA/R:EWB 

次のチャネルのトレースを表示します。


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