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PEDRIVER 仮想サーキット・データを表示します。それぞれの VC はチャネルの集合を構成するローカル・システムと遠隔システムの間の SCACP 通信パスです。使い方に関する注意
SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,ノード名を表示でき,これは単に遠隔ノードの名前を示します。
SHOW VC ノード名
ノード名[,...]
特定のノードを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。
/ALL
すべての VC データを含めます。/COUNTERS
VC カウンタ・データを含めます。/EXCLUDE=(ノード名[,...])
特定のノードを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,VC 名を表示でき,これは単に遠隔ノードの名前を示します。
/INTERVAL
/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。/n
n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,そこに出力します。/SDA
SDA 形式で表示される VC データを含めます。/SUMMARY
VC 要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。
#1 |
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SCACP> SHOW VC |
次に似た出力を生成します。
AFFC6 PEA0 VC Summary 19-AUG-2003 08:23:20.30: Remote Total Channels ECS MaxPkt ReXmt XmtWindow Xmt Total ------Most Recent ... Node State Errors Xmt:TMO Open ECS Pri Size TMO(uSec) Cur Max Options Pkts(S+R) VC Opened Time ... ------ ----- ------ ------- ---- --- --- ---- --------- --- --- --------- --------- ------------------... AFFC5 Open 0 Infinite 2 1 0 7268 522711.6 15 15 678293 12-AUG 08:59:51.37... AFFC6 Open 0 Infinite 1 1 0 1426 3000000.0 1 8 5 12-AUG 08:58:41.67...
#2 |
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SCACP> SHOW VC/ALL |
VC 要約情報の他に,次に似た出力を生成します。
. . . AFFC6 PEA0 VC Equivalent Channel Set (ECS) Membership Criteria 19-AUG-2003 08:23:20.30: Remote Number Number Buffer Size ECS ECS Load Current -- ECS Speed Thrsh -- #LAN Devices ... Node Epochs NewECS VC ECS Pri. Hops Class MinDly Faster Promote Demote Loc Rem ... ------ ------ ------ ----- ----- ---- ---- ----- ------- ------- ------- -------- ----- ----- ... AFFC5 9 9 7268 7268 0 2 30000 16140.4 14122.9 20175.4 23201.8 1 1 ... AFFC6 2 2 1426 1426 0 2 0 108.8 0.0 1017.3 1478.3 1 1 ... AFFC6 PEA0 VC Sequence Numbers and Miscellaneous 19-AUG-2003 08:23:20.30: Remote Next Seq Lowest Ack Highest Ack High Seq Rcvd Last Total ---MaxCache--- ... Node To Send(NSU) Received(LAR) Acceptable(HAA) In Order(HSR) Accepted RcvCached Max Mgt Rmt ... ------ ------------ ------------- --------------- -------------- -------- --------- ---- ---- ---- AFFC5 37330 3732F 3732F 3732F 3732F 0 31 0 31 0... AFFC6 1 0 0 0 0 0 31 0 31 0... AFFC6 PEA0 VC Counters 19-AUG-2003 08:23:20.30: Remote ----------------- Transmit -------------------- MaxCmdq --------------- Receive ------------- Node Messages Acks Retransmits Bytes WinFull Len Messages Acks Duplicates Bytes ... ------ -------- --------- --------- --------- --------- ----- -------- --------- --------- --------- AFFC5 339147 113049 0 19105253 0 1 339146 113049 0 17070331... AFFC6 3 0 0 210 0 0 2 0 0 108... AFFC6 PEA0 VC Errors 19-AUG-2003 08:23:20.30: --------------------- Receive ----------------------- -----Transmit ----- ------- VC Closures Remote Short Illegal Illegal Checksum Cache FreeQ SeqPkt SeqPkt No ... Node Message Ack SeqPkt Failures Misses Empty Timeouts NoXmtChan RetryExh Path ... ------- ------- -------- -------- -------- --------- --------- --------- --------- ---------- --------- AFFC5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 AFFC6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 |
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SCACP> SHOW VC/COUNTERS NODE10 |
名前 (遠隔ノード名) が NODE10 で始まるすべての VC に対して, VC カウンタを表示します。
#4 |
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SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10 SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL |
最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わった VC カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW CHANNEL コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。
現在のプロセスのサブプロセスを作成します。 SPAWN コマンドは,サブプロセスのコンテキストを現在のプロセスからコピーします。
SPAWN [コマンド文字列]
コマンド文字列
作成されたサブプロセスのコンテキストで実行されるコマンドの文字列。このコマンド文字列が実行された後,制御は SCACP に戻ります。
なし。
SCACP> SPAWN SHOW TIME 24-AUG-2002 15:22:39 SCACP> |
現在のプロセスのサブプロセスを作成して,時刻を表示します。
指定した LAN 装置の使用を開始するように PEDRIVER に指示します。 LAN 装置で PEDRIVER を起動させるオリジナルの (また,今もサポートされている) 手段は SYS$EXAMPLES:LAVC$START_BUS です。
START LAN_DEVICE LAN 装置名
LAN 装置名[,...]
特定の LAN 装置を含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。使い方に関する注意
- /EXCLUDE 修飾子を指定すると,LAN 装置を除外できます。
- SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,装置名を表示できます。
/EXCLUDE=(LAN 装置名[,...])
特定の LAN 装置を除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。使い方に関する注意
SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,装置名を表示できます。
SCACP> START DEVICE EWA |
LAN 装置 EWA で PEDRIVER を起動します。
PEDRIVER トレースを開始または再開します。トレース・オプションを設定することもできます。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンド,修飾子,およびその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
START TRACE ノード名
ノード名[,...]
特定のノードとの通信についての情報を含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルや遠隔の装置名を追加することができます。ローカルと遠隔の装置名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連する VC およびすべてのチャネルが含められます。使い方に関する注意
SHOW CHANNEL コマンドを使用すると,ノード名,およびローカルと遠隔の装置名を表示できます。
/AFTER=n
トレース停止条件が満たされた後,n イベント用のトレースを続行してから停止します。 /AFTER を指定しない場合は,トレース停止イベント後はトレースは続行されません。 n には 0 〜 FFFFFFF の値を指定できます。/DEFAULT
トレース・コンテキストを次のような省略時設定に戻します。
channelname=* /AFTER=0 /EVENT=default settings /STOP /SIZE=512
/EVENT=(イベント1[,...])
特定のイベントのトレースを許可します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定はイベントのサブセットであり,ほとんどのエラーと状態の変更が含まれます。/EXCLUDE=(LAN 装置名[,...])
特定の LAN 装置を除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。/LOCAL_DEVICE=(LAN 装置名[,...])
チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN 装置を含めます。 LAN 装置の指定にはワイルドカードを使用できます。/REMOTE_DEVICE=(LAN 装置名[,...])
チャネルの遠隔終端を識別する特定の LAN 装置を含めます。 LAN 装置の指定にはワイルドカードを使用できます。/STOP=(イベント[,...])
特定のイベントに対するトレースを停止します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定では,イベントは何も停止しません。/SIZE=n
各トレース・バッファ用に PEDRIVER が使用する n バイトのトレース・バッファ・サイズを指定します。トレース・バッファのうち 1 つはグローバルな PEDRIVER の使用に, 1 つは選択した各チャネル用に,1 つは選択した各 VC 用になります。 n には 0 〜 FFFFFFF の値を指定できます。使い方に関する注意
- SHOW TRACE/CONTEXT コマンドを使用すると,イベント名を表示できます。
- SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,装置名を表示できます。
#1 |
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SCACP> START TRACE/EVENT=CC_STATE/SIZE=2000 |
Trace Channel Control 層の状態を 2000 バイトのトレース・バッファに変更します。
#2 |
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SCACP> START TRACE/EVENT=ALL NODE10,NODE20 |
NODE10 と NODE20 のみのチャネル用のすべてのイベントをトレースします。
#3 |
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SCACP> START TRACE/LOCAL=EWA/REMOTE=EWB NODE10, NODE15/L=F*/R=F*, NODE20 |
このコマンドは次のコマンドと同じです。
START TRACE NODE10/L=EWA/R=EWB, NODE15/L=F*/R=F*, NODE20/L=EWA/R:EWB
次のチャネルに対してトレースを開始します。
- ノード NODE10 に対しては,ローカル装置 EWA と遠隔装置 EWB のチャネル
- ノード NODE15 に対しては,F で始まるローカル LAN 装置と F で始まる遠隔 LAN 装置
- ノード NODE20 に対しては,ローカル LAN 装置 EWA と遠隔 LAN 装置 EWB のチャネル
PEDRIVER に対して,指定された LAN 装置の使用を停止するように指示します。 LAN 装置で PEDRIVER を停止させるオリジナルの (また,今もサポートされている) 手段は SYS$EXAMPLES:LAVC$STOP_BUS です。
注意
クラスタに通信を提供している装置のみを停止するために STOP LAN_DEVICE または SYS$EXAMPLES:LAVC$STOP_BUS のいずれかを使用する場合,システムは CLUEXIT になります。
STOP LAN_DEVICE LAN 装置名
LAN 装置名[,...]
特定の LAN 装置を含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。使い方に関する注意
- /EXCLUDE 修飾子を指定すると,LAN 装置を除外できます。
- SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,装置名を表示できます。
/EXCLUDE=(LAN 装置名[,...])
特定の LAN 装置を除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。
SCACP> STOP LAN_DEVICE EWA |
LAN 装置 EWA の PEDRIVER を停止します。
PEDRIVER トレースを停止します。 SHOW TRACE コマンドを使用すると,それまで記録したトレース・データを読むことができます。使い方に関する注意
トレース動作を初期設定に戻すには, SET TRACE/DEFAULT コマンドを入力します。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンドとその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
STOP TRACE
なし。
なし。
SCACP> STOP TRACE |
PEDRIVER トレースを停止します。
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