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ワーキング・セットが成長することにより,重度のページ・フォルトが緩和されます。この成長を活用するには,ユーザの WSEXTENT 特権管理クォータに WSQUOTA 値より大きい数値を設定する必要があります。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
このパラメータは,通常は OFF (0) に設定します。ON (1) に設定するのは,エグゼクティブをデバッグする場合だけです。
SYSTEM_CHECK パラメータを 1 に設定すると, BUGCHECKFATAL を ON (1) に設定する効果があります。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
SHOW CLUSTERコマンドが,VMS$VAXcluster接続に関して,クレジット・ウェイトの大きな値を表示する場合は,他のノード上のCLUSTER_CREDITSの値を増やすことを検討してください。ただし,大規模なクラスタ構成では,この値を不要に大きな値に設定すると,大量の非ページ・プールが消費されます。個々の受信バッファのサイズはSCSMAXMSGバイト以上ですが,下位のトランスポートによっては,これよりもずっと大きい場合があります。
クラスタのすべてのノードで,CLUSTER_CREDITSとして同じ値を使用する必要はありません。
省略時の値は現在 32 です。システムで利用できるメモリが非常に制限されている場合を除き,これらの値を増やさないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
VAX システムでは,CRD_CONTROL は,以前のリリースにあった CRDENABLE の機能を提供します。Alpha システムでは,CRD_CONTROL は, CRDENABLE によって定義された機能を拡張するために使用できます。
CRD_CONTROL は,訂正された読み込みデータ (CRD) ソフト・エラー制御フラグのためのビット・マスクです。これらのフラグは CRDERROR ルーチンの使用を制御します。
VAX システムでは,次のビットが定義されています。
ビット | 説明 |
---|---|
0 | すべてのシステムに対して CRD 処理を有効にする。 |
1 | CRD が発生したメモリ・ロケーションのスクラブ (再書き込み) を有効にする。 |
2 | CRD エラーが繰り返し発生するページのページ置換を有効にする。 |
3 | すべてのメモリ・ページを強制的に PFN データベースに格納する。512 メガバイト以上のメモリを装備したシステムでは,省略時の設定により,すべてのメモリが PFN データベースによってマップされる。このビットを使用すると,512 メガバイト未満のメモリを装備したシステムで,このマッピングを発生できる。 |
省略時の値は VAX システムと Alpha システムでは異なります。 VAX システムでは,省略時の値は 7 であり,CRD 処理,スクラブ,ページ置換が有効に設定されています。
Alpha システムでは,次のビットが定義されています。
ビット | 説明 |
---|---|
0 | すべてのシステムに対して CRD 処理を有効にする。 |
1 | CRD が発生したメモリ・ロケーションのスクラブ (再書き込み) を有効にする。 |
2 | CRD エラーが繰り返し発生するページのページ置換を有効にする。 |
3 | すべてのメモリ・ページを強制的に PFN データベースに格納する。512 メガバイト以上のメモリを装備したシステムでは,省略時の設定により,すべてのメモリが PFN データベースによってマップされる。このビットを使用すると,512 メガバイト未満のメモリを装備したシステムで,このマッピングを発生できる。 |
4 | 可能な場合には,拡張 CRD の取り扱いを有効にする。 |
5 | ドライバのロードと,サーバ管理イベントの取り扱いための処理を有効にする。要求されるハードウェアとファームウェアのサポートが可能な場合,通常,プラットフォーム固有のコードがこのビットを設定する。 |
6 | CRD スロットリングを無効にする。 |
16-31 | プラットフォーム固有のエラー処理制御のために予約されている。 |
Alpha システムでは,省略時の設定は 22 であり,スクラブ,ページ置換,拡張 CRD の取り扱いが有効に設定されています。
OpenVMS バージョン 7.2 から,CRD_CONTROL が CRDENABLE の機能を拡張できるようになりました (CRD_CONTROL 参照)。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
OpenVMS バージョン 7.3-1 より前では,プロセス名が提供されない場合,システムはユーザ名に _n を追加することでプロセス名を構築していました。この n はシステムに現在あるプロセスと重複しない,利用可能な次の整数値でした。たとえば,ユーザ SYSTEM から最初にスポーンしたプロセスは SYSTEM_1 になり,2 番目のサブプロセスは SYSTEM_2,のように続きます。数値の間に開きが見つかるとすぐに次に利用可能な数値が選択されました。
この技法で問題になるのは,次に利用可能な数値を判断すると性能コストがかかることです。その理由は,このメカニズムでは,プロセス名が一意であるとわかるまで,名前を増分してプロセスを作成する必要があるためです。複数のサブプロセスがすでに存在している場合,繰り返しサブプロセスを作成するコストはさらに高くなります。同一の OpenVMS グループ内に複数のプロセスがある場合,プロセス名はグループ全体で一意でなければならないため,コストは倍増します。
OpenVMS バージョン 7.3-1 からは,サブプロセス用に省略時に構築されるプロセス名が変更されました。次に一意な数を増分して検索するのではなく,ランダムな数値が検索されてユーザ名に追加されます。このため,ユーザ SYSTEM からスポーンする最初のプロセスは SYSTEM_154,SYSTEM_42,SYSTEM_87 などである可能性があります。同じ名前がすでに使用されている可能性はかなり低いので,この手順によって,最初の試行で一意な名前を見つける確率が非常に高くなります。これによってプロセス作成コストが大幅に減少するので,スポーンするサブプロセスに依存するアプリケーションでは,この変更によって性能が劇的に向上する可能性があります。
ただし,アプリケーションの中には,これまでのサブプロセス名の割り当て方法に依存しているものもあります。DCL_CTLFLAGS パラメータでは,必要に応じてシステムを設定することができます。
DCL_CTLFLAGS のビット 0 では,省略時のサブプロセス名割り当ての動作を次のように選択します。
このパラメータ値は,MAXQUEPRI 以下とします。
DEFQUEPRI は,ジョブの実行優先順位ではなく,相対的キュー・スケジューリング優先順位です。 |
オプション | 説明 |
---|---|
0 | $DELPRC での終了ハンドラの機能を無効にする。 |
4 | カーネル・モード終了ハンドラを実行する。 |
5 (省略時の設定) | エグゼクティブおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
6 | スーパバイザおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
7 | ユーザおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
各ビットの定義は次のとおりです。
ビット | 定義 |
---|---|
0 | 1 の場合は,新しい名前の作成を有効にする。 |
1 | 必ず 0 にする。このビットは弊社の使用のために予約されている。 |
ポートの割り当てクラスについての詳細は,『OpenVMS Cluster システム』を参照してください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
このパラメータはAlpha システムでは使用されていません。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
DORMANTWAITの値を増やすと,優先順位が低いプロセスが,優先順位が高いプロセスが待っているロックまたは資源を保持している場合に,優先順位の低いプロセスが優先順位の高いプロセスをブロックする頻度が高くなることがあります。
DR_UNIT_BASE を使用して,一意な RAID 装置番号を生成することができます。 DR 装置は DR_UNIT_BASE の値から順に番号を付けられていきます。たとえば,DR_UNIT_BASE を 10 に設定すると,$1$DRA10,$1$DRA11 などの装置名が生成されます。
DR_UNIT_BASE を,同じ (ゼロ以外の) 割り当てクラスを共有するすべてのクラスタ・メンバで,適切な重なり合わない値に設定することにより, 2 つの RAID 装置に同じ名前が与えられないようにすることができます。
DUMPSTYLE は 32 ビットのマスクであり,ビットは次のように定義されています。各ビットは個別に設定できます。システム・パラメータの値は,セットしたビットの値の合計です。他の値や未定義の値は,弊社が使用するために確保されています。
ビット | マスク | 説明 | |
---|---|---|---|
0 | 00000001 | 0 = | 完全なダンプ (SYSGEN の省略時の設定)。物理メモリの内容全体がダンプ・ファイルに書き込まれる。 |
1 = | 選択的なダンプ。ディスク空間を節約しながら,ダンプ・ファイルを最大限に有効に利用できるように,メモリの内容を選択的にダンプ・ファイルに書き込む。 | ||
1 | 00000002 | 0 = | 最小コンソール出力。 |
1 = | 完全なコンソール出力 (スタック・ダンプ,レジスタの内容などを含む)。 | ||
2 | 00000004 | 0 = | システム・ディスクへのダンプ。 |
1 = | システム・ディスク (DOSD) を別のディスクにダンプする (詳細については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照)。 | ||
3 (Alpha のみ) 1 | 00000008 | 0 = | 圧縮しない。 |
1 = | 圧縮する (この後の注意を参照)。 | ||
4 (Alpha のみ) 2 | 00000010 | 0 = | 共用メモリをダンプする。 |
1 = | 共用メモリはダンプしない (この後の注意を参照)。 | ||
5 - 14 | 弊社が使用するために確保されている。 | ||
15 (VAX のみ) 3 | 00008000 | 0 = | ビット 16〜27 の使用を禁止する。 |
1 = | ビット 16〜27 の使用を許可する。 | ||
16 - 27 (VAX のみ) 2 | 0FFF0000 | DOSD ユニット番号の範囲。 | |
28 - 31 | 弊社が使用するために確保されている。 |
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