OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル
POOLCHECK は,システムで頻繁に発生し,予測不可能な障害を調べるために使用します。 POOLCHECK が許可されている場合には,プールが割り当てられるときと,割り当てが解除されるときに,プールチェック・ルーチンが必ず実行されます。
ブート時に SYSTEM_PRIMITIVES.EXE のロード可能形式のいずれかがロードされます。省略時のイメージにはプールチェック・コードと統計情報管理機能は含まれておらず, POOLCHECK が 0 に設定されている場合には,このイメージがロードされます。 POOLCHECK が 0 以外の値に設定されている場合には,SYSTEM_PRIMITIVES.EXE の監視バージョンがロードされます。このバージョンには,プールチェック・コードと統計情報管理機能の両方が含まれています。
SYSTEM_CHECK パラメータを 1 に設定することは, POOLCHECK を %X616400FF に設定するのと同じ効果があります。プールチェックについての詳しい説明は,『OpenVMS VAX Device Support Manual』 (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが OpenVMS Documentation CD-ROM に入っています) を参照してください。
POOLCHECK は DYNAMIC パラメータです。ただし,その値の変更を有効にするには,ブート時に POOLCHECK の値をゼロ以外にする必要があります (SYSTEM_PRIMITIVES.EXE の監視バージョンをロードするため)。
POOLPAGING
ページング可能動的プールのページングを許可(1)します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
POWEROFF (D)
POWEROFF は,システムの電源を落とすことについてのコンソール・ファームウェアに対するソフトウェア要求を許可または禁止します。このパラメータは,通常は ON (1) に設定して,ソフトウェアからの電源オフ要求を許可してください。ただし,POWEROFF は,ソフトウェアによる電源オフ要求を禁止するために OFF (0) に設定することもできます。
電源オフ要求に対するファームウェアまたはハードウェアのサポートが実装されていない場合,シャットダウン・プロシージャはシステムを停止しますが,電源は入ったままです。
PQL_DBIOLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,保留 AST 数の省略時の制限値を設定します。
PQL_DBIOLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに許可する未実行のバッファード入出力動作数の省略時のバッファード制限数を設定します。
PQL_DBYTLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスが使用できるバッファード空間量の省略時のバッファード入出力制限バイト数を設定します。
PQL_DCPULM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の CPU 時間制限を設定します。単位は 10 ミリ秒です。
省略時の値 0 は CPU 時間に制限がないことを意味し,ほとんどの状況に適しています。
PQL_DDIOLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の直接入出力制限を設定します。
PQL_DENQLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のキューに登録できるパラメータ数の制限を設定します。
PQL_DFILLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のオープン・ファイル制限を設定します。
PQL_DJTQUOTA (D)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のジョブ・テーブル・バイト数クォータを設定します。ジョブ・テーブルに割り当てるページング・プールのバイト数を指定します。大量のジョブ論理名や一時的メールボックスを使用する場合を除き,省略時の値が適しています。
PQL_DPGFLQUOTA (D,G, VAXシステムで A)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のページ・ファイル・クォータを設定します。このパラメータは,PQL_DWSEXTENT以上に設定してください。
PQL_DPRCLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のサブプロセス制限を設定します。
PQL_DTQELM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のタイマ・キュー・エントリ数を設定します。
PQL_DWSDEFAULT (A,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット・サイズを設定します。
PQL_DWSEXTENT (A,D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット超過値を設定します。
PQL_DWSQUOTA (A,D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時のワーキング・セット・クォータを設定します。
PQL_MASTLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小保留 AST 数の省略時の制限値を設定します。
PQL_MBIOLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,バッファード入出力最小値を設定します。
PQL_MBYTLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,バッファード入出力最小バイト数を設定します。
PQL_MCPULM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し, 10 ミリ秒単位による CPU 時間最小値を設定します。
PQL_MDIOLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,直接入出力最小値を設定します。
PQL_MENQLM (D,G)
Create Process ($CREPRC) システム・サービスまたは DCL の RUN (プロセス)コマンドで生成されたプロセスが同じにキューに登録できるロックの最小数の省略時の値を設定します。
PQL_MFILLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,オープン・ファイル最小値を設定します。
PQL_MJTQUOTA (D)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,ジョブ・テーブル・バイト数最小クォータを設定します。
PQL_MPGFLQUOTA (D,G, VAX システムで A)
VAX システムにおいて,システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ページ・ファイル・クォータを設定します。このパラメータは,PQL_MWSEXTENT 以上に設定してください。
Alpha システムにおいて,システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ページレット・ファイル・クォータを設定します。
PQL_MPRCLM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,サブプロセス最小値を設定します。
PQL_MTQELM (D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小タイマ・キュー・エントリ数を設定します。
PQL_MWSDEFAULT (A,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,省略時の最小ワーキング・セット・サイズを設定します。
この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さい値) より優先します。
PQL_MWSEXTENT (A,D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,ワーキング・セットの最小超過値を設定します。
この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さい値) より優先します。
PQL_MWSQUOTA (A,D,G)
システム・サービス $CREPRC (プロセスの作成) または DCL の RUN (プロセス) コマンドで作成したプロセスに対し,最小ワーキング・セット・クォータを設定します。
この値は,AUTHORIZE でユーザに対して設定した値 (この値より小さいて値) より優先します。
PRCPOLINTERVAL (D, Alpha システムで A)
他のノード上において,接続マネージャ・ディスクや大容量記憶制御プロトコルディスクなどのシステム通信サービス (SCS) アプリケーションを検索する場合のポーリング間隔を秒数で指定します。すべての検索対象ノードが,各時間間隔でポーリングされます。
新しいシステムやサーバを認識する速度が上がると,ポーリング・オーバヘッドが高くなります。
PRIORITY_OFFSET
PRIORITY_OFFSET は,1 つのプロセスが現在のプロセスを先取りするために,スケジューラによって必要とされる優先順位の差を指定します。たとえば,値が 2 の場合には,現在のプロセスが優先順位 1 で実行されているときに,優先順位 2 または優先順位 3 のプロセスは現在のプロセスを先取りできません。しかし,優先順位が 4 以上のプロセスは,現在のプロセスを先取りできます。このメカニズムは,通常の優先順位 (0〜15) のプロセスに対してだけ影響します。省略時の値は 0 です。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
PROCSECTCNT (A,G)
プロセスが格納できるセクション記述子数を設定します。各セクション記述子により,プロセス・ヘッダの固定部が 32 バイト増えます。
実行するあらゆるセクションの中で最大のイメージ・セクション数を超える値を設定します。この最大数は,イメージのリンケージ・メモリ割り当てマップで示されます。
PSEUDOLOA
(VAX のみ) PDA0 システム・イメージのサイズをページ数で指定します。磁気テープからスタンドアロン BACKUP をブートするときに使用します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
PU_OPTIONS
PU_OPTIONS は弊社が使用するために予約されています。
QBUS_MULT_INTR
(VAX のみ) Q22 バスを使用しているシステムに対し,マルチレベルの割り込み実行を許可(1)します。このパラメータの詳細については,『OpenVMS VAX Device Support Manual』を参照してください (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが OpenVMS Documentation CD-ROM に入っています)。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
QDSKINTERVAL
ディスク・クォーラム・ポーリング間隔を秒数で指定します。省略時の値は 3 です。
QDSKVOTES
クラスタ内のクォーラム・ディスクが提供するボート数を指定します。
QUANTUM (D,M, Alpha システムで A)
次を定義します。
- プロセッサ時間 : あるプロセスから,同じ優先順位を持つ計算可能な別のプロセスに制御が渡されるまでの最大プロセッサ時間
- バランス・セットの常駐性 : 計算状態のプロセスが二次記憶装置にスワップ・アウトされるまでの最小サービス量
RAD_SUPPORT (G)
(Alpha のみ) RAD_SUPPORT では,AlphaServer GS160 システムなど, RAD (リソース・アフィニティ・ドメイン) をサポートするシステム上で RAD 対応コードの実行を許可します。 RAD は共通アクセス属性を備えたハードウェア・コンポーネント群 (CPU,メモリ,および入出力) です。 OpenVMS RAD の機能の詳細については,『OpenVMS Alpha パーティショニングおよび Galaxy ガイド』を参照してください。
RAD_SUPPORT パラメータでは次のようにビットが定義されています。
RAD_SUPPORT (default is 79; bits 0-3 and 6 are set)
___________________________________________________
3 2 2 2 2 1 1
1 8 7 4 3 6 5 8 7 0
+-----+-----+-----------+-----------+-----------+
|00|00| skip|ss|gg|ww|pp|00|00|00|00|0p|df|cr|ae|
+-----+-----+-----------+-----------+-----------+
Bit 0 (e): Enable - Enables RAD support
Bit 1 (a): Affinity - Enables Soft RAD Affinity (SRA) scheduling
Also enables the interpretation of the skip
bits, 24-27.
Bit 2 (r): Replicate - Enables system-space code replication
Bit 3 (c): Copy - Enables copy on soft fault
Bit 4 (f): Fault - Enables special page fault allocation
Also enables the interpretation of the
allocation bits, 16-23.
Bit 5 (d): Debug - Reserved to HP
Bit 6 (p): Pool - Enables per-RAD non-paged pool
Bits 7-15: - Reserved to HP
Bits 16-23: - If bit 4 is set, bits 16-23 are interpreted
as follows:
Bits 16,17 (pp): Process = Pagefault on process (non global)
pages
Bits 18,19 (ww): Swapper = Swapper's allocation of pages for
processes
Bits 20,21 (gg): Global = Pagefault on global pages
Bits 22,23 (ss): System = Pagefault on system space pages
Encodings for pp, ww, gg, ss:
Current (0) - allocate PFNs from the current CPU's RAD
Random (1) - allocate PFNs using the "random" algorithm
Base (2) - allocate PFNs from the operating system's "base" RAD
Home (3) - allocate PFNs from the current process's home RAD
If bits 16-23 are 0, the defaults for pp, ww, gg, ss are interpreted
as follows:
Process = home RAD
Swapper = current RAD (also sets home RAD for process)
Global = random RAD
System = base RAD
Bits 24-27: - If bit 1 is set, bits 24-27 are interpreted
as a skip count value (power of 2). Example: If
bits 24-27 contain a 3, the skip count is 8.
If bits 24-27 contain a 5, the skip count is 32.
If bits 24-27 are 0, the default of 16 is used
as the skip count.
Bits 28-31: - Reserved to HP
|
OpenVMS RAD 機能の使用についての詳細は,『OpenVMS Alpha Galaxy and Partitioning Guide』を参照してください。
REALTIME_SPTS (D,G,M)
(VAX のみ) 割り込みのための接続プロセスをシステム空間にマッピングする際に使用する,システム・ページ・テーブル・エントリ数を予約します。実時間以外の環境では,省略時の値 (0) を使用してください。割り込みのための接続プロセスがシステムを使用している場合,この値は,同時に存在する割り込みのためのすべての接続プロセスをシステム空間にマップするのに要する最大ページ数です。詳細については,『OpenVMS VAX Device Support Manual』を参照してください (このマニュアルは,アーカイブ扱いにされていますが, OpenVMS Documentation CD-ROM に入っています)。
RECNXINTERVAL (D, Alpha システムで A)
遠隔システムへの再接続を試みるポーリング間隔を秒数で指定します。
RESALLOC
資源の割り当てチェックを行うかどうかを制御します。省略時の値 0 は,資源の割り当てチェックを禁止します。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
RESHASHTBL (A,F,M)
ロック管理資源名ハッシュ・テーブルのエントリ数を定義します。各エントリは,4 バイトを使用します。チューニングの典型的な目標は, RESHASHTBL パラメータを,システム上で使用されている資源の合計数の約 4 倍の値にすることです。メモリに制約があるシステムや,ロッキングの速度がそれほど重要でないシステムのマネージャは,このテーブルのサイズをこれよりも小さい値に設定することができます。
RJOBLIM (D)
同時にシステムで使用できる遠隔ターミナルの最大数を定義します。
RMS_CONPOLICY (D)
RMS_CONPOLICY は,競合の高い書き込み共有ファイルを扱うために使用されるポリシーを指定します。この動的パラメータは,ロック変換と新しいロック要求の間の公平さを保証するために使用できます。
指定可能な値は次のとおりです。
値 |
説明 |
NEVER
|
(省略時の値) システムでアクセスする書き込み共有ファイルに対して公平さを向上させる,より高いオーバヘッド・オプションを使用しない。最小限のオーバヘッド。
|
SOMETIMES
|
システムでアクセスされる有効になったグローバル・バッファを備えた書き込み共有ファイルに対する,より公平なバケット・アクセスのために使用する (ただし,オーバヘッドは高い)。
|
ALWAYS
|
システムでアクセスされる書き込み共有ファイルすべてに対する,より公平なバケット・アクセスのために使用する (ただし,オーバヘッドは高い)。
|
このシステム・パラメータを DCL コマンド SET RMS_DEFAULT/SYSTEM/CONTENTION_POLICY=値で設定し,パラメータを DCL コマンド SHOW RMS_DEFAULT で表示することができます。
RMSD* (D)
RMSD1,RMSD2,RMSD3,RMSD4,RMSD5,RMSD6,およびRMSD7 は,弊社の使用のために予約された特殊パラメータです。
RMS_DFLRL (D)
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社から指示した場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
RMS_DFMBC (A,D)
RMS_DFMBC は,レコード入出力操作の場合にだけ省略時のマルチブロック・カウントを指定します。ただし,count は各入出力バッファに対して割り当てるブロック数です。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFMBFIDX (A,D)
索引順編成ディスク動作における,省略時の RMSマルチバッファ数を指定します。この値は,VMS RMS が各索引編成ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。順次アクセスの場合,一部のインデックス・バケットがメモリに残る程度に大きい値を設定すれば,性能を向上させることができます。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFMBFREL (A,D)
相対ディスク動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は, VMS RMS が各相対編成ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFMBFSDK (A,D)
順編成ディスク動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は,RMS が順編成ディスク・ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。
通常は省略時の値を使用すれば適切です。しかし,先読み操作や後書き操作を使用する場合には,この値を大きくすると,性能を向上できます。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFMBFSMT (A,D)
磁気テープ動作における,省略時の RMS マルチバッファ数を指定します。この値は,VMS RMS が磁気テープ・ファイルに割り当てる入出力バッファ数です。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFMBFSUR (A,D)
ユニット・レコード装置における,省略時のマルチバッファ数を指定します。
このシステム・パラメータは,DCL の SET RMS_DEFAULT/SYSTEM コマンドを使用して設定でき,SHOW RMS_DEFAULT コマンドを使用して表示できます。
RMS_DFNBC (A,D)
遠隔ファイル,順編成ファイル,索引順編成ファイル,相対編成ファイルへのネットワーク・アクセスで使用する,省略時のブロック数を指定します。