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PRINTコマンドで不明なフォーム名を指定した場合,DECprint Supervisorは直ちにそれを通知します。 逆に,PRINTコマンドで不明なセットアップ・モジュールを指定した場合, DECprint Supervisorはそのジョブの印刷を開始し, そのセットアップ・モジュールにアクセスする必要が発生するまで, その問題を通知することはありません。
フォームの作成,保守,削除を行うコマンドを実行するにはオペレータ特権が必要です。
例 8-1では,PRIVATEと呼ばれるセットアップ・ モジュールを使用するCONFIDENTIALと呼ばれるフォームを定義しています。
$ DEFINE/FORM CONFIDENTIAL 101-
/DESCRIPTION="prints the word CONFIDENTIAL on each page"-
/STOCK=DEFAULT-
/SETUP=PRIVATE
フォームを定義する場合は,次の修飾子と情報を指定してください。
定義するフォームに割り当てる名前を指定します。名前は1〜31の文字列で, 少なくとも1文字のアルファベットを指定しなければなりません。
定義しようとしているフォームの番号を指定します。
一般ユーザがそのフォームの動作を理解できるように,そのフォームについての説明を追加することができます。 これは,省略可能です。
このフォームを起動する場合に,プリンタ内に装着されていなければならない媒体の名前を指定します。 指定する媒体は, プリンタ内の媒体と一致しなければなりません。一致しない場合には,ユーザが指定した用紙を装着するか, あるいはキュー定義が変更されるまで, ジョブはキュー内で保留状態となります。プリンタ内の任意の媒体を使用する場合は,DEFAULT パラメータを使用してください。
フォームに対応させるセットアップ・モジュール名を指定します。
$ @SYS$STARTUP:EXECUTION_QUEUE.COM -
XLR8- !P1 - Execution queue name
"DECNET/XLR8" - !P2 - Device name
DCPS_LIB - !P3 - Logical name for /LIBRARY
"" - !P4 - Not used
"/FORM_MOUNTED=CONFIDENTIAL/DEFAULT=(FORM=CONFIDENTIAL,NOFEED)"
!P5 - Queue default qualifiers
$ DEFINE/FORM /MARGIN=(TOP=6,LEFT=10) CENTER 3ANSIファイル用のフォーム定義にかぎり,表 8-1 の修飾子を使用することができます。
| 修飾子 | 機能 |
|---|---|
| /LENGTH=n | 各ページの長さを行数で指定します。 |
| /MARGIN=keyword=n | マージンを設定します。
次のキーワードのいずれかあるいは複数を指定することができます。
/MARGIN=(TOP=n,BOTTOM=m) |
| /PAGE_SETUP=module | ジョブの各ページにページ・セットアップ・モジュールを指定します。 |
| /[NO]TRUNCATE | ページ幅に適合しない長い行を途中で切り詰めます。 |
| /WIDTH=n | ページ幅を文字数で指定します。 |
| /[NO]WRAP | ページ幅よりも長い行を次の行に改行します。 |
注意:
$ SHOW QUEUE/FORM次のようにフォーム定義が表示されます。
Form name Number Description
--------- ------ -----------
A4_12 (stock=PLAIN_PAPER) 1129 A4 12-Pitch with margins
A4_LPT_GRAY (stock=PLAIN_PAPER) 1118 A4 DP line printer with gray bars
A4_LPT_PLAIN (stock=PLAIN_PAPER)
1119 A4 Plain DP line printer format
BOOT_CHART (stock=DEFAULT) 37 BOOT_CHART
BSS$LANDSCAPE (stock=DEFAULT) 3301 BSS Specific Landscape
BSS$PORTRAIT (stock=DEFAULT) 3302 BSS Specific Portrait
SHOW QUEUE/FORM/FULLコマンドを使用することで,フォームの属性を表示することができます。
たとえば,次のコマンドはDCPS$DEFAULTの属性を表示します。
$ SHOW QUEUE/FORM/FULL DCPS$DEFAULT
Form name Number Description
--------- ------ -----------
DCPS$DEFAULT (stock=DEFAULT) 1115 DCPS default
/LENGTH=66 /STOCK=DEFAULT /TRUNCATE /WIDTH=80
$ DELETE/FORM form-nameこのコマンドには form-name を指定してください。これは,使用中のフォームに割り当てた名前です。
DELETE/FORMコマンドを使用する前に,SHOW QUEUE/FULL/ALLコマンドを実行してください。 フォームに対する参照は動作中のプリント・キューの属性として存在するか, またはプリント要求に対する修飾子として存在します。まだ参照されているフォームを削除しようとした場合には, そのことが通知され, フォームは削除されません(付録 Aを参照してください) 。