Compaq OpenVMS
DCL ディクショナリ


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F$FILE_ATTRIBUTES

指定されたファイルの属性に関する情報を戻します。

形式

F$FILE_ATTRIBUTES (ファイル指定,項目)

戻り値


要求した項目に応じて,整数または文字列となります。各項目の戻された値のデータ・タイプを 表 DCLI-5 に示します。

引数

ファイル指定

情報が必要なファイルの名前。ファイル名は文字列式として指定します。

ファイル名は,1つしか指定することができません。ファイル指定の中で,ワイルドカード文字を使用することはできません。

項目

ファイルのどの属性を戻してほしいか指定します。項目は,文字列式として指定します。 表 DCLI-5 の RMS フィールド名から 1 項目を指定します。

説明

DCL 割り当て文および式で使用して,ファイルの属性に関する情報を戻します。 表 DCLI-5 は F$FILE_ATTRIBUTES 関数に指定する項目, 戻される情報, その情報のデータ・タイプを示しています。

表 DCLI-5 F$FILE_ATTRIBUTES 項目
項目 データ・
タイプ
戻される情報
AI 文字列 AI ジャーナリングが設定されていれば TRUE。設定されていなければ FALSE。
ALQ 整数値 割り当てサイズ
BDT 文字列 バックアップ日付
BI 文字列 BI ジャーナリングが設定されていれば TRUE。設定されていなければ FALSE。
BKS 整数値 バケット・サイズ
BLS 整数値 ブロック・サイズ
CBT 文字列 contiguous-best-try 割り当てアルゴリズムが使用されていれば TRUE。使用されていなければ FALSE。
CDT 文字列 作成日付
CTG 文字列 contiguous 割り当てアルゴリズムが使用されていれば TRUE。使用されていなければ FALSE。
DEQ 整数値 省略時の拡張サイズ
DID 文字列 ディレクトリ ID
DIRECTORY 文字列 TRUE あるいは FALSE を返す。ディレクトリである場合は TRUE を返す。
DVI 文字列 装置名
EDT 文字列 満了日付
EOF 整数値 使用ブロック数
ERASE 文字列 削除時に物理的に削除される場合は TRUE。物理的に削除されない場合は FALSE。
FFB 整数値 先頭空きバイト
FID 文字列 ファイル ID
FILE_LENGTH_HINT 文字列 レコード数およびデータのバイト数を ( n,m) の形式で返す。ここで n はレコード数で, m はデータのバイト数である。無効な数は, n あるいは m-1 が返される。
FSZ 整数値 固定制御領域サイズ
GBC 整数値 グローバル・バッファ数
GRP 整数値 所有者グループ番号
JOURNAL_FILE 文字列 ジャーナル・ファイルの場合は TRUE。ジャーナル・ファイルではない場合は FALSE。
KNOWN 文字列 Known ファイルがインストール・ユーティリティ(INSTALL) ともにインストールされた場合は TRUEを,そうでない場合は FALSE を返す。ただし,ファイルが存在しない場合 (たとえば,ファイルがインストールされた直後に削除された場合)は, NOSUCHFILE を返す。
LOCKED 文字列 アクセスが許可されないロック状態の場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
LRL 整数値 最大レコード長
MBM 整数値 所有者メンバ番号
MOVE 文字列 movefile 操作が可能な場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
MRN 整数値 最大レコード数
MRS 整数値 最大レコード・サイズ
NOA 整数値 エリア数
NOBACKUP 文字列 バックアップ用にファイルがマークされている場合は FALSE。NOBACKUP のマークがついている場合は TRUE。
NOK 整数値 キー数
ORG 文字列 ファイル編成法 (SEQ, REL, IDX)
PRESHELVED (Alpha のみ) 文字列 ファイルがプリシェルブドである場合 TRUE。そうでない場合,FLASE。
PRO 文字列 ファイル保護文字列
PVN 整数値 プロローグ・バージョン番号
RAT 文字列 レコード属性 (CR, PRN, FTN, "")
RCK 文字列 読込みチェックが設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
RDT 文字列 最新更新日付
RFM 文字列 レコード・フォーマット(VAR, FIX, VFC, UDF, STM, STMLF, STMCR)
RU 文字列 RU ジャーナリングが設定されている場合は TRUE。設定されていない場合は FALSE。
RVN 整数値 改訂番号
SHELVABLE 文字列 ファイルがシェルブド可能な場合は TRUE。不可能な場合は FALSE。
SHELVED 文字列 ファイルがシェブルドの場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
STORED_
SEMANTICS
文字列 セマンティックスを表す ASCII 文字列
UIC 文字列 所有者 UIC 文字列
VERLIMIT 整数値 バージョン・リミット番号。 32767 はバージョン・リミットが設定されていないことを示す。
WCK 文字列 書込みチェックが設定されている場合は TRUE。設定されていない場合は FALSE。

ファイル属性は OpenVMS RMS 制御ブロックの情報から作られたファイル・ヘッダに格納されます。OpenVMS RMS 制御ブロックについての詳細は『OpenVMS Record Management Services Reference Manual』を参照してください。


#1

$ FILE_ORG = F$FILE_ATTRIBUTES("QUEST.DAT","ORG")
$ SHOW SYMBOL FILE_ORG
  FILE_ORG = "SEQ"

この例では,ファイル編成タイプの値を FILE_ORG というシンボルに割り当てるために, F$FILE_ATTRIBUTES 関数が使用されています。 F$FILE_ATTRIBUTES 関数は,"SEQ" という文字列を戻します。これは QUEST.DAT が順編成ファイルであることを示します。

F$FILE_ATTRIBUTES 関数に対する ORG 引数および QUEST.DAT 引数は,文字列リテラルであり,式の中で使用するときは二重引用符で囲まなければなりません。

#2

$ RFM = F$FILE_ATTRIBUTES("KANSAS::USE$:[CARS]SALES.CMD","RFM")
$ SHOW SYMBOL RFM
  RFM = "VAR"

この例では,遠隔ノードのファイルに関する情報を戻すために, F$FILE_ATTRIBUTES 関数が使用されています。この関数は,VAR というレコード形式文字列を戻します。これはレコード形式が可変長レコードであることを示します。

F$GETDVI

$GETDVI システム・サービスを起動し,指定された装置に関する指定された情報を戻します。

形式

F$GETDVI (装置名,項目)

戻り値


要求する項目に応じて,整数または文字列となります。各項目の戻された値を 表 DCLI-6 に示します。

引数

装置名

物理装置名,または物理装置名に割り当てられている論理名を指定します。文字列式として指定します。

装置名が評価されると, F$GETDVI 関数は名前の初めの文字を調べます。名前の最初の文字がアンダースコア (_) の場合は,物理装置として扱われます。そうでない場合は,論理名変換を一回行いその等価名(またはもとの名前) が使用されます。

項目

戻される装置情報のタイプを指定します。文字列式を指定します。 表 DCLI-6 に示す 1 項目を指定します。

説明

$GETDVI システム・サービスを起動し,指定した装置に関する指定した情報を戻します。 F$DEVICE 関数を使用すると,現在使用しているシステムの装置の一覧を得ることができます。引数項目の記述が別の方法でない限り, F$GETDVI 関数はローカル・ノードのみの装置情報を戻します。

この関数を使用すると,プロセスにチャネルを割り当てる必要のない装置の情報を得ることができます。

F$GETDVI 関数は, $GETDVI システム・サービス呼び出し時に指定できるすべての項目の情報を戻します。 $GETDVI システム・サービスが許可する項目に加えて, F$GETDVI 関数は EXISTS の指定を許可します。

表 DCLI-6 は,F$GETDVI 関数に指定する項目, 戻される情報,およびその情報のデータ・タイプを示しています。 表 DCLI-6 に示す戻される情報に加えて, F$GETDVI 関数は $GETDVIシステム・サービスで作成される任意のエラー・メッセージも戻します。

$GETDVI システム・サービスおよび指定できる項目についての詳細は『OpenVMS System Services Reference Manual』を参照してください。

表 DCLI-6 F$GETDVI 項目
項目 データ・
タイプ
戻される情報1
ACPPID 文字列 補助制御プロセス(ACP)識別
ACPTYPE 文字列 ACP タイプ・コード。 F11V1,F11V2,F11V3,F11V4,F11V5,F64,HBS,JNL,MTA,NET,REM,UCX,ILLEGAL のいずれか。

次の場合は,ACPTYPE 項目には ILLEGAL が返される。

  • 装置がマウントされていない,あるいは /FOREIGN 修飾子を使用してマウントされている場合。

  • ACPTYPE が現在定義されていない場合。

ALL 文字列 装置が割り当てられている場合は TRUE, そうでない場合は FALSE。
ALLDEVNAM 文字列 割り当てクラス装置名
ALLOCLASS 0 〜 255 間のロングワード整数値 ホストの割り当てクラス
ALT_HOST_AVAIL 文字列 代替パスを提供するホストが使用可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
ALT_HOST_NAME 文字列 代替パスを提供するホスト名
ALT_HOST_TYPE 文字列 代替パスを提供するホストのハードウェア・タイプ
AVL 文字列 装置が使用可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
CCL 文字列 キャリッジ制御装置である場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
CLUSTER 整数値 ボリューム・クラスタ・サイズ
CONCEALED 文字列 論理装置名が隠し装置に変換される場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
CYLINDERS 整数値 ボリュームのシリンダ数(ディスクのみ)
DEVBUFSIZ 整数値 装置バッファ・サイズ
DEVCHAR 整数値 装置属性
DEVCHAR2 整数値 追加装置属性
DEVCLASS 整数値 装置クラス。システム上で戻される装置クラスの値を調べる方法は,例を参照。
DEVDEPEND 整数値 装置依存情報
DEVDEPEND2 整数値 追加装置依存情報
DEVLOCKNAM 文字列 装置の一意なロック名
DEVNAM 文字列 装置名
DEVSTS 整数値 装置依存状態情報
DEVTYPE 整数値 装置タイプ。システム上で戻される装置タイプの値を調べる方法は,例を参照。
DEVICE_TYPE_NAME 文字列 装置タイプ名。装置が SCSI テープまたはディスクである場合,装置タイプ名は装置から直接取得される。
DFS_ACCESS 文字列 装置が遠隔ノードの分散ファイル・システム(DFS)サーバに接続された仮想ディスクの場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
DIR 文字列 装置がディレクトリ構造である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
DMT 文字列 装置にディスマウントのための印がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
DUA 文字列 汎用装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
ELG 文字列 装置でエラー・ログを有効にしている場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
ERRCNT 整数値 エラー・カウント
EXISTS 文字列 システム上に装置がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
FOD 文字列 ファイル単位取り扱い装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
FOR 文字列 /FOREIGN 修飾子を使用してマウントされている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
FREEBLOCKS 整数値 ボリューム上のフリー・ブロック数(ディスクのみ)
FULLDEVNAM 文字列 完全指定の装置名
GEN 文字列 汎用装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
HOST_AVAIL 文字列 1 時パスを提供するホストが使用可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
HOST_COUNT 整数値 OpenVMS Cluster内の他のノードでの装置使用を可能にするホスト数
HOST_NAME 文字列 1 次パスを提供するホストの名前
HOST_TYPE 文字列 1 次パスを提供するホストのハードウェア・タイプ
IDV 文字列 providing 入力が可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
LOCKID 整数値 クラスタ単位のロック識別
LOGVOLNAM 文字列 論理ボリューム名
MAXBLOCK 整数値 ボリューム上の論理ブロック数
MAXFILES 整数値 ボリューム上のファイルの最大数(ディスクのみ)
MBX 文字列 装置がメールボックスである場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
MEDIA_ID 文字列 非デコード・メディア ID
MEDIA_NAME 文字列 ディスク・タイプ名あるいはテープ・タイプ名
MEDIA_TYPE 文字列 装置名接頭辞
MNT 文字列 装置がマウントされている場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
MOUNTCNT 整数値 ボリュームがローカル・ノードにマウントされた回数。

SHOW DEVICE コマンドによって表示される MOUNTCNT の値は,クラスタの全メンバが行ったボリューム・マウントの総数である。

MT3_DENSITY 文字列 装置の現在の記録密度 (テープのみ)。
MT3_SUPPORTED 文字列 装置が MT3DEF に定義されている記録密度をサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE (Alpha のテープのみ)。
NET 文字列 ネットワーク装置である場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
NEXTDEVNAM 文字列 ボリューム・セット中の次のボリュームの装置名 (ディスクのみ)
ODV 文字列 providing 出力が可能である場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
OPCNT 整数値 操作回数
OPR 文字列 装置が演算子である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
OWNUIC 文字列 所有者の利用者識別コード(UIC)
PID 文字列 装置所有者のプロセス識別番号
PREFERRED_CPU 文字列 戻り引数は,優先 CPU を示すビットがセットされた 32 ビットの CPU ビット・マスクである。戻り引数がゼロのビット・マスクを含んでいれば,Fast Path が無効にされているか,装置が Fast Path 対応装置でないために,優先 CPU は存在しない。戻り引数は, $PROCESS_AFFINITY システム・サービスへの CPU ビット・マスク入力引数として使用される。この引数は,アプリケーション・プロセスを最適な優先 CPU に割り当てるために使用できる。
RCK 文字列 読み込みチェックが設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
RCT 文字列 装置に RCT が含まれている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
REC 文字列 レコード単位取り扱い装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
RECSIZ 整数値 ブロック状態のレコード・サイズ
REFCNT 整数値 装置を使用したプロセスの参照回数
REMOTE_DEVICE 文字列 遠隔装置である場合は TRUE。そうでない場合はFALSE。
RND 文字列 装置がランダム・アクセスを許可する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
ROOTDEVNAM 文字列 ボリューム・セット中のルート・ボリュームの装置名(ディスクのみ)
RTM 文字列 リアルタイム装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SDI 文字列 単一ディレクトリ構造である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SECTORS 整数値 1 トラックあたりのセクタ数(ディスクのみ)
SERIALNUM 整数値 ボリューム・シリアル番号(ディスクのみ)
SERVED_DEVICE 文字列 served 装置である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SET_HOST_TERMINAL 文字列 遠隔ノードから SET HOST セッションを使用するための遠隔ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SHDW_CATCHUP_COPYING 文字列 完全コピー操作のターゲットのメンバである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SHDW_MASTER 文字列 仮想ユニットである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SHDW_MASTER_NAME 文字列 指定された装置がメンバであるシャドウ・セットを表わす仮想ユニットの装置名。指定された装置がメンバでない, または装置が仮想ユニットである場合, F$GETDVI 関数は空文字列 ("") を戻す。
SHDW_MEMBER 文字列 シャドウ・セット・メンバである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SHDW_MERGE_COPYING 文字列 シャドウ・セットのマージ・メンバである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SHDW_NEXT_MBR_NAME 文字列 シャドウ・セットでの次のメンバの装置名。仮想ユニットを指定した場合, F$GETDVI関数はシャドウ・セットメンバの装置名を戻す。シャドウ・セット・メンバ・ユニット名を装置名と引数とともに指定した場合, "次"のメンバ・ユニットを戻す。それ以上メンバがいなければ空文字列を戻す。

シャドウ・セットのすべてのメンバを確認するには,まず F$GETDVI に仮想ユニットを指定する。それ以降の呼び出しでは,空文字列を戻す(F$GETDVI 呼び出しが終わる)まで前の F$GETDVI が戻すメンバ名を指定する。

割り当てクラスがゼロでない場合, 装置名は割り当てクラスを含む。そうでない場合はディスク制御装置の装置名を含む。

SHR 文字列 共用可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SPL 文字列 スプールされた状態である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
SPLDEVNAM 文字列 スプールされている装置名
SQD 文字列 順編成のブロック単位取り扱い装置である場合(つまり磁気テープの場合)は TRUE。そうでない場合は FALSE。
STS 整数値 状態情報
SWL 文字列 ライト・ロックされたソフトウェアである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TRACKS 整数値 1 シリンダあたりのトラック数(ディスクのみ)
TRANSCNT 整数値 ボリューム・トランザクション回数
TRM 文字列 装置がターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_ACCPORNAM 文字列 ターミナル・サーバ名とポート名
TT_ALTYPEAHD 文字列 ターミナルに代替先読みを可能なバッファがある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_ANSICRT 文字列 ANSI CRT ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_APP_KEYPAD 文字列 キーパッドがアプリケーション・モードである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_AUTOBAUD 文字列 ターミナルにボー・レート自動検出機能がある場合TRUE。そうでない場合は FALSE (ターミナルのみ)。
TT_AVO 文字列 VT-100 ファミリのターミナル・ディスプレイがある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_BLOCK 文字列 ブロック・モード機能がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_BRDCSTMBX 文字列 メールボックス・ブロードキャスト・メッセージを使用する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_CHARSET 整数値 ターミナルがサポートするコード化文字セットを示すビットマップ
TT_CRFILL 文字列 キャリッジ・リターンを使用した後フィルを必要とする場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_KANA 文字列 DEC Kana 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_KANJI 文字列 DEC Kanji 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_HANZI 文字列 DEC Hanzi 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_HANGUL 文字列 DEC Korean 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_HANYU 文字列 DEC Hanyu 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_CS_THAI 文字列 DEC Thai 文字セットをサポートしている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_DECCRT 文字列 Digital CRT ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DECCRT2 文字列 Digital CRT2 ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DECCRT3 文字列 Digital CRT3 ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DECCRT4 文字列 Digital CRT4 ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DIALUP 文字列 ダイアルアップ回線に接続している場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DISCONNECT 文字列 切断可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DMA 文字列 直接メモリ・アクセス(DMA)モードがある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_DRCS 文字列 ロード可能な文字フォントをサポートしている場合はTRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_EDIT 文字列 編集属性が設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_EDITING 文字列 拡張編集が可能である場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_EIGHTBIT 文字列 8 ビットASCII 文字セットを使用する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_ESCAPE 文字列 エスケープ・シーケンスを生成する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_FALLBACK 文字列 multinational fallback オプションを使用する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_HALFDUP 文字列 ターミナルが半二重モードである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_HANGUP 文字列 ハングアップ属性が設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_HOSTSYNC 文字列 ホスト/ターミナル通信がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_INSERT 文字列 挿入モードが省略時の行編集モードになっている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_LFFILL 文字列 行送りの後フィルを必要とする場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_LOCALECHO 文字列 ローカル・エコー属性が設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_LOWER 文字列 小文字の文字セットがある場合は TRUE。そうでない場合はFALSE(ターミナルのみ)。
TT_MBXDSABL 文字列 ターミナルに関連づけられているメールボックスが,要求されていない,または要求されている入力通知を受け取る場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_MECHFORM 文字列 改ページ機能がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_MECHTAB 文字列 タブ機能,およびタブ拡張機能がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_MODEM 文字列 ターミナルがモデムに接続している場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_MODHANGUP 文字列 修正するハングアップ属性が設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_NOBRDCST 文字列 ブロードキャスト・メッセージを受け取る場合はTRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_NOECHO 文字列 入力文字がエコーされる場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_NOTYPEAHD 文字列 読み込み操作でデータを要求する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_OPER 文字列 オペレータ・ターミナルである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_PAGE 整数値 ターミナル・ページの長さ(ターミナルのみ)
TT_PASTHRU 文字列 フロー制御が有効な PASSALL モードである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_PHYDEVNAM 文字列 チャネル番号または仮想ターミナルに関連づけられた物理装置名
TT_PRINTER 文字列 プリンタ・ポートが使用可能なは TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_READSYNC 文字列 読み込み同期化機能がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_REGIS 文字列 ReGIS グラフィックがある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_REMOTE 文字列 設定したモデム制御がある場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_SCOPE 文字列 ターミナルがビデオ・スクリーン・ディスプレイである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_SECURE 文字列 機密サーバを認識できる場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_SETSPEED 文字列 ターミナル行でスピードを設定できる場合はTRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_SIXEL 文字列 シクセルがサポートされている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_SYSPWD 文字列 特殊なターミナルでシステム・パスワード使用可能な場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
TT_TTSYNC 文字列 ターミナル/ホストの同期化が存在する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ターミナルのみ)。
TT_WRAP 文字列 右マージンを越えてカーソルが移動した時,新しい行を挿入する場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。
UNIT 整数値 ユニット番号
VOLCOUNT 整数値 ボリューム・セット中のボリューム回数(ディスクのみ)
VOLNAM 文字列 ボリューム名
VOLNUMBER 整数値 ボリューム・セット中の現在のボリュームの番号 (ディスクのみ)
VOLSETMEM 文字列 装置がボリューム・セットである場合は TRUE。そうでない場合は FALSE(ディスクのみ)。
VPROT 文字列 ボリューム保護マスク
WWID 文字列 Fibre Channel 装置のためのワールドワイド識別子。
WCK 文字列 書き込みチェックが設定されている場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。


1戻される情報リストに加え,F$GETDVI 関数は $GETDVI システム・サービスで作成される任意のエラー・メッセージも戻します。


#1

$ ERR = F$GETDVI("_DQA0","ERRCNT")
$ SHOW SYMBOL ERR
  ERR = 0  Hex = 00000000 Octal = 000000
 

この例は,DQA0 という装置のエラー回数を調べるために, F$GETDVI 関数を使用する方法を示しています。 DQA0 という装置名と ERRCNT という項目は,文字列リテラルなので引用符で囲まなければなりません。

#2

$ LIBRARY/EXTRACT=$DCDEF/OUTPUT=$DCDEF.TXT SYS$LIBRARY:STARLET.MLB
 

この例では,STARLET ライブラリの装置タイプと装置クラスの値のリストを含んでいるファイル $DCDEF.TXT を作成する方法を示しています。装置クラスは 'DC$' で始まり,装置タイプは 'DT$' で始まります。

今日の SCSI ディスクとテープの大部分は汎用の DEVTYPE コード (DT$_GENERIC_DK または DT$GENERIC_MK) を戻すので,DEVICE_TYPE_NAME 項目を使用するようにしてください。


$ X=F$GETDVI("XDELTA$DKA0:","DEVICE_TYPE_NAME") 
$ SHOW SYMBOL X 
  X = "RZ29B" 


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